2016/2/27 森吉山BC(1日目)
寒い日と暖かい日、雪と雨の周期が短い今シーズン。
なかなか週末にいい雪の周期が当たらず、悶々とする日々が続いていたのですが。
この週はず~っと寒気が居座って北東北にはいい雪がどっさり。
そして週末も、昼は晴れ、夜に雪、というステキな感じの天気予報。
・・・こりゃ、ラストかも?なパウダーをいただきに遠征するしかないでしょう!
というわけで。
横浜から670㎞、森吉山へと向かいます。
阿仁スキー場手前の道の駅あにで仮眠して、9時運行開始のゴンドラにあわせて阿仁スキー場へ。
パトロールに登山届出したりして準備してたら、ちょっと早めにゴンドラ動き出したので、早速ゴンドラで山頂駅へと向かいます(ゴンドラ片道1,200円)。
ゴンドラから見上げる山頂駅付近はちょいガスの中。
森吉山山頂も見えず。
でも風もあんまりないし、予報では昼前には晴れるってことだし。
今日はきっといい天気、との読みを信じて出発。
ゴンドラ山頂駅から樹氷順路に沿って圧雪路を登り、途中から順路を外れて石森へと伸びる尾根へ。
我らが本日一番乗り、久しぶりのパウダーラッセル!
ちょっと波打ってるところもあるけど、降りたての雪なので歩きやすい。
楽し~い(^^
樹氷の尾根をぬけた先の開けた尾根筋もクラストしてる箇所はなく、もふもふ歩いて30分ほどで石森に到着。
石森の北側には、森吉神社と一ノ腰。
あっちの斜面もいろいろ開拓したいところでありますねぇ。
そしてこちらは、目指す森吉山。
なんだか期待通り、晴れてきたじゃないの!!o(*^▽^*)o
石森から連瀬沢源頭に滑り降りて、そのまま西面を山頂へと登り上げる、という案もあったのだけど。
まぁこのまま一直線に山頂を目指しますか、ということで。
開拓しようじゃないですか、パウダー踏み踏み、山頂への道を。
地図と地形を睨んで、まっさらな雪面に迷いなくトレースを刻むのって、これもう先頭ラッセルの醍醐味♪
石森の先の小ポコを巻いたら、森吉山避難小屋目指してぐい~っと。
青空もどんどん広がってきていて、好天に期待しちゃいます。
避難小屋はこんな感じ。
ちょい下から見上げてるので2階まで埋まってるように見えるけど、実際は小屋の周りはツリーホールみたいになってました。
それにしても、青空を背景にそびえる森吉山のなんと美しいこと!
ちょい小さめながらも一面の樹氷、そして降りたての雪で真っ白。
この景色が見れてよかった~o(*^▽^*)o
さてここからは、樹氷の中を登ります。
それほど急なところもないので、ほぼ直登。
雪も降りたてでフカフカ♪
森吉山へと向かう斜面の樹氷は、いつもよりかなり小さめ。
1週間前の雨で落ちてしまった樹氷が、この週の雪でまた育ってきたところだそうで。
が、その樹氷も登るほどに大きくごつごつと。
山頂直下ではこんな感じ。
山頂直下はさすがにシュカブラでガリガリのところもあり。
ちょいとビビりつつもぐい~っと登って
さて、展望よければここでちょっと一休み、といくとこなんですが、あいにくちょうどガスがまとわりついてきて展望はナシ。
ならばさっくりと東斜面を落としますか、ということで。
シールオフして山頂から東斜面を落とすも、ガスガス。。。(;´Д`A ```
しかもちょっとウインドパック気味の重パウ雪にちょいと手こずり。
1,350m付近まで滑り降りて、ヤレヤレ、と振り返ってみれば。
あらら、今頃晴れてきた。。。
まぁこんなこともありますわね。
ここがパウダーだったら、登り返して何本か遊んじゃおうかと思っていたけど、どうやら別の斜面のほうがよさそうな感じにて。
さっくりと山頂へと登り返し決定、であります。
背後に見えてるのは山人平。初夏には花が咲き乱れてこの世の天国だそうで。
そのむこうはヒバクラ岳かな。
うっすらと、八幡平に岩手山も見えてきて。
秋にあの稜線を縦走したっけねぇ、なんて思い出しながら100mほど登り上げて、山頂稜線へと戻ってくると。
山頂にたくさんいる人の中から、「まきちーん!!」と呼ぶ声が・・・もしや?!
わお!
