2016/9/3-4 朝日連峰北端・以東岳から狐穴へ(1日目)
この週末は、台風の動きが怪しくて直前まで行先決められず。
いくつか候補を挙げた中から、金曜夜に決定。
最近お仕事忙しいごろ太君、金曜も帰りが遅くなって出発も遅くなり、入山口の泡滝ダムには4時半頃に到着。
ほんの少し仮眠したら準備して出発、であります。
長い砂利道の林道(道は細いけど走りやすい)を走っていくと、泡滝ダムのところで舗装路になり、30台ほどの駐車スペースあり。
この日は10台くらいすでに停まってました。日帰り以東岳の人たちかな。
#簡易トイレあり
泡滝ダムの横を過ぎて舗装路を歩いていくと、すぐに登山口到着。
ここから七ツ滝沢橋までは大鳥川沿いに3㎞超、ゆるりと登るトラバース道。
ほぼず~っとこんな感じ。
所々でぐいっと登ったり、枝沢を渡ったり。
太陽昇って日が射してきてるけど、斜面の西側のこのトラバース道はちょうど日陰になっていて、涼しく歩きます。
5年前(2011/8/28-29)にここから登った時は、この道ヘビさんがいっぱいいてビビった覚えがあるんだけど、この日は(この翌日も)一匹も登場せず。
ちょびっと残念?!
途中、何か所かブナ林を通過。
ブナの緑とひんやりした空気を楽しみつつ。
1時間ほど歩いて単調な道に飽きてきたころ、ようやく冷水沢のつり橋に到着。
そしてまたまたブナ林の中のトラバース道をゆる~りと歩いて
七ツ滝沢橋に到着。
泡滝ダムからここまで、あまりアップダウンないからすいっと来れるかと思ったけど、結構時間かかった。。
さて、ここからはタキタロウ山荘へ250mほど登り上げる道であります。
七ツ滝沢沿いのブナ林の中のトラバース道は、木漏れ日が明るくて緑がキレイで、なんともいい雰囲気。
ここ、紅葉したら素晴らしいだろうなぁ~
何度も小さな沢を越えつつ歩いていくと、九十九折りにぐい~っと登る七曲りへ。
ゆる~く切られた道は歩きやすい。
それにあちこちで冷たい水が湧きだしていて、なんとも涼やかでいい感じ♪
じゃぶじゃぶ流れ出す水が、道を流れているところも多数。
水が豊富な山って、いいよね。
九十九折りの下部はそんな水じゃぶじゃぶのところが多く、登るにつれて乾いた道へ。
#所々ショートカット道ができてるけど、山肌痛めるので通行禁止、との札あり。
そうなると暑くて汗が滴り落ちてくるわけで。
何度も汗をぬぐいつつ、九十九折りの道をぐい~っと登っていくと
タキタロウ山荘の手前で七曲り終了!
こんな絵地図の標識が立ってました。
この標識から歩いて10分弱で
タキタロウ山荘に到着、であります。
いいとこに建ってますねぇ、この小屋。
目の前には、どか~んと大鳥池。
その向こうはオツボ峰かな、以東岳かな。
小屋の前からちょっと下ったところにはじゃぶじゃぶと流れる水場、そしてその先には草地のテントサイトが。
ここでテン泊なんてしたら気持ちいいだろうなぁ、なんてこと考えながら、我らは水場の脇で一休み。
一息ついたら、以東岳へ向けて出発!
タキタロウ山荘の先のコンクリ造りの水門を渡ると、すぐにオツボ峰コースと直登コースの分岐。
ここは敢えてオツボ峰コースから。
オツボ峰コースだと以東岳まで4時間、直登コースだと3時間、だそう。
このオツボ峰コース、まず450mほどはブナ林の中を登ります。
その最初の250mは、木の根がごつごつ出ていたり、土が削れて大きな段差になっていたりする急坂の道。
以前登った時は、ここがかなり急でキツかった気がしてたのだけど、今回はそれほどキツくはなかったような?
