2016/5/21-22 朝日連峰・寒江山(2日目)
> 1日目へ
快適な小屋でぐっすり眠って、この日は4時頃起床。
すでに外は薄明るく、ほどなくして日の出であります。
そんな日の出をノンビリ眺めて、昨日の鍋の残りにおうどん入れて朝食済ませて。
同宿のお兄さんが、西朝日岳の三角点に寄り道してから下山する、と早めに出発したのを見送って、我らはノンビリと出発準備。
小屋を掃除して、宿泊協力金(一人1,500円)をポストに入れたら、出発!
小屋の前の残雪は、朝イチなのでちょいと硬めでしたが。
蹴り込んでクリア。
さて、帰りは、前日と同じ道を通って三方境へ戻ってもいいのだけど、せっかくなのでほんのちょこっと寄り道。
天狗へと続く道の途中から、狐穴小屋へと下る道が付いているので、そちらを辿って三方境へ。
何度も振り返りつつ眺めるのは、朝日に照らされる以東岳。
カッコいいねぇ~、以東岳へと連なる稜線は、いつかきっと歩きたい!
ゆる~りと歩いて天狗方面の道に合流すると、高松峰、天狗角力取山、障子ヶ岳と連なる稜線が一望。
その先にはモヤっと月山。
いやはや、こりゃたまらん展望ですな。
ここから先の稜線では何度も足が止まっちゃいそうだねぇ~、なんて言いながら歩いていくと、ほどなく三方境に到着です。
さてここでもう一度、小屋を振り返って眺めます。
このロケーション!なんて素晴らしい!!
昨日、この景色が目の前に広がった時には大感激だったけど、改めてこうして眺めても感動モノ。
いやほんと、素晴らしい。
ここはまたぜひ来なくては。
三方境を後にして寒江山へと歩きだすと、小屋のある景色とはおさらば。
あとは連なる山並みを眺めつつ、の道であります。
三方境からハイマツの中の道をちょいと一登りで、北寒江山に到着。
ここで以東岳の全容とはお別れ。
(ここから先の稜線から見ると、寒江山が以東岳にかぶっちゃうので。。)
前方にはどか~んと大きな寒江山。そしてその先の稜線へ向けて歩を進めます。
昨日は雲がどんどん低くなってくる中を歩いたのだけど、やっぱり青空広がってると格別の気持ちよさですな。
そんなわけで、50m下って100m登り返す道もなんのその。
足取り軽く歩いて、寒江山到着。
目の前には、大朝日へと連なる朝日の主稜線。
いいねぇ~、稜線も、残雪の山肌もなんともカッコいい。(o^-^o)
振り返れば、以東岳へと連なる、これまた朝日の主稜線。
寒江山ってば、このど真ん中っぷりがタマリマセン!
なんていいとこなんだ!!(≧∇≦)
南西側を見やれば、飯豊連峰に二王子岳。
こちらもまた、残雪模様がなんとも素敵。
手前の小国町にかかる雲海も、これまたいい感じ♪
あまりにも眺めがステキ過ぎて、いつまででもいられちゃいそうですが。
これじゃあ帰れないってんで、ゆるゆると先へ進みます。
これぞ、稜線散歩。
激しいアップダウンもなく、展望もよく、吹く風も心地よく。
すれ違う人も全くなし!
ゆる~りアップダウンで南寒江山を過ぎれば、西朝日岳へと連なる稜線が目の前に。
その向こうには、大朝日岳もちょこんと顔を出してたりして。
そして南寒江山を過ぎれば、残雪と花の道♪
こちらは咲きはじめのハクサンイチゲ。
焼石岳のハクサンイチゲとは違って、なんだか重厚な趣。
春まっ盛りであります!
これから咲きそうな花芽もたくさんありました。
そんな稜線をゆる~り歩いていくと、竜門小屋に到着。
小屋の中で大休止したら、いよいよ下山開始。
残雪つないで竜門山を巻いて、日暮沢へと下る尾根を目指します。
どうやら竜門小屋の水はこのあたりから引いてるらしく、かすかな踏み跡もあり。
それをつないで残雪の斜面をトラバース。
(残雪ないときは植生痛めるので×)
で、無事に日暮沢へと下る尾根に乗ってやれやれ、です。
さてさて、それでは景色眺めながら下山開始!
