2016/9/10 初秋色の爺ヶ岳へ
この週末も、またまた微妙な天気予報。
土曜日は晴れ、日曜日は雨降りそうな予報だったので、土曜一本勝負で久しぶりの長野の山へ。
お手頃で景色もよいところ、ということで爺ヶ岳へ登ります。
#結局、日曜日もお天気もったみたいでしたが。。。
扇沢の駐車場には夜中の2時半頃に到着したけど、無料の市営駐車場はすでに満車(市営第2駐車場は空いてたけど)。
ならば、と有料駐車場に停めて仮眠して、5時過ぎに出発であります。
#このほかには、柏原新道登山口の前に10台弱のスペースあり。
#以前は柏原新道登山口の近くにも駐車場があったけど、今は砂防ダム工事の資材置き場になってました。
#登山口にはトイレがないので、私としては有料駐車場に停めるのが安心。
有料駐車場から柏原新道登山口へは、道路脇を歩いて15分弱。
スノーシェッドを抜け、橋を渡ったところから登山道へ。
石を積み重ねてキレイに整備された道を登ります。
段差もそれほどなく、すこぶる歩きやすい!
ぐい~っと登って高度を上げていくと、木立の切れ間からは扇沢駅や針ノ木岳、蓮華岳♪
あっちのほうはあまり行けてないから、今度久しぶりに歩きたいねぇ、なんて言いつつ眺めます。
その右手には、岩小屋沢岳に赤沢岳、鳴沢岳。
登りながらこんな景色を眺めることができるのも、この道のいいところですな(^^
道の途中には、木のベンチがあったり、扇沢駅を見下ろす駅見岬があったり、ケルンがあったり、とちょいちょいポイントが出てきて面白い。
登るにつれて、ちらほらと色づき始めている木も登場。
でもまだまだ早いかな。
時折稜線上の種池山荘をちらちらと仰ぎ見つつ、石段の道をぐい~っと登っていくと、標高2,100mあたりで水平道へ。
そんな水平道には「石畳」の標識が。
その名の通り、整備された石畳の道。
石がキレイに積まれてて、かなり整備入ってるんだろうなぁ、という感じ。
そんな水平道をずい~っと歩きます。
外にも水平岬やら包優岬やら、小尾根を横切るところで標識が登場。飽きません。
そんな道をゆる~り歩いてアザミ沢を越え、ちょっとガレ気味のトラバース道を過ぎると、あとは種池山荘まで150mほどぐいっと登る道。
明るい木立の中の道を登っていくと
見上げる草原にはチングルマの綿毛がびっしり、銀色に輝いてます!
こりゃすごい、一面に咲くチングルマも見てみたい(^^
そんな草原を眺めながら最後の坂を上り上げて、種池山荘に到着、であります。
思ったより早く着いたので、小屋の前で景色を眺めつつしばしノンビリ。
小屋の前には、どか~んと針ノ木岳と蓮華岳。
針ノ木の右側には薬師、左側には水晶岳も。
大町方面は雲海の下ですが、その向こうには南アルプスに八ヶ岳。
富士山もうっすらと見えてました。
そんな小屋の前で40分ほどノンビリしたら、爺ヶ岳へ向けて出発。
小屋裏はチングルマの綿毛だらけの道。
そこを過ぎれば、灌木の中の稜線歩きであります。
なんとなく稜線が色づいてる、気がする。
あと2週間もすれば、鮮やかな紅葉の稜線になるかな?
登山道沿いにも、ちらほらと色づいてる木々が。
太陽の光にキラキラ輝いてますね♪
いい色だなぁ~(o^-^o)
そして、おあつらえ向きに色づいた灌木の向こうには、どっしり聳える鹿島槍も登場!
冷池山荘も見えてます。
稜線をゆる~りと登り上げ、振り返ればこんな景色。
オレンジ色の屋根の種池山荘の向こうには、立山・剱。近い!!
