2016/3/5 三ツ石山BC
今シーズン何度目?!の北東北。
この週末もまた、気温上昇の信越方面を回避して北東北遠征に出かけます。
行先は、北~東面狙いで三ツ石山!
入山は、網張温泉スキー場から。
リフト運行開始が8時半ってことだったのだけど、寝過ごしてしまって、スキー場に到着したのは9時過ぎ。
さくさく準備して、リフト1回券2枚(300円×2)を買って出発。
第1リフトと第2リフトを乗り継いで、リフト降り場の先でシールオン。
まずはツアーコース入口まで、ゲレンデの端っこを歩きます。
途中で双子林間コースに入り、ゆる~りと歩いていくと
おお、ありました、10番標識。
ここからスキー場の管理区域外、ツアーコースへと入ります。
遅めの出発だったので、すでにトレースバッチリ。
ありがたく辿らせていただきます!
ツアー標識もピンクテープもこれでもかってなくらいついてるので、トレースなくても迷うことはなさそう。
それにしても青空ピーカンで風もほとんどなく、暑い!!
すっかり春だねぇ、なんて言いながらゆる~りと歩いていくと
目の前にどか~んと、大松倉山。
前回(2016/1/16)来たときはガスガスで見えなかったけど、こんなに大きく見えるんだ!とちょい感激。
足取りも軽くいそいそと歩いて、大松倉山への取り付きに到着。
ここから山頂経由で稜線歩いて三ツ石山荘へと下るまでは、無木立の大展望の道であります。
風が強いと修行な道だけど、今日は穏やかなので稜線歩きを楽しめそう♪
斜面の雪も風で飛ばされることもなく、しっとりとした歩きやすい雪でシールがよく効いて歩きやすい。
振り返れば、犬倉山に姥倉山、そしてどか~んと岩手山!
カッコいいですねぇ~♪(o^-^o)
そして右奥には、旧八幡平スキー場に茶臼岳。
平らな八幡平も見えてます。
そんな景色をウットリ眺めながら、取り付きからゆる~りと100mほど登り上げて
・・・そしてここまで来ると、目の前には三ツ石に小畚山、大深岳に源太ヶ岳の稜線が。
ワクワクしながら、雪庇のある狭い稜線上を歩きます。
三ツ石~源太ヶ岳の稜線はこんな感じ。
大きすぎて写真に入りきらない!o(*^▽^*)o
稜線を辿りつつ、振り返れば岩手山。
風もなく穏やかなので、何度も振り返りながら景色眺めながら歩いちゃう。
南斜面に張り出した雪庇は、いつもの年よりは小さいのかな?
それでも油断大敵、南側にはあまり寄らないようにしながら稜線を辿ります。
あぁ、天気がいいと、こんなにも楽しく穏やかな稜線歩きなのね(o^-^o)
三ツ石山荘への下降点まで来ると、目の前には三ッ石山の東斜面がどか~ん!
鞍部に小さく見えてる三ツ石山荘までは100m強滑り降りるので、とりあえずシールオフ。
モナカになってるかと思っていたこの斜面、意外といい雪で。
針葉樹をぬってあっという間に滑り降りて、三ツ石山荘に到着。
なかなか素敵なロケーション。
前回は吹雪のためここまでだったけど、今日は目の前に三ツ石山の斜面が待っている!!
早速シールオンして、三ツ石山の山頂を目指します。
シールオンしてる間に、ちょうど滑り降りてきたお二人組とすこしおしゃべり。
山頂直下はシュカブラ、斜面は手ごわいモナカだった、と。。まぁなんとかなるか。
山荘から山頂までの標高差は200mほど。
先行の方のトレースが、雪庇を左から巻いて稜線上を辿っているので、それをありがたくいただいて。
稜線上も、少しシュカブラってるけど凍っているところはなく。
ソフトシュカブラなので歩きやすい(^^
さすがに頂上直下はハイマツや灌木や岩が所々顔を出していて、雪もやや硬くなっていましたが。
苦労するところもなく登り上げて
おっ、山頂が目の前に!
三ツ石の山頂は、やはりこの時期も岩ごつごつ。
そのままスキーでも行けそうだったけど、我らは山頂の岩場の直下で板をはずしてツボ足で登頂。
快晴の三ツ石山山頂、到着!
いやぁ~、お天気最高、展望も最高!!
てなわけで、ぐる~りと360°の展望をいただきます。
今日、歩きながら何度も眺めている岩手山に、大松倉山の稜線。
岩手山の手前の姥倉、犬倉も滑ってみたい!
源太ヶ岳に小畚山、大深岳の稜線。
源太ヶ岳の麓には松川温泉の湯気ももくもくと見えてました。
曲崎山、大沢森、大白森の稜線も。
秋にガッツリ縦走しましたねぇ。。。
そしてこちらは、乳頭山に秋田駒。
ちょっとかすんできちゃったかな。
スッキリ晴れてれば、その向こうに森吉山が見えるのかしらん。
・・・なぁんて、ぐる~りと眺めを楽しんだら、いよいよお楽しみの滑降!
