2015/10/10 鳥海山(祓川)
やってきました、秋の三連休。
今年は友人とお泊り山行の予定でしたが、日曜日悪天予報にて残念ながら中止。
ならば、ノンビリ東北紅葉山行といきますかねぇ~
天気予報とにらめっこして決めた行先は、鳥海山・祓川。
強風予報だけど、昼まではお天気よさそうだし。
紅葉眺めながら、山スキールートを思い浮かべながら登ります。
朝、祓川の登山口の駐車場には数台が停まるのみ。
まぁ微妙な天気予報だったし、かなりな強風だし。
気合入れて山頂目指す人はそんなにいなかったか。
そして山頂付近には怪しげな雲。
昼前には雲も取れるでしょ、と期待しながら歩き出します。
そして、冬ごもり前の改修工事中の祓川ヒュッテの横を通って竜ヶ原湿原へと歩を進めると。
うわぁ~、黄金色!
黄金色に輝く湿原の上には錦秋の斜面、そしてその上には雲をまとった鳥海山♪
こりゃいい眺め。
鮮やかな紅葉にすっかり気をよくして、木道から登山道へ。
湿原から賽ノ河原へと登り上げるタッチラ坂を登ります。
石段で整備された坂を登っていくと、眼下にはさっき歩いてきた竜ヶ原湿原。
紅葉の木々に囲まれて、ひときわ鮮やか。
そしてこちらの道も負けずに鮮やか!
紅葉の葉っぱが太陽の光を透かして、キラキラ輝いてます。
いやはや、やっぱり青空の下の紅葉はテンション上がりますねぇ~♪o(*^▽^*)o
タッチラ坂を100mほど登り、賽の河原を過ぎてさらに登っていくと、池塘と湿原の広がる御田に到着。
標高1,450m付近のこのあたりまで来ると、紅葉の木々はちらほら程度。
でも草紅葉の美しさはナカナカであります。
ちょこっと登って振り返るとこんな感じ。
柴犬の毛並みのような黄金色の湿原、そしてそれに青い池塘がアクセントを添えてます♪
さらにぐい~っと登って振り返ると、御田より下が紅葉まっさかり(^^
こんな色合いの山裾を眺めてるだけでも、なんだかワクワクしてきちゃいますねぇ~。
そんな景色を眺めながら石がごろごろ転がる道を登っていくと、七ツ釜避難小屋に到着。
避難小屋は、ここからちょいと道を外れて下ったところにあり。
小屋には立ち寄らず、先へと進みます。
さて、ここから先はどこまで行けるか。
山頂にかかっていた雲が晴れなかったら途中で下山するか、なんて言ってたんですけど・・・
おお!晴れた!!
風は相変わらず強いけど、雲は晴れてくれました♪
ならば、と喜び勇んで山頂目指します。
木立も低くなり、風がダイレクトに吹き付けるようになってきたので、カッパ着込んでいきますかね。
避難小屋から氷ノ薬師までは、しばらくはこんな草原の中の岩ごろの道。
所々で小さな沢を横切るところもあり。
そんな道を歩いていくと、沢筋の道へ。
トラバース気味に左岸を、そしていったん沢を横切って右岸を歩いて、氷ノ薬師に到着。
氷ノ薬師まで来れば、山頂まではあと一息。
ココから先は吹き曝しになるので強風が心配なところだけど、気を引き締めていきますか!
氷ノ薬師から先、灌木の中を歩いていくと、ほどなく舎利坂の急坂に突入。
この舎利坂、なんと驚いたことに石畳!
いつもこのあたり歩くときは雪の上だったので、こんな石畳の道だったとはビックリですわ。
・・が、足元は安定してるけど、相変わらずの強風に何度も煽られて。
風の呼吸を読むのも久しぶり、そして耐風姿勢なんて取っちゃうのも久しぶり!
そんな石畳の道も、舎利坂中間部を過ぎればザレた急坂に。
斜度もかなり急になり、そういやココ、スキーの時は最後の難関だよなぁ、なんて思いつつ。
怒涛のように吹き付ける風に耐えつつぐい~っと登って
七高山山頂、到着~
山頂には、祓川から登ってきた人、百宅や湯ノ台から登ってきた人がちらほら。
立ち上がると風に吹き飛ばされそうなので、はいつくばって新山方面をのぞき込むと。
新山の山頂が目の前に!
