2017/10/9 紅葉東北山行・神室連峰小又山
四連休のシメは、神室連峰の小又山へ。
あわよくば、神室山まで歩いて周回しちゃう?とか思いつつ、登山口の大又口へと向かいます。
最上町の渓流公園の脇から登山口まで7kmの林道を走りますが、ここがなかなか長くて荒れ気味。
ごろ太君、珍しく、この道はしんどい!とぼやきつつも走っていくと、登山口の手前600mほどのところで沢が崩れてて通行止め。
うまい具合に、その前の路肩がかなり広くなってて、そこに駐車であります。
#5~6台は停められそう。
先行車が4台ほど停まってたのは、神室山避難小屋泊りで周回してる人達がいたのかな。
歩いてる人がいることにちょっとホッとしつつ、準備して出発。
#行動中、1組にしか出会わなかったけど。。
まずは、沢から流れ込んだ石ころやら流木やらが道をふさいているところを越えて、その先の林道へ。
大又沢沿いに伸びる林道を10分ほど歩いていくと、大又口に到着。
沢が崩れてなければ、この大又口やその先の根ノ先口まで車で入れるみたい。
ま、歩いて10分ほどなので問題ナシですが。
そしてここから山道が始まるわけでありますが
いきなりの急坂。。。
最初はシダの生い茂る湿った急斜面を九十九折りに、そして尾根に登り上げる手前では木の根がごつごつ出た急斜面をよじ登って。
細い尾根に登り上げてからも、まだまだ続く急坂。
これはかなりしんどい。
息を切らして100mほど登っていくと、一合目の標識が登場。
このまま九合目まで(八合目だけ見つけられなかったけど)ず~っと標識が立ってました。
・・・が、立ってる間隔長かったり短かったり、とちょっと謎。
ともあれ、標識が立ってると気持ち的には助けられてありがたい。
次の標識まで頑張ろう!(o^-^o)
まだまだ続く急坂の尾根道を登ります。
大きなブナの木が増えてきて、いい感じの林になってきたけど、やっぱりしんどい。
木々の隙間からは神室山と、小又山~神室山の稜線。
とても今日あれを歩ける気がしないなぁ。。。
そして一合目から200mほど登ったところで、二合目に到着。
長かった~(;´Д`A ```
激坂はとりあえずここまで。
ここからはしばらく普通の急坂を登り、三合目で869mピークを巻いて尾根上へ。
尾根上に上がってから980mの四合目までは、緩やかで明るい平和な道。
四合目を過ぎると再び急坂、そしてだんだん林が色づいてきて。
カエデやらナナカマドやらオオカメノキやらがほんのり色づいて、明るい道♪
待ってました!o(*^▽^*)o
1,060mの五合目を過ぎると、いよいよブナの黄葉が(o^-^o)
これは疲れを忘れますね~
しかも、どっしりとしたブナの木が多く、なかなか迫力ある林。
見応えあります!
紅葉の木々の隙間からは、神室山。
山頂直下の避難小屋も見える。
そんな尾根道を登っていくと、六合目の越途に到着。
ここで、西ノ又沢コースと合流。
一休みしてると、なんだか雲が増えて薄暗くなってきた感じ。
足も疲れてるし、天気も下り坂だし、てことで、今日は神室山周回はやめて小又山往復に決定。
ここまでで戻る?なんて話もあったけど、雨降ってるわけでもなし、とりあえず山頂へ向けて出発。
越途からはいったん70mほど緩やかに下り、そこから山頂まで250mを登ります。
そしてここが、ブナの紅葉真っ盛り!
越途から70m下りきったところが七合目、そこからしばらく、ゆるくアップダウン繰り返しながらのトラバース道。
地味にアップダウンが続く道だけど、紅葉のおかげで楽しく歩けちゃいました。
いや~、越途で引き返さなくてよかった(笑)
さて、そんなトラバース道を過ぎると、小又山へ向けて最後の登りに取り掛かります。
ブナ林から抜けて、笹や灌木の中の急坂は展望あり。
右手には、神室山と縦走路が見えてます。
振り返ると、越途の小ピーク。
晴れてたらもっと鮮やかなんだろうな。
灌木の中の道を登っていくと、最後は笹と草地の中の道。
ザレ気味の道を九十九折りに登って
小又山山頂、到着!
神室連峰最高峰。神室山より1mほど高いだけだけどね。
山頂はさすがに風が強くて寒いけど、灌木のかげで風を避けつつ一休み。
こちらは、お隣の火打岳。奥のとんがってるのが火打岳かな。
北西斜面の色づきっぷりがすごい。
山頂に着くのと同時に雲がかかってしまった神室山。
そこへと続く稜線も、これまた紅葉。
来年はここを歩こう。
小又山も神室山も火打岳も、雪に削られて鋭い稜線がなんとも魅力的。
眺めてるだけでも、カッコよくてドキドキしちゃう。
神室連峰、男前です。
・・・と、そんなカッコいい稜線をしばらく眺めてましたが、雲もどんどん低くなってきたので下山開始。
来た道をそのまま下ります。
越途を過ぎてからも、まだまだ続くブナ林。
急坂を下るのは大変そうだな、と思ってたけど、ふかふか積もった落ち葉ですこぶる歩きやすい。
倒木が何か所かあったけど、まぁご愛敬。
くぐったり乗り越えたり迂回したり。
二合目から先の激坂は、尾根が細いところもあり足元注意で。
危ないとこにはロープもかかってるし、最後で足も疲れてきてるので慎重に下って、無事、大又口に下山であります。
そしてここから林道歩いて駐車スペースへ歩いていくと、どうやら重機が入ったようで、行きに土砂で埋まってた箇所がキレイになってたのにはビックリ。
なかなかにしんどい道だったけど、しっかり整備されてて歩きやすいし、ブナ林がとってもキレイな道でありました。
さすが神室連峰、簡単には登らせてくれないですが、それだけにまた来たい、と思わせる道でもあり。
来年、また来よう。
下山後は、尾花沢の徳良湖温泉花笠の湯へ(350円)。
そして山形市内の栄屋分店で山形ラーメンに舌鼓、でありました(詳細は速報)。
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コメント
このところ諸事で山に行けない週末が続いていたので(毎度のことですが)行ったつもりで紅葉狩りを楽しませていただきました
中でもこの小又山(神室山との周回コース)は私も以前からずっと計画倒れになっていたので、とても嬉しかったです
八甲田・裏岩手・朝日などは王道ですが、この界隈の山は地元の方が中心なので、比較的静かなのも魅力ですよね
東北の山の紅葉はそれぞれの山に個性があって、本当に素晴らしいですね
投稿: 青空 | 2017年10月17日 (火) 22時10分
青空さん>
気合は十分ながらヘタレな紅葉レポで恐縮です。。(^^;
小又山と神室山の周回コース、かなり急坂でしたが、歩きごたえも景色も素晴らしそうです。
ここは紅葉の時期にぜひ歩きたいので、再チャレンジしたいと思ってます!
東北の山の紅葉は、ほんとにそれぞれ個性もあり、そして静かな山歩きも楽しめて、素晴らしいですよね。
やっぱり東北はいいなぁ、との思いを新たにした週末でありました。
投稿: まきchin | 2017年10月17日 (火) 23時06分