2015/7/11 尾瀬ヶ原(沼山峠~尾瀬沼~見晴~燧裏林道)
梅雨の晴れ間の貴重な土日、檜枝岐に宿が取れたということもあり、超久し振りの尾瀬ヶ原へ。
あまり高低差なく、のんびり歩こうかな~、と。
御池の駐車場に車を停めて、そこから沼山峠休憩所まではシャトルバスで移動。
#駐車料金は1回1,000円(2時間までは無料)。
#シャトルバスは520円。通常は30分おき出発だけど、混んでるときは随時出発だそう。
御池6:20発のシャトルバスに乗ったのは数組。
それでも沼山峠休憩所に到着すると、先発バスで着いた人達で賑わってました。
我らはさっくり出発。
バッチリ整備された木道を歩いて、まずは尾瀬沼を目指します。
アカモノ、ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ。
足元に咲く花々を眺めつつ、沼山峠までゆる~りと登り、そこから少し下っていくと
尾瀬沼手前の大江湿原が見えてきた!
なんだかむせるような花の香りが漂ってきて、期待に胸が高鳴ります。
もっさもさですねぇ~
今年はコバイケイソウの当たり年なのかな。
レンゲツツジも鮮やかに咲いてます。
緑に白に、赤に青。
彩り華やかでありますね。(o^-^o)
緑の湿原には、ワタスゲもたくさん。
ふわぁ~っと白いベールをかぶったみたい。
ちょびっと期待していたニッコウキスゲはまだ蕾、あと1~2週間はかかるかな、という感じではありましたが。
いろんな花が咲いていて、すっかりウキウキのまきchin隊。
見た眼にも涼やかな湿原。
吹きわたる風も涼しい!o(*^▽^*)o
右手を見上げれば、どかーんと聳える燧ケ岳。
今日はこの山をぐる~りと回って歩きましょう。
そして長蔵小屋の前で一息ついたら、早速尾瀬沼の北側の道を歩いて沼尻へ。
木立の中の道を歩きつつ、左手に広がる尾瀬沼を眺めつつ。
すれ違う人もほとんどなく、静かな道をのんびり歩いて行くと
40分ほどで沼尻に到着。
団体さんで結構賑わってましたねぇ、前日に見晴や尾瀬沼に泊まったツアーの人達かな。
沼尻休憩所には人がたくさんいるので、ちょっと離れた木道で池塘を眺めながら一休み。
吸い込まれそうなくらい、鮮やかに青く輝く池塘。
こんなにきれいに晴れてる日だから、余計に青いのかな。
そんな池のほとりには、ヘビやらサンショウウオやら。
生き物もいっぱい。
そして沼尻から見晴へは、少し登ってからゆるやか~に下る道。
いくつか小さな沢を横切りながら、ブナ林の中を歩きます。
なんとも涼しげな沢ですな。
どこに行っても水がタップリ、潤いに満ちてます。
水分タップリな山には、ブナ林がよく似合う。
癒されますねぇ~(o^-^o)
よく整備された木道を辿りつつ、見晴から歩いてくる人とぽつぽつすれ違いつつ。
静かな道をノンビリと1時間ほども歩いて
お、開けた湿原に到着。
山小屋がいくつも集まっているここが、見晴であります。
小屋の前にはベンチがたくさん、一休みしている人達もたくさん。
我らも腹ごしらえしながら大休止。
さて、当初の予定では、ここから温泉小屋を経由して燧裏林道で御池へ、のつもりだったのだけど。
目の前に広がる尾瀬ヶ原と至仏山を眺めていると、もうちょっと歩いてみたい欲求がむくむくと。。。
というわけで。
もうひと歩き、いっちゃいますか!
至仏山を正面に、竜宮、ヨッピ橋、東電小屋とぐる~り尾瀬ヶ原を歩くルートへGo~
#これで後で泣きを見ることになりましたが。。。
背後には燧ケ岳。
尾瀬沼から眺めていた時とはまた違う形でおもしろい。
サワラン、トキソウ、タテヤマリンドウ。
足元の花々も、さっきまでとはちょっと違ってきたような?
