2017/8/12-20 北海道で山・味めぐり(6日目:芦別岳)
1日目(8/12):八戸~苫小牧
2日目(8/13):帯広周辺観光
3日目(8/14):アポイ岳・襟裳観光
4日目(8/15):積丹岳・積丹観光
5日目(8/16):尻別岳
6日目(8/17):芦別岳
7日目(8/18):美瑛~幌加内~増毛観光
8日目(8/19):暑寒別岳
当初の予報では、この週の北海道は後半になるほどいい天気だったのですが。
どうもスッキリ回復せず、結局この日もぐずつきそうな予報。
それでも、ここまでずっと軽めの山歩きだったので、そろそろガッツリ歩きたくなってきたまきchin隊。
まぁガスってもいいか(もしかしたら晴れるかもしれないし!)ということで、予定通り芦別岳へ。
芦別岳に登るには旧道と新道の二つのアプローチがありますが、今回は短くて(といっても登り5時間近くはかかるけど)それほどアップダウンもない新道から。
天気もイマイチだしね。
#登山口に、旧道は整備入ってないので自己責任で、と書かれてました。
新道登山口前の駐車場に到着すると、既に5~6台ほど車が停まってました。
さすが長丁場の山だけあって、みなさんスタート早いですな。
#トイレは、この写真の奥の公園?の入り口にあり。
さくさく準備して出発。
駐車場の前にある登山口の鹿避け柵から、登山道が始まります。
登山口からしばらくは、林の中の緩やかな道。
土が踏まれてツルツルで滑りやすいところもあるけど、それほど斜度もなく歩きやすい。
虫も全然いなくて快適そのもの、ひんやりした林の中をのんびりと1時間ほども歩いていくと
呻吟坂序曲、の看板登場。
坂の名前もすごいし、序曲ってとこもなんかソソル。
どんだけ激しい坂なんだ? 序曲ってことはこれからもっと厳しいとこが出てくる?!なんて思っていたら。
キツくて呻いちゃうようなとこはナシ。。。
何だったんだ、この名前は。
そしてこの辺りから、木立が少し低くなって明るくなってきた道。
ちょっとは展望も開けるかな?と登っていくと
麓の畑たちと大雪の山並み。
山には雲かかってますねぇ。。。しかも朝より低くなってきてるような。
さて、道はここから鶯谷までちょいと急坂に。
笹薮の中の石ごろの道、でも笹がキレイに刈り払いされていて歩きやすい。
ありがたいですなぁ。
時折木々の隙間から覗く景色を眺めつつ登って
鶯谷、到着。
旧道につながる覚太郎コースの分岐がありましたが、そっちはなんだか藪だらけでした。。。
さて、一息ついたら出発。
ここから半面山までは、細い尾根上の急坂。
岩ごろだったり、木の根掴んで登るところもあるけど、だいたいこんな感じの気持ちいい道であります。
ダケカンバの道っていいねぇ。
なんか、北海道ならではって感じで癒される。
木々の隙間からは、北側の展望も。
夫婦岩かな。その向こうの尾根は、旧道のある北尾根?
そんな急坂を登っていくと、半面山に到着。
標識の下に鐘があり。
熊さんでてきませんように、とがらんがらん鳴らしてきました(o^-^o)
半面山の山頂は、南~東側の展望が開けてて、晴れてたら下界や山並みが見渡せて気持ちよさそうなところでした。
この日はガスが上がってきて展望ないので、さくさく通過であります。
半面山からはいったん30mほど下って、次のチェックポイント雲峰山までは笹原の中の急坂を登ります。
前方に見えるのが雲峰山。
その向こうの芦別岳山頂方面は、やっぱりガスの中。
半面山から下りきって、湿地帯ぽくぬかるんだところを抜けると、あとは笹薮の中の急坂へ。
最初はこんな感じで、崩壊した登山道の脇の踏み跡を辿ります。
よそ見してると、踏み外して溝にはまりそう(笑)
というのもココ、結構花がたくさん咲いていて、目が奪われる。
特にウメバチソウは、半面山から山頂までず~っとみっしり咲いてました♪
ほんと可愛らしい花です。
こんな景色も見えてくれてたりして。
晴れてたらすごい展望なんだろうな。
なかなかいい道じゃないの、と登っていくと
途中から、笹薮の中の九十九折りの道に。
足元にわしわし覆いかぶさる笹をかき分けて登ります。
これ、雨の後や朝イチだとびしょぬれになるだろな。
(と、このとき思ったことがあとで現実になるわけですが。。。)
やっぱりなかなか大変な道だ、と登っていくと、雲峰山に到着です。
晴れてれば、ここから芦別岳やその周りの岩峰が一望らしい。
が、やっぱりガスの中で展望はなし。
てことで、次いってみよー!
