2016/12/3 蓼科山、大展望♪
この週末も、先週と同じく土曜日は晴れ、日曜日は下り坂予報。
ならばまた、雪と展望を満喫しに行きますか、ということで、北八ツの蓼科山へ向かいます。
女神茶屋の駐車場には、端っこのほうにちょこっと雪が残るのみ。
先週降ってから全然雪降ってない(というか雨降った)もんね。
既に10台くらい停まっている駐車場には、りっぱなバイオトイレがありました。
冬季も利用可能になっていてありがたい。
気温は-2℃、思ったよりあったかいね、なんて言いながら準備して出発。
竜源橋方面へ少し道路を歩いたところが登山口。
ここから山道へ。
ふと見上げると、頭上には南八ツの横岳、赤岳、阿弥陀岳。
蓼科山の山頂から再び眺めるのが楽しみ(o^-^o)
登山口からしばらく明るい笹原の中を歩いたら、カラマツ林の中の九十九折りの道へと入ります。
こちらもすっかり葉を落として明るい林の中。
そんな穏やかで明るい林をぐい~っと登っていくと、道はいったん緩やかに。
足下は、先週の雪が踏まれて融けてまた凍った、カチカチ氷状態。
帰りにはまた融けてざくざくになってるのかな。
氷に足を滑らせないよう注意しながら歩いていくと、再び急坂へ。
今度は岩ごろの道、しかもカチカチ氷付き。(^^;
うむむ。なかなか厄介ですな。
でもまだアイゼンつけるほどじゃないし、と岩を伝って登ります。
・・・ここも帰りには融けてくれてるかな。つるつるカチカチの道を下るのはいやだもんなぁ。
そんな道を歩いていくと、標高2,120mの標識が登場。
ここで来た道を振り返ってみると
中央アルプスと御嶽!
今日は霧も漂ってないし、空気がとっても澄んでて山がクッキリ。
こりゃ、山頂からの展望も期待できちゃいますね~(o^-^o)
ワクワクしながら、再び緩やかになった道を歩きます。
前方には、木立越しに蓼科山の山頂が♪
山頂はここからまだ400mくらい上なんだよねぇ、なんて思いながら歩いていくと、いよいよ山頂まで一気に登り上げる急坂へ突入、であります。
岩と雪ミックスの急坂は凍ってるところも多いので、アイゼン装着。
岩にアイゼンひっかかって歩きづらいところもあるけど、氷の道には慣れてないし。
(アイゼンにも慣れてないって話もある。。(^^;)
それでもエンヤコラ、と高度を上げていくと
木立もまばらになり、木立の切れ間からこんな展望を眺めつつ、まっすぐ伸びる急坂を登ります。
登りながらも何度も足を停めて景色を眺めちゃう(o^-^o)
そんな道をぐい~っと登っていくと、縞枯れ地帯に突入。
これ、北八ツ独特の眺めのような気がする。
何度見ても不思議な景色だよなぁ、と思いつつ、ますます斜度がキツくなった道を登っていくと
山頂直下で、露岩地帯に出てきました。
ここからは大展望を楽しみながら、ぐる~りと山頂を巻くようにして登ります。
アイゼンを岩にひっかけないように、岩の隙間に積もった雪を踏み抜かないように。
結構気を遣うトラバース道には、ペンキ印やポールがあちこちにあって迷うところはなし。
そんな道を歩いて、蓼科山頂ヒュッテに到着。
もう冬季閉鎖の小屋の前では、みなさん一休みされてました。
小屋の前で将軍平からの道と合流し、そして山頂へ向けて一登りで
・・・が、写真を撮るのももどかしく、まずは蓼科神社奥宮にお参りしてから、だだっぴろい山頂の端っこにある方位盤を目指します。
山頂の西の端っこにある方位盤からは、北信の山々からアルプス、南八ツが一望だもんで。
そして踏み跡辿って、雪を踏み抜かないように注意しながら歩いて方位盤に到着。
早速、北から南まで反時計回りに展望をば。
妙高、火打、焼山に、黒姫、飯縄、高妻、戸隠。
火打と焼山以外は、みんな真っ黒。。。
白馬三山に唐松、五竜、鹿島槍。
鉄塔の立つ美ヶ原の向こうには、剱・立山、その手前に蓮華岳や針ノ木岳も。
燕岳や大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳の稜線の向こうには、三ツ岳や野口五郎、水晶、三俣蓮華に槍穂高。
幾重にも重なる北アの山並み!
ちょこっと離れて、霞沢岳も見えてます。
白樺湖と車山の向こうには、乗鞍岳と御嶽。
だいぶ白くなってきた。
・・・それに引き換え、車山はだいぶ雪が融けたような。
中央アルプス。
裾にふわぁ~っとかかる霞が、なんともいい感じ。
南アルプス。
仙丈ヶ岳と甲斐駒の間には、塩見岳と悪沢岳。
北岳と間ノ岳、鳳凰三山も。
そして南八ヶ岳。
編笠山に権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳。
先週歩いた天狗岳が、ずいぶん遠くに見えてる気がする。
いやもう、素晴らしい展望。
いくら眺めても飽きないし、おまけに写真を撮る手が止まりません!!
・・・ここでノンビリしたいところだけど、西風がちょっと冷たくてずっといるのはちと寒い。
山頂付近まで戻って岩陰で休憩しますかね、ということで。
真っ白な山並みを眺めつつ、踏み跡辿って山頂へ戻ります。
あぁ、なんて贅沢な眺め。
そして山頂直下の岩陰で一休みしながら、今度は時計回りに北~南東の山並みを眺めます。
空気が澄んでて、秩父や日光の山までが一望♪
まずは東信の山並み。
四阿山に水ノ塔・篭ノ登、黒斑山に浅間山。
その向こうには、苗場山や草津白根山、横手山。
浅間山の右手には真っ白な谷川岳。
平ヶ岳に至仏山、燧ケ岳、武尊岳、日光白根山に皇海山、男体山、榛名山、赤城山と、尾瀬から上州までの山々がずら~り。
北横岳の向こうには、瑞牆山や金峰山、国師ヶ岳、甲武信ヶ岳などなど。
両神山や武甲山、御座山も見えてます。
まさに360°の大展望o(*^▽^*)o
あまりにも遠くまですっきりクッキリ見えるので、試しに百名山を数えてみたら、44座!
いやはや、素晴らしい。
もう展望がすごすぎて、山座同定が楽しすぎて、2時間近くも過ごしちゃいました。。
というわけで、そろそろ下山開始。
名残惜しくて何度も足を停めつつ下ります。
心配していた雪(氷)は、だいぶ融けてざっくざく。
それでも山頂直下の急坂はアイゼンつけたまま、緩やかになる2,120m手前でアイゼン外してざくざくと。
やっぱり蓼科山山頂からの展望は素晴らしい♪
しかもこの日は空気もかなり澄んでいて遠望が利いて、ぐる~り眺める白い山並みは素晴らしかった。
今回も大満喫(^^
そして下山後は、ちょっと足を延ばして岡谷温泉ロマネットでお風呂。
そのまま道の駅 マルメロの駅ながとに移動して車中泊、でありました。
(詳細は速報)。
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