2013/3/23 博士山BC
この週末、本命は日曜日。
それに備えて土曜日はどこ行こう?
・・・昨年5月(2012/5/19)にBCの下見がてら登った、博士山でも行ってみますか。
(夏道と山スキーの道は、全然違うけど)
というわけで。
東北道の西那須野塩原ICで高速を降り、国道400号をひた走ること80km。
博士山への山スキーの登り口、琵琶首に到着。
・・・って、雪降ってますがな・・・。
こんな天気の中、出発する気にもあまりなれず。
天候回復待ちつつ、しばし車の中で仮眠。
8時半頃に起きてみると、雪は止んで、なんだか明るくなってきたような?
まきchinは登る気ほぼゼロ、喜多方ラーメン&温泉&会津観光でいいんじゃない?てな感じでしたが。
なぜだかやる気満々のごろ太君に急かされて、渋々(?)出発。
杉の木立の中の小さな祠と、その脇に立つ石碑が、BC出発地点の目印です。
#車は、祠の向かい側、路肩のちょこっと広くなってるところに駐車。
広~い田圃の中、山に向かって真っすぐ伸びる農道?を歩きます。
この農道、目の前の斜面の右を回り込むように延びて、鹿沢へと続いているらしい。
農道沿いに進んで、沢の途中から尾根に登り上げるというルートもあるようですが。
まきchin隊は今回、正面の斜面中央の谷に取付きます。
なんだか道しるべのように、ひょろりと延びた一本杉が、谷の入口。
谷にはなぜかそこだけ、杉の木が密集しておりまして。
しかもなかなかの急坂なんですな、これが。
足元は、硬く凍った雪の上に2cmくらいの新雪が積もっていて、まぁシールの効きは良し、ではありますが。
さすがにちょっとビビります。
谷の両側の斜面を見上げると、木々の根元にはぽっかりと丸い穴。
あぁ、もう春だねぇ。
そんな景色を見ながら硬い斜面を100mほど登っていくと、杉の谷を抜けて雑木林の緩やか斜面へ。
なんだか水玉模様の斜面を登ってるみたい。
ポップな景色ですな。(o^-^o)
こんなポップな斜面をゆるりと登ると、そこが868mの小ピーク。
ピンクのリボンが付いてる方へと歩いていくと
あら、ちょいと下りですか。
しかもなんだかこの先、尾根がかなり細くなってるような。。。
そんな願いも虚しく。むちゃくちゃヤセ尾根ではないですか。∑(゚∇゚|||)
まきchin隊、板をかついでつぼ足で通過。
両側は切れ落ちてるし、雪もなんだか崩れそうだし、怖いっす。
冷や汗かきながらヤセ尾根を通過するも、やっぱり続く細い尾根。
微妙にアップダウン繰り返しながら、細い尾根を歩きます。
右手に杉林を見ながら歩いて行くと、ようやく尾根幅が少し広くなり。
そしてついでに傾斜もキツクなってきたので、堪らずクトー装着。
いやぁ・・・カリッカリの急坂、しびれますな。(;´▽`A``
ジグ切りつつ登るところも多く、クトー大活躍。
そんな急斜面を200mほども登っていくと、ようやく斜面も緩やかになり
標高1,150m、林道跡?に到着。
さぁ、ここからは緩やかな斜面が続きますよ~
割と細身のシュッとしたブナが、すいすい~っと立ち並ぶ中を歩きます。
ブナ林って、ほんと山ごとに雰囲気変わるよね。
歩いて行くうちに、ブナの梢は霧氷で真っ白に。
この時期にこんな景色が見られるなんて、思ってもみなかった。(≧∇≦)
こんな霧氷の林の中をゆる~りと歩いて行くと、標高1,400m付近で北西から尾根が合流。
ここから山頂へは標高差で80mほどだけど、この先はアップダウンが続く細い稜線の道。
天気よくて展望があれば話は別だけど、今日はこんな天気だし、また雪も降ってきたし。
というわけで、細い稜線に入る前のちょっと開けたところで、本日は終了~( ^ω^ )
シールはがして腹ごしらえしたら、北西から合流してきた尾根へ滑り込みます。
ブナ林の中の尾根は緩やかでイイ感じ、こりゃちょいパウ頂けちゃうかも?と思いきや。
ちょいパウの下は、ガリッガリのアイスバーン!!(lll゚Д゚)
しかも、割とあちこちに笹や小枝が顔を出してまして。
油断大敵ナリ。
日が射してたら、多少は雪も緩んで快適ザラメだったんだろうけど。
この日はず~っと気温も上がらず、雪も硬いまま。
先日の鍋倉山の、快適ザラメのブナ林が恋しいぜ。
左手に谷を見ながら尾根上を滑り降りていくと、標高1,100mあたりで林道跡へ。
ここから先は、斜度も増してなかなか手ごわい斜面が続きます。
まずは林道跡から100mほど下にある1,012mの小ピーク目指して、アイスバーンの急斜面を横滑りでクリア。
カリッカリアイスのポールバーンのデラがけの要領ですな。
・・・こんなとこでポールの経験(?)が役立つとは思わなかったよ。(;´Д`A ```
急斜面をクリアして、ちょっと開けた1,012mピークを回り込んでいくと、細かい尾根が入り組んだ斜面へ。
入る尾根を間違うと谷に下りちゃうので、GPSと地形図と実際の地形とをにらめっこしつつ、慎重に下ります。
・・って、またヤセ尾根ですかい。。。
右も左も切れ落ちてて緊張感満点、またまた冷や汗かきながら通過。
まきchin隊の行く手には、鹿?カモシカ?の足跡が点々と。
君たちは、こんな尾根怖くないよねぇ。
切れ落ちた尾根を通過すると、あとはこんな感じの尾根を下ります。
かなりのヤセ尾根だけど、まぁさっきよりはマシか。
・・・って木が密集し過ぎて、滑れないけど。(;´Д`A ```
標高800mあたりまでこんな尾根を下ると、いよいよ藪がうるさくなってきたので、尾根の左側の斜面へと下ります。
斜面をトラバース気味に下っていくと、琵琶首の田圃に出てきました。ビンゴ!
