2012/8/17 北見山地の最高峰、天塩岳へ
この日は、なかなかお天気の読みが難しく。
候補は道北か道央ってわけで、増毛から暑寒別岳に登っちゃう?なんて案もあったけど。
ニペソツ山から見た大雪の山並みが忘れられず、また違う角度から見てみたいと、道北・北見山地の最高峰、天塩岳を目指します。
愛別で国道39号から道道に入り、天塩岳道立自然公園の看板が建つところから林道へ。
いや、もう、熊注意なのはわかったからさ。
そんなに怖い看板建てなくってもさ。。。(;´Д`A ```
舗装された林道をしばし走っていくと、砂利道に突入。
ごとごとと9kmほども走って、登山口の天塩岳ヒュッテに到着。
三角屋根のヒュッテの前は開けていて、炊事場とトイレがあり。
ここでキャンプもできるのかな。
車もたくさん停められそうです。
のんびりオニギリ食べたりして準備してたら、コンニチハ~と挨拶してこられた方が。
・・・なんと、Yサー♪さん! またまた、まさかのバッタリ!!
今回の北海道では、暑寒別岳縦走、芦別岳ぐるりっぷ、といろいろガッツリ歩かれたそう。
う~ん、さすが。
では!と颯爽と出発されたYサーさんを見送って、まきchin隊も出発。
ゆる~りと歩いて行くと、新道と前天塩岳方面の道との分岐に到着。
今回、行きは前天塩岳を経由して天塩岳に登り、帰りは新道経由で降りてくる予定なので。
下山してきたら、またここに出てくるってわけですな。
というわけで、まきchin隊は左手の道へ。
ここから先は、ちょっと道も細くなり。
所々ぬかるんでたり、沢状になってたり、沢を木橋で渡ったりする道を歩いて行くと
沢沿いに天塩岳に登る旧道と、前天塩岳経由の道との分岐に到着。
まきchin隊は、前天塩岳経由の左手の道へ進みます。
そしてここからは、ダケカンバの中の九十九折りの道。
ちょっと蒸し暑い林の中を緩急繰り返しながら登る道は、予想外にキツイ。しかも汗だく。
そんな蒸し暑さを忘れさせてくれるのが、林の中を幾筋も流れる小さな沢たちでありまして。
斜面を流れ落ち、道を横切って足元の沢に流れていくものあり。
さすが、天塩川の水源にある山だけのことはありますな。(o^-^o)
この水の溢れっぷり、流れっぷりはすごい。
(水量が多いのは、前日、雨がかなり降ったせい?)
小さな沢を渡るたびに一息つきつつ、九十九折りの道を登っていくと
石ころごろごろの急坂に。
足の置き場所を間違えると、ざぁ~っと滑り落ちそう(;´Д`A ```
こんな道を黙々と登っていくと、木立がだんだん低くなり。
展望が開けてくると、いつのまにか道はハイマツの中へ。
足元は相変わらずの石ごろの急坂、しばらくぐい~っと登っていくと、前天塩岳の山頂を巻く道との分岐に到着。
ここはもちろん山頂踏んでおくでしょう、と、迷わず山頂を目指します。
右斜め前方には、目指す天塩岳の山頂も見えてますが。。。
なんだか今にも雲がかかりそう。。。(´・ω・`)
雲、晴れろ~!!と気合だけは十分に、ハイマツの中の岩ごろ道を登っていくと
前天塩岳直下、ハイマツの白く枯れた幹がごつごつ重なるガレ道に。
あたりに広がる岩場からは、ニペソツ山で聞いたあの声が・・・
ニペソツほどのナキウサギ祭りではなかったものの、この辺りの岩場では、至る所からナキウサギの声が。
立ち止まって姿を探しつつ、石ころごろごろの滑りやすい道を登って
前天塩岳(1,540m)、到着。
生憎ガスが上がってきてしまって展望はナシ、ちょっと一息ついたら先へ進みます。
100mほど更に下って、天塩岳へと200m登り返す道へ。
晴れてたら、ここで目の前に天塩岳がド~ン♪なんだろうけどねぇ。
残念。
眼下には雲海、そして頭上には雲。
ここは、雲と雲の境目ですな。
これはこれで、なかなか面白い。( ^ω^ )
下っていく道は一面の緑。
ハイマツやら灌木やらをかき分けて歩くところもあり。
途中、前天塩岳のトラバース道と合流を過ぎ、ゆるりと下っていくと、いつしか道は笹の中へ。
そして足元にはいつものお花たち。
そしてこの道、なぜだかすごくトンボが多い。
これはなんだろう、赤とんぼ?
