2015/10/3-4 白山縦走・チブリ尾根～中宮道（1日目）

お久しぶりの加賀の白山。
紅葉も楽しみつつ、ガッツリ縦走。

1日目は、チブリ尾根を登って室堂へ。
草紅葉美しい稜線からの眺めであります♪

===白山縦走（市ノ瀬～チブリ尾根～別山～室堂）===
2015/10/3（土）：市ノ瀬（6:05）～チブリ尾根避難小屋（9:25-9:35）～▲別山（11:15-11:30）～南竜山荘（13:35-13:45）～室堂（14:50）
歩行距離：16.3km
累積登高：2,140m
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10/3：市ノ瀬～チブリ尾根～別山～室堂
10/4：室堂～中宮道～中宮温泉

この週末は、お久しぶりの白山。
まだ歩いていない中宮道を歩きたくて、この週もまたガッツリルートで行っちゃいます！

それにしても白山は遠い。
ほんとは早く出たかったのだけど、仕事が忙しくて帰宅が遅くなり、横浜を22時過ぎ出発。
中宮温泉の駐車場には3時着、ほとんど仮眠できず、5時に迎えのタクシーに乗って市ノ瀬へ。
＃事前にタクシー会社（かなやタクシー）にお迎えを予約。
＃中宮温泉～市ノ瀬は、定額で13,000円でした（会社によってたぶん違いあり）。

市ノ瀬には1時間弱で到着。
別当出合行きのバスが何台か、そして登山者もたくさん乗ってますが。
我らはここからチブリ尾根を登ります。

市ノ瀬の駐車場を見下ろしながら、工事用の道路を辿ります。
しばらく道路を歩いたら、道路脇の登山道に出たり入ったり。

そんなのを何度か繰り返しながら歩き、標識と登山者カウンターのあるここから登山道へ。

ブナやトチノキなどの雑木林の中をゆる～りと。
足元もしっかり整備されてるし、傾斜がキツイところもないし。
歩きやすいねぇ。

しかもこの週にかなり雨が降ったらしく、林の中には小沢がいっぱい。
なんとも瑞々しい山であります。
途中の水場もじゃばじゃば流れてました。
（「水飲場」の標識がなければ、完全に普通の沢かと思っちゃいそう）

水場を過ぎれば、明るいブナ林の中へ。
緩やかな尾根には日も射してきて、ブナの葉っぱごしに日の光がキラキラ輝いて。
なんとも柔らかくて素敵な色合い。

高度を上げていくにつれて、ブナの梢も色づいてきたような？
明るい黄色に輝いてますねぇ～

そんなほんのり色づいた尾根を登っていくと、だんだん木立が低くなり、灌木帯になって。

ひょいっと笹原の中のトラバース道へ。
眼下にはブナ林の斜面、奥には赤兎山かな。
市ノ瀬も遠くに見えてますねぇ～

ここまで来ればチブリ尾根避難小屋はもうすぐ。

目の前に、御舎利山、別山へと登り上げる尾根を見上げながらゆる～りと歩いて

チブリ尾根避難小屋に到着～
この小屋、なかなかキレイだし、白山も別山も一望、の好展望だし。
近くに水場がないのが難点だけど、なかなかいい小屋ですな。

ここで景色眺めながら一息。
一息つく間も、室堂の小屋にはひっきりなしに荷揚げ（荷降し？）のヘリが飛んでました。

さてさて、一休みしたら、いよいよ別山への登りへとGO～

別山までは、500mをぐい～っと一気に登り上げます。
なかなかな急斜面ですな。

それでも最初は尾根上をゆる～りと。

オオカメノキやらナナカマドやら、紅葉した木々の間を進みます。
色鮮やか♪

色づいた明るい尾根を歩くのはこれまた楽しくて。
なんとなくウキウキ。

そして尾根上をの道がいつしか急斜面の九十九折りになり。

笹原・草原ミックスの斜面をひたすら登り、ふと振り返ると遥か下方に避難小屋。
九十九折で何度も折り返している間に、結構登ってきましたねぇ。

そんな高度感ある眺めを見下ろしつつ、ひたすらジグザグ登っていくと

御舎利山に登り上げて稜線へ。
白山の展望が、どか～んと開けます♪

さぁ、そしてここから別山は目と鼻の先。
まずは山頂へ、といそいそと歩を進めて10分ほどで

別山、到着～
いやぁ、大展望♪(o^-^o)

