2017/9/24 紅葉の三ツ石山
紅葉の便りがちらほら届き始めた週末。
お天気パッとしない土曜日はのんびり移動日にして、日曜日に三ツ石山へ。
松川温泉から反時計回りに歩く、お初ルートに行ってきました。
大人気の紅葉シーズンということもあり、登山口は混雑が予想されたので、前夜に松川温泉登山口の駐車場入り。
駐車場のすぐそばにある峡雲荘の日帰り入浴(500円、20時まで)でほかほかあったまって、なかなか快適な夜でありました。
#登山者用駐車場は30台弱?駐車可。水洗トイレあり。
翌日、5時過ぎに起き出すと、駐車場はほぼ満車。
あとはみんな路駐やら、峡雲荘や松川荘の駐車場に停めるやら(いいのかな?)で、早速大人気の様相を呈しておりまして。
さすがは紅葉の三ツ石山であります。
さて、我らも準備して出発。
峡雲荘の脇を通って樹海ラインに出て、すぐの曲がり角のところから登山道へ。
登山口から丸森川までは、ゆる~りとブナ林の中を歩きます。
木道だったりぬかるんでたりする道の脇には、松川温泉へ沢水を引いてるホースがず~っと延びてました。
時々穴が開いてて、ごぼごぼ音を立てるのにビビったりしつつ。
予想以上に幅広だった丸森川には、仮設?橋。
キレイな水が滔々と流れてます!
そしてここでホースとはお別れ。
このあたりのブナが黄葉した頃に歩くのもいいだろな、と思いながら登っていくと
標高1,146m地点に到着。木立の隙間から見えてるのは、上倉山の東面かな。
岩壁を縁どる木々が紅葉してていい感じ♪
そこから少し歩いたところには、冷たくておいしい水がじゃんじゃん湧いてる水場が。
一息つきがてら、美味しく喉をうるおします(o^-^o)
そして、この水場から南側を見てみると
真っ赤に染まる三ツ石山!
遠くからでも真っ赤に見えてるなんて、こりゃ山頂に行ったら大変なことになってるんじゃないか?!
しかも天気も上々とくれば、足も進むってもんでしょう。o(*^▽^*)o
木の根や石ころの多い道は、ちょっとぬかるんでて滑りやすい。
足下に注意しながら登っていくと、だんだん紅葉の木々も増えてきて。
ちょうど木立が途切れたところで、大深山荘への分岐に到着。
この日は山荘には寄らずに、源太ヶ岳にそのまま登っちゃいます。
分岐から源太ヶ岳へは、開けた斜面を登ります。
草紅葉がなんともいい感じ。
眼下には、冬に下倉からスキーで来たときに越えてきた中倉山や源美沼も見えてますね♪
そんな景色を眺めつつ、開けた草紅葉の斜面を登っていくと
源太ヶ岳の標識に到着。
なぜか、一番高いところのちょっと下に標識が立ってました。
というわけで、標識のところも南側開けて大展望だけど、ちょこっと上がって源太ヶ岳のピークからぐるり展望をば。
南側には、目指す三ツ石山~小畚山の稜線。
その向こうは、秋田駒と乳頭山。
北側を振り返れば、とんがった畚岳に八幡平、茶臼岳。
奥には焼山も見えてるかな。
素晴らしい景色!
源太ヶ岳から大深岳への稜線はハイマツが多く、色づいた木々はちらほら程度。
それでも、色鮮やかに色づいている大深岳から先の稜線を見ると、なんだかもうワクワクが止まらない。
稜線をゆる~り歩いて、ハイマツの中の大深岳山頂を過ぎると
しかも、視界が開けてかなり気持ちいい。
開けた稜線歩き、最高(o^-^o)
岩手山や三ツ石山、秋田駒を眺めつつ、関東森分岐で一息ついたら、急坂を一気に200m下ります。
200mの下り、というと普通はゲンナリなんだけど。
目の前に広がる、これから歩く紅葉の斜面を眺めると、早く下ってあの斜面を登りたい!とワクワク。
そんな景色を眺めつつ、急斜面を九十九折りに下って、小畚山への登りに取り付きます。
紅葉は、いよいよここから本気モード全開。
色鮮やかで、キラキラ輝いていて。
緑のハイマツ混じりなのが、これまたパッチワークみたいでいい感じ。
こんな紅葉のトンネルも。
あたたかな紅葉色に包まれて、なんだか夢見心地。
いやはやもう、なんだかすごくてため息ばかり。
何度も立ち止まっては紅葉の斜面を眺めて、と全然前に進めませんが。
それでも一歩一歩、ザレた急斜面の九十九折りの道を登って
小畚山、到着。
松川温泉起点で、反時計回りの人と時計回りの人がちょうどここらあたりから交差し始める感じ。
というわけで。
三ツ石山目指して、緩やかな錦繍の稜線を歩きます!