といってもこっちは、最初に歩いた田圃とは沢を挟んで反対側にある田圃ですが。
心配ご無用、田圃の中の農道に沿って滑っていくと、ちゃんと沢を渡る橋がありまして。
いや~、1,100mくらいから上のメローなブナ林は、かなりイイ感じでありましたが。
そこにたどり着くまでと、そこから戻ってくる道のりが大変だった。。。(;´▽`A``
しかも上から下まで、ず~っとほぼアイスバーンだったし。
パウダーガッツリ、雪もタップリの時期なら、いいんですかねぇ。
ま、時季外れの証拠か、この日に博士山に入ったのはまきchin隊のみ。
静かな山を満喫できたのはよいですが。
緊張する場面も多く、なにげに、地味に疲れました。
下山後は、いったん会津田島まで戻ってコンビニでお酒を調達してから、南郷の道の駅きらら289へ。
併設の日帰り湯(一人700円)でノンビリ汗を流します。
薄茶色に濁ったお湯は、ツルリとしてほんのりしょっぱい。
浴槽も広いし、露天も気持ち良いし。なかなか良いねぇ。
・・・と思ってたら、17時過ぎくらいになってどばぁ~っと混み始めました。
どうやら近くの南郷スキー場のリフト券提示で、入浴料を500円に割引というサービスがあるらしく。
スキー場帰りの人が、大挙して押し寄せた模様。
ここは、早目に来るのが吉、ですな。
早目にお風呂から上がったまきchin隊は、そのまま車中宴会鍋へ。
ここ、もともと日帰り温泉があったところが、2012年4月に道の駅となったらしい。
どうりで、外の24時間トイレがえらくキレイなはずですわ。
道の駅にはレストランも併設されてるので、20時の閉館までは駐車場はほぼ満車。
しかし20時を過ぎると、さぁ~っと車はいなくなり、残るは車中泊の数台のみ。
静かな夜でありました。
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コメント
おおっ~♪
うつくしま~福島~に行ってるよ~♪と
昨日、速報、見てました~^^v
面白い名前のお山ですね~^-^
博士・・・(@@:)
しかし、まきchin隊も引き出し、ありますね~^^v
雪解け・・・一気に進んで、だんだん
行けるお山が・・・+ストップスノーなんかだと
もう、みいの手(足?)には負えないし
でかいツリーホール、怖いし・・・
しばらく、手強い山スキーとなります(汗)
今日、PCメール入れまーす
投稿: みい | 2013年3月26日 (火) 08時08分
南会津いいですよねぇ。
今シーズンはパウダー時期にやりたかったんだけどなぁ。逃してしまった。それにしても博士山って素晴らしいパウダーが楽しめるのかと思ってたんですけど、遅くなると結構手強いのね。
投稿: Toby | 2013年3月26日 (火) 12時36分
みいさん>
福島の山は、なかなかステキなとこが多いです。
里山みたいな雰囲気の山あり、大きな山容の山あり。
「博士山」って名前、オモシロイですよね~(^^
Wikipediaによると、大和朝廷が東北地方を治める時、太刀を佩いて嶺どおしに辿った⇒「佩(は)かせ」⇒「博士」となったらしい。。。(でもなんで「博士」の当て字?)
ここ、この時期はなかなか難儀な山でした(^^;
私もストップスノーは怖いデス
快適ザラメがいいですよね~
投稿: まきchin | 2013年3月27日 (水) 00時23分
Tobyさん>
南会津、いいですね!
博士山はやっぱりパウダーの時期がよいのかも、です。
(もしくは違うルートで登るか)
・・・でもなぁ、山の下部は結構藪や灌木がうるさかったしなぁ。
パウダーなら、二岐山が楽しかったですよ~。
ウチらも来年、また行こうと思ってます♪
投稿: まきchin | 2013年3月27日 (水) 00時25分