大きく聳える月山を眺めながら、昨日登ってきた道を辿って下ります(正確には、清太岩山過ぎるまでは上り下りが結構あるけど。。)。
尾根の左手に、歩いてきた寒江山三兄弟と以東岳を眺めつつ。
歩いた山並みを眺めながら歩くってもう、最高♪
いやはや、素敵過ぎます。
なんて幸せなんでしょ。
残雪の山並みも、花も新緑も。
やっぱり青空の下だと映えますねぇ~。(o^-^o)
そんな大展望の尾根道を、夢見心地でぐい~っと下ります。
ユーフン山を過ぎれば、だんだんと新緑も濃くなって。
清太岩山から先は、しばらく残雪歩き。
・・・とは言っても、所々に夏道出てるけど。
標高1,350mより下の残雪急斜面は、思ったよりも緩んでてざっくざく。
ごろ太君は靴スキーで滑ろうとするも、ザクザク雪にひっかかって思うように滑れず。。
そんな感じで残雪の斜面を下れば、あとは尾根上の急坂を下るのみ。
無事、日暮沢小屋に下山であります。
いやはや、ガッツリ歩いて展望も楽しめて、大満足であります。
で、行きにはちょいと迂回した日暮沢の渡渉も、この日は水量減っててじゃぶじゃぶ渡渉可能。
無事に渡渉したら林道を1km歩いて、クマスベリ沢に停めた車まで戻ってこの日は終了、であります。
残雪の稜線歩き、しかもこの時期は人も少なく(大朝日は多いと思うけど)、稜線上で出会ったのは2組のみ。
景色も思う存分堪能して、大満喫でありました。
竜門~狐穴の稜線、ほんといいですね。また来よう!!
下山後は、大井沢温泉(300円)でノンビリ汗を流して体をほぐしたら、寒河江で腹ごしらえ。
寒河江と言えば肉そばだけど、今回は趣向を変えて。
ラーメン、麺場くうが?にて。
えそにぼし醤油ラーメンと、えそにぼし味噌ラーメン!
ふわぁ~っと香る上品な魚介の香りがいい感じ、それにスープの味も濃すぎず薄からず、魚介の味にも太麺にも全く負けてない、というかめっちゃ合ってる!!
この魚介の味はいいですねぇ、ほんと美味しい。
脂っこさもないし、それでいてコクもあるし。
地元の人もひっきりなしに訪れてました。
これは肉そばをさしおいて食べにいく価値はアリアリです。また来よう。
というわけで、山も温泉も味も大満足な週末でありました。
久しぶりの朝日連峰、やっぱりこの時期は間違いないですね!
来てよかったo(*^▽^*)o
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024年の山歩き(2024.12.25)
- 2024/12/1 山梨初冬山歩き・三ツ峠山~本社ヶ丸周回(2024.12.05)
- 2024/11/30 山梨初冬山歩き・赤鞍ヶ岳~菜畑山周回(2024.12.03)
- 2024/11/17 山形山城歩き・長谷堂城(2024.11.22)
- 2024/11/16 山形晩秋山歩き・徳網山(2024.11.20)
コメント
こんばんは。
以東岳から大朝日の稜線は晴れたら本当に素晴らしいですもんね♪
うらやましいとしか(^O^)
残雪の以東岳もなかなか決まってますね。
ちなみに僕のFBのプロフィール写真は狐穴小屋で以東岳をバックにとった写真です(^O^)
投稿: katsu | 2016年5月26日 (木) 00時06分
katsuさん>
ほんと素晴らしかったです。
このまま以東岳へと歩いていってしまいたかったくらい!
私がもっと健脚だったら、以東岳往復できたのに・・・と何度も振り返りながら歩いてました。(^^;
残雪の以東岳の眺め、ほんとかっこいいですよね!
FBのカバー写真を、残雪の以東岳に変更しようともくろんでます(^^
投稿: まきchin | 2016年5月26日 (木) 00時56分
この時期の山は本当に一週間で全く違いますね~
紅葉もそうですが・・・
私が見た稜線での花は唯一カタクリでしたから
ミネザクラやその他大勢のみずみずしい花々、いつものようにジャストミートですね
投稿: 青空 | 2016年5月26日 (木) 23時12分
青空さん>
ほんとうに、山の景色は日々変わっていきますよね。
この1週間前はミネザクラもまだつぼみだったとは、ビックリです!
今回、正直言ってこんなに花が咲いているとは思っていなくて。
これからどんどん雪も融けて、春から夏の装いになっていくんでしょうね~(^^
投稿: まきchin | 2016年5月26日 (木) 23時38分