2016/9/3-4 朝日連峰北端・以東岳から狐穴へ(2日目)
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夜中に目が覚めて、トイレ行くついでに外にでて空を見上げてみると、そこには満点の星空が♪
こりゃきっと翌日はいい天気だ、と期待しながらもうひと眠り。
2日目も昼前には雲が湧いてきそうなので、日の出と同時に歩き始めるつもりで4時半前に起床。
外をのぞくと空に雲はなし、こりゃいいぞ!と朝ごはん食べて出発準備して。
またおいで!と小屋番さんに見送っていただいて、出発。
また来ますね!!
・・・が、歩き始めてすぐに日が昇り、早速足が止まっちゃいます。(o^-^o)
狐穴小屋から少し下ったところの草原が、朝日に照らされて黄金色♪
その黄金色の草原の先には、雲海に浮かぶ鳥海山と月山、村山葉山。
村山葉山、アップ。
雲も黄金色に輝いていて、なんとも幻想的でありますね~(o^-^o)
いやはや、素晴らしい夜明けであります。
前日のガスガスが、これで一気に帳消し♪o(*^▽^*)o
さてさて、張り切って行きましょう!
小屋裏の石畳の道を下って草原を歩いていくと、稜線を回り込んでザレた道へ。
ここから以東岳までの道は、笹原や草原の中ではありますが、ほぼず~っとザレザレ。
でもって意外とアップダウンあり。
中先峰まで100mほど登り、50m下ったら350m登る道。
でもこんなにきれいでのびやかな稜線なら、全然苦になりません!
視界が開けてると、やっぱり全然気分が違う(o^-^o)
稜線の右側、山形方面にはこんな雲海がたぷたぷと。
今は新潟側から風が吹いてきてるから、これ以上雲海に攻め込まれることもなさそうだけど、風向き変わったらヤバそう。。
そんなわけで歩みを緩めることなく、黙々と登って中先峰に到着。
中先峰を下ったところには池塘あり。
以東岳、だいぶ近くなった♪
ほんのり秋色の草原の稜線を歩きます。
中先峰下ってからしばらくは、こんな感じにゆる~りと、気持ちよい稜線歩き。
空は真っ青、山もクッキリ。
晴れた稜線歩きって素晴らしい。
早朝の、誰もいない静かな晴れた稜線を歩くなんて、もうこの上なく贅沢ですな。
高度を上げるにつれて、背後の稜線の先の山々がだんだんと見えてくるのも楽しくて。
もうすぐ大朝日が見えるかな、なんて何度も振り返っちゃう。(o^-^o)
さて、穏やかな草原を過ぎれば、以東岳手前の松虫岩目指してザレた急坂を登ります。
最後の一登り、と思えば足取りも軽い♪
というか、風向き変わって山形側からの風になり、だんだん雲が迫ってきている気配にやや急ぎ足気味。
ザレザレの道をぐい~っと登って高度を上げていくと、左手には飯豊連峰も見えてきた(^^
あちらからもこっちがスッキリ見えているかな?
そんな景色を見ながらぐいぐい登って、松虫岩に到着。
なんだかこの付近、燕岳付近みたいな雰囲気ね。
大朝日方面とは全然違うんだな~
そんな松虫岩を回り込んでいけば、目の前には以東岳山頂直下の最後の斜面。
あともう一息!
松虫岩から一登りで、再び以東岳山頂に到着であります。
山頂には、タキタロウ山荘泊で朝イチ登ってきた単独の方がいるのみ。
その方もすぐに戻っていってしまったので、贅沢にも二人占めの山頂♪
前日は景色眺められなかったので、今日はゆっくりと展望を楽しみます(^^
まずはこれ。
以東岳といえば、熊の敷皮の形の大鳥池でしょう。
青空映して真っ青に輝いてます♪
そしてどど~んと、飯豊連峰。
さっきはちょっと雲かかってたけど、今はスッキリ晴れてますね。
そして、どか~んと朝日の主稜線!
一番奥にはとんがった大朝日♪
なんともカッコいい稜線にウットリ見とれちゃいます。
いやぁ、雲が上がってくる前に山頂に着けて、よかった!
こんな景色を眺めながら30分以上もノンビリしていたら。
山形側からの雲がどんどん湧き上がり、歩いてきた稜線が雲の中へ。。。
やっぱり台風の影響ですかね、今日も雲が湧くの早かったな。
さて、それじゃそろそろ下山しますかね、ということで。
下りは、建て替え中の以東小屋を偵察がてら、直登コースで下ります。
山頂直下の以東小屋はこんな感じ、ちょうど土台ができたところ。
来年上屋を建てて、利用開始は再来年からの予定ってことでした。
新しい小屋、楽しみですね。
以東小屋を過ぎれば、眼下に大鳥池を眺めながらぐい~っと下ります。
笹原の中の急坂を下り、穏やかな草原を下っている間もこんな眺めが広がってるなんて、なんとも心楽しい道ですな。
笹はキレイに刈り払われているし、草原の中の道も、えぐれてしまっているところは木の枝や岩、麻袋を積み重ねてあって、ばっちり整備されていました。
ここまで整備するのは大変だろうなぁ。。。と思いながら、ありがたく歩きます。
で、標高1,450mから下は、灌木の中へ。
灌木の中は、風が通らず暑い。。。
そしてここも道がかなりえぐれてしまっているけど、バッチリ整備されていて段差に苦労するところはあまりなく。
登りでも歩きやすそう(急だけど)。
日帰り以東岳の人が登ってくるかな、と思いながら下っていたけど、誰一人現れず。
灌木の中の急坂をぐいぐい下り、少し斜度が緩くなって滑りやすい岩ごろの道を下っていくと、大鳥池に流れ込む東沢に到着。
ここからタキタロウ山荘までは、大鳥池のほとりを歩きます。
湖面すれすれを歩いたり、大きく高巻いたり、と微妙なアップダウンがあるけど、キレイに澄んだ池を眺めながら歩くのはいい気持ち。
湖面を吹き渡ってくる風は涼しいし。
ほんとにキレイな湖です。
紅葉の時に来たら、もっとすごいんだろうなぁ~o(*^▽^*)o
そんな大鳥池のほとりにたたずむタキタロウ山荘。
う~ん、これはやっぱり、紅葉を見にまた来なくちゃですな。
タキタロウ山荘の水場で一息ついたら、あとは泡滝ダムまで一気に下山。
七曲りで登ってくる何組かとすれ違ったけど、みんなタキタロウ山荘泊なのかな。
下る道はかなり暑くて、水場が出てくるたびに冷たい水で喉を潤しつつぐいぐい下って。
で、七ツ滝沢橋から先は、斜面の南西側の道なので照り付ける日差しがかなり暑くてバテバテ。
長いトラバース道を汗だくだくで歩いて
素晴らしい景色に出会えて、今回も大満喫♪
それに、これで以東岳から大朝日までの稜線がつながった、てのもうれしい。
それでも、また道を変えて季節を変えて歩きに来よう、と思った朝日連峰でありました。
で、下山後は櫛引温泉ゆ~town(430円)で汗を流して、鶴岡市内の"琴の"でラーメン(詳細は速報へ)。
帰りは渋滞もなく、すいすいと帰宅でありました。
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コメント
以東岳からの大朝日への眺めは反則です(^O^)
投稿: katsu | 2016年9月 8日 (木) 22時23分
katsuさん>
ですよね~(≧∇≦)
これを楽しみに登ったと言っても過言ではないくらい!
また行ってきたばかりなのに、行きたくなっちゃいました。
投稿: まきchin | 2016年9月 9日 (金) 20時34分