2014/3/23 真那板山BC
連休3日目も、朝からいい天気。
前日、蒲原山の山頂から眺めた箙岳はあまりにもガリボコ、それにロングツアーで足もだるいので、この日はさっくり行って帰ってこれそうな真那板山へ。
ここもまた道の駅小谷からすぐ、姫川温泉の奥の大網集落から登る山です。
この日は、こばさん、まっちゃん&みいさん、ラガーマンマンさん、まぁ君、ともちゃん、まきchin隊の8名でGo。
国道148号沿いの平岩Pで車2台に乗りこんで、大網集落へ。
山道をぐい~っと登って集落に到着、塩の道の看板がある広場に駐車です。
この日の先行者は2名。
なんと前日、蒲原山でご一緒した神戸からのテレマーカーさん。
もうとっくに出発されてます。
我らはのんびりスタートになっちゃいましたが。
駐車スペースから取りつきまでは、板を担いでえっちらおっちら。
神社の手前で右に折れ、橋を渡って川の右岸に移ったところで雪壁よじ登って、いざ、出発。
(Photo by こばさん)
雪がないときは、このあたりは畑なんでしょうね。
前日に緩んだ雪が夜の冷え込みでちょいと締まって硬い雪。
そして心配してたトレースは、恐らく前日のものがバッチリ残っていて、これはこれでラッキー。
少し登って振り返ると、そこにはどど~んとこんな景色。
右手の三角の山は赤禿山かな。
こりゃ、今日もステキな展望への期待が高まります♪
段々畑?の斜面をゆる~り登り、杉林の中を抜けて。
川を右手に見降ろしつつ登りますよ~
杉林を抜け、林道と思しき箇所に出たら、あとは尾根目指してずい~っと登ります。
前日のトレースは、スキーにスノーシュー、ワカンと多種多様な感じ。
マイナーな山かと思ったけど、意外と人が入ってる?
登山口から250mほどゆるやかに登り、標高600mあたりまでくると、だんだん斜度が急になってきて。
このあたりから前日のトレースからいったん離れ、尾根上の新雪を踏みつつジグ切りながら登ります。
踏まれて硬くなったトレースよりも、こっちのほうが登りやすいかも?
・・・いやいや、ラッセルまわしてくださったこばさんとラガーちゃん、ありがとうございます!
途中、カモシカのラッセル跡も登場~
そして頭上の斜面を見上げると、カモシカのお尻がぷりぷり見えてたりして。
そんな急な尾根上を150m登り上げると、開けた斜面へ。
ビミョウにデブってるような・・?
振り返ると、こんな景色がどか~んと広がっているわけで。
糸魚川方面の山並みですな、なんとも壮観~(≧∇≦)
右手には、こんな生唾ごっくんのステキな斜面が広がっていたりして。
雪がいいうちに一本滑って登り返しちゃう?なんて冗談言ってみたり(いや、半ば本気?)。
さて、そんな景色を眺めつつ、オープンバーンをさっくり通り過ぎて林の中へ。
このあたりから、再び前日のトレースに合流。
このトレース、ちょいと急だし硬くて滑るので、一同クトー装着。
・・・が、わたくし、まだテレ板にはクトー付けてなくて。
シール登高でがんばります。
標高1,030m付近までぐい~っと登っていくと、いよいよ最後の急斜面。
細い沢に入り、一気に100m登り上げますよ~。
いやはや、急ですわ。
クトーつけてなくても意外とシールが効いて滑らないけど、それでも結構斜度があるのでおっかない。
ちょい腰引けつつ、時々ずるっとずり落ちつつ、細い谷を登ります。
細い谷を抜けて最後の大斜面へと取りつくと、上から先行者2名が滑り下りてきました。
ご挨拶して、お二人は斜面を下り、我らは上へ。
さぁ、あと一登り!
広い斜面を100m、ぐい~っと山頂台地まで登り上げると
おお~っ、目の前にどか~んと広がるのは、前日登った蒲原山に一難場山、朝日、雪倉、ハクノリの山並み!
ここまでの道は、意外と急だし狭いし、急だしキツかったけど。
こんなゴホウビの展望が広がってるなら、ぜ~んぜん苦になりませんねぇ。
一気にテンションMAXでございます。(≧m≦)
(Photo by こばさん)
台地に登り上げたところからは、山頂は目と鼻の先。
大展望にワクワクしながら、ゆる~りと山頂へと歩を進めていくと
おお~う、山頂からは、真正面に雨飾山がどか~ん!!