ハクサンタイゲキ、ハナニガナ、シロバナハナニガナ。
背丈のある花々もたくさん。
ミズバショウとニッコウキスゲの間の時期ということもあってか、広い湿原には人も疎ら。
それでもいろいろと花は咲いてるし、晴れてて気持ちいいし、空いてる尾瀬をこんなにノンビリ歩けるなんて素晴らしい!o(*^▽^*)o
大きな荷物担いだボッカさんともすれ違いつつ。お疲れ様でございます。
竜宮小屋まで歩いたら、鳩待峠へ行く人達と別れて東電小屋方面へ。
ヨッピ橋を渡って東電小屋へと歩いて行くと、ヒオウギアヤメの群落が。
この深い紫色が、なんとも言えずいい色合いで。
それにしても、ここにきてさすがに疲れてきた。(;´Д`A ```
景色には全然飽きないし、アップダウンもないんだけど、ず~っと木道なので膝にくる。。。
・・・まぁ、尾瀬は一気に歩くところではなく、小屋に泊まりながらゆっくり歩くところってことですな。
なかなか前に進まない足に喝を入れつつ、東電小屋の前で一息ついて足を休めたら、あとは一気に御池目指して歩きます。
ヨッピ川を渡り、温泉小屋を素通りしたら、三条ノ滝への分岐を左に分けて段吉新道、燧裏林道へ。
ここから先はさすがに木道はないでしょう、と思いきや。
尾瀬をなめてはいけません、所々朽ちかけてるところもあるけど、やっぱりバッチリ整備された木道が続くのであります。
御池から歩いてくる人もちらほらといるけど、それでも断然人は少なくてとっても静かな燧裏林道。
ブナ林の中をゆるやか~に歩く道で、なかなかいいルートです。
・・・でも、いい加減歩きまくった足には、最後のこの長~い木道歩きがかなり堪えるわけで(温泉小屋から3時間以上は歩く)。
だんだんとブナ林を眺める余裕もなくなり、足元を見つめて黙々と歩くことしばし。
渋沢温泉への道を左に分け、さらに歩いて行くと。
ワタスゲの湿原が登場!
横田代、ですかね。
ここから先は、○○田代と名の付く湿原が連続するエリア。ゴールは近い。
しかもこんなワタスゲ天国とあっては、切れかけてたスイッチがまた入っちゃう、てなわけで。
足が停まっちゃいますね~(o^-^o)
足、疲れてるから余計にね。
そしてこちらは
こんなにワタスゲだらけの湿原は、見たことがない!
風に吹かれてふわふわそよそよ揺れるワタスゲは、眺めているだけでも癒されて。
長~い道のり、最後にとっておきのオマケがついてきて足の疲れもどこへやら。
大満足に終わった尾瀬ぐるりっぷでありました。
なんだかんだと25km歩いちゃいましたねぇ。
当初もくろんでた「のんびり散歩」では全然なかったけど。大満足。
尾瀬はやはり素晴らしかった。来てよかった!
そしてこの日は、このまま檜枝岐の旅館に泊。詳細は速報へ。
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コメント
お疲れちゃんです
燧裏林道くれば出没注意エリア
森の中、熊さんに出会・・・わなかったかな?
投稿: fwix | 2015年7月14日 (火) 06時53分
こんばんは。
25キロか(^O^)
尾瀬でなきゃあるけないかも(^_^;)
もう花真っ盛りですね。
台風早くどっか行け~
投稿: katsu | 2015年7月14日 (火) 21時50分
fwixさん>
ありがとうございます(^^
燧裏林道、なんか獣臭いとこあったんですよねぇ~
とっておきの大音量の鈴をじゃんじゃん鳴らしてたおかげか、出会わずでした!
・・・でもやっぱり、静かな道はいいですね♪
投稿: まきchin | 2015年7月14日 (火) 22時49分
katsuさん>
こんばんは。
そう、尾瀬じゃないと歩けない。てか、尾瀬でもこの距離は疲れました。。。(^^;
山は花盛りですね♪いい時期です!
投稿: まきchin | 2015年7月14日 (火) 22時50分
さすがです。この行程は普通1泊コースですね。相変わらずM(笑)
一度しか歩いたことないですが、ひうち裏林道は尾瀬でも屈指の美しい場所ですね。懐かしい&羨ましい!
沼から原はサラッと書いていらっしゃいますが、微妙なアップダウンが結構ありませんでした? 前世紀末、子どもが小さいころ、たいしたことないだろうと歩いたら、大変だった記憶があります。
当たり前ですが、尾瀬は何度訪ねても素晴らしいところですね。3年前が最後ですが、レポート拝見して-色鮮やかな花たちもとっても素敵-「また」と思いました。
投稿: ねも | 2015年7月15日 (水) 08時03分
ねもさん>
ほんと、1泊コースでした。。。
見晴あたりでのんびり1泊するのがよいですね(^^;
燧裏林道、特に御池近くの湿原群がとっても美しかったです。
そこに至るまでの道も、美しく静かなブナ林で。
ぜひまた歩きたいです!
沼から原の道は、地味にアップダウンありましたねぇ~
小さなお子様連れだと、結構キツイですよね。展望もないですし。
それでも、沼⇒原のほうが下りこう配なので、多少は楽だったのかな?と思います。
尾瀬ヶ原、私もまた季節を変えて歩きにいきたいです(^^
投稿: まきchin | 2015年7月15日 (水) 22時34分