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2015年10月27日 (火)

2015/10/24 甲斐駒ヶ岳

晩秋の南アルプスへ。

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摩利支天から仰ぎ見る甲斐駒ヶ岳。
大迫力!

===甲斐駒ヶ岳&摩利支天===
2015/10/24(土):長衛小屋テン場(7:30)~仙水峠(8:35-8:45)~駒津峰(9:55-10:00)~▲摩利支天(11:10-11:30)~▲甲斐駒ヶ岳(12:15-13:00)~駒津峰(14:00)~双児山(14:30)~北沢峠(15:30-15:35)~長衛小屋テン場(15:45)
歩行距離:14.9km
累積登高:1,100m
======

寒気が入ってなかなか難しい天気だったこの週末は、南アルプス・北沢峠へ。
シーズン中は人でごった返しているだろう北沢峠も、さすがにこの時期になれば空いているだろうというハラもあり。
今シーズン、ラストのテン泊であります(たぶん)。

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入山口の伊那・仙流荘の駐車場で仮眠してから、始発6:05発のバス待ち行列には5時過ぎに並びます。
すでに結構並んでいて、我らはバス2台目。
この日の始発は3~4台は出たかも。

バスにゆられて北沢峠に到着したら、さっそく長衛小屋のテン場へ向かいます。
広~いテン場には10張程度設営されてるのみでしたが、テント設営している間に後続が続々と。

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テント張り終えて荷物デポして出発するころには、30張程度はあったかな。
最終的には、この日は40張程度でした。
#テン場は一人500円。水場はすぐそこだし、トイレは大きくてキレイだし、居心地いいテン場です(最盛期は激混みらしいけど)。

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さて、スッカスカになったザックを担いで、この日は甲斐駒へ。
まずは小屋の前の橋を渡って、仙水峠を目指します。

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しばらくは沢沿いの道をゆる~りと。

沢にかかる丸太橋で右岸へ、そして再び左岸へと渡り、ちょいと登れば仙水小屋。
そしてシラビソの林の中を歩いていくと

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岩ごろのトラバース道へ。
・・・なんでここだけ、こんなに岩ごろごろなんだろう?

その岩ごろ道から振り返れば

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カラマツの黄葉の向こうには、仙丈ケ岳!
スッキリ晴れた空にくっきり聳えてます♪(o^-^o)

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岩ごろ道をゆる~りと歩いていくと、仙水峠に到着。
頭上には、大きな岩の塊のような摩利支天!
その向こうの甲斐駒ヶ岳がなんだか小さく見える。。。

ここ仙水峠は、ちょっと開けていて日当たりもよくて、一息つきたいところだけど。
この日は生憎強風が吹き抜けてかなり寒い。
そそくさと岩陰で腹ごしらえしたら、先へと進みます。

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ここからはちょっと急坂。
林の中の道は風があたらなくて快適だけど、岩ごろごろ、木の根ごつごつの急坂はなかなかシンドイ。
早すぎず遅すぎず、黙々と登ります。

そんな林も、所々で木立が途切れて展望が。

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右後方を見やれば、栗沢山にアサヨ峰と連なる早川尾根。
その先には地蔵のオベリスク♪

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左後方には、北岳に間ノ岳、塩見岳!
北岳と間ノ岳はもう白くなってますねぇ~

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そして左手には、仙丈ケ岳♪
黄金色に輝くカラマツの向こうに、どっしりと聳えてます。
均整のとれたいい形してますねぇ(^^

カラマツの黄葉が盛りならば、仙丈手前の斜面も一面黄金色なんだけど。
今年は紅葉が早かったせいか、もう終わりかけでちらほら残るのみ、それでも十分キレイな眺めであります。

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登り上げていくほどに、鳳凰三山の後方に富士山がちょこんと顔を出すようになり。
・・・なんか富士山見るの久しぶりかも、やっぱり遠くにこの山を見ると、ちょっとテンション上がりますねぇ~

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そんな景色を眺めながら登っていると、いつのまにか林の中から灌木の中へ、そしてハイマツ帯の急坂へ。
風が吹き付けて結構寒いので、一枚着込んでぐい~っと登って

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駒津峰、到着~
目の前にはどかんと甲斐駒ヶ岳と摩利支天!

