2015/9/5 黒伏山
気温がぐっと下がってそろそろ秋山?な今日この頃。
この週末は土曜日しかお天気もちそうにないし、ならば今年の紅葉はどんな進み具合かちょいと偵察してみましょうかということで。
山形の黒伏山へ行ってきました。
ここ、以前紅葉の船形山を歩いた時に山頂から眺めて、すんごく綺麗に色づいていたので一度歩いてみたいなぁ、と思っていた山でありまして。
それにここなら、山の後に山形名物肉そばもいただけるし、というハラもあり。
登山口近くの道の駅天童温泉で仮眠してから向かったのは、登山口の黒伏高原。
ここ、冬は、黒伏高原スノーパークジャングル・ジャングルとして営業中。
そのスキー場の駐車場に車を停めて出発準備。
#トイレなし。
ちょうど我らが駐車場に到着したころ、地元のお二人連れと単独の方が出発。
この日は結局、黒伏山に入ったのはうちらも含めてこの3組のみ。
なんて贅沢♪
駐車場から仰ぎ見るのは、どか~んと聳える黒伏山の南壁。
この高さ400mくらいの壁、ロッククライミングのメッカでもあるそう。
さて、我らもさくさく準備して出発。
駐車場から道を少し進んだところから、沢に下る砂利道に入ります。
砂利道を少し下れば、沢にかかる仮設橋が登場。
細い板が渡してある橋をおっかなびっくり。
・・といってもしっかりした仮設橋なので無問題。(^^;
橋を渡ってすぐ、柴倉コースへの分岐を右に分け、ちょこっと進むと黒伏コースの登山口。
心なしか、踏み跡もまばら。
もしかしてあまり歩いてる人いない?なんて不安になりつつ突入。
そんないきなりの急坂をつづら折りに登っていると
藪!藪藪!!
急坂な上にこの藪っぷり、いきなり不安度MAX。
ずっとこんな感じだったらどうしよう、と不安になりつつ藪を漕ぎ漕ぎ。
・・・が、この急坂&藪漕ぎも、登山口から40mほど登り上げたところで終了。
ほっとしてふと気づくと、全身こんな草の実だらけ。
見た目、キモチ悪い・・・しかもなかなかはがれない・・・
激藪急坂が終わると、あとは遅沢分岐まではトラバース移動。
カラマツ林の中をゆる~りと登り、800m付近から先はブナ林に。
なかなかキレイな林であります。
道は広くなったり、狭くなったり。
落ち葉がふかふか積もっていたり、苔だらけの滑る岩だったり。
ひっつく実がタップリついた草がわしわし覆いかぶさっていたりする道を歩きます。
(あぁ、またひっつき草の実だらけ・・)
しばらくトラバースで歩き、少し登って尾根を越え、水場を過ぎて歩いていくと、遅沢コース分岐に到着。
遅沢林道がすぐそこまで来ているそうで、ここから黒伏山、白森、銭山までの道はしっかり刈り払いがされてました。
さて、一息ついたら山頂目指して出発。
ここからいよいよ、稜線へと登り上げる激坂が始まります。
ブナ林の急坂を、一気に300m強登り上げる道。
足がかりもあまりなく、ただひたすら直登で登るこんな道は、あまりお目にかかったことがない。
いやはや、エライこっちゃ。
足元不安なので、思わずトラロープにもすがっちゃう。
・・・登りなのでえいっと勢いつけて行っちゃうけど、これ、下りには使いたくない道ですねぇ。
こんな急坂の足元や道端の木の幹には、いろんなキノコがたくさん。
なんか、いかにも食べられなさそうなので、私らは「撮る」だけ~
(地元のお二人連れは、ムラサキシメジとか採りながら登ってたそう)
そんな道をぐい~っと登り、1,185m地点で稜線上へ。
ブナ林の中を黙々と登る道から、一気に展望開けた道に飛び出します。
目指す黒伏山の山頂はすぐそこ!
