2016/8/6-7 朝日岳・雪倉岳ぐるりっぷ(2日目)
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明るくなってから歩き始めるつもりで3時半頃に起き出すと、周りのテントの人たちは既にほとんど起きていて出発準備中。
みんなすごいなぁ、なんてノンビリしながら支度して、5時少し前に出発です。
朝日が射す前の、雪倉岳と白馬岳。
今日もいい天気♪(o^-^o)
朝日小屋からは、まずは水平道を歩きます。
意外とアップダウンある道だけど、そう思って歩けば、まぁ山のトラバース道ってこんなもんだよね、て気もしたり。
前方の雪倉岳や白馬岳に朝日があたるのを眺めながら歩きます。
水平道は朝日岳の南西~南側についてるので、まだ朝日は射さず。
でもおかげで、しばらく涼しいままでいられるのでありがたい。
アップダウン繰り返しながらトラバース道を歩いていくと、次第に道は林の中へ。
池塘もたびたび登場。
池塘を囲む斜面には、花がわしわしと咲いてます。
これはオニシモツケかな、いろんなとこで大群落になってました。
ヒメウメバチソウ、ミソガワソウ、タカネトウウチソウ、ミヤマタムラソウ
いろいろ咲いてますo(*^▽^*)o
登ったり下ったりしながら歩いていくと、だんだん南向きの斜面に入ってきて日も射してきた。
池塘がある場所は、いつもならこの時期はまだ残雪があるのですが、今年は全く雪はなし。
朝日岳への道を左に分けて木道を歩いていくと、池塘が散らばる小桜ヶ原へ。
正面には、これから登る雪倉岳がどか~んと。
・・・でかいっすね。(^^;
小桜ヶ原の先の水場で水補給して一息いれたら、まだまだこれからが本番、と気合入れなおして歩きます。
赤男山の南西斜面をトラバース気味に下って細い水場を過ぎれば、ここからが雪倉岳への本格的な登り道。
目指す山頂は、ここから600m登り上げた先に。
がんばるぞ!!
背後に朝日岳と赤男山、そして歩いてきたトラバース道を見下ろしながら、ザレた九十九折りの斜面を登ります。
ザレザレの道には花もあまりなし・・・なんてことはなくて。
タカネミミナグサ、クモマミミナグサ、ホソバツメクサ、ミヤマムラサキ
小さな花々があちこちに群生中。
高山っぽくなってきた!
そうして斜面を九十九折りに150m登り上げると、尾根を乗り越えて、しばらくは斜面をトラバース。
ここがまた、いい感じに花畑。
青空と、緑の斜面と、色とりどりのお花たち。
シモツケソウの濃いピンク色が、アクセントになってますなo(*^▽^*)o
トラバースしながらもゆる~りと登り上げる道から振り返ると、赤男山の向こうには、前日歩いた五輪尾根と朝日岳。
そして眼下の斜面は、なんとも気持ちよさそうな。。。
トラバースで100mほど登り上げると、山頂北側の尾根上へ。
ここから山頂までは、あと350m。。。まだ長いな。
尾根の左手には、雪倉岳の北斜面。
ここもまたなんとも気持ちよさそうな。。。
こんな景色を眺めながら尾根上を登っていくと、だんだんと東側からガスが湧いてきて。
でも、真っ白になることはなかったのは幸い。
かえって、ガス混じりの風が涼しくていい気持ちだったりして(^^;
シロウマアサツキにハクサンシャジン。
道沿いに咲く花々にも癒されつつ。
マツムシソウ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマコゴメグサ
秋の気配濃厚な道であります。
さて、最後の一登り。
歩いても歩いても見えてこなかった山頂だけど、ここまできてようやく見えてきた!
(ほんとの山頂はまだ見えてないけど)
朝日岳にもガスが湧いてきてますね。
そんでも、だいぶ登ってきた!
ふと見ると、足元にコマクサが。
まさかここで見られるとは思ってなくて、ちょっと儲けた気分♪
風に吹かれつつ、花に癒されつつ。
最後のザレ斜面をぐい~っと登り上げて
ようやく雪倉岳山頂に到着!
山頂では、白馬岳方面から来た人や朝日岳から登ってきた人が一休み中。
だってこの景色ですから♪白馬岳に剱岳も見えてます!