赤や黄色やオレンジ色に輝く紅葉。
緑の笹やハイマツがアクセント。
何度も立ち止まっちゃって全然前に進めず、なまきchin隊。
でもこんなすごい紅葉なんだから、のんびり歩いてもいいよね、ってことでゆるゆる歩いてると、1年前に紅葉の焼石岳でお会いした方(5年前の夏にニペソツでお会いしてる)にバッタリ!
いやぁ、1年ぶりですね!
このぶんだと、またどこか紅葉の山でお会いしそうですね~なんて笑っちゃいました(^^
そんなこんなで歩いていくと、1,448mピークに到着。
三ツ石山からここまで足を延ばす、という人が結構多いみたいで、かなりの賑わいっぷり。
ここから眺める岩手山が、なんとも美しかった。
手前の斜面の紅葉も、姥倉、黒倉と連なる稜線の紅葉も鮮やかで。
それになんといっても岩手山、どっしりとしていい山容ですなぁ。o(*^▽^*)o
穏やかな稜線をのんびり歩いていくと木道が出てきて
池を過ぎれば、あとはもう三ツ石山山頂までのんびりゆる~り。
かなりたくさんの人とすれ違いつつ。
山頂の岩場の下で軽く腹ごしらえしてから山頂へ向かいます。
それにしてもすごいな、こりゃ。
いや、もっとすごかったのは三ツ石山山頂の混雑っぷりか。
奥産道からだと短時間で登れるということもあり、狭い山頂に入れ替わり立ち代わり、いやもうすごい人出。
あまりの人の多さにビックリ、さっさと下山!・・の前に、ぐるりと景色を眺めます。
源太~大深~小畚、と歩いてきた稜線を振り返ります。
紅葉のときにこの稜線を歩きたいな~、と思ってたのでした。
想像以上に素晴らしい景色の中を歩けて、満足!
というわけで、ぐるりと景色を眺めたらさくさく下山開始。
・・・と言っても、三ツ石山から三ツ石山荘への下り道は、登ってくる人とのすれ違いもかなり多く、結構時間かかりましたが。
どうにかこうにか、三ツ石山荘に到着。
トイレも大行列、ベンチも満員御礼にて、ここもさっくり通過。
小屋の前から、三ツ石山を振り返ります。
今度来るのは、また雪の季節かな?
小屋の前の湿原は黄金色の草紅葉。
こうやって、一つの山でもいろんな季節に歩くってのはいいね。
いろんな表情が見られるからね。
そして、大賑わいの小屋を後にして松川温泉へと下る道へ。
ようやく静かになった。。と思ってたら、意外と登ってくる人が多いのにはびっくり。
この時間でも、結構登ってくる人いるんだな。
ゆる~り下る道は、かなり滑りやすいしぬかるんでるところも多い。
展望もないし、ちとつまらない道だなぁ、なんて思いながらがしがし下ります。
松川温泉が近くなり、尾根上を下るようになるとツアー標識が登場。
冬はここ登るのか~、とか思いながら、最後にちょっと急になる滑りやすい道を下って
登山者用駐車場へは、ちょこっと道を登って到着。
思ったより早く下りてこれました!
それにしても、素晴らしい紅葉。
色も鮮やかだし、稜線ほぼ一面紅葉だし。
三ツ石山山頂の混雑っぷりはものすごかったけど、それでもやっぱり行く価値ありまくりな紅葉でした。
松川温泉からの道は一度歩いてみたかったとこでもあり、こんなステキなタイミングで歩けて良かったです。
下山後は、焼走りの湯(600円)で汗を流して、盛岡市内のやまなか家で腹ごしらえ。
早めに下りてこれたのが奏功し、日付が変わる前に帰宅することができました。
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コメント
お疲れ様でした。
うちらより1時間ほどの違いですね。実は私もここの周回は初めて。三ツ石山荘~松川温泉が初めてなのでした。
これだけの激混みでも、行ってよかったなと私も思いました。
投稿: イチタロー | 2017年9月27日 (水) 06時29分
イチタローさん>
イチタローさんにも未踏の道があったとは驚きです!
でもこの周回ルート、楽しいですね♪
ほんと、行ってよかった!!な一日でした~(≧∇≦)
投稿: まきchin | 2017年9月27日 (水) 21時07分
お久しぶりです。
昨年の10月初めに逆コースで歩きました。そのとき紅葉グーと思いましたが、今季はずいぶん早いのですね。すごい人出というのもうなずけます。
実は来週末にこの付近から八幡平まで縦走しようかと思っているのですが、10日後では紅葉は終わりでしょうか!?
先週末、赤石岳・悪沢岳を歩いてきました。当然榎田さんちにも。宿泊者10人ちょっと、ゆっくりお酒を飲めました(^o^)
投稿: ねも | 2017年9月27日 (水) 21時11分
ねもさん>
地元の方によると、今年は赤が鮮やか!だそうです。
毎年ちょっとずつ違う紅葉、やはりその時々で素晴らしい顔を見せてくれますね。
紅葉は数日で状況変わっちゃいますから、10日も経つと随分変わっちゃうでしょうね。。。ちなみに今時点では、藤七温泉付近が見ごろだそうです。
投稿: まきchin | 2017年9月27日 (水) 21時56分