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2017年7月20日 (木)

2017/7/17 三陸・海抜0mからの霞露ヶ岳

海抜0mから登る三陸の山、霞露ヶ岳へ。

201707170
山頂からは、牡蠣の養殖筏が浮かぶ穏やかな山田湾が一望。

===霞露ヶ岳===
2017/7/17(月):漉磯海岸(5:55)~▲霞露ヶ岳(8:00-8:30)~分岐(9:05)~林道(9:30)~漉磯海岸(9:50)
歩行距離:9.2km
累積登高:520m
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> 7/15 北八甲田・高田大岳

海の日連休の2日目は、北東北は雨につき観光。
3日目は太平洋沿いの天気がよさそうだったので、早朝からさっくりと、船越半島の霞露ヶ岳を歩きます。

201707172
登山口の漉磯海岸へ移動してると、山田湾の向こうに見える霞露ヶ岳から昇る朝日に出会いました。
なんてステキな眺めo(*^▽^*)o

震災復旧工事の進む大浦港を抜け、大浦の集落を過ぎて、漉磯海岸へと続く林道へ。
この林道、幅は細いけどしっかり最後まで舗装されてました。
#霞露ヶ岳神社からの道もあるようだけど、そっちは未舗装でかなり悪路だそう。

201707173
林道をずーっと走っていくと、海岸のキワで道がどんづまりになり、数台分の駐車スペースが登場。
この駐車スペース、震災の津波で被災したけど2012年に修復されたそう。
ここに車を停めて、出発です。

201707174
まずは海岸に降りて登山口へ。
ほんとに海抜0mからなのね。

201707175
取りあえず波打ち際へ。
ここだけ玉砂利の浜になっているけど、右も左もほぼ岩壁。

201707176
太平洋の荒波に打たれて、海蝕洞みたいになってるところもあり。
そこに波が打ち付けると、どどーん、と大砲みたいな音がして大きな波しぶきが上がってました。
・・・この音、登っている間中ず~っと聞こえてました。

201707177
そしてそんな岩壁には、大きく鮮やかなスカシユリがたくさん!
岩の隙間からにょきにょきと生えて花を咲かせてました。
過酷な環境だろうに、強い花ですな。

鮮やかな色のスカシユリに元気をもらって、さぁ今日も出発!

201707178
砂浜の横にある登山口から山道へ。
今まで海岸だったのが、ここで一気に山の中になります。

201707179
歩き始めはちょっと藪っぽいか?と思ったけど、なかなかどうして、結構踏まれてるし丸太の階段もあったりしてキレイに整備された道。
歩く人、多いのかな。
そういえば海岸にもたくさん足跡あったしな。

2017071710
道沿いには、陸中海岸自然歩道の標識が所々立ってます。

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標識には謎のキャラクターが。
陸中海岸自然歩道のゆるキャラかな?

2017071712
そんなゆるキャラに癒されつつ、木立の中の急斜面を九十九折りに登ります。
標高もまだ低く、林の中で風が通らず空気もこもっていて、かなり暑い!
早く尾根筋に出ないと暑くてたまらん、と急坂をぐいぐい登っていくと

2017071713
100mほど登ったところで、尾根上に。
海が見えて涼やか、それに涼しい風が吹き抜けて気持ちいい(o^-^o)
助かった!

ここから先、標高400mまではかなりの急坂が続くけど、涼しい風が吹き抜けてくれているおかげもあり楽しく登ることができました。
ずーっと暑いままだったら、修行になるとこだったよ。。。

やれやれ、と松林に囲まれた尾根上を登っていくと

2017071714
お待ちかねの眺望!
荒波に叩かれるリアス式海岸の岩壁。
これが見たかった!

2017071715
岩壁、アップ。
すぱーんと切れ落ちてるんですねぇ。
そこに打ち付ける波の音が、どどーんとはっきり聞こえてくる。

豪快ですねぇ。大迫力!