北海道の山の上は、もう秋なのかな。
コルまで下り、ゆるりと登り返す道の前方は、相変わらずガスの中。
急に晴れたりしないかなぁ。。。しないよねぇ。。。
というわけで、ガスの中を黙々と登り、滝上町からの道と合流してからほどなく
晴れてれば、大雪の山並みはもちろん、利尻山が見えることもあるらしいですが、この日はガスが晴れる気配もなし。
幸いあまり風は強くないので、しばし山頂で腹ごしらえ休憩したら、さっくり下山開始。
山頂直下はハイマツの中のガレた急坂、しかしそれもほどなく笹原の中の緩やかな道に。
道を下っていくと、山頂目指して登ってくる方と何組かすれ違い。
新道コースで山頂まで往復、って人も多いのかな。
登ってくる人と挨拶交わしながらゆる~りと下って
トンガリ屋根の天塩岳避難小屋に到着。
二階建てで板敷きのキレイな小屋に、しっかりトイレもついていて、なかなか居心地よさそう。
ここでのんびり一休み、という案もあるにはあったのですが。
さっきまで山頂付近だけを漂ってたガスが、どんどん下りてきてるので、あんまりノンビリって雰囲気でもなく。
ま~、一息ついたらさくさく下りますかね。
円山へ向けて、所々に岩を積み上げたケルンの建つガレた道をゆる~く登り返せば、あとは下るのみ。
道は林の中に入っていきますが、笹と灌木の中の明るい道が続きます。
そしてちょうどこの日、新道には刈り払いの工事の方が入っていて、まきchin隊が下るときも作業中。
こういう方のおかげで、我々は気持ち良く歩けてるんだよねぇ。
朝から刈り続けて、さぞや大変だったのでは、と。
お疲れ様です!とご挨拶して、まきchin隊は下山です。
こっちの道は、行きの道とは違って、空が開けて明るいところが多い。
ガスがなければ、稜線を仰ぎ見つつの気持ちイイ道なんだろうなぁ、と思いながらサクサク下って
ココから先は、沢を渡りつつゆる~りと下る道。
のんびり歩いて、無事、登山口に到着です。
さて、下山後の温泉は、登山口への林道入口から程近い、湯元協和温泉へ。(一人400円)
畑の中にぽつんと立つ旅館の立ち寄り湯です。
ここ、なかなか歴史を感じる佇まいではありますが。
地元のおばちゃんがいっぱいで、なんともアットホームな雰囲気。
お風呂は内湯のみですが、真湯の大きな浴槽と、温泉(炭酸冷鉱泉)の小さな浴槽とがあり、出たり入ったりと楽しめる。
いいお湯でした!
そして再び旭川へ向かったまきchin隊。
この日の夕食は、旭川ラーメン巡り♪
まず向かったのは、梅光軒。
旭川ラーメン大賞の初代王者だそうで、まあ有名どころにまずは行ってみるか、と。
ごろ太君は醤油チャーシューメン、まきchinはシンプルに醤油ラーメン。
#ハーフサイズもあり。
東京ラーメンのいわゆるスッキリ透明の醤油ラーメンとは似ても似つかぬ見かけですが。
ほんのり魚介風味のとろりとしたスープが、美味し。
そして2軒目は、一蔵。
このネギの乗りっぷりがすごい。
そして豚骨&魚介のスープは、ほんのり甘くてまろやか!
賛否両論あるみたいだけど、私はこっちの甘めスープのほうが好きかな~。
それほど脂っこくもなく、するする~っと食べちゃいました(^^
というわけで、2軒ハシゴしてお腹一杯。
翌日の登山に備えて、ここからまたまた大移動。
道東の道の駅おんねゆ温泉で、オヤスミナサイ。。
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コメント
北海道の旅お疲れさまでした。
もしかしたらって気もありましたが、まさかバッタリできるとは思ってなかったんで嬉しかったです。
全部読ませていただきましたが、山もグルメも観光も存分に楽しまれたようですね。
自分も北海道のこと書かないといけないけど、そーとー先の話になりそーです。
最後に今までブログ見ておきながら、初コメお許しください。
投稿: Yサー♪ | 2012年9月 4日 (火) 00時37分
Yサー♪さん>
北海道、お疲れ様でした!
そしてお声かけいただき、ありがとうございました。
ワタクシ、おにぎりなぞ頬張っており・・・大変失礼しました(;;;´Д`)ゝ
広い北海道、まさか天塩岳の登山口でバッタリとは。
ほんとにビックリです。
それにしてもYサーさん、今回の北海道もさすがの快足ですね!
暑寒別岳縦走も芦別岳も、今回我らの足ではちょっとムリでした。。。
コメントは、ほんとお気になさらず。我々も長いこと読ませていただいてましたが、いつも失礼してしまっておりまして。
今度は本州の山でお会いしましょう!
またよろしくお願いします♪
投稿: まきchin | 2012年9月 4日 (火) 21時32分