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2014年9月26日 (金)

2014/9/20-21 秋の東北山旅、虎毛山・高松岳・山伏岳縦走(2日目)

2日目は、虎毛山から高松岳、山伏岳へ縦走。

201409210
いつかは歩いてみたかったこの縦走路は、ず~っと藪藪のなかなか手ごわい道。
縦走路上では誰にも出会わず、歩きごたえと充実感は満点!

===虎毛山~高松岳~山伏岳~===
2014/9/21(日):▲虎毛山(6:20)~高松岳分岐(6:55)~▲高松岳(12:35-12:55)~▲山伏岳(14:05-14:20)~高倉沢登山口(15:25)
歩行距離:14.6km
累積登高:800m
======

1日目(9/20):マタゴ沢出合登山口~高松岳分岐~虎毛山(虎毛山山頂避難小屋)
2日目(9/21):虎毛山~高松岳~山伏岳~高倉沢登山口

日の出前、薄明るくなってきた5時前に起き出して、朝食摂ったりして出発準備して。

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小屋の2階の窓からは、イイ感じに東の空と栗駒山が見えてます。
そろそろ日が昇りそうな空を見ながら準備していると

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お~っ、栗駒山の肩から日が昇ってきた!
ちょっと靄ってるけど、それもまた幻想的でよろし。

山の上で眺める日の出はいいですねぇ~(o^-^o)
一日の始まりを全身全霊で実感できるような気がする。

そんな朝日を眺めながら、腹ごしらえして荷造りして、軽く小屋を掃除して。

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すっかり日が昇った6時過ぎに、高松岳へ向けて出発!
朝露がかなりすごいんで、しばらくは雨具の下を履いて歩きます。

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虎毛山山頂避難小屋。
ロケーションよし、建物よし、のほんとステキな小屋でした。
ここはまた宴会ヶ岳しに来たいですね♪

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さて、まずは山頂直下の紅葉の斜面を下ります。
朝日に照らされて、一層真っ赤になってるような?それとも一晩で紅葉が進んだ?

そして正面に見えてるのは神室連峰。
いつかは歩きたいね~(o^-^o)

そんな山並みを眺めつつ、山頂直下の紅葉斜面を下り、トラバース道を歩いて行くと

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高松岳分岐に到着。
昨日登ってきた道へは、このちょっと先の分岐から下りますが。
我らはこのまままっすぐ高松岳への縦走路へ。

・・・そして実は、ここまでのトラバース道が結構な藪だったことに不安を抱いていた我ら。
比較的メジャーと思われる虎毛山への道が藪がちってことは、マイナーな高松岳縦走路は相当な藪?!

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あ~・・・残念ながら、予想的中。。。(;´Д`A ```
道に覆いかぶさる笹や灌木がビシバシ足や顔に当たって、痛い!
気を付けてないと、行き先間違えそうになるし。

う~む、やっぱりあまり人が通らないルートと見た。
刈り払いされた跡があるも、結構昔のものみたいだし。
こりゃ、試練のルートですな。

201409218
倒木越えたり、くぐったり。
・・といってもこんな跨げる倒木なんてかわいいもんで、大きく回りこんで迂回しなくちゃいけないほどの倒木もちらほらと。
このちょっとした迂回が、地味にめんどくさいぞ。

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途中、木立が開けたところからは目指す高松岳が一望。
・・・む~、結構遠いなぁ。

高松岳分岐からしばらくは、ゆるやかにアップダウン繰り返す道だったけど、そのうち細いトラバースや急降下する道に突入。
なんか、イメージしてた縦走路(=ブナ林の中、穏やかな展望稜線歩き)とは随分違う。

これ、一人だったら絶対心折れて引き返してるかも~、なんてしゃべりつつ。
このメンツとだったら、まぁ笑い話にもなるか、と。

2014092110
とは言いつつも、ひたすら顔に当たりまくる笹や灌木、そしてふんだんに登場する倒木にはかなり辟易。

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こんな笹が顔にばしばし当たるもんで、なんだか顔中がカユイような痛いような。
下山して顔洗ったら沁みそうですわ。

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そしてそんな藪を歩きつつも、まぁ君は、倒木や立ち枯れた木を見つけるとキノコを探してそわそわ。
・・・でもどの木にも、昨日と同じくムキタケもどき?がびっしり。
たまには違うキノコを見た~い、とな。
(そしてめでたく後半、ブナハリタケゲット!)

