2017/8/12-20 北海道で山・味めぐり(3日目:アポイ岳・襟裳観光)
1日目(8/12):八戸~苫小牧
2日目(8/13):帯広周辺観光
3日目(8/14):アポイ岳・襟裳観光
4日目(8/15):積丹岳・積丹観光
5日目(8/16):尻別岳
6日目(8/17):芦別岳
7日目(8/18):美瑛~幌加内~増毛観光
8日目(8/19):暑寒別岳
かんらん岩の山、アポイ岳へ。
この山の名前がつけられた固有植物も多く、いつか登りたい、と思っていた山であります。
登山口へと向かって海沿いの道を走っていると、前方にアポイ岳が登場。
右のとんがりがアポイ岳、左は吉田岳ですな。
海沿いの国道から、標識に従って山側へと登る道に入ってほどなく、登山口のアポイ岳ビジターセンターに到着。
ここまでバッチリ舗装された走りやすい道でした。
#登山者用駐車場は、ビジターセンター駐車場の先にあり。
#水洗トイレも完備。
準備している間、数組が出発していかれました。
それを追って、我らも出発。
2015年にユネスコ世界ジオパークに認定されたそうで。
知らなかったなぁ。
でもなんだか楽しそう♪
沢沿いの整備された道を歩いていくと、靴洗いの小沢を渡り、ここから登山道が始まります。
#地図には旧道と新道が書いてあったけど、新道にはロープが張ってあって通行止めになってました。
しばらくはず~っと、林の中のノンビリした道。
所々ぬかるんでるけど、かなり整備されてて歩きやすい。
大きな熊除けの鐘が所々につるされてます。
打ち鳴らすと、かなり大きな音がごぉ~んと森に響きます。
・・・こんなに大きな音がするんじゃ、熊さんもびっくりね。(o^-^o)
林の中をゆったりと歩く道には、所々にベンチや解説板が整備されてました。
カンラン岩のこととか植生のことが書いてある解説板を読みながら歩くのも、また楽し。
そうそう、五合目までの林の中には、地元の小中学生が作った俳句(アポイの自然を守ろう!的な)を載せた立て札も所々にあって、なかなか楽しめました。
そして、第5ベンチを過ぎたあたりからようやく道は本格的に登り勾配に。
滑りやすい岩がごろごろしてる道を九十九折りに登っていくと
五合目の避難小屋に到着。
レンガ造りのりっぱな小屋であります。
#小屋裏に携帯トイレブースあり
そしてここで、林の中から飛び出して一気に展望が開けます。
とんがったアポイ岳の山頂。
もしかしたらガスっちゃってるかな、と思ってたのだけど、キレイに見えててうれしい♪
というわけで、ここから山頂までは開けた尾根上の道。
岩ごろや階段の急坂を登っていくと
そして道沿いには花々も登場。
お初の花も、見慣れた花もたくさん!
前方に山頂を仰ぎ見ながら、足元に花々を見ながら。
なんかすごくいい道だなぁ。(o^-^o)
ホソバトウキ、キンロバイ、チシマセンブリ、エゾノカワラマツバ
サマニオトギリ、エゾルリムラサキ、キソチドリ、アポイマンテマ
名前にエゾやチシマやサマニ、アポイがついてる花を見つけるとワクワクしちゃう。
もうちょっと早い時期なら、もっといろいろと咲いてるんだろうな。
そんな馬の背の道をのんびり歩いて、幌満への道の分岐を過ぎると、山頂直下の岩ごろの急坂に。
振り返ると、登ってきた馬の背の道と海岸線。
標高800m程度の山なのにこの開けっぷり、そして咲いてる花はアルプスの高山植物と同じとは、なんとも不思議な山ですな。
顔を上げると、アポイ岳の北側に伸びる稜線。
手前のとんがりが吉田岳、奥がピンネシリ岳。
これ全部かんらん岩でできてるそうで。
そんな景色を眺めつつ、ハイマツ帯の中の急坂を登っていくと、山頂直下でダケカンバの林に突入。
なぜここで再びダケカンバ?なんて思いつつ登って
アポイ岳山頂、到着。
ここに来るまでの道は展望開けてたのに、山頂はダケカンバの中(笑)
そんでも、襟裳岬方面の展望が。
日高の山並みも見えるかな?と思ったけど、そちらは残念ながら雲の中でした。
さて、割と広い山頂で腹ごしらえ休憩したら、さくさく下山。
