2015/11/28 御座山
この週末は冬型のお天気にて、太平洋側が吉とみた。
そろそろ来週以降はスキー場もオープンし始めるでしょうから、シーズン締めくくりの山歩きになるかな、ということで。
お久しぶりの東信エリアへと出かけます。
目指すは、佐久の名山・御座山(おぐらやま)。
何度か計画しつつも計画倒れに終わっていた山。
この時期なら人も少ないだろうし、新雪踏みながら歩いて展望も楽しめるかな、と。
入山は、北相木村の長者の森から。
キャンプ場もあるここは駐車場も広く、村お薦めルートだとか。
#トイレはあるけど、キャンプ場営業期間中のみ利用可。
#栗生ルートと白岩ルートは駐車場狭かったり、農作業の妨げになることもあるとのことで注意が必要かも。
30台以上は停められそうな広い駐車場には、我らがこの日一番乗り(あとからすぐに一組やってきて、途中でさっくり抜かれましたが)。
外気温-4℃とかなり寒く、車の外に出たくない感じではありましたが、ようよう準備して出発。
登山口までは、キャンプ地を抜けてゆる~りと歩きます。
標識完備につき迷うところはなし。
キャンプ地の上にも数台停められそうなスペースあり。
そこも過ぎてさらに歩いていくと、登山道に突入。
支尾根へ登り上げるまでは谷の中を登る道。
数日前の雪がうっすら積もって寒々しい。
そんな道を登っていくと
日の当たる尾根筋へ。
カラマツの落ち葉を踏みつつ、所々で木段登りつつ。
だいたいこんな感じの穏やかな道。
ちょこっと木立が切れたところからは、浅間山のお姿が♪
真っ白ですねぇ~、でもって煙がもくもく。
気温が低いと、水蒸気が目立つので煙が多くなったように見えるとか。
そんな眺めを楽しみつつ。
明るい林の中の道を登ります。
ちょいとアップダウンあったりするけど、ほぼ登り基調の歩きやすい道であります。
落ち葉と新雪がミックスしてるのも面白い。
白岩分岐へと登り上げる直前には、こんな大きな送電線の鉄塔もあり。
こんな山の中にこんなに大きな鉄塔、いったいどうやって建てたんだろう?!
そしてこの鉄塔を過ぎればほどなく
白岩分岐に到着。
ここで白岩ルートと合流。
ここから先は、尾根上をひたすら辿ります!
標高が上がるにつれて、だんだん登山道上の雪も増えてきて。
数日前の雪は、まだ踏まれていないのでサクサクと軽い踏み心地♪
そしてこのあたりになると、これまでの明るく開けた道から、尾根上の細い道へ。
樹相も変わって、ツガの木やシャクナゲが覆いかぶさるようなトンネル、しかも斜度も急になってきた。
そんな道を登っていくと、北側が開けた見晴台に到着(写真は帰りに撮影)。
一息つきがてら、北側を眺めてみると。
北八ツには雲がかかって見えず。
でもその右手の美ヶ原の先には白い山並み。。常念か?!
晴れてれば、さらにその先には槍穂、そして立山から後立山までずら~りと見えるそうだけど、この日は雪雲の中。
でも北アの山並みがちょろっとだけでも拝めて、なんだかとっても嬉しいまきchin隊であります。
ここから先は、だんだん狭く急になるシャクナゲのトンネルをぐい~っと登ります。
シャクナゲの時期はすごいことになってるんだろうなぁ~、なんて考えながら登るのもまた楽し(^^
こんなワイルドなとこも。
木の根ごつごつだし、左右からはツガの木やシャクナゲが覆いかぶさってるし。
・・・でも道にも景色にも変化があって、飽きずに楽しめるのはいいところ!
見晴台からそんな道を250mほど登り上げたところで、山頂手前の前衛峰に到着です。
シャクナゲのトンネルが急にぱくっと開けたところが前衛峰(写真は帰りに撮影)。
目の前には、目指す御座山!
こんな感じの聳えっぷり。奥が山頂かな。
前衛峰から先の道が下ってるのには目をつぶって、山頂を仰ぎ見ます。
さぁ、あともうちょい!
・・・で、前衛峰から鞍部までは、50mほどいったん下ります。
ここにきていきなりこんな岩尾根だけど、慎重に下ってあっという間に鞍部に到着。
鞍部には、何やら左右に分岐する標識があるけど、両方とも廃道だそうで(^^;
さてさて、ここから山頂へはあと150mほど。
一気に登り上げちゃいましょう!
気合十分に取り掛かるも、この道、かなり急でございます。
しかも木の根がごつごつだし、雪は凍ってるし、油断大敵。
・・・てか、帰りのほうがおっかないかも?