さてさて、そんな景色を眺めながら、まだまだぐい~っと登ります。

2017071716
太陽に向かって伸びる、きらきら光る海の光の道。

2017071717
こちらの道は、アカマツ林の中。
松葉や松ぼっくりを踏みながら、急坂を400mほど登り上げると

2017071718
道からちょこっと入ったところに四等三角点のある、赤平に到着。
急坂はここでおしまい!

ここで腹ごしらえ休憩したら、山頂へ向けて緩やかなアップダウンの続く道へ。

2017071719
ここまでのアカマツ林から一転、ブナやミズナラの緑が瑞々しい、気持ちいい道。
細かくアップダウンを繰り返しながら、100mほど登ります。

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木立の切れ間からは、本州最東端に立つトドヶ崎灯台が望めました。
そういえばこの霞露ヶ岳も、登山道がある山としては本州最東端だそうで。

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ゆる~り歩いていくと、漉磯への分岐標識が登場。
ここからほんの少しの登りで

2017071722
霞露ヶ岳山頂、到着!
いきなりこんな立派な看板が出てきたのでビックリ。

山頂は木立に囲まれてるけど、うまいぐあいに山田湾方面の木立が切れていて展望が。

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海岸線はまだ更地のところもあり。
それでも湾いっぱいに牡蠣の養殖筏が浮かんでいて。

2017071724
津波がきたなんて信じられないような、穏やかな海であります。

そんな海を眺めながら、いろいろ考えながら山頂でしばし一息ついたら下山開始。
山頂直下に踏み跡があったので、漉磯分岐の標識までは下らずに踏み跡を辿っていくと

2017071725
踏み跡に入ってすぐ、霞露ヶ岳神社奥宮に到着。
大きな岩がご神体なのかな。
石の鳥居には文化○年と刻まれていたので、200年以上前から建ってるんでしょうな。
信仰の山ですね~

2017071726
奥宮からは急な石段を下って登山道へ。
あとは登山道をひたすら下ります。

2017071727
ブナやミズナラやアカマツの混成林には、ところどころ大木が。
この木はいったい、何本からまってるんだろう?

よく踏まれていて歩きやすい道をゆる~り下っていくと

2017071728
道が緩やかになった先に鳥居が登場。
ここまで来ればあと一息!

鳥居の先で、広めの整備された道と、ちょっと荒れ気味の道に分岐。
整備された道を行けば、参道口で林道に下れるのだけどちょっと遠回り。
荒れ気味の道を行けばショートカットして漉磯の集落に下れる、ということで、ここは荒れ気味の道へ。

そしてこの道、どうやら林業の道の跡のようなのだけど、途中で何度も分岐していてわかりづらい。
分岐がわからず通り過ぎちゃって(太い道から細い道が分岐してて、正しいのは細い道だけど太い方に行っちゃった)、しばらく行ってから戻ったりして。

2017071729
しかも、藪!
まさかここで藪に出くわすとは。(;´Д`A ```

これで道あってるのかな?とかなり不安になりつつ、藪をかき分けて下って

2017071730
漉磯の集落の上の道に出てきたときはホッとしました。

ここからは、砂利道を歩いて舗装路に出るか、ショートカットの藪道を歩いて舗装路に出るか。
後者のほうが海岸に近いところに出られるけど、ちょっと覗いてみたらかなりの藪っぷりだったので、ここはおとなしく砂利道歩いて舗装路へ。

舗装路歩きは暑いかな、と思ってたけど、意外と風が吹き抜けて涼しくて。
気持ちいいねぇ、とのんびり歩いて

2017071731
駐車スペースに戻ってきて、この日は終了!

4時間ほどの山歩きだったけど、太平洋やリアス式海岸の眺めが新鮮で、なかなか楽しかったです。
内陸は天気悪いけど太平洋側は晴れ、なんてときにはうってつけですな。
冬もいいかも。

さて、下山後はお風呂、といきたいところだけど、この近辺には立ち寄り湯はなし。
ならば先に腹ごしらえ、ということで、少し南下して大槌町の福幸きらり商店街の鮨辰で舌鼓♪
その後、道の駅東和の日帰り入浴で汗を流してから、東北道を走って帰宅、でありました。(お寿司とお風呂の詳細は速報へ)

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