2013/4/6 試乗会 in 菅平

大荒れの週末、土曜日にICIの試乗会に行ってきました。

バックカントリーブースは、まきchin隊がほぼ独占状態。
とっかえひっかえ、来シーズンの板を履き試し。

どこも全てクローズしている菅平のゲレンデの中で、雪が残ってるのは、裏太郎のクワッドリフト沿いのみ。
本日の試乗会の会場は、コチラであります。

ATOMICやFISHER、HEADといったレース用・デモ用の板のブースが立ち並ぶ一角とはちょっと離れたところに

b.c.mapのブースがありまして。
DynafitやICELANTIC、dps、G3、RMU、ARMADA、4FRONTといったメーカーの板が並んでます。

試乗会に来てる人達は、レース板やデモ板目当ての方達ばかり。
BC板目当てなのは極々少数派、ってことは履きたい板を好きなだけ試せる！

今回探していたのは、春のザラメシーズンに長い距離を歩いて滑れる板。
今使ってるdps Yvetteもいいんだけど、昨年の薬師岳BCみたいに長い距離を歩くには、もうちょい軽い板が欲しい。
軽くて細くて、それでいて硬めの斜面からざくざくザラメまで楽しく滑れる板。
歩きも滑りもそこそこイケる、という超ワガママな願いをかなえてくれる板があれば。。。

・・・というわけで、板をとっかえひっかえ履き比べて、最終的に気になったのはコチラ。
＃あくまで上記の観点での、個人の感想です。

3位：
ごろ太君

dps WAILER99 HYBRID 176cm 125-99-108　ノーズ＆テールロッカー

いつも履いてるWAILER112RPよりセンターが13mm細いということもあり、斜面に貼りつくように、そして硬い斜面でもよくかんで走る。
それでいて悪雪をものともせず、跳んだり跳ねたりしても安定しているところは、さすがdps。

まきchin

Dynafit MANASLU WOMEN 161cm 115-90-101　ノーズロッカー

レディース用ということもあり、相当軽い（片足1,150g）。
2年前の試乗会で履いたMANASLU 178cmは片足1490gあるので、それとはかなり違う印象。

こんなに軽いのにエッジがよく効いて、ちゃんと板に乗れば切り込むようにターンできるところはすごい。
硬めの雪でもバタつかず安定して、快適に滑れるし。
・・・が、やはりMANASLU178cmより340gも軽いこともあり、ざっくざくザラメや荒れた雪面にうっかりつっこむと、跳ね飛ばされそうになることもあり。（ちゃんと板に乗ってないからだけど）
レディース用でないほうが、私には合ってるのかも（今回、そっちは試乗に出てなくて、比較できず）。
あと、161cmだとさすがに短かったかな。

2位：
ごろ太君

G3 ZENOXIDE C88 177cm 120-88-111　ノーズロッカー
※デザイン（色合い）はちょっと変更されるらしい

歩き重視で選ぶならコレ。
そしてこの軽さ（片足1,400g）でこの滑走感は、未知の領域。
不整地でもあまりバタつくことはなく、小回りも大回りもイケます！
ノーズロッカーだけどそれほどロッカーはキツクなく、むしろノーマルキャンバーに近いかも。

まきchin

dps NINA PURE 168cm 121-99-108　ノーズ＆テールロッカー

やっぱりdpsはすごい。間違いない。
荒れた斜面でもぽんぽん跳ねて回って、跳ぶように滑り降りる感じがタマラナイ！
滑りを取るなら、コレですね。
でもこれだと、重さは今のdps Yvette PUREとあまり変わらないし、形状もほぼ同じ（太さが違うだけ）。
そしてなにより、高い（\165,900）！　他の板が3本くらい買えそう。

＃2013-2014シーズンは、PUREとHYBRIDとで色を変えてるようで。
＃NINA HYBRIDは、もうちょっと濃い水色（これまでのYvetteと同じ）。
＃ちなみにYvette PUREはピンクのカワイイ色合い、HYBRIDはこれまで通りの水色でした♪

