2013/11/16-17 立山BC・初滑り♪(2日目)
事前の天気予報では、この日は風が強く、昼くらいから雨or雪、と。
風が強いんじゃあ朝からガスが出てるんでは?と思いつつ、窓の外を見てみると。
おや? 奥大日岳の上に広がる空は、朝日を映してほんのり染まってる?
天気がいいと、朝から宿全体もなんだかソワソワ。
空気に乗せられやすいまきchin隊も、いそいそと準備して出発。
この日は室堂山を目指します。
立山から昇る朝日に照らされた稜線には雪煙が。
やっぱり風は強いようで。
雷鳥荘から室堂山荘までは、ほぼ夏道沿い。
血ノ池やミドリガ池のあたりはショートカットしちゃいましたが。
いやぁ~、それにしてもこんなに天気がいいと、足が進みませんねぇ。
登って滑って、を楽しむのももちろんだけど、やっぱり山は景色を楽しんでこそ、ですな。
何度も足を停めては、山の眺めに見入っちゃいますo(*^▽^*)o
目の前には大迫力の雄山。
山崎カール上部についたシュプールを仰ぎ見つつ。
室堂山荘の前まで来ると、いよいよ目の前には浄土山と室堂山の斜面がどか~ん。
さぁ、目指すは室堂山の展望台。
そこから北アの山並みを眺めてからパウダーをいただいちゃおう計画。
こっちは北斜面なので、きっとパウダーがあちこちに残ってるはず、との目論見。
見上げる斜面はぎったんぎったんですが。
広い室堂山の斜面、まだまだあるところにはあるのだ、パウダーが♪
まずは登らにゃ始まらん、というわけで、初っ端の急斜面を登ります。
浄土山の山頂に雪煙がガッツリ舞ってるところを見ると、上のほうは風がかなり強そう。
100mほど急斜面を登り上げると、あとは緩やかな斜面が広がってるわけですが。
案の定、ここから先は結構な強風。
・・・が、風は強いが雪はパフパフ。
強風なのにシュカブラってないとこが、さすが11月の雪ですな。
こりゃ滑りも楽しめそう。(*^m^)
登っていくうちに、毛勝山や剱岳もお目見え。
その後ろには日本海ですかね。
そしてこちらは、どこまでも広がるメローな雪原。
のんびりマッタリ楽しむには、もう最高でしょう♪
そんな斜面をゆ~ったり登って行くと、展望台に到着~
展望台からどか~んと眺めるのは
五色ヶ原に薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳に雲ノ平。
どの山も、もう真っ白。
赤牛岳に水晶岳、槍穂、野口五郎岳も。
黒部源流の山並みが一望!(≧∇≦)
毎年、この景色を眺めないとなんとなく締まらない気がして、いつもここに来ちゃうのですが。
この青と白の素晴らしく美しい山並みを眺めたいだけなんですけどね。
今年も期待以上の美しさ!(*≧m≦*)
ちょうど登ってこられた単独の外国の方も、「トンデモナクウツクシイデスネ~」と言ったきり、ウットリ。
ウットリ、しちゃいますよねぇ。
この時期の、ここからのこの眺めの美しさは、まきchin隊的にも片手に入るくらいだもの(と、意味もなく誇らしい気分になってみたり)。
この日は風が強かったので、もしかしたら雲がかかっちゃってるかな、と思っていたのですが。
スッキリ美しいお姿を拝むことができて、大満足♪(o^-^o)
大満足のごろ太君、なぜだか穴を掘ってハマってご満悦。
何なに、雷鳥になってここに住み着きたい気分だとな?(笑)
・・・まぁ、気持ちはわからんでもないが。
風も強くてそろそろ寒くなってきたし、やっぱりパウダーも滑りたいし。
雷鳥になるのはまた今度にして、そろそろ先に進みますかね。
と言いつつも、とりあえず隣の室堂山に寄り道。
こんなにいい天気なんだから、ちょっとくらいノンビリしてもいいでしょ。
シーズンはまだまだ長い、今日はゆっくり景色を楽しみましょ。
シールつけたまま少し下って、そのままピークへ登り返し。
ま、展望台からの景色とほとんど同じですけどね。
何度眺めてもいいねぇ。。。
そうそう、雲の上には白山もお目見え。
こちらも文字とおりの白い山。
さて、ノンビリ景色を眺めたら、そろそろパウダーをいただきに行きますかね。
山頂からちょっと滑り降りたところでシールオフして、いよいよGo!
室堂山の北西斜面を滑って、室堂ターミナルの真裏のボウルを目指します。
室堂山直下の斜面には、まだハイマツの先っぽが顔を出していて、ちょいと手こずりましたが。
おお?意外といいんでないかい?!
