2015/4/12 月山BC(北品倉尾根)
この週末も、好天予報は1日のみ。
日曜日の好天にかけて、まぁ君とまきchin隊の3名で月山へ。
今年の月山は雪融けが早いという噂もあり、雪があるうちに滑っちゃおう計画です。
今回のルートは、昨年(2014/4/20)同時期にアタックした北品倉尾根。
下山口となる湯殿山スキー場に車をデポして、車1台で月山スキー場へ。
前日の土曜日は天気イマイチだったということもあり、駐車場には山に入る人がいっぱい。
みんな、満面の笑みで準備してます。
#この日は駐車場無料。初滑り期間だから?
我らもいそいそと準備して、リフト乗り場へと向かいます。
テレマーク隊のまぁ君とまきchinは、ウロコで行きますよ~(o^-^o)
駐車場からリフト乗り場までの長い雪道歩きを、ウロコでクリアしちゃおう作戦。
・・・が、朝イチで硬く締まった雪に、初ウロコのわたくし撃沈。。。
3歩進んでも、つる~っと後ろに滑っていく。。。(;´Д`A ```
板を担いで歩く人にばんばんぬかされつつ。
そんでもどうにかこうにか、雪が緩んでるところを選んで歩いてリフト乗り場に到着(最後は板担いだけど)。
何事も、まずは経験ですな。
1回券580円を買って、リフトでスキー場上へ。
それにしてもリフト線下、地面出過ぎでしょう~(@Д@;
スキー場オープンしたばっかりというのに。
そしてリフト降り場からは、ほとんどの人がまっすぐ姥ヶ岳を目指して登るか、夏道沿いにトラバースして牛首のコルを目指す様子。
我らは一旦ちょいと滑り降りてから、柴灯森を目指しますかね。
トラバースするより、沢底からまっすぐ柴灯森へ登るほうが歩きやすそうだし。
東側の沢へと滑りこむわけですが。
朝イチ斜面で、硬い!
そして前方の月山は、びっくりするほど黒い!!
50mほどガリガリ斜面を滑り降り、沢の手前でシールオン。
柴灯森目指して、まっすぐ250m登ります。
いやぁ~、広い広い。
トラバースして上部を歩く人がゴマ粒みたいに小さく見える、このスケール感!
ゆるやか~な斜面を、のんびりたら~り。
お日様に照らされてようやく緩んできた雪を踏みつつ登ります。
柴灯森直下のブッシュには、こんな樹氷も。
キラキラ輝いて、キレイですねぇ~
・・・あまりにもキレイで、ちょいとひとかじりしちゃいました(笑)
そんな感じで一息つきつつぐい~っと登って、柴灯森1,729mに到着。
稜線の先には、鳥海山!
・・・が、なんだか昨年よりも黒い気が? GW、大丈夫か?!
いや、それよりももっと黒いのは、こちらの月山。
稜線直下はすっかり岩が出ていて、もうスキーでは行けなさそう。
・・・そんでもやっぱり登ってる人は多いですね。
柴灯森でそんな景色を眺めながら、シールオフして準備して。
北品倉尾根へと下っていった1パーティに続いて、我らもGo!
この北品倉尾根、最初の滑りだしは結構なヤセ尾根。
コケたら尾根から落っこちそうでちと怖い。
しかも風にたたかれて、雪、硬いし。
眼下に湯殿山や品倉山を眺めつつ。
湯殿山の稜線は、遠目にはまだ雪がついてるように見えますねぇ。
そして谷底には、湯殿山神社の赤い鳥居もチラリ。
尾根を少し下れば、姥ヶ岳から湯殿山へと下る斜面も一望。
・・・が、稜線直下は結構地面が出てきてますねぇ。
すでにもう、板外さないと下れなさそう。
細い尾根上には緩やかなアップダウンもあり。
小さなポコは勢い付けて乗り越えて、少し大きなポコは板履いたままざくざく登って乗り越えて。
こういう時にはウロコ板が便利ですな。
かと思えば、こんな広い斜面もあり。
・・・が、残念ながらまだ雪がそれほど緩んでおらず。
カチカチ斜面にビビりながら下ります。
一番ビビったのは、1,550m付近の雪庇の尾根を通過する時ですかね。
尾根上には亀裂走ってるし、右手は大きな雪庇だし。
なるべく左手を滑るようにして通過であります。
そうして1,479m付近まで滑り降りて振り返ると、月山がもう結構遠くに。
いやはや、スキーの機動力ってすごい。
そしてこの1,479mの下250mくらいが所謂百万人ゲレンデ、広大なオープンバーン♪
昨年は一面のザラメで超快適斜面だったのだけど、今回はちょっと時間が早いせいか上部はまだガリガリ。。。
この斜面を滑らずに、左手の尾根通しに濁沢~品倉山とトラバって下る、というのが王道なのかと思いつつ。
下部がザラメ化していることを期待して、まずはこの大斜面をいただいちゃいましょう!
