2015/8/22-23 小仙丈沢
この週末は、チーム松本のたっちゃん&T世さん、静子ママ、ASKちゃんと、チーム関東のまぁ君、まきchin隊の7名でお泊まり沢企画。
ほんとは黒部方面に行く予定だったのだけど、お天気イマイチなため南アに転進であります。
【1日目】
集合は、伊那側の仙流荘。
大きな駐車場には割と余裕あり、いつもどおり深夜に到着して車中泊。
朝イチのバスで出発する人達でざわつく中、我らはのんびり朝寝してから準備して。
チーム松本とは7時に集合、食材やら装備やらを分配して荷造りして、8:05発のバスで出発。
大混雑の始発バスとは違って、この便に乗るのは20人程度。
2台に分かれてゆったり、2人掛けに1人ずつ座れてラッキー。
1時間弱バスに揺られて北沢峠に到着。
ここでトイレを済ませたら、林道を辿って小仙丈沢の入渓点を目指します。
まずは野呂川出合目指して歩きます。
ちょい下り気味なこの道、楽々ですわ。
おしゃべりしながらのんびりと、北沢沿いの林道を下っていくと
40分ほどで野呂川出合のバス停に到着。
大きなザックの釣り人が数人、バスを待ってました。
ここで一息ついて、我らは両俣小屋方面の道を辿ります。
両俣小屋への道は、このゲートの先に続いてます。
ここに来るまでの間にすれちがったおじさんから「熊に気を付けてね~」と言われたこともあり。
鈴を鳴らして進みましょ。
でもって、またまたおしゃべりしながらのんびり歩くこと30分。
小仙丈沢入渓点に到着。
・・・すると、沢装備にチェンジしている最中の4人組。
む~ん、先行者がいましたか。。。
北アのお天気イマイチだから、うちらと同じように転進してこられたのかしらん。
たっちゃんがちょっとお話したところ、どうやらたっちゃんのHPを見てこられたそうで。
こりゃテン場は重なりますね、後発のウチらはちょっと手前で別のところ見つけますか、と。
少しいくと堰堤あり。
高巻く踏み跡もあったけど、我らは直接乗り越えます。
堰堤から降りるところが、でかザックだと不安定なので。
一人ずつ、ザックを先に降ろしてから乗り越えて無事クリア。
堰堤から先は、倒木も多くて歩きづらい。
どんだけ水が出たんだ、て感じですが。
しばらくいくと、ちっこい滝もあり。
怖かったら左岸高巻いてもいいよ~、とたっちゃんが声をかけてくれましたが。
滑るところもなく手掛かり足がかりも豊富にて、問題なくよじ登れました。
そしてここからちょっと登ったところが、2,000mのテント適地の草地。
既にさきほどの4人組が幕営準備中、ならば、と我らはそこから少し下った平地に陣取ることに。
そうと決まれば準備は早い。
薪を集めてテント張ってタープ張って。
まずは、かんぱ~い
まだ昼だけど。ここから延々と夜更けまで、宴会が続きます!
焚火でコンガリと、豚バラや鶏肉を焼いたり。
いい感じに脂が落ちて、美味しい~(o^-^o)
焼き芋も。ほっくほく!
玉ねぎやにんにくも、新聞紙とアルミホイルでくるんでオキの中に入れておくと、とろ~りほっくほくに焼き上がって。
焚火ってすごい。
焚火宴会に興じる我らの横を、途中2パーティほど登っていきました。
意外とここ、人多いのね。
上のテン場は大盛況だろうなぁ。。。
(まぁ君は野呂川まで釣りに下りましたが、釣り人多すぎてそのままUターン。人多いのね。)
我らのこの場所はもちろん貸し切り。
そのうちパンや焼きバナナ、焼きハンペンなんかも出てきたりして。
そんなヤキモノや炒め物をつまみつつ、ちびりちびりとお酒を飲んでいたらあっという間に日が暮れて。
一人、また一人と引き揚げていく中、結局最後まで沢音聞きつつ焚火眺めつつ。
【2日目】
2日目の朝は、ちょいと寝不足ながらも起床。
前日に炊いていたお米で雑炊作ってみんなでいただいて。
7時過ぎには出発。
最初は朝日が届かずにちょっと薄暗い沢だったけど、すぐにお日様キラキラ射し込む明るい沢へ。
昨日は山もりあった倒木もさすがにこのへんは少なくて。
歩きやすいし気持ちいい♪
昨日我らがパスしたテント適地には、焚火の跡が4つほど。
先行パーティ、後発パーティともみんなここに泊まったみたい。
そんなテン場を過ぎて少しいくと
振り返れば北岳。
北岳が見えるほどお天気良くなるとは思わなかった、よかった!
