2016/8/11-14 南アルプス・笊ヶ岳~白河内岳縦走(1日目)
1日目(8/11):椹島~笊ヶ岳
2日目(8/12):笊ヶ岳~伝付峠
3日目(8/13):伝付峠~奈良田越~笹山~白河内岳
4日目(8/14):白河内岳~笹山~奈良田越~伝付峠~二軒小屋~椹島
今年の夏休みは、笹山以南の白峰南嶺歩き、がテーマ。
椹島から入って笊ヶ岳~笹山~農鳥岳から熊ノ平、蝙蝠岳とぐるりっぷするか、老平から登って北岳あたりまで北上するか。
天気予報ともにらめっこしながら、エスケープルートも考えつつどっちにするか直前まで悩んでましたが、今回は椹島から。
畑薙の臨時駐車場には朝2時頃に到着しましたが、既にほぼ満車状態。
さすが、山の日&お盆休み!
#駐車場に簡易トイレあり。
椹島へのバスの始発は7時半だけど、この日も早めの増発便が出るでしょう、と5時前にバス待ち行列へ。
私らは先頭から10人目くらいに並んだけど、後から後から続々と並び始めて、最終的には水場の先の道路がカーブしているところまで並んでました。
100人以上はいたかな。
バスを待っていると、車も後から後から続々と。
6時前には満車になってたかも。
#下山してきたら、路駐の列がかなり先までできてました。。
で、お待ちかねのバスは6時半頃に2台やってきました。
我らは無事1台目で椹島へ。
#特種東海フォレスト運営の小屋に1か所以上泊まる人のための送迎バスです。
#乗車料金3,000円は、宿泊時に引いてくれます。帰りは宿泊時のレシートがないとバスに乗れないのでご注意。
椹島に到着すると、山の日記念ってことで、焼き鳥1本11円で炭火焼き中!
安全祈願ってことで、こりゃいっとくしかないでしょう~
さて、焼き鳥で景気づけしたところで出発。
千枚岳の登山口を過ぎ、滝見橋を渡ったところの右手が笊ヶ岳の登山口。
ここから山頂までは標高差1,600m。
気合入れて行きましょう!
しばらくは、急斜面の尾根上をぐい~っと登ります。
苔むした岩がごろごろしてたりして、いかにも南ア南部な道。
鉄塔過ぎると少し傾斜が緩くなり、細いコル部を抜けると再び急斜面へ。
久々の重荷がずっしりきますな。
最初に急ぐと膝壊すので、ゆっくりゆっくり登ります。
踏み跡も薄い道だけど、ピンクテープや印ははっきりしているので迷うところはなし。
空気もひんやり涼しくて、登るにはいい感じ。が、荷が重い。。
700mほどもこんな道をぐい~っと登り上げていくと、ようやく道が緩やかになってヤレヤレ、であります。
それにしても静かな道。
誰にも出会わないし、なぜか鳥の声やセミの鳴き声もない。
時折キツツキのドラミングの音が、どこからか響いてくるのみ。
そんな静かな道をゆる~り登っていくと、立派な標柱が登場。
あ~、山頂まであと4時間半ですか(^^;
ちなみに登山口からここまでで3時間。まだまだですな。
そしてこの標柱から先、上倉沢までは、地図上では点線の道。
いくつか沢を越えながらのトラバース道になります。
道が崩れてて危ない、とかいろいろな話を聞いてたこのトラバース道。
確かに、幅の狭いトラバースだったり、足元切れ落ちてたり、ロープやハシゴがかかるところもあったりしたけど。
そんなに崩れてるところはなかったし、先日の鉱山道に比べたら全然歩きやすかった。。
とは言いつつ、要注意の道であります。
倒木越えて歩くようなところもあったりして。
沢を越えると、アップダウン登場。
結構な急坂を登って、尾根を越えてまた沢に下りて、の繰り返し。
これが地味にシンドイ。
そんな道を歩きながらふと右手を見ると
こんな眺めに励まされつつ、登ります。
渡る沢はこんな感じ。
どこで今日と明日の水を汲むかな、と考えながら歩いてます。
なるべく最後のほうで汲んだほうが楽だけど、最後に涸れ沢だったら困っちゃうし。
・・・結局水を汲んだのは、上倉沢直前で3本連続して沢を渡るところの2本目の沢。
地図とにらめっこして、ここだ~、と汲んだのですが、その次の沢は涸れてたのでセーフでした♪
で、水を汲んでずっしりと重くなったザックを担いで歩いていくと、開けた上倉沢に到着。
見上げるとこんな感じ。
晴れてれば稜線が見えるんでしょうが、さすがにガスが湧いてきていて見えず。
ここまで来れば、笊ヶ岳の山頂もようやく射程距離に入ってきた!というわけで。
もう結構疲れてきたけど、あとひと頑張り。
上倉沢から左岸に上がった草地にテント適地あり、時間切れだったらここでテントでもいいかもね~、なんて言いつつ。
いやいや、目指すは笊ヶ岳山頂ですから!
左岸に上がって木立の中を歩いたら、道はほどなくこんな涸れ沢の中へ。
岩ごろや倒木を越えつつ登っていくと
道は右岸の林の中へ。
急斜面の九十九折りの道を黙々と登り上げて
ごろ太君、水が重くて足が前に進まない!とかなりキツそうですが。
尾根上の急な道を、足元にかぶさるシャクナゲをかき分けつつぐい~っと登って
山頂直下で森林限界越えるようで、360°視界が開けた山頂ですが、ガスに包まれて展望はなし。
ならばさっくりテント張ってのんびりしましょ、ということで、山頂から10歩ほど進んだところにある平地にテントを設営。
テント一張り分(無理すれば小さいテント二張り?)のスペースに先客はなし。というか、ここに来るまで誰にも出会わず。
この時間なら登ってくる人はいないでしょう、とちょっと登山道にかかっちゃいましたが平らなスペースに張らせてもらいまして。
#山頂から北側に少し下ったところ(椹島からの登山道沿い)にも、数張り分のスペースあり
ガスが晴れることを期待しつつ山頂で夕飯食べたけど、この日は晴れず。
翌朝に期待です!!
> 2日目へ
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024/10/6 東北紅葉山歩き・田代岳(2024.10.10)
- 2024/10/5 東北紅葉山歩き・秋田駒ヶ岳(2024.10.08)
- 2024/9/29 要害山で武田の城跡歩き(2024.10.02)
- 2024/9/16 松川温泉から源太ヶ岳・三ツ石山周回(2024.09.20)
- 2024/9/8 八幡平・八幡沼周回(2024.09.13)
コメント