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2014年5月 9日 (金)

2014/5/3 北八甲田、硫黄岳・大岳・小岳BC

南八甲田の翌日は、北八甲田で3つの斜面を滑ります。

201405030
前方に聳える硫黄岳、大岳、小岳。
このおいしいザラメ斜面を、全部まるっとイタダキマス!

===硫黄岳・大岳・小岳===
2014/5/3(土):睡蓮沼(6:25)~▲硫黄岳(7:40-8:00)~1,250m地点(8:05-8:10)~仙人岱~▲大岳(9:15-10:00)~1,340m地点(10:10-10:15)~▲小岳(10:45-11:30)~睡蓮沼(12:10)
歩行・滑走距離:10.4km
累積登高:890m
======

201405031
赤が登り、青が下り。

2014/5/2:南八甲田(猿倉岳)
2014/5/3:北八甲田(硫黄岳・大岳・小岳)
2014/5/4:南八甲田(駒ヶ峰)
2014/5/5:月山(姥ヶ岳・湯殿山)

この日の天気予報は、晴れのち雨。
14時頃までの勝負ってことで、早めの出発。

201405032
酸ヶ湯の駐車場から入山口の睡蓮沼までは、車ですぐ。
道路脇の駐車スペースには、まだ数台が停まるのみ。
この日からGW後半の連休が始まる人たちで混んでるかな?と思ってたんだけどね。

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(Photo by まぁ君)
あれれ、と若干拍子抜けしつつも、準備して出発。
この日は、長い連休でお疲れ気味の浪速恋しぐれ隊は温泉でノンビリってことなので、まぁ君とまきchin隊の3人でGo。

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睡蓮沼の入口から階段を登っていくと、目の前にどか~んと目指す山々!
左から硫黄岳、大岳、小岳ですな。
南斜面はもう雪が融けてるけど、北~東斜面はまだまだ滑るところがたくさん。
期待しちゃいますね~(o^-^o)

というわけで、まずは硫黄岳目指してGo!

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硫黄岳に取付くまでは、しばらくアオモリトドマツの間を抜けつつゆる~りと登ります。
前日のガスはスッキリ晴れて、青空にクッキリ聳える山々がマブシイ!

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硫黄岳に近づくほどに、大迫力に迫る大斜面。
まぁ君、直登でいくぞ!と気合入ってますが。。。ついていけるかな。。。

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斜面に取付くと、あとは山頂までどか~んと開けた大斜面。
左手の奥には、南八甲田・櫛ヶ峰の真っ白な斜面が見えてますねぇ。

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右後方には、高田大岳と小岳。
時々立ち止まって眺めつつ。

一面ザラメの斜面は、斜度が急になってくるとずるっと滑るところもあり。
そんなところに出くわすと、たちまち腰が引けてジグ切っちゃうワタクシ。
ま、腰引けるから余計滑るんですけどね。

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てなわけで、どんどん離されていきますが。

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(Photo by まぁ君)
背後にどか~んと広がる南八甲田の景色は、なかなか壮観で。
そんな山並みを眺めながら登り上げて

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硫黄岳山頂(1,360m)、到着~
向こう側には、これからアタックする大岳が見えてます。

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山頂にちょこっと出ている笹薮の中には、こんな山頂標識も。

2014050312
これは小岳と高田大岳。

硫黄岳は、仙人岱からならちょちょいで登れるので、もっと人がいるかな?と思ったのですが。
山頂にいるのは我らのみ、おまけに見渡す範囲にはほとんど人がいないし。
う~ん、予想外。

ま、静かなのは幸い。
景色眺めながらノンビリ滑降準備して。

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広いザラメ斜面に跳び込みます!
まぁ君、ひゃっほ~ぃと一気に滑り降りて、気持ち良さそう♪o(*^▽^*)o


ごろ太君は、ザラメ最高!とさらに下まで滑り降りて。

いやはや、楽しい~~(≧∇≦)
いいザラメですわ!