登ってる間にガスが湧いてきたときには、こりゃ山頂はガスガスかな、とちょっと覚悟してたのですが。
いい感じに晴れてくれて、素敵な景色を眺めることができました。(o^-^o)
雪倉岳からの眺めは、天下一品♪
雪倉岳の山頂標識にもご挨拶。
一年前に続き、晴れた山頂にまた来ることができてよかったo(*^▽^*)o
そんな山頂で、景色眺めながらノンビリ一息。
これからまだまだ長い下りが待っているかと思うと、なかなか腰を上げられませんが(^^;
いや、まだまだ長いから、早く腰をあげなくちゃ!というわけで。
30分ほど足を休めたら、出発!
それにしても前方にはすごい景色でウットリしちゃいますね。
雪倉岳から下る道では、登ってくる人とのすれ違いも多し。
挨拶交わしながら、避難小屋まで下ります。
下る途中には、ユキクラトウウチソウやムカゴトラノオ、ハクサンフウロの花畑もあり。
ぐい~っと雪倉岳避難小屋まで下ってくると、マツムシソウの花畑が出迎えてくれました。
さて、ここからは鉢ヶ岳のトラバース道。
アップダウン多く、登り基調のトラバース道はなかなかしんどい。
しかも暑い。
最近まで雪が残ってた窪地には、チングルマやハクサンコザクラの大群落。
春から秋まで、いろんな花々が楽しめる道ですな(^^
そんなトラバース道をぐい~っと歩いて、鉱山道への分岐に到着。
朝日岳方面から前後して歩いてきた方は、ほとんどみんな直進して三国境のほうへと登って行っちゃいましたが。
我らは初志貫徹、今回は鉱山道を下ります!
下り始めてしばらくは、雪倉岳を正面に眺めながら黒ザレの道を下ります。
踏み跡もまばらだけど、赤テープやペンキ印がたくさんつけられていて迷うことはなし。
尾根上のザレ道は下るの容易だったけど、沢筋のトラバースに入ると崩れているところも多く、ちょっと藪っぽいところもあり。
なかなかしんどいなぁ、と思いながら250mほど下っていくと
冷たくて美味しい水がこんこんと湧き出る水場に到着。
「うまい水」って書いてある通り、ここの水は美味しかった!
たらふく飲んで補給して、下山再開。
渡渉は2度ほど。
水量少ないんで全く問題ナシだったけど、雨の後はどうなっているのやら。
外にも枝沢を渡る箇所も多く、大雨の時はキビシイかも?
そしてこの道、細いトラバース道がず~っと続いて、なかなかしんどい。
しかもザレザレで足元注意だし。
前後して歩いてた単独のおじさんと、いやぁ地味にキツイですねぇ、なんて話しながら下ります。
それにしても暑い。。。
沢沿いだから涼しいのかと思いきや、大半は灌木の中の道で空気がこもって暑かったのがやや計算外。
もっと、うまい水を汲んどきゃよかった(^^;
景色も変わらず、もうひたすら黙々と歩くだけの道。
途中、トラバース道から涸沢の中の道になり、そこも抜けて道幅広い林の中を下っていくと
ここからは、ザレた斜面をちょいとトラバースで登り、滝見尾根の道に合流。
展望台への道だけあって、歩きやすく平坦に整備された道。
平坦すぎてちと飽きてきたけど。
そんな道を30分ほど歩いていくと、ようやく蓮華温泉から兵馬ノ平に下る道に合流であります。
は~、長かった。。。
これなら、三国境へと登り上げて、小蓮華岳を越えて蓮華温泉に下る尾根ルートを来たほうが気分的に楽かも?!
(いや、そっちもアップダウンがシンドイか。。)
あとはゆるゆると木道を、そして砂利道を歩いて、蓮華温泉ロッジに到着。
長い道のり、充実感あったけど疲れた!!
蓮華温泉ロッジのお風呂はかなり混んでいそうだったので、そのまま道の駅小谷に移動して温泉&腹ごしらえ。
長い一日でありましたが、天気と展望と花に恵まれてガッツリ歩いて、大満喫であります。
夏山、バンザイ!!
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コメント
夏山バンザイ\(^ー^)/
投稿: katsu | 2016年8月10日 (水) 11時48分
katsuさん>
ですね♪
バンザ~イ!
投稿: まきchin | 2016年8月10日 (水) 21時13分