2014/4/20 月山BC(北品倉尾根)
この日も、雪が緩んでからノンビリ歩きだしましょ、とゆっくり目のスタート。
道の駅にしかわを7時半頃に出発し、湯殿山スキー場の駐車場に車をデポ。
車1台に3人乗りこんで、姥沢へと向かいます。
姥沢へと向かう途中、前方には月山と姥ヶ岳がどか~ん。
この左側には湯殿山もどか~んと聳えてますが、なんせ大きすぎて写真に入りきりません。
・・・今日は風もないしいい天気だし。期待大!o(*^▽^*)o
姥沢の駐車場は、前日よりもちょい混み。
まぁ、昨日よりも遅い時間帯だしね。
そして駐車場にいる人達は、ほとんどが山のヒト達!さすが月山!!
さ、我らも準備して出発。
今日はザラメも期待できるし、テレで行きますよ~
というわけで、1回券を買ってリフトでスキー場上へ。
朝日連峰、昨日よりもクッキリはっきり見えてますね~
リフトを下りたとこでは、この景色!
今日は月山山頂に雲がかかる気配もなく。
雪もイイ感じにザラメになってるし、こりゃもう山頂を踏むしかないですな。
っちゅうわけでいそいそとシールオン、月山へ向けて出発。
ここから100mほど下って夏道沿いに月山を目指す人も多いようですが。
我らはトラバース気味に、稜線上の1,710m地点目指して歩きますよ~
それにしてもこのスケール感、他にはない広がり!(≧∇≦)
どこまでも真っ白で広大で、なんだか距離感覚がおかしくなりそう。
向こうの斜面を歩いてるヒトが、まるで黒い米粒みたい。
いやぁ~、広い広い。
リフト1本乗ってちょっと登るだけで、こんなに広くて滑りごたえある斜面に出会えちゃうんだもんねぇ。
月山、そりゃステキなはずですわ。
雪は一面ザラメだし、風はなくて穏やかだし、青空広がってるし。
これぞThe・春山♪
・・・月山山頂パスして、この大斜面を一気に滑り降りて登り返してってのもいいかな、なぁんてちらりと思いつつ。
いやいや、ここは初志貫徹。
ゆる~りとトラバースしながら200m登り上げて、稜線上の1,710m地点を目指します。
そして稜線に登り上げると
おおっ。彼方には真っ白な鳥海山!
この山は、ほんとどこから見てもいい形してますねぇ。
惚れぼれと眺めちゃいます。
今年も滑りに行けるかな。
そしてコチラは、本日下る北品倉尾根。
尾根の北東側に広がる斜面も、なかなか気持ち良さそう。急だけど。
さて、一息付いたら、最後の250mの登りに取付きますよ~
ここから上は斜度も増すし、雪が硬いところもありそうなので、クトー付けて行きましょかね。
斜面の下のほうはザラメだったけど、登るにつれて硬く締まった雪面に。
それでもガッチガチに凍って硬いというわけではなく、シールもクトーも良く効いて登りやすい。
・・・今日の無風と好天のおかげで、うまく雪が緩んでくれたかな。
足元を見ると、結構な高度感。
それにしてもこの開けっぷり、すごいです。
頭上の太陽には、日暈がクッキリ。
午後からは天気下り坂ですな。
そんなわけで黙々と、足元見つめながら斜面を登り上げ、緩やかな山頂稜線へ。
月山山頂(1,984m)、到着~♪
まきchin隊、実に10年ぶりの月山。
ようやく晴れた山頂に来ることができました!
雪に埋もれた神社の屋根の向こうには、真っ白な鳥海山♪
相変わらずお美しい。
コチラは栗駒山、神室山、虎毛山。
紅葉に染まった秋の山を思い出しちゃいますねぇ。
また行きたいな。
お隣の葉山の後方には船形山。
ブナの美しい、早春も秋も冬もいい山です♪
朝日連峰の後ろには、飯豊連峰も見えてます♪
ハクサンイチゲの咲く時期に、また行きたいねぇ。
ウットリと景色を眺めていたら、先々週船形山でお会いした皆さまとバッタリ。
皆さん狙いは同じですね~、今日は我らも山頂まで来れました!
またどこかの山でお会いしましょう、とお別れして、シールつけたまま来た道を戻り、1,950mのドロップポイントへ。
我らはここでシールオフ。
景色を眺めながらちょいと腹ごしらえしたら、いざ、山頂直下の大斜面へ!
所々ハイマツや岩が出ている硬いガリボコ地帯をクリアしたら、ザラメ斜面をしゃぁ~っと一気に滑りますよ~
いやぁ、こんなスケールの大きなザラメ斜面はそうそうお目にかかれませんね。
どこまででも滑れちゃいそうで、いやもう、最高です!!