山頂から150mほど滑った標高1,200m付近でシールオン、今度は大岳を目指して400m弱登り返します。

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雪が融けた斜面には、登山道も見えてますが。
我らは雪をつないで山頂を目指そう、と。

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仙人岱目指してゆる~りと登っていくと、古びたのから新しいのから、山スキー標識があちこちに。
いかにも古くからの山スキールート、って感じですが。
・・・このあたり、ガスることが多いのかなぁ。

標準ルートに沿って竹竿がそこかしこに立てられてるのを横目で眺めつつ、我らは大岳目指してまっすぐまっすぐ。

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で、大岳の斜面に取付きます。
正面の木立の塊の上を回り込んで、右手の斜面を登りますよ~

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まぁ君はさくさくと登っていっちゃいますが。
ごろ太君と私は、クトーつけてGo。
・・・と言っても斜面はザラメでざくざく、ちゃんと歩けば怖いことはないんでしょうけど。
まぁ君、緩めにステップ切ってくれてるし。

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それにしてもこの景色!
さっき滑った硫黄岳も、その向こうの南八甲田も、どか~んと一望。
おまけに静かでほとんど誰もいないとは、なんて贅沢なんだろう。(≧m≦)

そんな景色を眺めつつ、ジグ切って高度を上げていくと、だんだん風も強くなってきて。
さすがは大岳、八甲田の最高峰~なんて思いながら登り上げ、山頂手前の藪が出ているところで登高終了。

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ココから上は、藪を漕いで行けば山頂に出られるようでしたが。
まぁ君と私はここまで。

・・・二人で日向ぼっこしながら景色眺めてる間に、ごろ太君は山頂を踏んで、おまけにお釜へ滑り込み。
さすがカッ飛び隊長。

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というわけで、山頂証拠写真。
大岳山頂(1,584m)到着~

2014050322
山頂からお釜の底までは60mくらいかな。
ごろ太君、ここを滑ったそうで、お釜滑ったの初めて!と嬉しげ。

満足して戻ってきたごろ太君と合流したら、いよいよ大岳の東面へと滑りこみます。

2014050323
まぁ君、イヤッホゥ~とこともなげに滑り降りていきますが。
硫黄岳よりも斜度も距離もあるこの大岳東面、なかなか滑りごたえのある斜面ですがな。


ごろ太君、むちゃくちゃ楽しそう~~(≧∇≦)
笑いが止まらない、って感じ。

2014050324
斜度が緩くなった下部にきて、ようやくテレターンのまきchin。
せっかくのいいザラメなのに、ちょっと斜度が急な斜面ではなかなかテレターンできず。。ああ、もったいなや。
(滑ってる本人は結構楽しんでるんですが。あとで動画見ると、フラフラ危なっかしい)

いや、それでも、これだけ開けてると気持ちいいね。
雪もザラメでよく滑るし。

そんな感じで一気にガッツリ250m滑り降りたら、本日3度目のシールオン。
今度は小岳目指して150m弱登りますよ~

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滑り下りたばかりの大岳の斜面を背に、小岳の斜面に取付きます。

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振り返ると、大岳の向こうにはなんだか黒々とした井戸岳と赤倉岳が。
どんどん雪融けが進んでますねぇ。

そしてこちらの小岳も、大岳から眺めると山頂直下は雪がなさそう。
北側にぐる~っと回り込めば雪をつないで山頂に行けるかな、と思いつつ。

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木立の中を回りこんではみるものの、枝や雪の凹凸に阻まれてエライこっちゃ。

そんな藪は早々に抜け出して、緩やかな雪原へ(もうちょい早目に回りこめばよかったかも?)。
尾根を回りこむようにして上へと登っていくと

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おっ。標識が前方に!!

山頂直下に板をデポしてちょこっと登れば

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小岳山頂(1,476m)、到着~
あいにく山頂標識は折れてしまってるようで。
そしてさすがにそろそろ、景色も霞んで空も曇ってきたかな。
戻りどきですかねぇ。

2014050330
元気に立っている方向標識越しに、滑り下りてきたばかりの大岳を眺めてみたり。
あれを一気に滑ったんだな、と思うと、結構イイ気持ち。

我らのトレースを辿って登る山スキーヤーもちらほらと。
皆さん宿泊で遅めの出発だったんですかね。
それとも東北道の大渋滞にひっかかって、八甲田に辿りつけてなかっただけ?