爺ヶ岳への稜線からの眺めは、ほんとに天下一品でありますなo(*^▽^*)o
そんな景色をウットリ眺めつつ、ちょいザレ気味の道を登ります。
南峰をトラバースするようについている登山道から分岐して、山頂へと伸びる踏み跡を辿っていくと、爺ヶ岳南峰に到着。
山頂から眺める針ノ木岳、蓮華岳。
さっきまでは見えなかった赤牛岳も顔を出してくれました。
そして蓮華の左側には槍穂も♪
こちらは大町方面。おもしろい形の雲が浮かんでますな。
だいぶ雲が上がってきちゃいましたね。。。
これはお隣の爺ヶ岳中峰と北峰。
今日は、中峰までは行きますよ!
その稜線の向こうには鹿島槍。
なんだか怪しげな雲が、東面から湧いてきてますけど。。
そしてこちらは、登りながら何度も振り返って眺めた立山に剱岳。
この角度から見るのは久しぶり。(o^-^o)
いやはや、素晴らしい。
そんな景色をノンビリ眺めたら、南峰からいったん登山道に戻り、少し下って登り返して中峰へ。
中峰も、登山道からは離れて踏み跡を辿って登るので(中峰への標識あり)、冷池山荘を目指してる人は寄り道せずに素通りする人が多いみたい。
でも我らの目的地はココですから、というわけで岩ごろの踏み跡を登っていくと
山頂から南峰方面を見ると
お、だいぶ雲が上がってきた。
さすがに10時近くなると、もう雲が出てきちゃいますね。
鹿島槍もこんな感じにもっくもく。
東側は雲だらけだけど、西側は晴れてるのが面白い。
ここでノンビリしててもいいけど、どんどん雲が上がってくる気配にて。
いったん小屋まで下りますか、ということで、さっくり山頂を後にして来た道を戻ります。
南峰を巻いてザレ道を下るまで、立山・剱方面はキレイに見えていてくれました。
さて、南峰へ向かって登り始めた頃にはそれほど多くなかった登山者も、下る頃にはかなり多くなってすれ違いばかり。
さすがは人気の登山道、なぁんて思いながら小屋を目指して下っていると、T世さんにバッタリ!
一緒に登ってこられたたっちゃんは小屋までで、T世さんは南峰まで行って来られるとか。
T世さんを見送って、我らはそのまま下って小屋近くのたっちゃんと合流して一休み。
休んでる間、稜線には雲が流れてきて真っ白になったり、一瞬晴れて山並みが覗いたり。
これはこれで飽きない眺めですな。
そして、しばらくして戻ってこられたT世さんと合流して下山開始であります。
大きなザック担いで登ってくる、種池泊と思われる方とすれ違いつつ下ります。
途中、見上げる斜面はほんのり秋色。
紅葉の北ア稜線にまた来れたらいいな、と思いつつ、おしゃべりしながらさくさく下ってこの日は終了であります。
お手頃だけど素晴らしい展望も楽しめて、大満足♪
やっぱり北アはいいね、山並みの迫力がすごい!
ほんのり秋色の稜線も見られて良かったです。
下山後は、黒部観光ホテルで立ち寄り湯⇒たっちゃん&T世さんと安曇野でピッツア(詳細は速報へ)。
この日は道の駅安曇野ほりがねの里に泊まり、翌日のんびり帰宅、でありました。
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コメント
こんばんは。
正面に鹿島槍、そして富士山から頸城まで大展望のジジは本当にいい山ですね(^O^)
柏原新道も歩きやすくて安全で、
いつも種池山荘の方には感謝です
(ヘロヘロで下山道に使うことが多いので余計に(^_^;))。
前に南峰山頂でダラダラしてたら…
登ってきた小学生の女の子が鹿島槍を指差して
゛猫ちゃんかわいい~゛
って…
思わず吹いてしまいました(^_^;)
子供の発想力ってすごいですね(^O^)
投稿: katsu | 2016年9月13日 (火) 21時56分
katsuさん>
こんばんは。
ジジさまは、ほんといい山ですよね。
今回久しぶりに歩いて、実感しました。整備していただいている種池山荘の方にはほんと感謝です。。。
鹿島槍=猫ちゃん、な感覚、ステキです♪
そういう感覚がいいなぁ、と思う気持ちもなくさないようにしなくちゃ!と改めて思いました(≧∇≦)
投稿: まきchin | 2016年9月13日 (火) 23時14分