2016/7/23-24 足の松尾根から飯豊連峰へ(2日目)
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さて、2日目の朝。
予報ではスッキリ晴れていてくれるはず、と期待しながら起き出してみると
おっ、晴れてる!
茜色に染まる空に朝日連峰のシルエットが浮かんでます。
こちらは蔵王。
手前に見えてる街の明かりは、高畠かな?米沢かな?
えぶり差の背後の雲が、なんだか後光さしてるみたいでおもしろい。
青とピンクのコントラストもなんともステキだし。
朝ごはん食べながら空を眺めていたら、蔵王の左側が黄金色に輝き始めて。
あのあたりから太陽出そうだね、なんて言っていると
おおーう、出ました、朝日!
空も雲海も真っ赤に輝いて、キレイな日の出であります。
やっぱり、山の朝は日の出を拝まないとね!というわけで。
大満足な朝でありました。o(*^▽^*)o
さてさて、日の出を拝んでのんびり撤収したら、下山開始。
とは言いつつも、そのまま下山しちゃったらつまらないので、まずはえぶり差岳に寄り道。
目の前には、大石山から鉾立峰、えぶり差岳と連なる稜線が。
何気にアップダウンあるけど。。。気にしない。。。
前日にはガスが湧いてきていた稜線だけど、視界がスッキリしてるとこんなに気持ちいい道なんですねぇ。
しかも道の両脇は花畑だし。
背後には、前日歩いた頼母木山~地神山の稜線。
なんとも穏やかでいい眺め♪
・・・が、スッキリ晴れるかと思っていた空には、なんだかもやっと雲が広がってはっきりしない感じ。
このまま晴れないようだったら、えぶり差寄らずに下山しちゃうか?!なんて思ってみたり。
さぁてどうするかなぁ、と大石山に着くまでは悩みながら歩いてましたが。
大石山に到着すると、雲が取れて青空広がってきて。
ならば行きますか!と、ザックをデポして、えぶり差岳目指して出発!
そして、歩きだしてみればなんてことはなく。
朝日に照らされた明るい稜線を、そよそよと風に吹かれつつ歩くのはいい気持ち♪
現金なもので、やっぱり来てよかったねぇ、なんて言いつつ歩きます。
そして相変わらずお花畑もあちこちに。
ヨツバシオガマはそろそろ終わりかな?
それでもあちこちに群落が。
壮観だったのはマツムシソウ。
たっぷりと大きくて鮮やかな紫色の花を、あちこちに咲かせていました。
この花も好きな花ですわぁ~
こんな花々を眺めながら130mほどゆる~り下っていくと、そこからは鉾立峰まで150mほどの登り返し。
痺れますなぁ。。。
見上げんばかりにそびえる鉾立峰を仰ぎ見ていると、なんだか心折れそうになるけど。
ミヤマクルマバナ、タテヤマウツボグサ、センジュガンピ、ヤマハハコ
道沿いにはたくさん花が咲いてるし。
いざ取り付いてみれば、急坂の九十九折りだけどそんなに登るの苦じゃない道でありまして。
意外とすい~っと登れちゃった鉾立峰でありました。
鉾立峰の上には標識あり。
一休みも十分にできそうな広さだけど、ここは先へと進みます。
えぶり差岳へは、ここから70mほど下って130m登り返し。
あともうちょいだね、とウキウキ下ります。
鉾立峰からの下りもちょいと急坂、一気に下っていくと、今年(2016/5/28-29)えぶり差岳に行ったときに小屋でご一緒したTさんとバッタリ!
またお会いできましたね!!とおしゃべり盛り上がっちゃいました♪
またえぶりでお会いしましょうね、とお別れして、我らは先へと進みます。
イブキトラノオがわしわし咲いてる草原の中の道。
大石山~えぶり差の間の道のコル部は、どこもこんな感じ。
ゆる~りと登り上げて、ふと振り向くと
おおっ、飯豊の主稜線が見えてきた!(o^-^o)
ここまで来ると、飯豊本山もようやく顔を出してくれて。
そんな景色に癒されつつ登っていくと
えぶり差小屋の前に出てきました。
一面のハクサンイチゲだった小屋前の斜面は、今はイブキトラノオだらけ(o^-^o)
イブキトラノオ越しには二王子岳。
ちょっと地味な花だけど、こうして集まるとほんのりピンク色でかわいらしいし、壮観だし。
なかなかいいもんですな(o^-^o)
で、ここまで来れば山頂までは一歩きで
えぶり差岳、到着~
1年に2回もここに来るとは思わなかったなぁ。
そしてここまで来たご褒美は、もちろんコレ。
飯豊の主稜線の眺め。素晴らしい。
左側には本山もお目見え。
門内や北股岳、大日岳もちょこっと見えてるのかな。
眼福ですなぁ~o(*^▽^*)o
この景色を眺めて、いつまででもいられちゃいそう。
風も穏やかで気持ちいいし、人もまだ少ないし。
静かな山頂で、景色眺めてのんびりマッタリ、であります。
・・・で、30分ほどのんびりしたところで、さて戻りますかね。
やっぱり穏やかな稜線歩きはいいな♪
このころになると、日帰りで足の松尾根登ってきた人や、頼母木小屋泊りでゆっくり出発してこられた方とぼつぼつすれ違いつつ。
来た道を辿って大石山に戻ってきました。
大石山でデポしてたザックを回収したら、ここからは一気に足の松尾根を下ります。
下りながら稜線を見上げると、朝のうちは晴れてた稜線に雲がどんどん湧いてきて。
ん~、夏ですな。
続々と登ってくる方たちとすれ違いつつ、ぐいぐい下ります。
前日よりも空気がこもって暑く、汗だくだくになりつつ。
樹林帯の中に入れば多少は涼しいけど。
どこまでも続く急坂。。。
いつものことながら、こんな急坂よく登ったよね!なんて言いつつ。
下るにつれて沢音が近くなってくるのに励まされつつ、一気に下って
足の松登山口に到着~
ちょうど、えぶり差行く途中に会ったTさんがおられて、ここでまた少しおしゃべり。
デポしてた自転車で奥胎内ヒュッテへ下るTさんをお見送りしたら、我らは林道をてくてく歩いて奥胎内ヒュッテへ向かいます。
#帰りのバスは13時が始発。
この林道、半分弱は砂利道であとは広い舗装路で、3kmほどの道のり。
かなり暑かったけど、これを下ればお風呂とラーメンが待ってる、と思うと足もさくさくと進んで
無事、奥胎内ヒュッテそばの駐車スペースに戻ってきました。
お疲れさまでした!
お目当てのイイデリンドウも見れたし、2日目はスッキリ晴れた稜線も歩けたし、えぶりから飯豊主稜線を眺めることもできたし。
大満足の飯豊山行でありました。
飯豊、間違いないね!!また来よう。
下山後のお風呂は奥胎内ヒュッテの立ち寄り湯へ(600円)、そして腹ごしらえは、新潟市内まで出て滋魂でラーメン。
(詳細は速報へ)
〆も大満足♪
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コメント
こんちは。
ご来光にお花畑に気持ちいい稜線…
うらやましい限りです。
僕も山に泊まるの大好きです♪
みんな日帰りなのに無理やり避難小屋泊まりにしたりして…
よく1人だけデカいザックに銀マットで浮いてます(^_^;)
投稿: katsu | 2016年7月29日 (金) 12時20分
katsuさん>
2日目は、山に泊まってよかったなぁ。。。な稜線でした。
この景色、山の朝じゃないとみられないですもんね(^^
投稿: まきchin | 2016年7月29日 (金) 20時59分