・・・そんなことをしゃべりつつ。
風が強い山頂を後にして、板をデポしたところに戻ってちょいと一息。
幸いにしてここは木々に囲まれて風もないので、プチ宴会しつつの~んびり。

一時間ほどもゆっくりしたら、いよいよ睡蓮沼目指して500m弱下りますよ~

2014050331
これから滑りこもうとしてるのはこんな斜面。
どこまででも下れちゃいそうだけど、そうすると睡蓮沼じゃなくて谷地温泉のほうに下っちゃうようで。
沢筋に入りこまないように、最後に乗りたい台地に目星をつけてから、Go!

山頂直下に大きなクラックが2つ走ってたけど、うまい具合にその間を抜けて大斜面へ。

2014050332
ひゃほ~い、とごろ太君。
本日4度目?の美味しいザラメ斜面。


いつまでたってもしゃぁ~っと滑り下りられないまきchinですが。
これでも結構、ザラメを楽しんでます!

2014050333
いやぁ~、気持ちイイですねぇ~o(*^▽^*)o

2014050334
私としては、中斜面がず~っと続くこの小岳の斜面が一番楽しかったかも。
滑りやすいし、ザラメもいいし。

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(Photo by まぁ君)
は~、満足満足。
一気に250m近く滑り降りちゃいました~(o^-^o)

さて、あとは睡蓮沼目指してたら~り滑り下ります。
下りすぎないように、沢に入り込まないようにトラバースしつつ、広い尾根上を南下しつつ。

2014050336
涸沢の上部に出たところで振り返ると、さっき滑った小岳がもうあんなに遠くに。
スキーでの下りは早いよねぇ。

2014050337
涸沢の上部からはひたすら横移動、そしてほどなく睡蓮沼まで戻ってこの日は終了~
いやぁ、盛りだくさんで大満足、濃い一日でした!
まぁ君、今日もありがとです♪

下山後は、谷地温泉~酸ヶ湯と立寄り湯をハシゴ。
予報通り15時近くにざぁっと降りだした雨は夕方には止み、この日もまたまた鍋宴会~♪
(詳細は速報へ)

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コメント

いやー、八甲田でしたか。
はるばる遠く東北青森までよくおいでくださいました。二人のパワー、相変わらずでうらやましい限りです。
硫黄岳・大岳東斜面、エガッタスベー(秋田弁)。
猿倉岳の斜面もなかなかですが、天気に恵まれず残念でしたね。

ところで、まぁ君のブログに私と愛車(CRV)が写っていましたよ。


投稿: yamaya | 2014年5月 9日 (金) 16時47分

こんばんは。
本当に素晴らしい景色ですね。
もちろん僕は無雪期しか行ったことがないので、
興味津々で見させていただきました♪
季節を変え、時間を変えて
また同じ山の違う顔を見る~
やっぱり山はいいですね。
あっそうそう…
3日の東北道は川口から仙台を過ぎるまでほぼ全区間渋滞でした(>_<)

投稿: katsu | 2014年5月11日 (日) 22時07分

yamayaさん>
こういう長い休みのときでもないと、さすがに八甲田までは来れませんし。。。
この日はスカッと晴れて雪も良く、硫黄岳・大岳・小岳の東斜面はほんとエガッタです~(^^v
猿倉岳は、天気のいいときにまた行ってみたいですね~
今度は櫛ヶ峰までガッツリ歩いて滑ってみたいです。

・・・そして鳥海山。
yamayaさん、写ってましたか!!
やはりむちゃくちゃニアミス、といいますか、ほぼ同タイミングでしたね。。

投稿: まきchin | 2014年5月11日 (日) 22時52分

katsuさん>
こんばんは!
同じ山なのに、季節を変えて、時間を変えて見てみると、いろんな顔があるんだなぁ、って思いますよね。
山スキーで滑った山を違う季節に歩く、とか、結構好きです♪
そう。ほんと、山はいいですよね(^^v

そして3日の東北道、もしやkatsuさんも渋滞の中におられました?!
すんごい渋滞でしたもんねぇ。。。
ちゃんと目的の場所には辿りつけましたでしょうか??

投稿: まきchin | 2014年5月11日 (日) 22時59分

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