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2012年8月22日 (水)

2012/8/12 樽前山登山&余市観光

北海道の最初の山は、支笏湖畔の活火山、樽前山。

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山頂を包んでいたガスが晴れていくと、眼下に広がる緑の樹林の向こうに支笏湖が登場。

===樽前山===
2012/8/12(日):七合目ヒュッテ(6:00)~▲樽前山(東山)(7:00-7:50)~▲西山(8:40-8:45)~ヒュッテ分岐(9:20)~七合目ヒュッテ(10:05)
累積登高:590m
歩行距離:10.7km
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この日はまずは足慣らし。
千歳の道の駅から1時間半ほどの所にある樽前山へ向かいます。

七合目まで車で行けちゃうので、山頂往復だけだったらさっくり登れてしまう樽前山。
天気良さそうだったら外輪山をぐるりと歩いてもいいし、尾根続きの風不死岳まで足を延ばしてもいいかな、と。

登山口に向かう道は、途中のゲートのとこから砂利道になり。
ごとごと走って、七合目ヒュッテの樽前山登山口に到着。

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ヒュッテのちょい上の駐車場には、すでに10台弱の車が停まってました。
#50台くらい駐車可。駐車場にトイレあり。

駐車場の周りの木々は風でざわざわ揺れており、しかも上空はなんだかガスっぽい。
こりゃ、お天気イマイチかな・・と思いつつも、準備して出発。

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立派な登山口ですな。
まずは東山目指して、時計回りに行きますよ~。

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最初はこんな林の中の階段を登っていきます。
キレイに整備されてるねぇ。

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途中、林が切れて、見晴らし良好と思われる場所もあり。
「樽前山から支笏湖を望む」だそうだけど・・・ガスで何も見えず・・・。

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頭上の樽前山を見上げても、こっちもガスの中。うう、無念。

登るうちに晴れてくることを祈ることにして、先に進みます。
道は再び林の中になり、しばらく登っていくと、灌木と草地の中のトラバース道へ。

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う~む。
こりゃ、晴れそうもないな。

そして樽前山と言えば、タルマイソウ(イワブクロの別名)。
樽前山でタルマイソウを見るのだ!と意気込んでいたのですが。

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もう花の盛りは終わってしまったみたいで、大きな株にぽつぽつと咲き残っているのみ。
花を見るなら、もっと早い時期に来なくちゃね。
登山道沿いに、タルマイソウの大きな株がわさわさ生えているので、花の盛りの時期はすごいことになってそうです。

代わりに、足元にはこんな植物たちがた~くさん。

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ウラジロタデ、ネジバナ、シラタマノキ、コケモモ。
特にシラタマノキがすごく多い。というか、もう秋ですな。

足元の植物たちを見ながらゆる~りと高度を上げ、山の北側に回り込んでいくにつれて風がどんどん強くなってきて。
こりゃたまらん、と上着を着込んで登っていくと

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東山と西山の分岐に到着。
ここはもう、外輪山ですな。
昔はここから火口原にも行けたみたいだけど、今は歩けるのは外輪山のみ。
取りあえず、一番高い東山まで行ってみますか、と外輪山の上を歩きだしたのはいいが・・・

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ぐはぁ。左手(北西)側からは、ものすごい強風。
しかも登るにつれて風がどんどん強くなり・・・

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樽前山(東山、1,022m)到着。
見よ、髪の毛のなびきっぷり、帽子のツバのひっくり返りっぷり(汗)。

山頂に鎮座する一等三角点にタッチしたら、ケルンの影に退避~。
山頂の先までちょっと行ってみたごろ太君も戻ってきて、しばし天候回復待ち。

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ま~、今日は時間もあるし。
風不死岳への往復は取りやめにして、のんびり待ちましょ。

稜線をすごい勢いで流れていくガスをぼんやり眺めていると、

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あら? ガスが晴れて下界が見えてきた?!o(*^▽^*)o

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反対側の火口原に目を転じると、こちらも晴れてきたじゃあ~りませんか!
しかも煙をもくもく上げているドームまで、ガスの中からお目見え?