帰りは幌満お花畑に寄り道します。
こちらの道はあまり通る人もないと見えて、笹やハイマツが覆いかぶさって藪っぽい道。
がしがしかき分けながら200mほど下っていくと
幌満お花畑に到着。
以前はここにヒダカソウが咲いてたそうだけど、盗掘でほぼ全滅してしまったそう。
だからなのか時期の問題なのか、あまり花咲いてませんでした。。。
馬の背のほうが、種類も量もたくさん咲いてたな。
というわけで、さくさく先へと進みます。
幌満からは、トラバース道を歩いて馬の背に戻ります。
この道がまた、林の中の単調な道。
・・・幌満は省略してもよかったかな。花盛りの時期なら、また違うのかな。
で、馬の背に戻ったら、あとは来た道を下山。
朝はほとんど人がいなくて静かな道だったけど、下りは続々と登ってくる人たちとすれ違い。
親子連れの人たちも多くてビックリ。
まぁ、ちょっと登るだけでこの景色とお花たちを楽しめるんだもんね。
アポイ岳ってもっとひっそりとした山なのかと思ってたけど、確かに歩いてみると人気のわけがわかる気がする。
というわけで、さくさく下って無事下山。
短い行程だけど、満足度はかなり高かった!o(*^▽^*)o
また花盛りの時期に来れたらいいな。
下山後は、登山口近くのアポイ山荘の日帰り入浴へ(500円)。
浴室から太平洋とアポイ岳を眺めつつ、ノンビリ♪
~~~
そしてお風呂から上がったら、怒涛の観光&移動であります。
まずはせっかくここまで来てるので、襟裳岬へ。
えり~もの~春は~♪とか歌いながら。
いや、それにしても風めちゃくちゃ強くて寒い!
昆布干しの砂利場を抜けて、岬の突端にも行ってみました。
アザラシが生息してるそうだけど、この日はいなかった。。。てか海大荒れだし。
そうそう、襟裳岬観光センター内の食堂で、お寿司もいただきました。
ちゃんと鮨コーナーがあって、そこで握ってくれたお寿司。
ドライブインのお寿司と侮ることなかれ、身がぶりっぶりで美味しい!
大満足で襟裳岬を後にして、積丹へ向けて移動開始。
襟裳から積丹ってかなり距離あるけど。
・・・北海道って距離間隔おかしくなりますね(^^;
途中、札幌でラーメン寄り道。
「麺屋菜々兵衛」で、鶏白湯塩と名古屋コーチン醤油。
鶏白湯、めっちゃなめらか!臭み全然なくてクリーミィでするするいただけちゃう。
名古屋コーチン醤油は、香ばしくてほんのり煮干しも香ってて。ごろ太君ノックアウト。
30分ほど並んだけど、並ぶ甲斐ありのラーメンでした(人気店みたいだし)。
で、この日は道の駅スペースアップルよいちで泊。
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コメント
アポイ岳、なつかしい~
固有種と聞くと、心躍りますよね
しかし、襟裳から積丹って
ホントに端から端感がハンパないね。。。
投稿: fwix | 2017年8月22日 (火) 06時55分
うーん…
さすがはアポイ岳(^O^)
まだまだ花の季節でしたか♪
日曜日は朝方雨でしたが、何とか回復しましたね(^_^;)
山降りて襟裳岬行って戻って余市ですか(^O^)
僕はリベンジ誓って旭川空港から帰路につきました(^_^;)
投稿: katsu | 2017年8月22日 (火) 21時21分
fwixさん>
そうそう、固有種、わくわくしますよね!
アポイマンテマ見たかったので、見れてよかったです(^^
そして今回も大移動、でした。。。
でも今回は、この日の襟裳⇒積丹と、最終日の増毛⇒函館くらいじゃなかったかな?
投稿: まきchin | 2017年8月23日 (水) 00時45分
katsuさん>
アポイ岳、もしかしたらもう花咲いてないかも。。とドキドキしてたのですが、少ないながらもしっかりさいていてくれて嬉しかったです。
そしてこの日の山が、もしかしたら今回の中で一番いい天気だったかも、です(^^;
投稿: まきchin | 2017年8月23日 (水) 00時46分