山頂から夏道沿いに少し下った岩のところでシールオフして、シュカブラだらけの斜面を50m弱下って東斜面の上へ。
大松倉山の稜線から三ツ石山の東斜面をチェックしたときには、ほぼ夏道沿いに数本のシュプールがついていたので、我らはそのちょい北側を落とします。
で、この斜面を滑ってそのまま小屋に滑り込むなら、早めに斜面をトラバースしないと戻れないのですが。
我らは小屋をスルーすることにして、できるだけまっすぐ落としちゃおう作戦。
※ただし、滑り降りすぎると谷にハマります。。
ハードモナカだったらどうしようかと思ったけど、滑ってみればソフトモナカで板が走る!!
斜度もほどよいし、意外と雪もいいじゃないですか♪
ごろ太君も一気にかっ飛ばします。
さすが東斜面、この日照でもいい雪で残っていてくれました!
で、そのままたら~りと滑って小屋の下の湿原(この時期は雪原)へ。
ここでシールオンして腹ごしらえしたら、大松倉山へと登り返し。
ウサギの足跡が無数に残る雪原を歩いて、ほどなく行きのトレースに合流です。
登りながらも、何度も振り返って三ツ石山の斜面のシュプールを眺めちゃう。
あぁ・・・楽しかったなぁ・・・。
でもまだまだこの日はこれで終わりではなく。
事前に地図と睨めっこして、行きにチェックしていた斜面をこれから滑ります!
後ろ髪をひかれつつ大松倉山の稜線に登り上げれば、順光になって午前中よりもクッキリと見える岩手山が正面に。
カッコよすぎます。
そんな岩手山を眺めながら稜線を歩き、山頂を過ぎてシールオフ。
鞍部へと下る斜面の左側、大松倉山の北東斜面へとドロップ!
※この斜面(つか、この斜面に限らないですが)、雪庇や雪、斜面の状態は要チェック
稜線から100mほど滑り降りたところで再びシールオン(本日4回目!)、鞍部目指してほぼ平行移動で斜面を移動して。
そして前回の教訓を生かして、ここからしばらくシールつけたまま横移動。
17番標識付近でシールオフして、トレース沿いに下ってスキー場に復帰、であります。
雪がよけりゃ、ここからまだ樹林の中を滑ると楽しいよ!と岩手の山トモが教えてくれていましたが。
生憎樹林の中は激烈モナカにて、ここから先はおとなしくスキーコースを下ります。
・・が、スキーコースも必ずしも快適ではなく。
昼間に緩んだ雪が夕方の冷え込みで硬く締まって、なかなかな修行雪。
ここですっころんでケガでもしたら大変なので、気を緩めずに滑り降りて終了、であります。
天気ヨシ、眺めヨシ、雪も斜面もヨシ!!
途中で出会った人も3人のみ、ととっても静かな山でありまして。
大満足、大充実の三ツ石山BCでありました♪
そしてこの日は、休暇村網張温泉泊での~んびり。
翌日は雨にて、温泉&グルメで帰京であります。⇒詳細は速報へ
| 固定リンク
「◇山スキー」カテゴリの記事
- 2024/4/14 岩木山BC(2024.04.18)
- 2024/4/13 南八甲田・櫛ヶ峯BC(2024.04.17)
- 2024/4/7 北八甲田・高田大岳BC(2024.04.11)
- 2024/4/6 森吉山BC(2024.04.09)
- 2024/2/18 田代岳BC(2024.02.24)
コメント
いいなぁ、いいなぁ、いいなぁ、
遠いなぁ。。。。。
投稿: Hat | 2016年3月 8日 (火) 22時19分
Hatさん>
夏油よりちょびっと頑張れば、網張!!
投稿: まきchin | 2016年3月 8日 (火) 23時20分
雪山とても素敵ですね。
彼氏ができたら行ってみたいです。
普段は、愛ネコのぴょんたと震災復興のために頑張ってます。
福島県の下郷陽平町祭委員会をこれからももっと盛り上げていきますのでよろしくお願いします。
投稿: 下郷町陽平祭委員会 | 2016年3月12日 (土) 11時40分
本当に見ている方も脳ミソとろけそうな絶景と雪質ですね
こんな素晴らしい所なのに人が少なかったのは、東北全般が穏やかでお天気が良かったので、分散したのが原因でしょうか
この時期だと岩手山はハードルが高いですが、三ツ石山荘に泊まって黒倉山に行くのも良さそうですね
投稿: 青空 | 2016年3月13日 (日) 20時53分
下郷町陽平祭委員会さん>
コメントありがとうございます。
雪山、ほんとキレイですよね。いつもウットリ景色に見とれちゃいます(^^
福島の山でもいつもたくさん楽しませてもらっています。
ありがとうございます、がんばろう福島!
投稿: まきchin | 2016年3月14日 (月) 00時11分
青空さん>
ありがとうございます♪
この日はほんとうに景色も雪も素晴らしかったです、翌日は雨でしたが、土曜日だけでもう大満足でした。(^^
この日はお天気も良かったので、みんなあちこちのお山に繰り出していたんでしょうねぇ~
三ツ石山荘泊の人たちはいませんでしたが、そこに泊まってあちこち足を延ばすのも、とっても楽しそうですね!!
投稿: まきchin | 2016年3月14日 (月) 00時13分