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所々で木立の隙間から山並みが覗きます。
前方に見えてるのは、目指す高松岳や山伏岳ですな。
・・・まだずいぶん遠いぞ。

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稜線上はず~っとブナ林。
こんなイイ感じのブナなんですけどねぇ・・藪藪過ぎてブナ林を楽しむ余裕もあまりない。

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ブナ林の中かと思いきや、こんな切れ落ちたガケの上を歩いたり。
右側は急な崖だし、左側からは藪や倒木が覆いかぶさってるし。
危険極まりない。

が、そんな危険な道は展望のよい道でもあり。

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振り返ると、虎毛山がもうあんな遠くに(左の一番高いピークが虎毛山)。
なんだかんだ言いつつ、結構歩いてきましたねぇ。。

ず~っと藪藪の一本道の縦走路だけど、高松岳手前で湯ノ又からのガンジャロコースとの合流あり。
そこから先はきっといくらかはマシになってるはず、合流目指してガンバ!と合言葉のように言いながら歩いて

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ようやく合流に到着~
小屋を出発してから5時間ちょい、結構かかっちゃいましたね。。。

15分ほどゆっくり休んだら、いよいよ山頂へ向けて400m弱の激登りの道へ。
ここにきて急登とは、かな~りキツイんですが。

そして藪がちょっとはマシになるかも、と期待していた道は

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む~。。やっぱり藪藪。
全然これまでの道と変わらない!

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そりゃ、湯ノ又から登るなら、直接山頂に登り上げる湯ノ又コースに行っちゃうよね。
こっちの道もあまり歩く人はいないのかぁ。。

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そしてどんどん急になっていく道は、はるか先の頭上に山頂が見えていて。
あそこまで行けば、長~い縦走路もほぼ終了、ガンバ!と登ります。

山頂直下はかなりの急坂、普通の登山道なら絶対ロープか鎖がかかってるでしょう、という道。
しかもちょいとザレてて滑るし。
胸突き八丁じゃなくて鼻付き八丁だね、こりゃ。

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上から見下ろすとこんな感じ。人が豆粒のよう。
身軽にひょいっと登っていくみいさんに、だいぶ置いて行かれちゃいましたが。
道脇の笹や灌木をひっつかんでよじ登って

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ようやく、高松岳山頂(1,348m)に到着~
あ~、ほんとしんどかった。今年一番のしんどさでしたわ。
もうよれよれです。

山頂に着くと、地元のおじさんが「いや~、この道歩いてきた人見たの初めてだよ!写真撮らせて~」と。
・・・地元の方にそう言われちゃうとはね(汗)
いったいどんな道なんだ、これは。

そしてもう一人、のんびり景色を眺めていたおじさんには、「こんな展望なくて藪だらけの縦走路じゃなくて、神室の縦走路を歩いてごらん!」と言われちゃいまして。
ま、この道も、これはこれでキツイけどイイ道ではあり。

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これがそのおススメの神室岳の稜線かな。
ほんとはこの翌日に歩く予定だったんだけど、もう今日疲れすぎて、翌日歩ける気が全然しない。
私は登山口でみんなをお見送りしてようかな。
(あとで、みんな同じことを考えていたことが判明

2014092124
そしてこれが、本日歩いてきた虎毛山からの縦走路。
奥の一番高いのが虎毛山、いやはやよく歩いてきたもんだ。
この稜線、ぜ~んぶ藪藪だもんねぇ。。。
実線じゃなくて点線ルートでしょう。

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奥に見えてるのは、次に目指す山伏岳。
ここからの道は穏やかであることを祈りたい。