一同、もう笑いが止まりません。
その興奮冷めやらぬまま、北品倉尾根へと滑り込みます。
ゆる~くアップダウンしている稜線をちょいと巻くように移動して、尾根取付きの1,700m小ピークの北側を巻いて尾根上へ。
滑りこんだ尾根は、最初はちょいとヤセ尾根でビビりましたが。。
下っていくうちに、だんだんと尾根幅も広くなって一安心。
この日は何パーティか入っているけど我らはかなり後発隊、静かな尾根をノンビリ下りましょ。
1,630m小ピークの手前だけ板を担いで登ったけど、あとは勢い付けて登るorカニ歩きで細かなアップダウンをクリア。
大きな雪庇のある広い尾根を、しゃぁ~っと滑ります。
ちょうど昼過ぎから薄曇りになってきたので、雪は重すぎず軽すぎず、イイ感じのザラメがキープされてて滑りやすい。
1,479m小ピークまで一気に滑ったら、まるで広大なゲレンデ状態の大斜面にドロップ♪
いやはや、もう楽しすぎますね。
斜面が美味しすぎてオカワリ~、と登り返してる人もいましたが、さもありなん。
・・・時間タップリあれば、ほんとにオカワリしちゃいたいくらいです。
さて、ここまでくれば、あとは品倉山との間の濁沢を渡ってスキー場へと下るのみ。
1,302m小ピークでちょいと一休み、しましょかね。
うすぼんやりと霞んできた鳥海山を眺めつつ。
先行パーティが下っていくのを見ながら、我らはどうやって沢に滑り込もうか、地形と地図とをにらめっこ。
ま、雪が切れてるところもないし、沢筋へと滑りこむ斜面も広いので。
どうとでも行けそうですね。
疎林の広がる、なかなか気持ちのよい斜面を下ります。
下りきったところで沢を渡って左岸へ。
・・・ほんとは夏道が沢を横切ってるあたりで渡る予定だったのだけど、ちょいと下りすぎたか、少し下流の天保堰と濁沢が合流するあたりで徒渉です。
ま、雪は問題なくつながってたので結果オーライ。
湯殿山スキー場のトップに到着。
ゲレンデを流して駐車場まで滑り降りて、この日は終了~
#下山後のお風呂とお味は、速報へ。
展望好し、雪好し、そして距離も結構あるし滑りごたえのある斜面もあるし。
こんなツアーができるのも、春山スキーの醍醐味ですよねぇ。
両日とも天気にも恵まれて、ほんと楽しくて充実したツアーでありました。
まぁ君、今回もありがとう~~
そしていろんな楽しみ方ができる月山、スケールの大きさに完全ノックアウトです。
また今度は違うルートで滑ってみたいですね!
| 固定リンク
「◇山スキー」カテゴリの記事
- 2024/4/14 岩木山BC(2024.04.18)
- 2024/4/13 南八甲田・櫛ヶ峯BC(2024.04.17)
- 2024/4/7 北八甲田・高田大岳BC(2024.04.11)
- 2024/4/6 森吉山BC(2024.04.09)
- 2024/2/18 田代岳BC(2024.02.24)
コメント
お疲れさまでした~
2日間とも天気もマズマズ
GW偵察と言いつつ、十分楽しんじゃいましたねぇ
GWにオカワリかな?
投稿: fwix | 2014年4月23日 (水) 22時02分
fwixさん>
ありがとうございました!
いやほんと、すっかり楽しんじゃいましたねぇ~
天気も雪も良くて、最高でした(^^v
月山、いろいろ遊べそうですね。
GWオカワリ、アリアリです♪
投稿: まきchin | 2014年4月24日 (木) 03時24分
1479mピーク東斜面でオカワリ中に声を掛けて頂いた者です。
品倉山麓からは三人のすぐ後を滑って降りてきましたので、ザックの三角バーナーが印象に残っておりました。
この記事をみつけてあの時のパーティーとすぐ分かりました
過去記事も見させて頂きましたが、昨夏の南アルプス縦走の雷雨の前日に、小河内岳~大日影山でもスライドしておりました。
私も百間洞のテン場で雷鳴に震えておりました
先週は、北月山コースを滑たばかりで、そちらもお勧めですよ。肘折コースも今年は雪が多いようでまだ楽しめるようですよ。
GWに東北に来られるならば、またどこかでお会いするかもしれませんね。
投稿: オカワリくん | 2014年4月24日 (木) 22時39分
オカワリくん>
コメントありがとうございます!
ウチらも時間あったら登り返して滑りたいよねぇ~、なんて話してたのでした。
そして昨年の南ア縦走のときにもすれ違っていたとはビックリ。
あの雷、ほんと怖かったですよねぇ。。。オカワリくんは百間洞でしたか。。(><)
またどこかでお会いしそうですね。
GWもまた東北に行く予定ですので、そのときはよろしくお願いします♪
投稿: まきchin | 2014年4月25日 (金) 01時06分