2015/2/21 三岩岳BC
平日、北信方面はかなり雪が降ってたけど、会津方面はほどよい降雪。
そして土日は好天となれば、これはもうあの山に行くしかない!!
というわけで、まぁ君とまきchin隊の3名、この週末も奥会津へ。
道の駅番屋に集合して向かったのは、三岩岳の登山口、檜枝岐手前の小豆温泉スノーシェッド。
5台分くらいの路肩スペースに駐車して、雪壁のちょっと低いところをよじ登って。
ノートレースの斜面へ取りつきます。
ここもまた会津の山のご多聞に漏れず、取付きの100mは急斜面。
ラッセルなら登り上げるのに1時間ほどかかるこの斜面、この日は踝丈くらいの雪。
これならラクちんだ~、とジグ切りつつぎゅ~っと登って
そしてここで、ぐいぐい登ってきた単独の方に先を譲ります。
この方には、この後まぁ君が一度追いついたけど、やっぱりあっという間に先に行かれたようで。
・・・超俊足の方であります。
電波塔から先は、細い尾根上をゆる~り歩きます。
細いと言っても、先週の巽沢山より随分広くて歩きやすい尾根。
さすがメジャーな山は違うね。
標高1,000m付近で小ポコをちょいと下れば、あとはひたすら登るのみ。
緩急繰り返す尾根上を登ります。
そして登るほどに尾根は広くなり、ブナ林の中へ。
青空の下の明るいブナ林はほんとキレイでテンション上がりますねぇ~o(*^▽^*)o
左手を見やると、真っ白な三岩岳♪
風もなさそうだし、こりゃすごい展望が広がってるんじゃない?と益々テンション上がる一同。
ぐい~っとブナ林の中の急斜面を登り上げ、標高1,200m付近で尾根の南側をゆる~りと巻き巻き。
1,300mコルを目指します。
こんな感じで、木々の向こうに三岩岳を仰ぎ見つつ。
先行の方はかなり慣れておられるようで、1,300mコル目指してゆる~り登るトレースはもう完璧。
ありがたや~(o^-^o)
天気はいいし、雪もいいし。楽しすぎて思わずニッコリ。
ゆる~りと尾根を巻き上げて
1,300mコルに到着~
尾根の向こうには、お隣の窓明山がどか~んと(^^
いつかはぐるりっぷしてみたい。
登山口からここまで500mほど登ってきたわけですが。
先週の激ラッセルでは4時間かけて400mがやっと、今回はプチパウ&トレース有のため2時間弱で500m。
いやはや、ラッセルないと早いですわ(トレースのおかげでもありますが)。
さて、ここから稜線までは400mほどのやや急な尾根上を登ります。
一息ついたら、いそいそと出発。
ブナ林の尾根上にまっすぐのびるトレースを辿ります。
尾根の南側に広がる斜面も気持ち良さそう、でもこんないい天気だと激モナカかなぁ?なんて話しつつ。
尾根の南側はシャリっと凍ったモナカ雪、北側はちょいパフな楽しそうな雪。
こんなにも雪質違うとは、今日は北斜面が吉かもね~
ぐい~っと登って振り返ると、登ってきた尾根の向こうには高畑スキー場。
だんだん展望も開けてきた!
尾根上はだんだんと疎林になり。
そんな尾根を登っていくと、目の前には1,699m峰直下のパウダーボウル♪
帰りはここを滑っちゃる!(≧∇≦)
そんなボウルを見降ろしながら、フチの尾根筋を登ります。
この尾根筋、風が強い日は硬く締まってることもあるけど、この日はお日様に照らされてイイ感じに緩んで歩きやすい。
というわけで、コルから一気に400mぐい~っと登り上げて
1,699m峰に到着~
いや、三岩岳の山頂が近くなりましたね!(≧∇≦)
さぁ、山頂まではあと400m弱をゆる~りと登るのみ。
一気に行きますよ~
見上げる真っ白な斜面も美しい♪
スッキリ晴れた青空に白い山が映えますねぇ~
登るにつれて、シュカブラってきた斜面。
柔らかめなシュカブラなので、歩くにはそれほど苦ではありませんが。
滑るには、ちょいとメンドウかな。
振り向けば真っ白な窓明山、そしてその向こうには真っ白な帯のように聳える飯豊連峰!
飯豊はやっぱりカッコ良すぎますねぇ。
そんな景色を眺めつつ、広大な斜面をタシタシと。
山頂はもうすぐだ!
三角点のある小ピークを越え、開けた稜線をちょいと並行移動したら
三岩岳山頂(2,065m)、到着~
登山口から1,300m、一気にぐい~っと登り上げちゃいました(o^-^o)
そしてこの山頂からは、期待通りぐるり360°の大展望!