秋田のFB山トモ、yamayaさんにSさん、Kさん!!(≧∇≦)
yamayaさんとは3年前にもこの森吉山の山頂でバッタリお会いしてたので、もしや今日もいらっしゃるかな・・と思っていたところでした。
すんごい偶然の嬉しいバッタリに、話も弾みます♪
今日は別の山に行こうとされてたそうだけど、お天気よくなりそうなので森吉山に来た、とのこと。
こんな素晴らしい天気と雪の日に、こんなすごいタイミングで会えるなんて!(^^
もっといろいろおしゃべりしたいとこだけど、これから東斜面へ向かうというお三方をお見送りしてお別れです。
また山でお会いしましょうね♪
いろいろ情報もいただいて、感謝感謝です。
・・・さて、我らも再び滑りますかね。
まだ戻るには早いので、山頂から北斜面を落とします。
東斜面のあの重パウはなんだったんだ!!てなくらい、軽くていい雪。
楽しすぎて、あやうく目標地点よりももっと先に滑り降りちゃいそうになるところでした。
・・・もっと時間あるときに、もっと下まで滑り降りちゃってもいいかも。
次回はそれだな、うん。
100mほど滑り降りたところから、西側斜面へと回り込みます。
一ノ腰の尾根を右手に見ながら、樹氷の斜面をトラバースして。
テキトウなところでシールオンして登り返し。
このままトラバース気味に連瀬沢源頭を目指してもいいんだけど、それじゃつまらない。
どうせなら登り返して、西斜面を落としましょうってことで。
この西斜面の樹氷は、結構立派でしたねぇ。
おまけに雪も結構吹き溜まっていて、こりゃ滑りに期待しちゃいます。
と言いつつも、育ち切ってない樹氷のためか、枝がにょろけてて面白い形の樹氷が多数。
なんか今にもひょこひょこ動き出しそうで(笑)
そんな樹氷の間をぬって、し~んと静かな斜面を登ります。
こんなに広くて、こんなにたくさん樹氷も雪もあるのに、いるのは我らのみ!!
・・・この日はなぜか登山者が多くて山スキーヤーはほとんどいなかったので、ほんと贅沢なシチュエーションでありました。
森吉神社~一ノ腰の尾根もこのとおり。
雪庇を避ければ楽しそうな斜面がいくつも♪
そんな景色を眺めながらウキウキと100m弱登ったら、あとは連瀬沢源頭までまっすぐに西斜面を落とします。
所々に開けた斜面も♪
ゆるやか~な斜面を歩くようにゆ~ったりと滑ります。
これはテレマークならではの楽しみかも。
(ごろ太君は、もっと斜度が欲しい!!と)
北斜面に続いて西斜面もいい雪で。
緩やかな斜面の樹氷のツリーランを満喫♪
いやぁ、楽しかった。
天気もすっかり良くなって、最高のツリーラン。
そんな自分たちのシュプールを眺めながら、石森手前まで登り返して。
・・・まだ時間もあるし、もう一本滑っちゃう?!ということで。
いやはや、滑り倒しました!
大満足で石森へと再び登り返したら、登りのトレースに沿ってスキー場へ戻って終了。
天気も良く、雪も良く、嬉しいバッタリもあり、ほんと文句なしの一日でありました。
万歳!!
下山後は、阿仁前田駅直結の源泉かけながし温泉、クウィンス森吉へ。
なんとこの2月中は、湯量復活記念ってことで一人210円!!(通常は480円)
泉質は打当温泉と同じかな、空いてて広くて、なかなかいい温泉であります。
そしてこの日は、道の駅五城目に泊。
地元のスーパーで地の食材を仕入れて
車中できりたんぽ鍋!
セリもマイタケもゴボウもタップリ、手作りきりたんぽもゲットしてウマウマ~
鍋をつついていると、雪がしんしんと降ってきて。
翌日も期待大であります♪
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コメント
いやはや素晴らしい景色です(^O^)
遠征のご褒美ですね♪
こんなとこ滑ったらホンマに爽快でしょうねぇ(^O^)
黒百合平は昼過ぎから小雪が舞い始め…
結局午後から飲みっぱなしでした(^_^;)
投稿: katsu | 2016年3月 2日 (水) 22時36分
katsuさん>
いやはやほんと、素晴らしい景色でした♪
こんな景色を眺めて滑って気分爽快!
特に今年はこんなキレイな雪山に出会える機会があまりなかったので、ようやく出会えた景色でありました。
黒百合平泊でのノンビリ天狗岳、いいですね~!
小雪舞う八ヶ岳、それを眺めながらの一杯もオツじゃないですか♪
投稿: まきchin | 2016年3月 2日 (水) 23時20分