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お目見え、した!!(≧∇≦)
ドームにまとわりつくガスと、湧きあがる煙とが相まって、なかなか迫力満点の眺めであります。

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ごろ太君も大興奮。
風がちょっと弱まった山頂を走りまわって、写真撮りまくり。

それじゃあせっかくなので、外輪山をぐるりと歩いてみますかね。
ここから東山山頂を過ぎてぐるりと回ってもいいんだけど、下りは違う道を歩いてみたいということもあり、いったん東山と西山の分岐に戻ります。

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あ~、ガスガスだった東山への道は、こんな道でしたか。
すっこ~んと晴れたら、気持ち良さそう。

東山山頂から下ってみれば、外輪山の稜線の上はそれほど風も強くない。
ざくざく下って分岐を過ぎ、西山方面へと外輪山の上をゆる~りと歩いて行くと、コンクリ造りの樽前山神社奥宮に到着。

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苫小牧市総鎮守樽前山神社奥宮です。
山そのものが御神体だそうな。

奥宮の前から来し方を振り返ってみると

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火口原越しに、東山の山頂が見えますな。

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そしてコチラは相変わらずもっくもく。
天上の要塞みたい。

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そんじゃ、西山目指して歩きますかね。

ザレ気味の道をいったん下り、再びゆる~りと登り返すと

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西山(994m)、到着。
山頂には、太陽電池に囲まれた、地殻変動観測装置が設置されてました。
GPSで24時間連続観測を行っているそうな。ハイテクですな。

ここから眺めるドームも楽しみではあったのですが。
生憎ガスに包まれてしまったので、さっくり先に進みます。

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西山から下れば、ここから先は開けた草地の中のゆるゆる歩き。
前方には、風不死岳へ通じる稜線の道が伸びてますが、まああっちも雲の中だし。
今回は、寄り道はナシ、で。

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上空は晴れてきたけど、ちょうど樽前山の高さのあたりが雲もくもく。
目線の位置に雲が湧いてて面白い。

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そしてこの荒れ地っぷりもまた面白い。
もうちょい早ければいろんな花が咲いてそうですが、今はほとんど花もなく。
ごろごろ転がる岩と、紅葉が近づきつつある高山植物とが、なかなかいい味出してます。

右手にど~んと聳えてるはずのドームにはガスがまとわりついてて、お姿は拝見できず。
がしがし歩いて行くと

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ヒュッテ分岐が近くなってきた。

目の前には、樽前山の展望素晴らしいという932mピークが聳え、そして風不死岳への道が伸びてますが。
今日はパスパス~

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支笏湖見ながら下る道へ行きますよ~。

ヒュッテ分岐で分かれて下り、しばらくは開けた斜面の砂礫の道をざくざくと。

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見上げる外輪山の山肌は、すじすじですな。
なんだか浅間山の前掛山や、岩手山を思い出す。

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微妙にアップダウンを繰り返しながら下っていくのは、このすじすじを乗り越えながらの道だからではないかと思料。