大渚山から眺める雨飾山もすごいけど、ここはほんとに真正面、遮るものもなく大迫力(^^
雨飾山の右手には、金山に天狗原山、そして左手には海谷山塊。
いやはや、こりゃもう大絶景でしょう~。
我らのほかにはだれもいない静かな山頂で、しばらく景色眺めながらウットリ。
そしてこの山頂、意外と風がなくてイイ感じ。
景色眺めながらランチ休憩しますかね、と山頂の一角にランチテーブルを作成して
展望も肴に、おしゃべりも盛り上がります!
なんだかんだと1時間半ほどもノンビリ過ごしちゃいました。
というわけで、ノンビリしたらお楽しみの滑降!
私にとってはドキドキの滑降ですが。
前日の転倒虫の記憶が、脳裏をよぎりまくり。
結構細くて急な谷なので、なかなか難儀でしたが。
無難にアルペンで下って、なんとかクリア。
そしてここを過ぎれば、あとは開けた斜面を下るのみ。
地形をチェックしながら、一気に下ります。
・・・が、下るほどに激重になっていく雪に、メンバーどんどん捕まります。
それでもそんな激重雪を切り裂いてカッ飛ぶラガーちゃん、カッコいい~o(*^▽^*)o
・・・と思いきや。
板が雪に刺さってコケてるまきchinに巻き添え喰っちゃいましたかね。
すんません。
私も一生懸命頑張りますけど、どうしても重い雪に板を取られてビビって不安定になり、なかなか後ろ脚に乗れず。
何度も板が雪に刺さってこの日もコケまくり、それでも頑張ります!
途中で一本挟みつつ、下部の激重雪をゆる~り滑り下りていくと、眼下に大網集落が。
ツリーホールにハマらないよう、注意しながら下って
(Photo by まぁ君)
除雪最終地点に到着~
おつかれさまでした!
雪が辛うじてつながってたところも何箇所かあり、下部はちょいと綱渡りな雰囲気でありました。
登りで取付いた箇所とは違うとこに出てきたけど、道路を下っていけば駐車場に辿りつくわけで。
いやぁ、この日も楽しかった!
駐車スペースに戻ってきて真那板山を見上げると、こんな感じ。
こうして見ると、意外と急なとこを登って滑ったんだねぇ。
展望は素晴らしいし楽しそうな斜面もたくさんだし。
パウダー期に来てもよさそうな、そんなお山でありました。
今回、み~んなお初だった真那板山。
イイ山です!!
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コメント
山頂直下はちょっと???ですが、
それがまた山頂のマッタリ度をアップさせてるような・・・。
次回は大渚山からの縦走を是非!
投稿: たつの | 2014年3月28日 (金) 19時49分
たつのさん>
たっちゃんの山行記録を参考に、皆で行ってきました♪
山頂のマッタリ度ときたら、すばらしいですね~
展望も良く、天気も良く、大満喫です。
(山頂標識は見つからなかったですが。。。)
もっと足前鍛えたら、大渚山からの縦走もトライしてみたいです(^^v
投稿: まきchin | 2014年3月28日 (金) 21時03分
蒲原山と連荘、お疲れ様でした~
前日滑った山を対面に見るのもオツなもの♪
今日は反対側から真那板・雨飾・大渚を眺めてました(^_-)-☆
投稿: こば | 2014年3月28日 (金) 23時14分
お疲れさまでした
特にズブズブ系の重雪になると
内足獲られ易くなりますしね
しっかりと内足加重を掛けられるようになれば
トップが浮いて獲られにくくなりますから
『内足加重、内足加重』と呪文を唱えてください
投稿: fwix | 2014年3月29日 (土) 10時57分
こばさん>
真那板山、ありがとうございました!
里山だから気楽に。。と思ってたらなかなかどうして、登りごたえも滑りごたえも展望も、大充実の山でしたよねぇ~
ここはまた行かねば、ですね♪
そして今度は反対側から眺めたとは!
山スキーってほんと、ゼイタクな遊びですよねぇ。
またよろしくお願いいたします!
投稿: まきchin | 2014年3月30日 (日) 16時49分
fwixさん>
お疲れ様でした&ありがとうございました!
この前日に引き続き、板は刺さりまくるしコケまくるし。。。
下りはほんとトホホでしたが、登りと山頂展望は♪
内足加重も、しっかり踵落として板踏まないといけないんですよね、きっと。
呪文唱えつつ、がんばります!
投稿: まきchin | 2014年3月30日 (日) 16時51分