目の前の斜面の切れ落ちっぷりが恐ろしいくらいですな。
眼下には、ジャングルジャングルのスキー場。
駐車場に停めた車もよく見えてます。
・・・結構登ってきたねぇ。
さて、ここまで登り上げれば、あとは稜線をアップダウン繰り返しながら歩くのみ。
右側の切れ落ちた崖にビビりながらゆる~り歩いて
木立に囲まれて展望はない山頂では、登山口でお会いしたお二人連れが休憩中。
横浜から来た、と言うととっても喜んでいただいて、山の話にも花が咲いて♪
この山は熊も多いんだよ、なんて話にビビったり。
そして一足先に出発されたお二人連れを見送って、我らはちょいと腹ごしらえしてから出発。
白森、銭山、福禄山と連なる稜線歩きが始まります!
まずは100mほど、ブナ林の中を下降。
こんな稜線上までブナ林だなんてビックリ。
下りきるとど~んと視界が開けて、目の前に白森が。
なかなかカッコいい山容ではないですか。(^^
そしてここから白森を越え、銭山までは、展望の稜線歩き。
しかもちらほらと紅葉している木々も登場したりして。
その向こうには船形山ですねぇ~(o^-^o)
オオカメノキの実も赤く色づいてます。
葉っぱが色づくのもそろそろかな。
ちょっと気が早いナナカマドの葉っぱ。
秋色ですねぇ~o(*^▽^*)o
秋色といえばこちらも。
鮮やかな紫のオヤマリンドウも咲いてます。
そんな道をゆる~りと歩いていくと、白森直前で激坂突入。
ここもまた急斜面をひたすら直登、油断してると足元がザレてて滑りそう。
えいやぁ、と一気に登り上げて
白森に到着~
ここは視界も開けていい眺め♪
さきほどのお二人連れがいらして、またまたおしゃべりに花が咲きます。
こちらはこれから歩く、銭山~福禄山の稜線。
その向こうには船形山ですね。
今日はず~っと、船形山を眺めながら歩いてるなぁ。
そしてこれ、お隣に聳える沢渡黒伏山。修験の山。
地元で黒伏山と言えば、沢渡黒伏をさすそうで。
ちなみに今歩いてきたのは、観音寺黒伏、と言うそうです。
そんな景色を眺めつつノンビリおしゃべりしながら一休みして。
さてさて、まだまだ気持ちの良い稜線歩きは続きますよ~。
目の前にゆったりと伸びる稜線をたどります。
いやぁ、こんなに気持ちいい稜線歩きとは思わなかったよ。
紅葉の時期に来たら、眼下一面色づいていて壮観でしょうねぇ~、こりゃまた来なくちゃ。
ノンビリ歩いて銭山を過ぎると、そこから先は刈り払いがされてなくてちょい藪。
ゆる~りと稜線をたどり、福禄山を過ぎて100mほどもガッツリ下ると
柴倉山分岐に到着。
このまままっすぐ行けば、柴倉山を越えて林道に出て周回してくることも可能だそうだけど。
我らはおとなしく、柴倉コースを下山しましょ。
結構足元細い箇所もあり、ロープがかかっているところもあり。
滑りやすい沢を横切るところもあって、なかなか気を遣う道を足元注意で下って。
トラバース道から尾根上の道に入ると、あとは再び急坂をガッツリ下ります。
登りも下りも、ひたすらの急坂なのね。
まぁ、急坂を一気に下るということは、早く高度を下げられるということでもあり。
所々ロープがかかる道をぐい~っと、400mほどを一気に下って
沢を渡渉すれば柴倉コース終了。
行きに渡った仮設橋に合流し、再びそれを渡ってこの日は終了であります。
いやぁ、楽しかった!
前後してず~っと一緒だったお二人と、山を振り返り見つつまたまたおしゃべりして。
いい山でしょう、またおいでね、と言っていただき、ここでお別れであります。
ありがとうございました!
下山後と翌日の温泉とお味は速報へ。
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