2016/9/24 紅葉の月山へ
この週末は、ほんとは北アルプスの稜線歩きに行くつもりだったのだけど、なんだか天気予報がイマイチ。
直前まで悩みに悩んで、東北に転進、であります。
(結局北アも天気良かったみたい。。。)
土曜日の行先は、月山。
どうやら北斜面の紅葉がいい感じらしい、ということで。
12年前に初めて月山を歩いた時と同じ、月山北側八合目からの羽黒コースを歩きます。
八合目の駐車場には夜中に到着してちょっと仮眠。
天気はどうかな・・と起き出してみれば、八合目は雲海の上、そして頭上には青空!
こりゃ、紅葉を見るにはいい天気になりそうですな。
いそいそと準備して、出発です。
150台駐車できるという駐車場にはまだ車もまばら、朝のうちはノンビリ静かな山歩きが楽しめそう。
#駐車場にはトイレも完備。
レストハウスの裏から弥陀ヶ原の木道へ。
湿原の中の道は、最短ルートと、御田原参篭所経由のルートと、弥陀ヶ原周回ルートの3つがあるけど、行きはとりあえず最短ルートへ。
木道の両脇には、朝日を浴びて黄金色に輝く湿原。これがまた、この上なく美しい♪
でもって、朝露に湿った木道がめちゃくちゃ滑る!!
青空映して真っ青に輝く池塘の先に御田原参篭所、そしてその向こうには鳥海山。
いい眺め(o^-^o)
弥陀ヶ原の木道が切れたところからは、ひたすら続く石畳の道へ。
笹やナナカマドの中、ゆる~り登っていきます。
振り返ると、弥陀ヶ原に鳥海山。
登りながら、何度も眺めちゃう。
のんびりゆる~り高度を上げていくと、目の前に見えていた斜面をトラバースする道へ。
そして紅葉エリアがだんだん近づいてきたような?
そんな道をぐいっと登り、仏生池小屋手前の1758ピークを回り込んでいくと
おおおっ、仏生池小屋裏手の斜面が凄いことに!
ほんのり色づいてる程度かな、とか思ってたけど、目の前にいきなり開けたこの斜面にはビックリ。
その鮮やかな斜面、アップ。
まるで錦のタペストリーみたい。o(*^▽^*)o
いやぁ、こりゃすごい!
これからあの斜面の紅葉の中を歩くんだなぁ、とワクワクしながら歩いて、仏生池小屋に到着。
ロケーション抜群のこの小屋の前でちょっと一息。
甘酒やおでんにも心惹かれつつ。
#小屋前のトイレ入ったら、バイオトイレでめちゃくちゃキレイなトイレでした。。さすが月山。
さて、一息ついたら紅葉の斜面へ。
オレンジ主体の紅葉の道を登ります。
黄色からオレンジ、朱色、赤、と色を変えつつ紅葉している木々。
太陽の光にキラキラ輝いてます♪
何度も立ち止まって振り返って、ゆっくり紅葉を眺めながら。
なんて贅沢!o(*^▽^*)o
紅葉越しに眺めるのは、月山の東斜面。
ゆるやか~に広がる広大な斜面であります。
いやもう、自然と顔がほころんじゃいますね。
残雪や新緑も、花もいいけど、紅葉もいい!