この強風の中でも、何人か山頂に立ってるのが見えました~
雪渓もまだ少し残ってます。
こちらは春にテン泊で歩いた中島台からの斜面と稲倉岳。
ここも紅葉が素晴らしそうな雰囲気。
外輪山を歩いてる人も何人か見えたけど、あまりの強風にはいつくばっている人も多し。
いやぁ、タイヘンな風であります。
吹き飛ばされたらタマランので、岩陰に入って一休みがてら、祓川方面へと広がる斜面を眺めます。
どか~んと広がる大斜面。
久しく滑ってないけど、今シーズンは滑りに来たいですねぇ~(o^-^o)
そんな景色を眺めつつ、一息ついたらそそくさと下山。
少し下って風が弱くなったところで腹ごしらえしよう計画。
下りは逃げ足(?)早く、つったかた~っと。
紅葉の斜面を見下ろしつつ、足早に下ります。
舎利坂を下りきったところで腹ごしらえ休憩したら、あとは一気に登山口目指して下山。
登りは一生懸命だったので、あまり紅葉の斜面が目に入ってなかったけど、下りの道ではそれが目の前にどか~んと広がってるわけで。
絶景に何度も足が止まっちゃいます!
氷ノ薬師を過ぎれば、七ツ釜まではこんな感じの開けた草原を下ります。
黄金色の草原の先に広がる紅葉の斜面の眺めが、なんともいいですねぇ~
七ツ釜を過ぎてさらに下っていくと、どんどん紅葉の斜面が近くなり。
御田まで下ると池塘登場。
行きにも見てるこの景色だけど、いいものは何度見ても、イイ!
御田を過ぎ、賽ノ河原を過ぎれば、再び紅葉の中の道へ。
ここが今回、一番鮮やかな道。
年中山を歩いてても、この紅葉の中を歩ける日ってほんと数えるほど。
紅葉ピークを狙うのは難しいけど、今回はどんぴしゃ!
すべての木々が鮮やかに色づいて。
鮮やかな色に、なんだか辺り一面がふわぁ~っと明るく輝いてるようで。
登山道もこのとおり!
色づいたナナカマドやオオカメノキ、カエデがなんともキレイ♪
ナナカマドにカエデ、色鮮やかな紅葉が素敵(^^
こんな木々に囲まれて歩けるなんて、幸せですわぁ~
この紅葉を見に、御田までの往復の人も結構いるようで。
そんな人たちとすれ違いつつ、紅葉に染まりつつサクサク下山であります。
いやはや、紅葉大満喫!
そして祓川から下る道路沿いの紅葉が、これまた燃え上がるように真っ赤で素晴らしくて。
やはり東北の紅葉は期待を裏切らない美しさでありました。
下山後の温泉とお味は速報へ。
そして翌日、翌々日と東北紅葉紀行は続きます!
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コメント
祓川からの鳥海山、まさに紅葉のてんこ盛りで超素晴らしいですね
あの予報では東北や新潟に行かれることはないだろうな~と思ってましたが・・・、またまたジャストミートですね
私は那須とかでお茶を濁しました。今週は浅草岳に行くことにしましたが、紅葉が残っているかな~
投稿: 青空 | 2015年10月15日 (木) 22時40分
青空さん>
いやはやほんと、紅葉てんこ盛りでした!
1,400mより下の紅葉がすごかった、なかでも登山口から下の紅葉が凄まじかったです!
道路が狭くて車を停められず、写真を撮れなかったのが残念。。。代わりに目に焼き付けてきました(^^;
直前まで天気図とにらめっこして、遠征した甲斐がありましたです(^^
那須の紅葉も素晴らしかったでしょうね♪
浅草岳、この翌々日の様子をレポアップしましたが、まだ大丈夫だと思いますよ!
鮮やかな紅葉を楽しんできてくださいませ(^^
投稿: まきchin | 2015年10月15日 (木) 23時50分