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すっか~んと開けたここはなかなかの好展望。
中央アルプスも御嶽もずら~りと。
・・・北ア方面は残念ながら雲の中にて見えず、でしたが。

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それでも、なんといっても目の前に聳えるこの甲斐駒ヶ岳の展望が大迫力。
今日は雲が湧く前に登れるかな、と一息ついたらそそくさと出発(風強くて寒いってのもあるし)。

駒津峰からは痩せた岩尾根をいったん下ります。

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岩場を下るのって慣れてないので、ちょっと時間かかっちゃいましたが。
どんどん近づいてくる甲斐駒を眺めながらの道は、それはそれで心楽しくて。

大岩が重なり合った六方石から先は、直登ルートと巻き道ルートとに分かれます。
我らは、摩利支天に先に寄り道したいというハラもあり、巻き道ルートへ。
直登ルートは鎖やハシゴもあるガッツリ岩場の道だけど、かなりの人がそっちから登ってました。

・・・ま、こっちの巻き道も全然楽じゃないんだけどね。
ザレザレだし、意外と急坂だし。

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山頂を巻くようにして、ザレザレの斜面をトラバース。

狭い岩の間を抜けたり、砂で滑りやすい道を登ったりして進んでいくと、摩利支天への分岐に到着。
ここまできてガスが上がってきてるようだったら、あきらめて山頂へ直行しようと思ってたのですが。
まだまだ青空広がっていい天気、ならば摩利支天へ!

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凄い斜面のトラバースだけど、しっかりロープが張ってあって恐怖心はなし。
・・・が、斜面の向きが変わったせいか、風が強くて煽られる~(^^;

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風に煽られつつも、どんどん近づいてくる摩利支天にどきどきワクワク。
初めて甲斐駒に登った8年前から、ず~っと登りたかった摩利支天。
今それが、しかも晴れた空の下にある!(≧∇≦)

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砂の斜面をトラバースで歩いていくと、甲斐駒と摩利支天の間のコルへ。
もうとんでもない風だけど、眺めもとんでもない!甲斐駒の東面って、こんなすごいことになってたのか。。。

ぼんやり眺めてたら吹き飛ばされそうなので、そそくさとコルは通過、摩利支天への最後の登りへ。
ハイマツの中の岩場をぐい~っと登って

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摩利支天、到着~
・・・実際は、ここは祠の裏手。
この岩をぐいっと回り込んで

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到着!
いやぁ、ここから眺める甲斐駒ヶ岳のなんと雄々しくカッコいいこと!
噂にたがわぬ男っぷりにウットリですわぁ~o(*^▽^*)o

そしてここ、眺めもなかなか素晴らしい。

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黒戸尾根の先には八ヶ岳、その右側には奥秩父の山々。

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開けた摩利支天のピークの向こうにはずい~っと伸びる早川尾根。
その向こうには鳳凰三山と富士山、そして北岳間ノ岳。

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そしてやっぱりコチラですね。
甲斐駒ヶ岳の切り立った東面と、険しい黒戸尾根。
なんだか、これまで見ていた甲斐駒ヶ岳とは違う一面ですわ。

・・・風さえなければ、ここで景色眺めながらノンビリするところなんだけど。
強風すごすぎてそれどころではなく。

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名残は惜しいけど、摩利支天を後にします。
素晴らしい景色をありがとう、摩利支天!!

来た道を戻って巻き道に合流したら、お次は甲斐駒ヶ岳へ。
もう摩利支天で終わりでもいいか?!なんて思ったりしたけど、この日はまだまだ青空広がってるし。
ならば、やはり山頂を踏まねば!

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山頂への道も、相変わらず砂礫の斜面。
一応目印がつけられてるけど、踏み跡があちこちについてて一瞬悩むところもあり。
風で砂が巻き上げられて、目や口に入ってくるのにも閉口。。。

山頂から下ってくる人と何度もすれ違いつつ。
ぐい~っと登って

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甲斐駒山頂、到着~
三度目にしてようやくピーカン!!

