2017/2/4 渋峠~芳ヶ平BC
この週末も、行き先に悩むこと悩むこと(今年はこんなのばっかり)。
木曜日までのドカ雪、金曜日はガスガス強風、そして土曜日は好天で気温も上がるとの予報。
展望楽しみたい、でもザク重雪もクラスト雪も避けたい、てなわけで、考えた行先は渋峠。
ここなら標高高いから、風が当たらないところはいい雪キープされてるだろうし、晴れれば展望はバッチリだし。
てなわけで、志賀・横手山スキー場へ。
陽坂駐車場に車を停めて、第2・第3リフトを乗り継いで横手山トップへ。
#駐車場は40台ほど駐車可。トイレなし。
#乗るリフトは、行きの第2・第3リフトと、帰りの渋峠第1ペア(合計10ポイント)。これを二人分でちょうど20ポイントなので、ポイント券(20ポイント)を購入すればOK。
第3リフトの上から振り返ると、北アルプスの大展望!
こりゃ、今日は素晴らしい展望だろな♪
かなり強い風が吹き荒れる中、横手山の山頂まで上がって、横手山山頂ヒュッテでトイレをお借りして。
名物の焼きたてパンをゲット!
あまりに美味しすぎて、その場で完食しちゃいました(笑)
というわけで、ヒュッテでほっこりあったまったら、渋峠のゲレンデを滑り降りてシールオン。
渋峠からの芳ヶ平ルートは、ほぼ横移動してから滑り降りて、最後は登り返す、という通常の山スキーとは違う構成なのであります。
まずは、国道沿いに圧雪されたルートを辿ります。
シールつけずにスケーティングで移動してるツワモノもいたけど、微妙な登りなのでシールつけたほうが楽かも。
圧雪ルートを強風にあおられつつ歩いていくと、上越国境の山々や関東方面の山々もお目見え。
よ~く目を凝らすと、富士山も!!
富士山まで見えるなんて、かなり空気澄んでるんだなぁ。
そんな澄んだ空気の先に聳える山々を眺めながらゆるゆる歩いて、国道最高地点に到着。
圧雪されてるのは、この国道最高地点まで。スノーシューハイクの方達のためでしょうね。
山スキーの我らは、ここからは斜面をトラバースで進みます。
進む先では、ツアー1パーティと3人組1パーティが東斜面ボウルへ向けて滑降準備中。
コンニチハ~、とご挨拶して、ボウルに滑り込むのをお見送り。
そして私らは、ボウルの南側尾根を滑るつもりだったので、まずはそちらを偵察。
・・・が、どうやら上部は風にたたかれてかなりクラストしてる模様。
金曜日に雪はかなり落ち着いたみたいだし、こりゃ私らも東斜面に滑り込んでみるか、ということで方針変更しまして。
東斜面のボウルにドロップ!
緩やか斜面の上部は、さすがに風にたたかれてクラスト気味。
斜面の変わり目を慎重に通過して、スキーヤーズライトの沢状地形へ。
ここはかなりいい雪溜まってた(^^
過去に大きな雪崩も発生しているこの斜面。
この日は比較的安定してました!
200m滑り降りたところで、先行のツアーパーティの方から「ブログやってますよね!」とお声かけいただきまして。
前日は芳ヶ平ヒュッテ泊、この日は渋峠ヒュッテ泊で楽しんでおられるそうで。
なんともお羨ましい限り、しばし楽しくお話しさせていただきました。
今日一日楽しみましょう♪と登り返していかれるのをお見送りして、我らもシールオン。
トレースを辿らせていただいて、ボウルのトップまで200m登り返し。
今度はちょっと違うラインを滑ってみますか、ということで。
こんな感じで、大斜面にシュプール刻みます。
・・・が、全体的にウインドクラスト気味にて、私は大苦戦。
それでも、雪が安定してないと滑れないこの斜面を滑ることができて、満足満足。
で、ここから先はボウルの南側尾根を滑りましょ、てことで尾根上まで登り上げて
この斜面を滑ります♪
尾根上とはいえ、小さな沢状地形もあって強風からは守られてる斜面も多いのがいいところ。
そういう斜面を辿りながら滑るのもまた楽し、なわけでありまして。
しかも景色も最高(o^-^o)
ボウル斜面はかなり急だったので終始へっぴり腰でしたが。
このくらいの斜度ならちょうどよく滑りやすい、しかもいい雪も溜まってる!