・・・最近急坂ばっかり登ってるから?(^^;
それでも、林の中の道はかなり暑い。
が、日陰だから多少マシなのであって、林から出て稜線上の道になったら暑すぎてもっと大変なんじゃないか?!とか若干怯えつつ。
ぐい~っと登っていくと、標高1,400m付近で開けた灌木の稜線へ。
目の前には三角峰、あれを巻いてオツボ峰~以東岳と気持ちのいい稜線歩きだ!と思いきや。
あれま。。。
オツボ峰も以東岳も、南側から押し寄せてきた雲が覆いかぶさっちゃいましたね。。。
西側の大鳥池の向こうの空は、こんなに晴れてるのにね。
今日はずっといい天気だと思ってたんだけどなぁ。
まぁ、風はあるし、雲のおかげで涼しい稜線歩きになっていいか!とか負け惜しみをつぶやきつつ。
草原の中の道を登ります。
石段や麻袋でキレイに整備された道であります。
ありがたい。
オツボ峰までは、こんな感じの開けた笹原や草原の道を歩きます。
オヤマリンドウやマツムシソウもちらほらと。
でももうかなり咲き終わりに近かった。
オツボ峰の手前でとうとうガスの中に突入、あとは狐穴小屋までず~っとガスの中であります。
オツボ峰の先には、こんな岩がちのところやザレたトラバースも何か所か。
晴れてたら、右手に大鳥池がよく見えるんだけどね(^^;
そんな稜線上ではすれ違う人もほとんどなく、黙々と歩いて以東岳に到着。
一等三角点のある山頂は、当然ながらガスで展望なし。
ちょいと一息ついたら、早々に狐穴小屋目指して出発。
こんな感じで、開けてザレた道多し。
晴れてりゃ問題ないんだろうけど、ガスってると道間違えそう。
踏み跡や印を見失わないように歩きます。
そして意外とアップダウンもあり。
先が見えないもんで、なにげに疲れる。。。
ウメバチソウ、イワインチン、コガネギク、(名残の)ハクサンイチゲ
花は結構咲いてました。
明日はきっと晴れる!と思いながらまっちろな稜線を歩いていくと、時折雲が流されて、右前方の景色がちらほらと。
むむ、これは寒江山?
てことは、狐穴小屋も近い?!なぁんて期待していると
小屋の前には小屋番の安達さんがいらして、お疲れさま!と声をかけてくれました。
なんともうれしいもんですよねぇ。
協力金一人1,500円を払って、我らは2階へ。
この日は1階に5人、2階に3人、と空いてて快適でありました。
で、あとはビール片手に、小屋の前で小屋番さんと単独の方と4人でおしゃべり。
朝日の山や小屋の話から、東北の山、長野の山、そして山スキーの話。
山形の美味しいラーメンの話まで、いやぁ楽しかったぁ~~
小屋の前にはじゃぶじゃぶと流れ出る水場も。
冷たくて美味しい水でした♪
#なんとトイレも水洗!!(冬季は非水洗のみ)
この日は夕暮れまでガスは晴れず、このまま暗くなっちゃうのかな、と思っていたら。
(小屋番さんによると朝もガスガス、日が昇ってしばらくして一瞬晴れたけど、昼前にはまたガスったとのこと)
日没後、ガスが晴れて以東岳がお目見え。(o^-^o)
これは明日期待できちゃいますね♪
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コメント
お疲れさまでした~
ウツボ峰、懐かしいねぇ
古寺に車デポして、taxiで粟滝まで移動
以東から朝日まで縦走したの思い出しましたよ
投稿: fwix | 2016年9月 6日 (火) 23時25分
直登コースは結構急だよね? 最近急坂ばかりには爆笑です。
9月というのに、こんなに花が残っていてラッキーでした。私の朝日は夏3回なので、次回は紅葉のシーズンかなと思っています。
狐穴小屋の小屋番は安達さんと仰るのですね。空いているときにゆっくりお話してみたいです。海の日3連休に伺ったときは、当然ですが混み合っていて……
でも翌日の天狗小屋は空いていて、小屋番の石川さんを囲んでの宴は昼すぎから延々と。私も含めて全員、再訪を誓わされました(笑)
投稿: ねも | 2016年9月 7日 (水) 11時45分
こんにちは。
仮眠ほとんどなしで狐穴までですか(^_^;)
翌日晴れたようですし、
ガスって結果オーライかなぁと(^_^;)
僕はピーカンの8月にオツボ峰の手前で思いっきりバテた思い出があります(>_<)
朝日また行きたいなぁ(^O^)
投稿: katsu | 2016年9月 7日 (水) 12時26分
fwixさん>
古寺から泡滝までタクシー移動!!
そら大変でしたねぇ~
でも、ガッツリ縦走はいいですね♪
投稿: まきchin | 2016年9月 7日 (水) 22時25分
ねもさん>
いつも登るのはオツボ峰コースで、直登コースは登ったことないのですが。。。
でも、直登コースは結構急ですよね(^^;
紅葉シーズンの朝日も行ってみたいのですが、混雑必至にて・・
でもいつかは行きたいですね♪
投稿: まきchin | 2016年9月 7日 (水) 22時27分
katsuさん>
はい、今回は結果オーライでした!
・・・それにしても8月のオツボ峰はめっちゃ暑そうです(><)
涼しくなったころにまた行かねばですね!!
投稿: まきchin | 2016年9月 7日 (水) 22時29分