もう、全然前に進めません。o(*^▽^*)o
だって紅葉がキレイすぎるんですもん。
前後を歩く人たちもみんな同じと見えて、同じようなところで立ち止まったり、とほぼ同じペースでゆっくりノンビリ。
月山の山頂はなかなか見えないけど、ゆるやか~に伸びる稜線の道が目の前に。
こっち側から登ると、こんなに穏やかで優し気な眺めなんですねぇ。
そしてこのコース上で唯一?の急坂、岩ごろの行者返を登れば、山頂まではあと一息。
稜線に向けて、ゆるゆるのんびり。
ここから先は草原の中の道だけど、左手に広がる東斜面は錦色♪
こんな感じで。
紅葉もウットリだけど、滑ったら楽しそうだなぁ、なんて思ってさらにウットリ(笑)
そして大峰の先で稜線に上がると木道登場。
このあたりには紅葉している木々はなく、草紅葉の湿原を歩きます。
チングルマやハクサンフウロ、ハクサンイチゲやトウウチソウの葉っぱも紅葉してました。
中には、間違えて咲いちゃったチングルマやハクサンイチゲもちらほらあり、なかなか面白い光景。
そんな木道を歩いていくと、石ごろの道へ。
山頂手前で、登山道を離れて稜線へと上がる踏み跡を辿っていくと
一等三角点♪
山頂に立つ月山神社の裏手に設置されてるんですねぇ。
ここから神社まで、稜線上に踏み跡はついてるけどロープが張られていて進入禁止。
なので、登山道に戻ってゆる~り歩いて
月山神社、到着。
神社の社務所はもう閉まってました。頂上小屋の営業もこの週末までとのことだったし、そろそろ冬支度なんですねぇ。
というわけで、神社にお参りを済ませたら、姥ヶ岳方面の景色を眺めに少々足を延ばします。
牛首から登る道の急坂が終わるところから、姥ヶ岳方面を眺めます。
ちょうど雲が湧いてきているけど姥ヶ岳は雲の上。
湯殿山や北品倉尾根は雲に隠れたり頭を覗かせたり。
・・・こっちもなかなかいい色合いですな。
雲海の上には、朝日連峰や飯豊連峰も顔を出してました。
月山から見る朝日が思いのほか近くて、改めてビックリ。
こんな景色を眺めながらちょっと腹ごしらえしたら、山頂へ戻ってゆる~り下山開始。
頂上小屋の裏の池塘の向こうには、村山葉山。
今にも雲海に沈みそう。
ここもまたすこぶるキレイな湿原でありました。
湿原と紅葉と青空。最高の取り合わせ。
そして下山時は、続々と登ってくる人たちとすれ違いながら来た道を下ります。
割と狭いところも多いので、すれ違うたびに立ち止まりつつ。
木道を歩いていたら、ブログ見てます!とお声かけいただいて、ちょっとおしゃべりしたりして。
あとで知ったけど、この日の月山には知人も登っていたようでした。
さすがは紅葉期ですな。
のんびり歩いて木道を過ぎ、石畳の道を下っていくと、再び鮮やか紅葉ゾーンに突入。
行きとは日光の当たり具合が違っているので、これまた雰囲気変わって楽しかったりして。
朝よりも鮮やかに輝いてる気がする。。。
このクッキリはっきりした色がいいですねぇ。
ごろ太君、鮮やかな紅葉に何度も足が停まってしまって、なかなか前に進めませんが。
折角の紅葉だもの、ゆっくり下りましょ、てなわけで、存分に紅葉満喫であります。
そして仏生池小屋までは紅葉の中なので楽しく下ってきましたが、そこから先が意外と長かった。
こんなに長かったっけ?とか思いながら歩いて、ようやく弥陀ヶ原に到着、です。
行きは最短ルートを歩いたので、帰りは御田原参篭所を回って歩く、ちょっと寄り道ルートへ。
こちらは木道ではなく、大半が石畳の道でありました。
こういうのを見ると、信仰の山なんだなぁ、て思いますね。
いつか機会があれば、湯殿山神社からも登ってみたいところであります。
参篭所を過ぎれば、あとは木道をゆる~り下って駐車場に到着。
行きはガラ空きだった駐車場も、帰ってきてみれば満車で路駐の列。
やっぱり混むんだな、と実感。
・・・でも、のんびりゆったり歩いてあんなにキレイな紅葉や景色を眺められるなんて、そりゃ登らなくっちゃ、であります。
以前、山でお話しした方に、月山の紅葉はとってもキレイだよ、と言われて以来機会を覗っていたのですが、ちょうどいい時に来れてよかった。
初めて月山を登った時の道を再び歩くことができたのもよかった。
てなわけで、大満足な山行でありました。
そして下山後は、鶴岡市のくしびき温泉ゆ~Town(530円)で汗を流して、同じく鶴岡のラーメンや「龍上海」で腹ごしらえ。
詳細は速報へ。
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コメント
北月山だったのね
未だ足を踏み入れた事がありませんよ
春にスキーで抜けたいと思いつつ
紅葉の時期も良いですなぁ~
でも、金曜の晩に辿り着くには大変だね。。。
投稿: fwix | 2016年9月28日 (水) 07時01分
時間差でお会いできず残念でした。
でも、初々しい紅葉が堪能できて幸せでしたね。
北側の紅葉の方が綺麗そうですね。
投稿: えいじ | 2016年9月28日 (水) 08時29分
fwixさん>
はい、北側からの月山でした!
紅葉、めっちゃキレイでしたよ~(^^
来シーズンは月山北側までスキーで抜けましょうね♪
投稿: まきchin | 2016年9月29日 (木) 01時01分
えいじさん>
お会いできず残念でした。。。
でも、キレイな紅葉を眺めることができてほんと幸せでした(^^
人も多かったけど、やはりいい山はいつ行ってもいいですね♪
投稿: まきchin | 2016年9月29日 (木) 01時04分