この稜線の先にそびえる芦別岳の姿を思い浮かべつつ。
足元は切れ落ちた岩壁!
・・・なところをずっと登るのかと思ってたら、ほとんどずっと笹やハイマツの中の道。
笹薮、ここも結構激しかった。
尾根をトラバースする道は笹を踏んづけて歩くところもあり、笹でつるつる滑りそうになりつつ。
そんでも、そんな道を過ぎると、最後はお花畑の中の岩ごろの道。
ここがキレイだった♪(o^-^o)
エゾノホソバトリカブト、タカネトウウチソウ、ハイオトギリ、ミヤマリンドウ
ヨツバシオガマ、ウサギギク、エゾグンナイフウロ、エゾヒメクワガタ
可愛らしいお花たちがたくさん!
山頂直下の花畑には熊が登場することもあるそうだけど、この日は熊さんのお出ましはなく、静かな花畑でありました。
そんなかわいいお花たちになごまされて、ザレてたり岩ごろだったりする急坂を九十九折りに登っていくと
芦別岳山頂、到着!
ごつごつした岩の山頂は、やっぱりガスの中でした。
展望は・・・
MAXこれくらい(笑)
30分くらい粘ったけど、やっぱり晴れなかった。
登ってるときは、時折青空も見えてたんだけどな。
残念だけど、登れてよかったな。
歩きやすくて楽しい道だったし、また来ましょ、てことで下山開始であります。
登ってくる方とすれ違いつつ下っていくと、花畑を過ぎてトラバース笹薮につっこんだあたりで雨がパラパラと。
止むかな?と思ったけど一向に止む気配はなく、雨具をつけたけど、半面山まで続く笹薮攻撃でびしょぬれ状態。
雨はそれほど強くなかったんだけど、やっぱり藪がかなりきいた。。。
もう一刻も早く下りたくて、帰りは休憩も取らずにさくさく下山。
久しぶりにずぶ濡れでしたわ(笑)
展望はないわ、雨に降られるわ、でなかなかな登山でしたが、それでも思ったより歩きやすくて登りごたえもあり、楽しい道でした。
結構な長丁場だし標高差もかなりあるのに。
晴れた時にまた来よう!と思える山で、よかった(o^-^o)
さすが二百名山、いい山でした。
さて、下山後は、冷えた体をあっためるべく温泉へ。
ずぶ濡れになったので、ご褒美ってことで贅沢に、ふらのラテール万華の湯へ(980円:タオル付き)。
茶色く濁った、ちょっとしょっぱい温泉がタップリ。
広くていろんなお風呂があって、しかも空いててかなりノンビリできました。
あったまった~(o^-^o)
で、ご褒美第二弾は、お風呂のお隣にある「サンタのひげ」で
ソフトもおいしいし、このメロンもかなり美味しい。
下山後のお腹に沁みわたりましたわ~
ごろ太君、皮透けるんじゃないの?てなくらいまで食べて大満足。
そうこうするうちに、下界でも本格的に雨が降り始めて。
こんなんじゃ山も天気悪いよね~とのんびり美瑛方面に移動して、この日は道の駅びえい丘のくらにて車中泊。
道の駅近くの「そば天」で、ご褒美第三弾であります。
行き当たりバッタリで入ったんだけど、結構美味しかった。
地元の人もたくさん入ってて、割と賑わってるお店でした。
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024/9/8 八幡平・八幡沼周回(2024.09.13)
- 2024/9/7 滝ノ上温泉から乳頭山周回(2024.09.11)
- 2024/8/24 霧ヶ峰・八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰(2024.08.30)
- 2024/8/10-11 北ア・立山ぐるり縦走(2日目)(2024.08.16)
- 2024/8/10-11 北ア・立山ぐるり縦走(1日目)(2024.08.15)
コメント
次はぜひ旧道&覚太郎コースで。
お察しのとおり、覚太郎コースは笹薮ドイヒーです(^O^)
ユーフレ小屋に着いたらダニが2匹右腕でお食事タイムしてました(^_^;)
日帰りで旧道から新道という人がほとんどのようですね。
投稿: katsu | 2017年8月30日 (水) 07時24分
katsuさん>
げっ、ダニ!!
覚太郎コース、行きたくない(笑)
でも旧道~新道の周回は興味アリです。
次回天気良ければ!
投稿: まきchin | 2017年8月30日 (水) 20時01分