2016/4/16 月山BC(北品倉尾根)
#この前々日、4/14に発生した熊本地震で被害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げます。
#Pray for KUMAMOTO、日々、私にできることをやっていこうと思います。
そろそろ行先が限られてきた感のある今年の雪山。
この週末は日曜荒天予報にて、土曜日のみの勝負。
その土曜日もなんだかパッとしない天気だし、前日の金曜日には雪が降っちゃったし。
ならば再び月山に行って、北品倉尾根の状態でも見てみますかね、ということで。
まぁ君とまきchin隊の3人でGo。
道の駅にしかわに集合して、まずは車をデポしに湯殿山スキー場へ。
#デポ車は我らの他にはなし。
そして車1台で月山スキー場へと向かうと、姥沢の駐車場は思ったより空いてました。
今日から立山全面オープンだからかな?それとも、明日の天気が悪いから?
#この日も駐車料金無料。
ともあれ、準備して出発。
今日はザックに板をつけてリフト乗り場へ。
板をそのまま担ぐよりも、やっぱりこっちのほうが楽ちん。
早速リフト1回券(580円)を買って、リフトで上がります。
前日の雪でリフト沿いの木々は白く雪化粧、これはこれでキレイだけど、この期に及んで新雪はいらないなぁ。。。
リフト降り場は結構な混雑っぷり。
ここでシールオンして、まずは姥ヶ岳へと向かいます。
今日は朝日連峰がくっきり真っ白に見えてます♪
飯豊連峰も吾妻も蔵王もクッキリ、やっぱり展望がいいと気分もいいですねぇ~
月山もこのとおり。
先週はハイマツが出て黒くなっていたところにも、うっすら雪がついて真っ白。
そんな景色を眺めつつ、ぐい~っと登って姥ヶ岳の山頂に到着すると
お、鳥海山!
上のほうにしか雪がないように見えるのは、森林限界だからか、モヤがかかっているのか、それともほんとに雪がないのか、なんて話しつつ。
滑り込む斜面のチェックに余念のないごろ太君。
この日は、ここから姥ヶ岳の東斜面をいったん滑り降りて、北品倉尾根入口の柴灯森に登り返そう作戦。
雪庇の切れたところに目星をつけて、早速シールオフして滑り込むと。
う~む、上部は風にたたかれてうねってるし、前日の新雪がミョーにひっかかるし。
イマイチ?!
それでも50mほど滑り降りれば、ゆるやか~に広がるマッタリ快適斜面。
そんな斜面を150m弱滑り降りたところでシールオン、柴灯森へと登り返します。
緩やかな斜面を登り返していると、さっきまで青空だった空に雲が。。。
ありゃ~、このまま曇りに突入ですか(^^;
雲が出てくるの、ちょっと早いよねぇ~なんて言いながら、200m弱を登って柴灯森に到着。
ここもハイマツやら灌木やらがちょぼちょぼ出ていて、今年の少雪っぷりが全開。
風に吹かれつつシールオフして、滑降準備して。
いざ、北品倉尾根へ!
・・・が、この尾根、いつもそうだけど入口がいちばんおっかない。
両側が切れ落ちたヤセ尾根で、しかも雪はガリガリで。
この日は、ガリガリの上に前日の新雪がうっすら積もっていて、さらにおっかない。
まぁ君はしゅ~っと滑って行っちゃいましたが、私はおっかなくてなかなか足が前に進まず。
おっかなびっくり、ようやく通過であります。
そこを過ぎれば、あとは広めの尾根。
ちょっとしたアップダウンは勢いつけてしゅ~っと通過しちゃいますが。
1,619mピークは板を担いで、ちょこっと登ってクリア。
ごろ太君は板履いたまま、カニ歩きでクリアしちゃってました。
それにしても、北品倉尾根から眺める月山は、なんだか立山みたい。
さしずめあれが大走りでそこが山崎カール、あっちが一ノ腰かな?なぁんて冗談言いながら眺めます。
(こっち側滑る人はいないけど。。)
こちらは、姥ヶ岳に湯殿山。
湯殿山にはこの日も人がたくさん取り付いてます(^^
湯殿山の北側の谷筋には、湯殿山神社の大鳥居。
雪景色の中の赤い鳥居を見ると、なんとも厳粛な気持ちになりますね。。
さて、我らは先へと進みます。
1,619mピークを過ぎれば、あとはまったり下るだけかと思いきや。
雪庇崩れてるし、尾根上にも亀裂が走ってるし。
しかも、亀裂の上にふんわりと新雪が乗ってるもんでタチが悪い。。
来週は雪庇ももっと崩れて、雪が切れちゃってるところも出てきているんじゃないかと。
藪漕ぎ必至かも?
そんな雪庇地帯も過ぎれば、ようやく1,479mピークに到着。
この1,479m下の三角大斜面が、北品倉尾根ルート最大のお楽しみポイントにて。
お、意外とイイではないですか!
斜面上部はちょっとうねってるけど、1,400mより下は楽しいザラメ♪
下のほうはモナカっぽいとこもあったけど、ここにきてようやくいただけた楽しい大斜面。
こりゃ登り返してもう一本でしょう、というわけで。
1,400mまで150mほど登り返して、再び♪
いやぁ、いいですねぇ~
我らだけの貸し切り斜面。
この斜面を楽しく滑れてよかった!
1,270m付近からそのまま真西にトラバースしてポコを越えたら、あとは濁沢を渡るべく下ります。
沢割れが気になったので、早めに左岸へ渡ろうと夏道沿いで。
ここから先は、かなりのストップスノー。
前日の雪が悪さをしてます。。。
同じ雪なら、多少は開けて滑りやすい、夏道北側の沢状地形の中を滑っちゃったほうがよさそう。
(結局同じとこに出てくるので)
そして濁沢に下る急斜面は、至る所に亀裂が走っていてかなりビミョウ。
沢もあちこちで割れてるし。
割れてないところを渡ろうと思っても、そこに至る斜面や渡った後の斜面が雪切れしていて、ポイント探すのにちょいと苦心。。
こりゃ、来週は危ないかもです。
どうにか濁沢を渡った後は、品倉山の北斜面をトラバースで下り、ブナ林の緩やかな斜面を滑り降りて。
下ってきた北品倉尾根が遥か遠くに見えるようになったころ、湯殿山スキー場に到着。
最後はゲレンデを滑り降りますが、ここが意外といいザラメ雪。
昨日も、このあたりは雨だったのかな。
というわけで、無事にゲレンデベースまで滑り降りて終了。
賞味期限ギリギリではありましたが、楽しく下ってくることができてよかった!
下山後は、寒河江の十三で肉そば⇒大江町で温泉。
詳細は速報へ。
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