2015/3/28 船形山BC
年度末の週末。
ご多聞に漏れず超寝不足のまきchin隊、この日はノンビリ登山口へと向かいます。
登山口へ向かう道すがら、真っ白に輝く船形山を仰ぎ見つつ。
さぁ、雪はどうかな?
夏の時期の登山口は旗坂キャンプ場だけど、この時期は手前の内水面水産試験場が除雪最終地点。
そこに到着すると、道のどん詰まりには既に9台ほどの車が駐車中。
我らはそのちょい手前の路肩スペース(6台ほど駐車可)に車を停めて、歩いて除雪最終地点へ。
さぁ、出発。
先行のトレースは、スキーのものはほとんどなくてツボ足orスノーシュー、ワカンが大半。
この時期は歩き適期なのか?!
そしてすでにこの時点で雪はざっくざく。
帰りはさぞや重雪になってることだろうねぇ。。。
旗坂キャンプ場へは雪道を5分強歩いて到着。
ここからいよいよ山中へ。
お馴染、No.30の標識からスタート。
今日は、山頂のNo.1の標識を見れるかな?
昨年(2014/4/6)に来た時にはカチコチで苦労した取付きの急斜面も、この日はもうざっくざく。
水分タップリの雪をざくざく踏んで、ぐい~っと登ります。
それにしてもキレイなブナ林。
どこまでいってもブナブナブナ、癒されますねぇ~
緩急繰り返しながらゆる~り登り上げる尾根道には、頻繁に番号標識が登場。
赤テープもそこかしこについてるし、地形もわかりやすいし。
歩きやすい尾根道です。
明るいブナ林はとっても静か。
入山口には車はたくさん停まってたけど、出発時刻がずれてたからか前後に人はなし。
やっぱり静かな山はいいもんです。
この前週はスノーモービルの騒音がすごかった、と聞いてたのでドキドキしてたのだけど、この日は静かで二一安心。
標高1,000m付近まで尾根どおしに登り、そこから三光の宮直下まではトラバースでゆる~りと。
大きなブナもそこかしこに。
こんなブナの梢を見上げながら登ります。
三光の宮直下の急斜面の取付きで一休みしたら、ぐい~っと100m登り上げて
さて、ここまで来て風が強かったり雪が硬かったりしたら、山頂へは行かずに蛇ヶ岳往復か、と思ってたのだけど。
風も雪も問題なさそう、まずは升沢小屋目指して歩きますかね。
ここから升沢小屋へは、ほぼ平行移動の道。
ゆる~りと高度を上げつつ、何箇所か沢地形を横切りつつ。
歩いて行くと、前方にはどか~んと船形山の山頂が。
山頂の小屋もぽっちりと見えてますねぇ~
もうあと一息、とゆるゆる歩いて升沢小屋に到着。
さぁ、山頂まであと300m弱。
一気に行きますよ~
夏道はこのまま沢を詰めていきますが、積雪期は沢の左岸尾根上を登ります。
ブナの疎林の中を登り、ほどなく無木立のオープン斜面へ。
このあたりが一番急斜面かな、でも雪はほどよいザラメ、所々フィルムクラストで登りやすい。
ぐいぐい登って振り向くと、升沢小屋がもうぽっちりとだいぶ小さくなってますねぇ~
尾根の右手には、山頂直下から広がる大斜面。
どんなラインで滑るかねぇ、なんて話しつつ。
登るにつれて風が強くなり、雪もちょい硬めになりつつも、凍った箇所がないのはこの時期ならではか。
山頂直下はトラバースで移動して小屋に到着。
山頂はさすがに風がかなり強いので、小屋の中で身支度整えたら
船形山山頂(1,500m)、ゲット~
山頂標識と私の間には、真っ白な月山♪o(*^▽^*)o
そして強風の山頂からぐるりと周囲を見回せば。
遠くには栗駒山。
最初は焼石山かとおもったけど、よく調べてみたら栗駒でした。
この隣には、虎毛山に神室山も。
こちらは鳥海山。
靄の上に山頂がぼんやりと覗いてます。
・・・が、写真だとキビシイか?!
で、真っ白なコチラは月山。
もうすぐ道路も開通してスキー場もオープン、今年も滑りに行くぞ!
強風の山頂には長居は無用、ぐる~り眺めたら早々に小屋の前に戻ってシールオフして。
山頂直下の斜面へ、Go~(o^-^o)
硬いかと思った斜面は、よく板が走るザラメ。
おお~う、キタキタ、ザラメ!
板が走るザラメに調子よく滑ってたら、数日前に降った雪がストップスノーになってたりしてビックリ、なんてとこもあり。
それでもやっぱり最高♪
小屋上の尾根筋は、フィルムクラストありモナカあり、と難しい雪でしたが。
概ねザラメ!
いや、満足満足。
ハシリのザラメ、美味しくいただきました~(≧∇≦)
300m弱を一気に滑り降り、升沢小屋の前で大休憩したら、あとはゆる~りと下るのみ。
雪はすっかりざく重、標高差700m近くの修行斜面。
しかも三光の宮までは、所々ゆる~く登るところもあるし。
・・・が、水分タップリの雪が幸いし(?)、シール貼らなくても多少の斜面なら登れる!
まぁ、てことは、下り斜面でも板が走らないってことで。
ぜ~んぜん、滑らないぞ~(;´Д`A ```
平らなところは登りのトレースを辿って板を走らせ、斜度があるところはざく重雪に足を取られつつ滑り降りて。
幸いにして、妖怪板つかみはそれほど出現せず。
そんでも足はダルダル、大汗かいて滑り降りて
急に気温が上がったということもあってか、この日の船形山の上部はイイ感じの雪。
が、厳冬期や気温が低い時は上部はアイスバーンなんでしょうねぇ~
升沢小屋までは、ゆる~りと長い距離を歩くということもあり、ツボ足やスノーシューの登山者が多かったのもナットク。
山スキーの我らも、歩きを十分に楽しみつつも美味しくザラメをいただいて(+下部は修行)、という感じで大満足であります。
下山後は、仙台市内で牛タンに舌鼓&温泉、詳細は速報へ。
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コメント
素敵なお写真ですね。
積雪季の船形ですが、内水面水産場までの道は
二車線ですか?
それとも林道のような片側崖の道でしょうか・・
先日登りたくて行ってはみたものの、大滝キャンプ場まで
車でたどりつけず。。。
道が違っていたのかな、、、と。
投稿: kazumi | 2017年1月11日 (水) 14時22分
kazumiさん>
こんにちは!
積雪期ですが、県道147号から内水面水産場までの道は舗装路で広めの一車線で、除雪も水産場まではされてます。
大滝キャンプ場へ向かう林道は、冬季は除雪されてないと思いますです。。。色麻からの道は、昨年は夏季も通行止めにもなってたと聞きますし。
ステキな雪景色に出会えますように♪
投稿: まきchin | 2017年1月11日 (水) 22時08分