南側には、石徹白へと続く尾根。
いつかは歩きたい道であります。

北東側を見やれば、エメラルドグリーンの大白川ダムの向こうには三方崩山、そしてその向こうには北アルプスの山々が大展望！
後立山から剱・立山、薬師岳、水晶、鷲羽、槍穂に乗鞍。

御嶽の向こうには、南アルプスに中央アルプス。

空気が澄んでて遠くまでよく見渡せて、いやはや大感激であります。o(*^▽^*)o

別山の山頂には誰もいなくて、こんな贅沢な眺めを二人占め♪
ノンビリと眺めたら、室堂平へ向けて出発。

目指す室堂センターはまだまだ遠いけど、こんな景色眺めながらの稜線歩きですから♪
全然苦になりません～

歩きだす前に、山頂直下の別山神社にもお詣りして。

さぁ、行きますよ～
草紅葉と紅葉の稜線を歩きます！

稜線上の紅葉は、前々日の爆弾低気圧でだいぶ散っちゃったかな？とは思ったけど、まだまだ残っているところもあり。
目を楽しませてくれますねぇ～(o^-^o)

ん～、でもやっぱり、一番目を楽しませてくれるのはこの眺めだな。
迫力満点、素敵なお姿であります。

そしてこの稜線、切れ落ちた崖の上の道あり、アップダウンもあり。

青空映して真っ青に輝く池もあり。
なかなか変化あって楽しい稜線。

南竜からのピストンの人と何度かすれ違いつつ。
ゆる～り歩いて油坂の頭に到着、ここからは一気に300mほど下ります。

ナナカマドのトンネルをくぐって油坂の下りに突入。
草紅葉の中を九十九折に下ります。

目の前を遮るものはもう何もなし。
どか～んと聳える白山の斜面には、赤い屋根の南竜山荘、そして室堂センターも♪

久しぶりに来たけど、白山、いいですねぇ～
アルプスとはまた違った雄大さ、奥深さがあり。
東北の山とは違う山容なれど、静かさはどことなく似たところもあり。
これで近けりゃ、文句なしなんだけど（＾＾；

そんなこと話しつつ、岩ごろの道をぐい～っと下って沢筋へ。
ここもまたじゃばじゃば水が流れているけど渡渉は問題なし。
さくっと渡って、再び岩ごろのちょっと滑りやすい道を100mほども登れば

南竜山荘の手前に広がる湿原に到着。
すっかり秋色、もういつ霜が降りてもいい感じの風景ですな。

そして目の前の南竜山荘はこんな感じ。
ここもまたいいロケーションであります。

さて、ここまで来れば室堂まではあと一息。
小屋の前で一息ついたら、室堂へとまっすぐ登り上げるトンビ岩コースでぐい～っと400m弱、行っちゃいましょう。

そしてこのトンビ岩コース、なかなかな紅葉でありまして。

おっ。
なかなかいい感じに色づいてるんじゃない？！

振り返ればこんな感じ。
箱庭みたいでかわいい♪

足元は、所々大岩が転がってるけど概ねキレイに整備されていて登りやすくて。
ゆっくりと急坂を登って高度を上げていきながら、紅葉を楽しみます。

ナナカマドも鮮やかですねぇ～♪
そんな紅葉越しに、歩いてきた稜線を振り返ってみたりして。

ウキウキと登り上げていくと、弥陀ヶ原に登り上げて急坂終了。

御前峰を右手に仰ぎ見つつ、ハイマツの中の道をゆる～りと歩いて

室堂センターに到着～
今日はここに泊まります。
＃事前要予約。

小屋の前には白山比咩神社の祈祷殿。
まずはお詣りしてから、小屋の受付へ。

SWはかなり混んでたみたいだけど、この日はそれほどでもなく。
お布団もかなり余裕あり、快適快適。

寝場所を確保して荷物も片づけたら、もうあとは飲むか食べるか。

てなわけで、生ビールを飲みながら、のんびりマッタリ。
小屋の外は風が強くて寒いけど、小屋のなかはぬくぬく。

そしてこの日の夕食は2交代。
空いててノンビリいただいて、ごはんもしっかりお代わりしちゃいました（＾＾

夕食の途中には、テラスから夕陽も眺められたりして。
いやぁ、いい一日でした！

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