2016/7/16 鉾立から鳥海山
海の日三連休は、毎年泊り山行を計画するけど、実現できたのはほんのわずか。
今年もたっちゃん&T世さんと計画するも、お天気に翻弄されて、やっぱり泊り山行は中止。
ならばお花見山行しましょう、ということで鳥海山へ。
道の駅鳥海に集合して、鳥海ブルーラインで鉾立へ向かいます。
駐車場から見上げる山頂方面には、まだ雲はかからず。
下界は雲海、上空には雲、ってなわけで、このままで行ってくれれば。。。と祈りつつ。
#駐車場はかなり広い。トイレもあり。
準備して出発。
歩き初めはコンクリートの道、展望台を過ぎれば石畳の尾根道をゆる~りと。
こんなビミョウな天気だからあまり人はいないかと思いきや、さすが連休初日の百名山、結構歩いてる人がたくさん。
そんな人たちをぐいぐい追い越していくT世さんに、わたくし必死こいてついていきます。。
灌木の中の道はかなり蒸し暑く、オマケにこの日はあまり風もなく。
歩きやすいのはいいけど暑いねぇ。。。なんて言いながら黙々と歩いていくと
ようやく視界が開けて、賽の河原に到着。
風も通って涼しくなってきた!
で、ここまで来れば、あとはもうず~っと花盛りの道。
綿毛になってる一群もあれば、真っ白な花をたくさん咲かせているのもあり。
なんだかいろいろあって面白い。
なんとも瑞々しいニッコウキスゲたち。
蕾もたくさん、これからまだまだいっぱい咲きそう♪
ベニバナイチゴ、アオノツガザクラ、イワイチョウ、ミヤマカラマツ
ヒナザクラ、ネバリノギラン、ミヤマホツツジ、シロバナトウウチソウ
チングルマとニッコウキスゲがたくさん咲いてるだけでも、もう足が止まりまくりというのに。
小さな色とりどりのお花たちも咲いていて、全く足が進みません!o(*^▽^*)o
そんなお花たちに囲まれて一息ついたら、御浜小屋へ向けて出発。
石畳の道をぐい~っと登っていくと
御浜小屋に到着。
小屋手前の北側斜面にもいろいろ花が咲いていたけど、小屋の前を通り過ぎた先の、南側の鳥海湖を見下ろす斜面の花がすごかった!
咲いてますね!
ニッコウキスゲにヨツバシオガマ、チョウカイアザミがわしわしと。
御浜小屋から笙ヶ岳へと向かう道沿いのニッコウキスゲがもう、大変なことに(^^
花に埋もれて、幸せな女子2名。
ヨツバシオガマ、ハクサンフウロ、チョウカイアザミ、ミヤマトウキ
ハクサンシャジン、ミヤマキンポウゲ、ミヤマダイモンジソウ、トウゲブキ
いやはや、参った。
ガスってて展望はないけど、これはこれで幻想的だし。
いろんな種類の花が咲いてて、うきうきワクワクであります。(o^-^o)
で、御浜小屋の先も、まだまだ花だらけ。
岩ごろの道を歩いて扇子森を巻いて歩いていくと、御田が原分岐へ向けて石段を下ります。
晴れていれば前方に新山が眺められるのですが。
この日はこれが限界。
でもその代わりに、名残のハクサンイチゲが見られたのでヨシとしますかね。
御浜から御田が原へと下る道の両脇は、そんなハクサンイチゲとチングルマの花畑。
点在する岩が、箱庭みたいな雰囲気を醸し出していて、これまたなんだかいい感じだったりして。
で、御田が原分岐まで下ると、そこは再び一面のニッコウキスゲ。
いったいこの花たちは、どこまで咲いてるんでしょ?!
山一面、花だらけ。(o^-^o)
御田が原分岐から七五三掛へ向けて登る道沿いには、ニッコウキスゲやらハクサンイチゲやら、いろいろ咲いていて賑やかな道。
おかげで、ガスの中でも楽しく歩けちゃいました!
さてさて、そんな道をゆる~り登っていくと、七五三掛に到着。
新山への道はここで分岐して、千蛇谷経由か外輪山経由になるわけでありますが。
我らは千蛇谷経由の道へ。
千蛇谷へと向けて、急斜面の道を下ります。
道は歩きやすく整備されてました。
下っていくと、目の前に千蛇谷の雪渓が登場。
年によっては、神社の直下まで雪渓辿って歩けちゃうくらいなんだけど、今年はやはり雪が少ないですねぇ。。。
というわけで、雪渓を横切ったら、あとは右手に雪渓と外輪山を見ながら夏道沿いに大物忌神社までぐい~っと登ります。
灌木の中、岩ごろの道。
これが地味にキツい。景色もたいして変わらないから?暑かったから??