お隣の大戸沢岳に会津駒、中門岳。
その向こうには、日光白根山に燧ケ岳♪
平ヶ岳に越後三山。
その向こうにうっすら見えてるのは北アルプスかしらん。
そして吾妻連峰に那須方面、日光連山までぐる~りと、もうすごい展望に大興奮。
先行の単独の方は既に滑り降りた後だし、我らの後ろに2組ほどいた後続もまだまだ山頂には到着せず。
静かな山頂で、景色眺めてしばしノ~ンビリ。
・・・そんな感じでひとしきり景色を眺めたら、いよいよ滑り下りますかね。
登ってきた北東斜面はちょいとシュカブラってたので、北斜面のパウダー狙いで行ってみましょう~
山頂と三角点の間のコルへ下ってシールオフしたら、北斜面へとGo!
先行の方のシュプールも参考にさせていただきます♪
パウダーのオープンバーン♪
緩めの斜面をマッタリとo(*^▽^*)o
雪はいいし眺めは素晴らしいし。
むちゃくちゃ気持ちイイんですけど!(≧m≦)
稜線上の緩やか~な北斜面は、期待通りのいい雪で。
笑いが止まりません~
開けた北斜面を標高1,900m付近まで一気に滑り降りたら、トラバース気味に下って登りのトレースに合流。
合流したところで、ビール休憩~
こんないい天気の日は、一気に下っちゃうのがモッタイナイ。
のんびり景色眺めつつ、どのルートで下ろうかと相談しつつ、おしゃべりも弾みます!
・・・さて、一休みしたら、いよいよお楽しみのパウダーボウルへ。
降雪直後は雪崩注意なこの斜面も、この日はイイ感じに締まってるので。
それぞれ思い思いにシュプールを刻んじゃいます!
まきchin:
ごろ太君:
まぁ君:
上部はちょい硬めでモナカ?と思いきや、中盤以降はパウダー♪
いやはや、もう、楽しすぎです!!
ボウルの下部で登りのトレースに合流しようかと思ったけど、まだまだ下まで滑れちゃいそうなので。
北斜面の沢筋のパウダーもいただいちゃいましょう~
やっぱりこの日は北斜面ですね、いい雪がタップリ残っていて満足!!
もっかい登り返して滑りたいくらい。。。
当初の予定では、300mほど滑り降りてシールオンして登り返そうかと思ってたのだけど。
地図とGPSとにらめっこして、トラバースで登りトレースに合流。
1,300mコルからはトラバースラインに乗って下り、激重のブナ林の中を滑り降りたら、いい雪に期待して尾根北側の沢の中へと滑りこみ~
沢へと滑りこむ斜面は、結構な急斜面。
斜めにカットするとスラフがちょいと。
でもさすがに日陰だけあって、吹きだまりにはパウダーがタップリ♪
まぁ、雪の状態によっては危なそうな斜面ですな。
そしてここから先は、ず~っと沢どおしにトラバースで下って終了。
これもまた、時期によっては沢が出てるでしょうから要注意であります。
あ~、楽しかった!
景色も雪も天気も、大充実・大満足の一日でした♪
下山後のお蕎麦にお風呂、宴会は速報へ
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コメント
去年もコメントさせていただきました。
三岩岳を2年連続で当てるなんてさすがです。
私も隣の大戸沢岳に登っていましたが
今シーズンで一番の晴天にゾクゾクしました。
次はお会いできることを楽しみしています。
投稿: かかし | 2015年2月25日 (水) 19時22分
かかしさん>
そう、昨年登った時はかかしさんにコメントいただいたなぁ~、と思いながら登っていたのでした。
三岩岳の山頂からも、大戸沢の山頂に何人か人がいて、中ノ沢へのシュプールが数本ついてるのがよく見えてましたが。。
シュプールのうちの一本は、かかしさんのだったんですね!!
それにしてもほんとうにいい天気で、ワクワクが止まりませんでしたよねぇ~
今度はぜひ、会津の山中でお会いしましょう!
投稿: まきchin | 2015年2月25日 (水) 23時31分
関東からだと那須塩原で降りるんですか?
イイナァ~近くて。
奥只見越えられないので、やっぱりコッチからは遠い山。
磐越沿いなら5時間で着いちゃうんですけどねぇ。
投稿: 雪舞幹事長 | 2015年2月26日 (木) 08時20分
雪舞幹事長さん>
はい、那須塩原で下道、です。
こっち方面、下道長いけど空いてるし、意外と近いんですよねぇ~
そちらからだと、さすがに遠いですよね。
でもそちらには、パウダータップリの富山の山があるではないですか!!
投稿: まきchin | 2015年2月26日 (木) 23時44分
お疲れ様でした
噂通り、すんばらしい山でしたね~
お隣の窓明山~家向山の周遊もやってみたくなりましたよ
奥会津LOVEになっちゃいますね~
投稿: fwix | 2015年2月27日 (金) 07時14分
fwixさん>
お疲れ様でした~
ほんといい山ですよね!
ここは、2月の好天を狙って来るのにほんとふさわしい山です♪
パウダーも展望も大満喫、非の付けどころがない感じでした。。
よかったぁ(^^
ザラメ時期に、周遊やりたいですね!
投稿: まきchin | 2015年2月27日 (金) 22時23分