2017/3/12 阿寺山BC
さて、この日は朝からいい天気。
たっちゃん&T世さん、Hatさんと、阿寺山へ向かいます。
昨年(2016/3/13)のこの時期は、少雪と悪雪(と前夜の飲みすぎ)に惨敗だったので、個人的にはリベンジする気満々。
この日は長丁場でもあり、除雪最終地点の広堀橋に早めに向かったけど、既に先行の方の車が5台。
空いてるスペースに縦列で停めて、準備してる間も2~3台やって来てました。
・・・ここも結構人気なのね。
#広堀橋の手前には、除雪車転回?のスペースに停めてます。
#降雪直後とかは、あまり停められないかも(除雪の邪魔にならないよう、注意が必要です)。この日はわりと広め、それでも7台くらいがやっとでした。
というわけで、準備して出発。
前方に、これから登る尾根や、滑り降りる予定のジャバミ沢を眺めつつ、まずは林道を辿ります。
こちら西側斜面なので、朝日がまだ山に隠れていてちょっと薄暗い。
林道沿いに2km弱歩いたところで、中ノ沢にかかる橋を渡って尾根筋に取り付きます。
昨年は、この尾根に上がるところが雪なくなってて、難儀したんだよなぁ。。。とか思いつつ。
今年は雪タップリですんなり上がれました。
尾根に上がればいきなりの急坂。
ジグ切りつつ黙々と登っていきますが。。。風なくて暑い!すでにもう汗だくだく。
ふと左手を見れば、木立の切れ間からはギザギザの八海山が。
もっと上に上がれば、もっとすごい景色が待っている!と自分を励ましつつ。
尾根の取り付きから200mほど登り上げた標高750m付近でいったん傾斜は緩み、ここで一息。
そして、ここからもまだまだ続く急な尾根。
狭いし硬いし、やっぱりこの尾根は苦労しますね。。。
でも昨年みたいに、雪が割れてたり藪や枝が出まくってたりということは全然なく、板を外さなくちゃいけないところはないので随分マシですが。
先行の方のトレース辿って黙々と登っていくと、1,004mのポコに到着。
やれやれ、ここで狭くて急な尾根は終了。そしてようやく日もあたるようになって明るくなってきた。
ここから先は、広い斜面を登ります。
ポコの左側を巻いていくと、斜面が開けて目の前に一つ目の壁が登場。
この壁を登ってから休憩しましょ、ということで、そのまま斜面へ取り付きます。
この斜面、昨年は下地が硬くて何度も滑落しそうになったけど、この日はいい雪ですこぶる歩きやすい。
急斜面をジグ切って登っていくと、だんだん視界が開けてきて魚沼平野が眼下に♪
随分登ってきたね~、と言いつつ、壁を150mほど登ったところで
標高1,250mの平坦地に到着。
八海山の眺めも大迫力、ここで腹ごしらえ休憩。
目の前には、これから登る二つ目の壁。
無数のシュプールは、前日登った人たちのですかね。。。
ここまで登ってきた尾根上には全くシュプールはなかったので、皆さんここからジャバミ沢へと滑り込んだのかな。
さて、ここまで来ればあともう一息。
目の前のこの壁を登れば、山頂直下の穏やかな斜面だ!と気合を入れて出発。
二つ目の壁は100mほど、斜度も一つ目の壁よりも穏やかで。
しかも登っていくと、木々には霧氷がびっしり♪(o^-^o)
前日の東谷山に引き続き、ここも霧氷のブナ林、しかもパウダー!
帰りが楽しみだねぇ~、とウットリ見とれながら登ります。
う~ん、素晴らしい。o(*^▽^*)o
なんだか今日は最高な一日になりそうな予感がしまくりながら、ぐい~っと100mの壁を登り上げて
山頂直下の開けた斜面に到着!
風もなく穏やかで、あとはここをゆる~り歩くのみ、と思いながら空を見上げると、なんか太陽に暈が。。。
しかも、丸い暈だけじゃなくて、楕円の暈まで!!
・・・あとで調べたら、丸いのが内暈、楕円のが外接ハロ、だそうで。
その場ではあまりよくわからなかったけど、太陽を通して弧を描いてるのが、幻日環だそうな。
この左下にも小さな虹があり、それは下部ラテラルアーク、というみたい。
(1枚前の写真で、私らの行く先に薄~く写ってる)
こんなにいろいろ見えるのは、結構珍しいらしい。なんかすごい!!