滝を仰ぎ見ながら沢を登ります。
大きな岩がごろごろ転がる中を登って
いよいよ滝に取付きます。
二段になっている滝の左岸を、まずは先頭のたっちゃんがするする~っと。
続いてチーム松本も、するする~っと。
開けてるし明るいし、滑るところもないし。
沢慣れしてないまきchin隊も、一段目をえいっと登って見上げてみると。
いやぁ、明るい沢はよいですね♪
二段目も無事クリアして歩いて行くと、ほどなく二つ目の大滝に到着。
あとでいろんな記録を見てみると、やはりいろんな登り方があるようでしたが。
今回の我らは、この大滝の左手にある枝沢を登ります。
んで、ここが今回一番怖かった。
ASKちゃんと静子ママは沢中を、T世さんや関東チームは右手のクラックを登り、最後はわずかな?手掛かり足がかりを頼りによじ登って。
冷静に行けばなんてことないんだろうけど、なんせ垂直に近いし高度感タップリだし。
怖かった。。。(怖すぎて写真撮れず)
滝をようようクリアして一息ついたら、あとはひたすら登ります。
かなり斜度があるので、どぼんと浸かって泳いで登る、というよりも小滝の連続する沢をひたすらよじ登る、という感じ。
両岸にはガッツリとハンゴンソウが咲き誇っていて、色合いには癒されます♪
花の黄色と草の緑と、沢の白と空の青と。
彩り鮮やか!o(*^▽^*)o
トモエシオガマ、ミソガワソウ、タカネミミナグサ、ミヤマアカバナ
ミヤママンネングサ、タカネコウリンカ、ハクサンフウロ、ウメバチソウ
お花もいっぱいで、癒されます。
ひたすらよじ登る感じでぐい~っと登っていくと、だんだん水流も細くなり。
木立の中、岩ごろの急坂を直登してみたり。
・・・急すぎてキツイっす。(;´Д`A ```
かと思えば、細い水流が再び登場したりして。
岩ごろ急坂より、こんな沢のほうがずっと登りやすい。
どんどん斜度が増す斜面を登って、2,700m付近でようやく水流が途切れます。
ここから先は小仙丈カール。
いったん急坂も終わりかねぇ、と一息ついて。
緩やかになった岩ごろの斜面を登り、カールの壁を見上げるところで兵装チェンジ。
アプローチシューズに履き替えて、稜線目指してGo~
このカール、さすがに踏み跡も結構はっきり。
ここが北海道ならナキウサギとか出てきそうだよねぇ、なんてしゃべりながらゆる~りと歩いて行くと、いよいよ最後の急坂へ。
ガスが湧いてきているけど視界は結構はっきりしていて問題ナシ。
めっちゃザレザレ。
足の置き場所間違えると、ざぁ~っと滑り落ちそうでおっかない。
登るほどにどんどん斜度を増す斜面を、微妙に九十九折りに登りつつ。
最後はもう、落石させまくり。
こここそ、ヘルメットが必要だったかも。
最後の最後までなかなかシビレル急斜面がつづきましたが。
ようよう仙丈ヶ岳と小仙丈ヶ岳の間の2,830mまで登り上げて、遡行終了~
いやぁ~、疲れました。
でも、テン場から800m強登り上げて、満足満足。
登りやすくキレイな沢でしたねぇ、最後がカールってのもいい!(急壁だけど)。
一息ついたら、北沢峠目指して下山開始。
仙丈ヶ岳へはあと200mほどだけど、敢えて山頂はスルー(寄り道してるくらいなら早く下山したい。。)。
小仙丈ヶ岳へ向かう稜線から、登ってきた小仙丈カールを振り返るとこんな感じ。
・・・あんな急なとこ、よく登ったよねぇ。。
小仙丈ヶ岳で一息ついたら、あとは一気に下山です。
俊足のチーム松本、ばんばん追い越しながら下ります。
最初はなんとかくらいついてたけど、木立の中に入るころから追いつけず。
ただこの時間でも、登ってくる団体さんもかなり多くて。
通過待ちの時に追いつきつつ、ひたすら下って
ちょうど14時のバスが出るところだったけど、残り座席が5つってことだったので次の臨時便に乗ることに。
それでも、ビール飲んだり残ったおやつ食べたりしてたら続々と下山者が集まって。
14時半過ぎには定員の28人集まって臨時便が出て、めでたく仙流荘に戻ることができました。
下山後の温泉&グルメは速報へ
こんな感じの明るい沢登りとマッタリ沢泊、楽しいですね♪
登りではちょいとお待たせしちゃうこともありましたが、終始楽しく歩くことができました。
チーム松本のみなさま、ありがとうございました!
| 固定リンク
「◇沢登り」カテゴリの記事
- 2016/8/20-21 御山谷から一ノ越へ(2日目)(2016.08.26)
- 2016/8/20-21 御山谷から一ノ越へ(1日目)(2016.08.24)
- 2016/6/4 高瀬川大白沢(2016.06.06)
- 2015/8/22-23 小仙丈沢(2015.08.28)
- 2015/6/13 高瀬川大白沢(2015.06.15)
コメント
大門素麺の在庫マダアリマスカ?
補給要りますか?
と思ったけど、「いきいき富山館」って言うアンテナショップが、スグソコにありますね!
(♪有楽町で逢いましょう♪w)
投稿: 雪舞幹事長 | 2015年8月28日 (金) 11時50分
雪舞幹事長さん>
素麺の在庫、まだありますよ♪
沢用にキープしてるんだけど、思ったほど沢には行けてないし。。。(^^;
そうそう、「いきいき富山館」、近くなのでした!
大門素麺売ってるか、偵察しとかなくちゃ。
投稿: まきchin | 2015年8月30日 (日) 18時08分