早速まぁ君が飛び込みますが。
上部はガリガリ音がすごい、そんでも一気に滑り降りていくと下部はやっぱりザラメみたい~
ようやくおいしくザラメをいただくことができました!
ザラメ最高~o(*^▽^*)o
250mを一気に滑り降りれば、そこは風もなく、一休みするには最適地。
まぁ急ぐこともなし、ここでノンビリしますかね、ってことで。
広大な斜面には、我らのシュプールのみ。
途中、尾根通しに1パーティが下っていったのみで、ここまで滑り降りてくる人は皆無。
静かそのものですわ。
雲に浮かぶ鳥海山を眺めつつ、これからの春スキーの予定を相談しつつ。
ゼイタクかつ至福のひと時であります♪
さて、30分ほどのんびりしたら、再び下山開始。
おっとその前に、ちょいと斜面を登り返しますよ~
シールオンして登ってもよかったのだけど、雪も緩んできたし、ちゃちゃっとツボ足で150mほど登り返して。
ココから下は全面ザラメ、気持ちよ~くターンを刻みます。
これこれ、このザラメ雪を待っていた!(≧∇≦)
もう、どこまででも滑れちゃう~
よく板が走りますね。
前日にスキー場を滑ったごろ太君によると、下界の雨がスキー場では雪だったようで、スキー場上部はクサレ新雪で全面ストップスノーだった、とのこと。
どうなることかと心配してたけど、その心配もどこへやらの快適ザラメちゃん(^^
そんな快適斜面を1,300m地点まで滑り降り、濁沢へと下る尾根には乗らずに尾根右手の開けた斜面へと滑り込みます。
ここがまた、疎林帯で斜度も程良くて気持ちイイんだなぁ~
木立をぬって、ザラメ撒き散らして一気に滑ります!
攻め攻めですね~
縦溝もまだあまりなくて快適快適。
私的には、このくらいのマッタリ斜面がいいですわ~
カッ飛びごろ太君は、オープンな斜面を選んでしゃぁ~っと切り込みます!
いやぁ、快適快適。
一気に1,050m付近の台地まで滑り降りたら、急斜面を下って、濁沢と天保堰の二股分岐のちょい上で沢を渡ります。
沢はまだ1ヶ所くらいしか口開けてなかったけど、その側面の斜面はあちこち割れてましたねぇ~
気を付けて下らないと、割れ目にハマりそうになることも。
この日は無難に沢を渡り、品倉山下の斜面をトラバース。
濁沢左岸の平地に乗り上げれば、あとはゆる~りと湯殿山スキー場まで下るのみ。
振り返れば、滑ってきた尾根がもう遠くに。
あんな上から下ってきたんですねぇ。
スキー場へとつながる斜面はほぼ平らで、ビミョウなアップダウンもあり。
でもウロコならそんなアップダウンも怖くない、タシタシ歩いて越えていくのも楽しい~
そして最後は、ゲレンデトップのリフト脇までウロコでちょいと登り、ゲレンデを落として終了。
さすがにざくざく雪だけど、幸いにしてストップスノーではなく。
湯殿山スキー場にデポした車で月山スキー場に戻り、車を回収したら、その足で寒河江へ。
肉そば⇒温泉、とこれまたフルコース楽しんで、山形の週末を最後まで満喫、です(詳細は速報)。
今年は例年よりも10日~2週間くらい雪融けが早いような気がした月山であります。
賞味期限は結構早そう、GWに行かれる方は、今後の天気と雪の状況を要チェックですね。。。
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コメント
キャプテンの滑りを、画面に穴が空くほど何回も何回も見返してます。
ひとつ解かった事があります!
youtubeって、スロー再生は出来ないんですね。(w)
あーー、スローで見たいっ!。。。
で、2人ウロコでタシタシ登って行く所を、
ゴロ太さんはどうやってクリアしたんでしょうか?
ひたすらツボで頑張られたんでしょうかねぇ。
そのうち今の板に、ウロコ加工しちゃうんじゃないでしょうかねぇ。(爆)
ウロコだ!ウロコ祭りだ!(大爆)
投稿: 雪舞幹事長 | 2015年4月15日 (水) 08時10分
雪舞幹事長さん>
ごろ太君は、カニ歩きか腕で漕ぐかでクリアしてましたよ~
ウロコにはあんまり興味なさそうです(笑)
投稿: まきchin | 2015年4月16日 (木) 20時53分
ご無沙汰してます。
今年の月山は雪少ないですね。話には聞いてましたがこれほどまでとは。
GWは仙台に帰ろうと思っているのですが、鳥海山もちょっと心配になってきました。
オープン翌日でリフト下に雪がないのは見たことがないです。
投稿: sharizaka | 2015年4月19日 (日) 20時45分
sharizakaさん>こちらこそご無沙汰しております!
・・・そしてやはり今年の月山、雪少ないですよね~
シーズンを〆るのも、いつもより早くなりそうです。
投稿: まきchin | 2015年4月20日 (月) 00時06分