それでも、急坂だと登り上げるのも早い早い。
ぐい~っと登り上げていくと、ほどなく道も穏やかになり。
山頂直下の避難小屋に到着~
この小屋、2002年に建て替えられたばかりだそうで、中も板の間広くてとってもキレイ。
ちょこっと小屋を覗いたら、すぐ目の前にある山頂へと向かいます。
さっきの前衛峰と同じく、御座山の山頂もいきなりの岩稜。
左側がスッパリ切れ落ちてておっかないんで、右側の木立に沿って歩きますかね。
そんな岩をつたって歩いていくと、岩場の先に山頂標識と小さな祠があり。
ココが御座山の山頂、2,112mであります!
山頂の先には浅間山~♪
さあさあ、山頂からはぐるりと大展望。
この素晴らしい展望を、まずはタップリといただきます。
権現岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳。
こんなに近くに八ヶ岳を見たのは久しぶり。
うっすら粉砂糖を振りかけたように白くなった八ヶ岳は、ほんとキレイですわ~。
八ヶ岳の左側に見えているのは南アルプス。
鳳凰三山の向こうには甲斐駒と北岳、間ノ岳。
上河内岳や荒川、聖も見えてます♪
両神山をはじめとした秩父の山並み。
秩父の山も、こんなに近く見えるんだねぇ~
その奥には、筑波山っぽい山も見えてました。
そしてぐるっと回って戻ってきました、浅間山。
やっぱり浅間山は、雪がつくと一段とキレイ。
前掛山の縦スジ、久しぶりに拝みました。
いやもう、タマリマセンね!(≧∇≦)
ごろ太君、夢中になって狭い岩場の山頂をあっちこっちへウロウロ。
落っこちなさんなよ~、と言いつつ、私もウロウロ(^^;
久しぶりの青空、久しぶりの大展望ってこともあって、なんだか嬉しくなっちゃって。
腹ごしらえしながらタップリと景色を堪能。
山頂には、我らのほかには先行の一組しかいなかったってこともあり、ノンビリ静かに過ごせたのも最高!
北アには雪雲かかっていたのでそちらの展望はなかったけど、いやはやこれでも大満足です。
ここはぜひ、空気が澄んだ晩秋~初冬に歩きたいトコですね♪
・・・眺め最高すぎて、1時間もノンビリしちゃいましたが。
後続が何組か到着してきたってこともあり、そろそろ我らは下山開始。
いやぁ~、楽しかったなぁ。
また来よう。今度はカラマツの黄葉の時期に!
さてさて、下りは、行きに歩いた道をそのまま戻ります。
山頂直下の雪の急坂も、下ってみれば思ってたよりも滑らず歩きやすくて一安心。
落ち葉と雪がミックスした道を、つったかた~と快調に下ります。
途中、5組ほど登ってくるのとすれ違い。
・・・行きは1組しか出会わなかったので、やはりこの時期になると歩く人もぐっと減るのかと思っていたのですが。
さすが200名山、それなりにおられましたね(^^
行きにひいこら登った道も、下りは楽々。
快調に飛ばして、あっという間に下山であります(レポ飛ばしすぎか?!)。
御座山、さすが2,000m峰だけあり、しかも周りを名だたる山々に囲まれて、展望抜群♪
道も変化に富んでなかなか楽しく、飽きずに静かな山歩きを満喫することができました。
いやほんと、いい山でした!
久しぶりの雪道歩きも楽しかった~
下山後の温泉&お味は速報へ。
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コメント
日曜より土曜のほうが快晴でしたね。こんな大展望(北アや南ア南部まで!)のなか御座山とは羨ましい限り。
私にとっての御座山はシャクナゲ。5月末でシャクナゲには会えましたが、曇→小雨でこの素晴らしい景色は見られませんでした。
そのときについでに茂来山も登ろうかと検討したので分かるだけです。でも「もらいさん」はいくつかの可能な読み方のひとつでは? 「おぐらさん」とは聞かなければ絶対に読めないと思います。
未踏なので続編もとっても楽しみです。
投稿: ねも | 2015年12月 2日 (水) 09時11分
ねもさん>
土曜日、我らが山頂から降りるときには八ヶ岳に雲がかかり始めてまして。
お天気よかったのも昼前までだったみたいでした。。。
ねもさんが登られたときは、シャクナゲのトンネルだったんですね!それはとってもキレイだったでしょうねぇ~(^^
茂来山は、距離は短いながらもなかなか楽しめる山でした。
レポは追ってアップしますね!
(御座山、たしかに難読ですね。。。本文中でルビふっときました~)
投稿: まきchin | 2015年12月 3日 (木) 00時29分