さすが北斜面、雪はサラッサラ♪
開けた雪原も、パッフパフ♪
前日の重パウとは打って変わってイイ雪ですわぁ~(≧m≦)
そして一見岩だらけ、シュプールだらけのボウルにも、まだまだパウダーたっぷり♪
地雷避けつつ、しゃぁ~っと下りますよ~
いやぁ、いいねぇ。
室堂山の北斜面、場所を選べばパウダーたっぷりなのがイイところです。
滑り降りて見上げると、ぎったんぎったんのこの斜面。
よく見ると(見なくても)岩があちこちに顔を出してて、しかも見るからに地雷っぽいのもいっぱいで。
なかなか油断大敵な斜面ですが、それでも楽し~い!
・・・というわけで、まだ時間もあるので。
ちょっと登り返してこの斜面、もう一本行きますか!
登る斜面は笹やハイマツが埋まりきってなくて、踏みぬくところも何箇所か。
そんな斜面をタシタシ登ります。
登りながらふと頭上を見上げると
おおお、彩雲!
金属光沢にも似たこの輝き、なんとも神秘的ではないですか♪
眺めていると、彩雲は強い風に流されて、あっという間に浄土山方面へと行ってしまいました。
なんだか鳳凰がはばたいてるみたいね。
登る斜面の右手には、国見岳。
いつかは登って滑ってみたいけど、ここ、結構急斜面だしねぇ。。。
数年前には雪崩で事故も起きてるし。
斜面に飛びこむ前に、山々眺めながら、ちょいと腹ごしらえ休憩。
国見岳の北東斜面にドロップする人達を見ながらの~んびり。
この日は昼過ぎには天気崩れるって予報だったのに、ちょっと崩れるのが遅れてるのかな。
まだまだ青空広がってますが、そろそろ潮時かな、と重い腰を上げて最後の一本へGo!
観光客でごった返す室堂ターミナルから、トロリーバスとロープウェイ、ケーブルを乗り継いで黒部ダムへ。
ここで再びダムダッシュ、一本前のトロリーバスに間に合って、扇沢へは14時半に戻ってきました。
下山後のお風呂は、扇沢から車で10分ほどのくろよんロイヤルホテルへ(一人700円)。
ふくらはぎやら背筋やら、いろんな筋肉が張ってるのをほぐしての~んびり。
・・・山登りと山スキーとでは、やっぱり使う筋肉が違うよねぇ。
そしてお腹も空いたので、南豊科駅近くのそば処一葉で腹ごしらえ。
1年前に山トモと来たことあるこのお店。
結構美味しかった記憶を辿って来てみました。
ちょうど新ソバの季節なのね。
荒挽きと細挽きが選べる自家製粉の蕎麦、美味しかった~♪
帰りは中央道で大月まで行って、あとは渋滞回避で下道通って横浜へ。
21時半頃には無事帰宅、です。
<今回の山行>
今年も恒例の立山で、無事、初滑り。
山スキーヤーや山ボーダーでごった返す、アルペンルート閉鎖直前の週末とは違って、人も少なくてちょっとノンビリした雰囲気で。
まぁ、雪もそれほどガッツリついてるわけではなかったですが。
場所を選べばパウダーもしっかりあり、空いてる静かな立山を楽しんできました♪
この時期にしては珍しく、2日間とも好天に恵まれて。
今年の夏山は、土日に全く好天が重ならなくて悶々としてたのに、ここにきて週末青空が続きますかぁ~
・・・ま、おかげで、のんびりマッタリ素晴らしい景色を楽しむことができました(^^
いいスタートが切れたかな?
| 固定リンク | 0
「◇山スキー」カテゴリの記事
- 2021/1/2 北八甲田・雛岳BC(2021.01.07)
- 2020/3/8 森吉山BC(2日目)(2020.03.12)
- 2020/3/7 森吉山BC(1日目)(2020.03.10)
コメント
今年、海の日に赤石岳避難小屋、11/16に室堂でお会いした者です。ブログに存在を書いて頂き有難うございました。連れのスキーヤー2名は14:00頃から雷鳥荘で、浮いた運賃(20%引き)でピッチャーだったようですが、私とパートナーは軟雪で一ノ越まで二時間掛り、雄山の往復で雷鳥荘に戻り、温泉、部屋で缶ビールでした。 またの機会に何処かでお会いし宴会しましょう。12/中位は北八ガ岳スノーハイク等、模索中です。
ゴロ太さん、痩せました? なんだか 顔が細く見えましたが??
投稿: 望月 真二 | 2013年11月21日 (木) 12時03分
望月さん>
こちらこそ、お声かけいただきありがとうございました。
あのごった返した室堂ターミナルで、赤石岳避難小屋に続いて隣り合わせになったのも何かのご縁ですね♪
またどこかでお会いしたときには、宜しくお願いします!
あの雪で雄山まで登られたとは。。。お疲れ様です!
我らもスキー板を外すとかなり足が潜ってたので、望月さん達は相当大変だったでしょうねぇ~
雷鳥荘のお風呂が沁みそうです(^^
そしてごろ太君。なんとご名答!
ぷちダイエットして夏から5kg痩せたそう、ズボンもゆるゆるになったようで。
望月さんのコメント見て、喜んでます
投稿: まきchin | 2013年11月21日 (木) 23時45分