空に巨大な目玉が浮かんでるようで、ちょっと不気味な感じもしなくはなかったけど。
そんな珍しい自然現象もすごいけど、景色もすごい。
真っ白な巻機山!
早く山頂から、ぐるりと大展望を眺めたくて(山頂からのびてる虹が、下部ラテラルアーク)。
足早に歩を進めて
阿寺山山頂、到着!
広くてまぁるい山頂からは、越後の山々がぐる~り大展望。
風もなく穏やかなので、のんびりと一休みしながら景色を眺めます。
中ノ岳から巻機山をつなぐ山々。
兎岳や丹後山、下津川山とかかな。
そして巻機山。
昨年は雲がかかっちゃって見えなかったので、今年はぐる~り見渡せて嬉しい♪
遥か向こうには、妙高火打も。
素晴らしい展望であります。(o^-^o)
ちょうど先行の方は滑り降りていった後で、我らが山頂に着いたときにいたスノーシュー登山の二人組も下山して。
しばらくは5人だけで、こんな素敵な景色を貸し切り、でありました。
のんびり過ごしてる間に、後続の方も到着したので。
山頂直下の緩やか斜面には、昨日と今日のシュプールがいっぱいだけど、場所を選べばまっさらな斜面。
しかも、雪がいい!
まるで魚沼平野に飛び込んでいくかのような。
気分爽快であります。
楽しすぎますね、こりゃ。めちゃくちゃ贅沢。
そして緩やか斜面を過ぎれば、一つ目の壁へ。
先行の方のシュプール外して、面ツル斜面に飛び込みます!
雪、いいですね~~
ちょっとしっとり気味なのが、これまたいい!
気持ちよすぎて、1,250mの平坦地まで一気に滑っちゃいました。
楽しすぎです(≧∇≦)
そしてここからジャバミ沢へと滑り込むつもりだったけど、沢の上部は斜面が急すぎて雪も不安定にて。
しかも沢底はシュプールでギタギタ、ならば沢の左岸の尾根筋を下りますか、ということで。
この尾根筋も、相当急斜面なんですけど。
まだまだいい雪がキープされていて、男性陣はテンション上がりまくり。
登ってるときには、この辺りはもう悪雪かな、と思ってたのですが。
なかなかどうして、尾根筋のブナ林は、ちょい重めながらもかなりいい雪でした。
谷を右手に見ながらのこの斜面、結構長かった。
地形見ながら450mほど滑り降りて、ようやく沢底に到着、でありました。
沢底まで降りてきたら、さすがにギタギタだし雪もざくざくストップスノー。
ここからはもうひたすら、修行雪。
ジャバミ沢に合流する細い沢筋には雪崩のデブリも。
この時期は要注意ですな。
そんなジャバミ沢を振り返ると、こんな感じ。
沢の源頭から滑り込んだり、といろいろ楽しめそうです(シュプールでギタギタでなければ)。
沢もまだ埋まっててよかった。
妖怪板つかみにひっかかりつつ修行雪を滑り降りて、標高600m付近からトラバースして登りのトレースに合流。
後は林道沿いに下って、この日は終了。
いやはや、今日は大満喫!
天気と雪と景色、と三拍子揃って、しかもジャバミ沢も滑れて、大満足の一日でありました。
また雪のいい時を狙って来よう。(o^-^o)
そんな大満足の一日は、皆様の動画でどうぞ。
≪Hatさん≫
≪たっちゃん≫
下山後は、前日と同じく金城の里の温泉へ(320円)。
その後は九日町のラーメンみつやで腹ごしらえしてから解散、でありました(ラーメンの詳細は速報へ)
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コメント
阿寺山、景色も雪も木の間隔も斜度も良くて、超気に入りました。
ホルモンも美味しかったし、最高!
毎年行きたい山ですね。
またよろしくお願いします。
投稿: Hat | 2017年3月16日 (木) 21時11分
Hatさん>
お疲れさまでした&ありがとうございました!
昨年の同時期の阿寺山は、雪なくて藪出まくりだし、上部はモナカだし、急斜面はデロデロ雪崩だし、でむちゃくちゃ大変だったんですよ~~
今年はかなりいいコンディションで、ほんと楽しかったですね♪
こちらこそ、またよろしくお願いします。
投稿: まきchin | 2017年3月16日 (木) 22時20分