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一等三角点もゲット~♪

そしてここに来るまでかなりの強風だったのに、なぜか山頂の一角だけはほぼ無風。
ノンビリ日向ぼっこしながら、景色を眺めて一休み。

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北岳間ノ岳方面には雲が出てきましたねぇ~
それでもこの時間までこんないい天気だなんて、感謝感謝。

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摩利支天がだいぶ下に見えてますが。
その向こうは鳳凰三山に富士山。

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こちらは、一度は歩いてみたい鋸岳への道。
・・・いったいいつになるやら。

私は日向ぼっこしながらウトウトと、そしてごろ太君は写真撮るのに忙しくて。
そんな感じでノンビリと、1時間近くも山頂で過ごしちゃいました。

さぁ、そろそろ下山しないと。
テン場でのんびりする時間が短くなっちゃう!

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ザレた道で足を滑らさないよう、急がず、慌てず、慎重に。

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こんな岩の上も慌てず下って。

六方石まで下ったら、駒津峰までは岩場の登り返し。
行きに苦労した岩場の下りも、登りならば歩きやすい。

そして駒津峰からは、来た道ではなく双児山経由の道へ。
まずはハイマツの中のガレた急坂を、200m近く一気に下ります。

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振り返ってみれば、もう駒津峰も甲斐駒もはるか頭上。
一気に下っちゃいましたねぇ。

そして双児山までは林の中をゆる~りと、80mほど登り返して。

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ここで、甲斐駒の展望とはお別れ。
あとはひたすら、樹林帯の中の道を九十九折りに、北沢峠へ下ります。

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明るい木立の中の道は、落ち葉ふかふかで歩きやすい。
北沢峠まで600mを一気に下って、長衛荘から名を変えたこもれび山荘に到着であります。
#途中、林道・遊歩道と北沢峠への道との分岐の標識がわかりづらかったので注意。。

こもれび山荘で生ビールをぐいっと一杯、それから長衛山荘のテン場へと戻ってこの日は終了~

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お、テント、増えましたねぇ~
それでも広いので、全然余裕ですわ。

外が寒ければテントの中で宴会、のつもりだったけど。
意外とテン場は風もないし、しっかり着込んでいればあったかいし。

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というわけで、テントの前で鍋宴会~
ほっこりあったまって、満足満腹。
天気も景色も素晴らしく、摩利支天にも行くことができて、この日のお山も満足満喫。
登山道も全然混んでなかったしね~(^^

~~~
そしてこの日の夜は、雨&強風で何度も目が覚めて。
日曜日は、超好天だったけど強風予報にて、贅沢にもそのまま下山。
下山後の温泉&お味の詳細は速報へ。

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コメント

ゴロ太さんがカメラを構えるショット。
むむっ!
なんだか懐かしい感じがします。(w)
もうそんな時期になりましたか。(爆)
もうすぐ始まる今期も頑張って撮ろうっと!(大爆)

投稿: 雪舞幹事長 | 2015年10月28日 (水) 18時51分

雪舞幹事長さん>
グリーンシーズンはほんと短いですね。
山の雪の便りが待ち遠しい季節になりました!

投稿: まきchin | 2015年10月29日 (木) 00時01分

冷たい風がかなり強かったんですね。画像からは、快適な秋山にしか見えませんが。
私も「次」の甲斐駒ヶ岳のときは、摩利支天にも立ち寄ってみたいと思います。
今週末は4連休にするのですか!?

投稿: ねも | 2015年10月29日 (木) 21時51分

ねもさん>
確かに、写真を見ると快適そうですね(笑)
風は強かったけど、展望よくて楽しく歩くことができてよかったです♪
ねもさんも、ぜひぜひお天気よい時に摩利支天に寄り道してくださいませ(^^

今週末。四連休にできればいいんですが、忙しすぎて休み取れず。。
ついでにいろいろ用事もあり。。

投稿: まきchin | 2015年10月29日 (木) 22時56分

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