2014092126
紅葉の斜面の向こうには、高松岳山頂避難小屋。
こちらもまたいいロケーションの小屋ですな。

そんな感じで、景色眺めながらの~んびり。
まぁ君、今度来るなら沢で稜線に詰め上がるかな、と地図と地形とを見比べながら計画中。
岩魚と焚火と温泉もセットで沢登りしてみたいねぇ~

さてさて、のんびりと20分ほど一休みしたら、次のピーク、山伏岳へ向けて出発。

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ステキに開けて藪もなく、歩きやすい道をゆる~り歩いて

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高松岳山頂避難小屋に到着。

さて、ここから山伏岳へは1時間の道のり。
さぞや歩きやすい稜線の道だろう、と思っていたら。

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むむむ。
足元はドロドロにぬかるんでるし、滑りやすいし、結構な急坂だし。
しかもそこそこ藪だし。
期待してた分、ヤラレタ感満載ですわ。。(;´Д`A ```

150mほど急坂を下り、50mくらい登り返したところでいったん展望が開けますが、すぐまた灌木の中のどろどろ道へ。
足元どろんこ、しかもヨレヨレ、それでもこれが最後の登り、とぐい~っと登って

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山伏岳山頂(1,315m)、到着~
山頂にはご夫婦連れが一組、ちょっとおしゃべりしながら一休み。

2014092132
さぁ、ここから先は下るのみ!
も~う、早く下ってお風呂入りたいし、ビール飲みたいし。
というわけで、初っ端はかなりの急坂な高倉沢コースへと下ります。

山頂から100mほど超急坂を下ると、あとは尾根の右側をトラバースするように下る道へ。
ここも藪藪かと思ってたけど、本日の行程の中で一番よく整備された歩きやすい道でした。。

2014092133
あ~、癒される。
整備された道って、素晴らしい。

びょうぶのコルを過ぎて、200mほど急坂を一気に下り、ぶどう平から先はもうゆるやか~に下る道。

2014092134
ヒノキの植林の中、作業用?の林道を何度も横切りながらゆる~り下って

2014092135
行きに車をデポしてきた登山口に到着~
あ~、ほんと疲れた・・・

登山口においた車を回収して、下山後のお風呂は秋の宮温泉・秋の宮山荘の立ち寄り湯へ(一人600円)。
の~んびり浸かって疲れた脚をほぐしたら、本日のお宿、道の駅おがちに移動して、道の駅併設のレストランでカンパ~イ

ハードな2日間、でもとっても楽しい2日間でありました。

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コメント

いやはや…
やっぱり仲間って大事ですねぇ(^O^)
たまにはこんなことも…
宴会ケ岳での鉄板ネタゲットということで♪
おつかれさまでした。
日曜日の大朝日山頂の夕陽は素晴らしいの一言でした。
飯豊、蔵王、吾妻、月山、鳥海せいぞろいで♪

投稿: katsu | 2014年9月27日 (土) 09時58分

4連休に出来て良かったですね
景色も焼肉も御馳走様でした

地味な虎毛~高松の縦走路と華やかな神室の縦走路の良し悪しなどのご意見は確かに地元の方が言うとおりだと思いますが、地方の人はなかなか来れる機会がないので、仕方がないですよね・・・・と言うか、虎毛と高松の間になぜあの縦走路が開削されたのか不思議な気がします

投稿: 青空 | 2014年9月28日 (日) 20時37分

katsuさん>
そうです。仲間と一緒だから笑いながら歩けた、そんな道でした。
これ、ごろ太君と二人だったら、無言で黙々と歩いてたかも。。。(^^;

大朝日は素晴らしいお天気だったんですね♪
勢ぞろいの大展望、いいですね~~~

投稿: まきchin | 2014年9月29日 (月) 00時56分

青空さん>
ありがとうございます♪
4連休で、のんびり楽しんできました!

そして青空さんにそう言っていただけて救われます。
(ちょびっと凹んでました)
でも、地味ルート好きとしては、達成感はハンパなかったですが。。
地味ルート好きの方が、開削されたんですかねぇ~
いつかは神室の縦走ルートも歩いてみたいですけどね(^^

投稿: まきchin | 2014年9月29日 (月) 00時59分

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