いやぁ~楽しい♪
雪や斜面や足前と相談しながら、よさげなところをつないで滑り降りるのが楽しい!
登り返し地点から200m滑り降りたところで、あまりにも気持ちよかったのでオカワリ決定。
100mほど登り返して、美味しいとこだけもう一本。
芳ヶ平の湿原や赤屋根のヒュッテを眼下に眺めつつ、ドロップ♪
景色もよくて、気持ちよすぎますね、こりゃ。
吹き溜まりではこんな雪煙も。
最初に滑ったボウルよりも、こっちの尾根のほうがいろいろ楽しめたかも?!
てなわけで、この日は登り返して4本も滑って満足満足。
のんびりツアーだったら、滑り降りて芳ヶ平ヒュッテで休憩して、夏道沿いに北側尾根をマッタリ登って戻る、ってとこでしょうけど。
予想以上に楽しい斜面で、こりゃ楽しまなくちゃ損損、でなわけで、ヒュッテには寄らずに登って滑って存分にがっつり楽しんじゃいました。
というわけで、そのまま南側尾根を再び登り返して渋峠へ戻ります。
登り返しながらも、芳ヶ平やその向こうの榛名山や赤城山を振り返って眺めつつ。
草津白根山の斜面からは、至る所から噴煙が。
活動活発化してるもんねぇ。。。
そして国道まで300m弱登り上げれば、日光連山や奥会津の山々、上越国境の山々も一望。
うん、展望も素晴らしい。満足満足。
国道最高地点まで戻れば、あとは圧雪車の跡を辿ってゲレンデへ。
正面に見える真っ白な山はなんだ・・?!とか思ってたら、どうやら岩菅山だそうで。
焼額から見る岩菅山はもっと木がもさもさしてるのに、こっち側はつるんとしてるのね!なんて盛り上がりつつ。
渋峠ヒュッテまで戻ってきて、この日は終了。
あとは渋峠第1ペアに乗って横手山山頂に登って、ゲレンデ滑り降りておしまい、であります。
この日はかなりいい状態の斜面で楽しかった♪
いい雪キープされてる斜面が多かったのも良かったし、展望も素晴らしかったし。
久しぶりの渋峠、存分に楽しみました!
下山後は、小布施のあけびの湯⇒イタリアンで夕食。
翌日は志賀高原でゲレンデスキー、でありました(詳細は速報へ)。
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コメント
渋峠⇔芳ケ平への斜面とは、渋いトコ選びましたね~
随分昔に草津に抜けたの思い出しましたよ
東斜面には良い雪溜まってたみたいで
ごろちゃん気持ちよくカッ跳んでますねぇ
投稿: fwix | 2017年2月 9日 (木) 07時16分
>焼額から見る岩菅山はもっと木がもさもさしてるのに、こっち側はつるんとしてるのね!なんて盛り上がりつつ。
岩菅山は焼額山方面はダケカンバなどの樹林で上州側の東面は殆ど灌木の無い熊笹でしたよ。
昨年秋裏岩菅から烏帽子岳まで往復縦走しました。
投稿: nagai | 2017年2月 9日 (木) 09時41分
fwixさん>
うちらも久しぶりの芳ヶ平でした!
前日曇ってたのと、標高高くて気温低かったのが幸いして、いい雪が溜まってました。
なかなか気持ちよかったです♪
投稿: まきchin | 2017年2月 9日 (木) 21時18分
nagaiさん>
5年ほど前に岩菅山を歩いてましたが、そういえば東面は笹薮だったなぁ。。。と思い出しました。
西面と東面で全く異なっているのが、こうやって見るとよくわかりますね!
投稿: まきchin | 2017年2月 9日 (木) 21時19分