ナナカマドとかヨツバシオガマも咲いてるけど、もう花には目もくれず、黙々と。
途中2回ほど残雪を横切りつつ。
ようよう神社まで登り上げて、ほっとしました。。。
道が歩きにくいわけでもなかったのだけど、なんだか妙に疲れた。
小屋の周りには、チョウカイフスマがたくさん。
ちなみにここに来るまでの間、千蛇谷へ下る道沿いや、七高山周辺にもたくさん咲いてました。
私ゃてっきり、山頂付近にだけ咲いてるのかと思ってました・・・
そんな花を見ながら一休みしたら、新山へ向けて出発。
積み重なる岩の道を100mほどよじ登ります。
岩だらけだけど、印はバッチリ。
人が多くてちと渋滞気味だったけど。
で、展望もないので、タッチ&ゴーですぐ下山!
七高山目指して、登ってきた道ではなく神社の裏手に出る道を下ります。
こっちも岩だらけ、胎内くぐりなる狭い岩の間を通り抜けるところもあり。
最後は残雪を下って、七高山へと登り返す急斜面の道へ。
ちょっとザレ気味の道だけど、標高差も50mほどだし。
えいやぁ、と登り上げて、外輪山の上へ。
外輪山の上から南側の斜面を見下ろすと、こんな感じ。
こっちがわの斜面には久しく滑りに来ていない気がするなぁ。。来シーズンは滑りたいですな。
いつもは吹き飛ばされそうな風が吹いてるここも、今日は穏やかなそよ風にて。
それじゃここで一休み、と大休止。
イワギキョウ、ホソバイワベンケイ、イワウメ、ツガザクラなどなど、花もちらほら。
涼しくて気持ちいいので、こりゃいつまででもいられちゃうねぇ、なんて言いながらノンビリしてたら、いよいよ雨がぱらついてきて。
本格的に降りだす前に下山しますか。
というわけで、外輪山をつったかた~と下ります。
雨はそれほど強くなることもなく、ザックカバーかけただけでOK。
行者岳を過ぎ、伏拝岳を過ぎるまでは、稜線上の道。
晴れてたらさぞや好展望、という感じですな。
で、伏拝岳を過ぎれば、七五三掛へとぐい~っと下る岩ごろの道。
所々にハシゴもあり、さくさく下って七五三掛に合流。
ここから先は、来た道を辿って下山、であります。
駐車場に到着して、片づけて車に乗りこんだとたん、雨がざあっと降ってきました。セーフ。
そして下山後の温泉は、道の駅象潟の立ち寄り湯へ(350円)。
併設のレストランで夕食もいただいて、あとはノンビリ車中宴会でありました。
(詳細は速報へ)
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コメント
天気イマイチな3連休でしたね。
私は朝日連峰を縦走しましたが、中日は結構降られました。お二人のプランが正解です。
東京から鶴岡行きの夜行バスに乗ろうとしたら、「月山ですか? 鳥海山ですか?」と聞かれましたよ。
お互い展望は残念でしたが、花がいっぱいでまずまずの山旅でした。以東岳周辺は、ハクサンシャクナゲ、ミヤマリンドウ、ニッコウキスゲなどが咲き誇っていました。
こんな天気なのに、16日の狐穴小屋は結構盛況で驚き。山ブームは本物でしょうか!? でも翌日の天狗小屋は空いてましたが(当たり前か?)
山岳方面もすっきり梅雨明けを期待します。
投稿: ねも | 2016年7月21日 (木) 19時57分
こんばんは。
いやいやいや花図鑑状態(^O^)
さすが鳥海山。
やっぱり見てよし、登ってよし、花よしの素晴らしい山ですね。
こんだけの花を見れても…
晴れてほしいのが山ヤさん(^_^;)
なかなか欲深い人種であります♪
投稿: katsu | 2016年7月21日 (木) 21時49分
ねもさん>
朝日連峰縦走でしたか!
ガスの中の稜線歩きでも、花がたくさん咲いているとそれはそれで格別ですよね♪
いいですねぇ~、朝日の稜線歩き、羨ましいです(^^
そろそろスッキリ晴れてほしいですね♪
投稿: まきchin | 2016年7月21日 (木) 23時53分
katsuさん>
いやぁ、上から下まで、登山道沿いには色とりどりの花が咲いていて、わくわくしっぱなしでした。
これで晴れて展望あったら、すんごい時間かかっちゃったかもです。。。
それでも青空だったらもっとすごかっただろうなぁ、なんて思っちゃいますよね~(^^;
投稿: まきchin | 2016年7月21日 (木) 23時55分