1位：
ごろ太君

RMU THE DIAM 178cm 124-93-124　ノーマルキャンバー

Rocky Mountain Underground、略してRMU。米コロラドのスキーブランドだそうで。
ノーマルキャンバーの、Park＆All Mountain板。
最初は全然ノーマークだったんだけど、履いてビックリ、面白い！
オールラウンドにどこでも行けて、キレるしずらせるし、どんな滑りでもできそう。安定感もすごい。
滑り重視なら、コレですな。
・・・でも今のdps WAILER112RPよりも、ちょいと重いらしい。さぁどうする？！

まきchin

G3 ZENOXIDE C88 177cm 120-88-111　ノーズロッカー

まきchinの1位は、ごろ太君2位のこの板。
これまた履いてビックリ、軽さの割にこの安定感ときたら、もう。
最初は、履き心地フツウかな。。と思ってたのだけど。
あれこれ履き比べてたら、ザラメと硬い雪がミックスしたこの悪雪でも、フツウに滑れることがスゴイことに気付きました。
dpsのようにぽんぽん跳ねる感じはないけど、大回りも小回りもしっかり雪面とらえてキレるようにターンできるところがすごい。
だってこの軽さで、ですよ。(≧∇≦)

まきchin的には170cmくらいのほうがいいかな～。。。これは買いか？！

番外編その１：

dps LOTUS138 SPOON 192cm 143-138-140 フルロッカー
（LOTUSの向こうにあるのは、Dynafit CHO OYU）

パウダー滑るならこれでしょ、とごろ太君。
LOTUS120よりもテールが反ってるのでよく回るし、しかも太さを感じず扱いやすい。
とは言いつつもこの太さ、パウダーに入ったらすごそう、と。

滑走面の両端が斜めに削れてて、滑走面が盛り上がるスプーン形状になってる！
年に1～2度出くわすかどうかの夏油激パウの時に、これでB-2滑ったらどんなにか楽しかろ。
金に糸目付けないなら、ゲレパウ専用機として即買い！だそう。（1台\176,400ナリ・・・チ～ン・・・）

番外編その２：

ICELANTIC SHAMAN SKNY 173cm 140-90-110 ノーマルキャンバー

R15のこの板、軽くてよく回る！（片足1,600gくらい）
雪面への喰いつきはSL板並み、しかも軽いのに意外と安定してるし、デザインもカッコいい。
滑りの安定感に加えてジャケ買いしちゃいそうなカッコよさ、ごろ太君は完全ノックアウト。

まきchin的には、ちと足前が追い付かない感じ。
それに山用ってより滑り用？
SKNYじゃないノーマルの太さの板で、がっつりパウダー斜面を滑りたい感じの板です。
（ノーマルの板は、SKNYよりもスリーサイズがそれぞれ20mm太い）

番外編その３：

Dynafit CHO OYU 174cm 125-88-111 ノーズロッカー

片足1,080gと抜群の軽さを誇るこのスキー。
ハードバーンにはかなりの喰いつきだし、パウダーも結構いけるけど、さすがにざくざくザラメの悪雪には板が暴れてちょっと手こずって。
長距離を歩くには最高だけど、どんな雪でも（特に春のザラメ時期）ある程度は楽しく滑りたいときには難しいのかも、です。
（まきchinの足前が追い付いてないだけ？！）

～～～
この日の菅平はなかなか難しい雪質でもあり、ほんとのところはどうなのかよくわかりませんが。
板の軽さと滑りとはナカナカ両立しないんだな、ということを改めて認識した次第。
どっちをより優先すべきか、悩みが深まった試乗会でありました。

土日開催の試乗会でしたが、日曜日は雪不足のため中止。
土曜日も終日風が強く、しかも14時過ぎから雨が降ってきて、ゲレンデも所々地面が出ていたり、と大変なコンディションでしたが、とっても楽しませていただきました♪

さぁ、どの板を買おうかなぁ。。。(*^m^)
最終決定は、6月のICIカスタムフェアだ！(≧∇≦)

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