そしてこの頃になると、こっち側の道を登ってくる人も多数。
挨拶交わしながら下っていくことしばし、道が林の中に入ってほどなく

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七合目ヒュッテの前に出てきて、この日の行程は終了~♪

そして驚いたことに、50台ほどは停められそうな駐車場はすでに満車。
それだけでなく、道路沿いにも10台以上は路駐してあり、しかも交通整理の方が何人も。

いやぁ、人気の山ですなぁ。

下山後の温泉は、支笏湖畔の休暇村支笏湖へ(一人700円)。
入浴受付開始の11時にちょうどついたので、こりゃ空いてるかも?!とか思ってたら甘い甘い。
そんなに広くはないお風呂は、意外と混んでました。

~~~~~~~~~~

さて、この日のイベントはまだ終わらない。
お風呂に入ってサッパリしたら、いざ、余市観光へ!

観光客でごった返す札幌と小樽を抜けて、余市の道の駅、スペース・アップルよいちに車を停めて向かったのは

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余市駅近くの、柿崎商店 海鮮工房。
1階は海産物や地の野菜の店で、2階が食堂。

狙うは・・・

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これじゃ~!!(≧∇≦)
赤うにはエゾバフンウニ、白うにはムラサキウニ。
まきchin隊はもちろん赤狙いで。

他にもいくら丼とかホタテ丼、カニ丼、てっぽう汁とかほっけ定食とか美味しそうなものがたくさんですが。
まあ今回はがっつりウニで。

ちょうど昼のお客さんがハケる時間帯だったので、行列の割にはあまり待つこともなく店の中へ。
入口のレジで食券を買って、空いてる席に座って待つことしばし。
(普通のご飯か酢飯か選べるので、まきchin隊は酢飯を選択)

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ふっふっふ。
来たよ、来ましたよ、ウニ丼(味噌汁・漬物付き)。
東京ではめったに食することのないウニがてんこ盛りに。いやぁ、眼福。

そして、甘くてとろけるウニをがっつりかっこんで・・・。
口福ですわぁ・・・。(*≧m≦*)

ここ、1階のお店で新鮮海産物を買ってバーベキューでもできたら最高なんでしょうけどね。
(脂ののってそうなホッケとか、炭火で焼いて食べてみたい!!)
車中泊の我らは、ちょっと無理ですな。

というわけで、シアワセ気分で向かったのはコチラ。

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ニッカウヰスキー余市蒸溜所。
ここ、蒸溜所内を無料見学できるんですねぇ~。そして無料で試飲もできちゃう、と。

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自由に構内を見学することもできるけど、せっかくなのでガイドさん付きで回ってみました。
ニッカという社名の由来や歴史、ウイスキーの製造工程を聞きながら回るのも、なかなか楽しい。

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構内も、広くて雰囲気あってキレイで。
こんなステキなところで、ウイスキーが作られているんだねぇ。o(*^▽^*)o

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見学の最後には、しっかり無料試飲。(自由見学でも、試飲できます)
シングルモルト余市10年、ブレンデッドウイスキー鶴17年を、それぞれ1杯。
(試飲は、このほかにもアップルワインがあり)

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それにしてもウイスキーって奥が深い。( ^ω^ )
ガイドさんの解説を聞き、実際に味わったり香りを嗅いだりして比べてみると、製造工程や樽の違いによって全然違うもんなんだなぁ、と実感。
にわかニッカファンになってしまって、お土産にウイスキーの小瓶をいくつか購入してしまったまきchin隊でありました。( ^ω^ )

そしてこの日はこのまま、道の駅にて車中泊。
翌日は悪天予報、のんびり観光ですかね。。。

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コメント

こんにちは、クマさんにお会いしなくて安心しました。
今回の北海道シリーズ最高に楽しく拝見しました。

山あり、御ちそうあり、観光あり、私も行ってきた気分になりました。

若いころ、車で一周旅行したことも思いだされます。
私は長い休みはなかなか取れないので、来年退職したら

まず先に北海道に行きたくなりました。
うに丼、おいしそうです・・・

投稿: ぷーさん | 2012年8月22日 (水) 07時49分

お帰りなさい!
美味しい物あり、いい山ありの北海道いいですね。
行きたいけど遠くてなかなか行けません。
まきchinさんのレポで楽しませて頂いてま~す。

私達は14~17日に行って来ましたよ!蝙蝠岳
両俣小屋から仙塩尾根に出て蝙蝠岳までを往復しました。
蝙蝠岳までの2日間は雨と霧でカッパが脱げなく大変でしたが、蝙蝠岳で迎えた朝は、朝焼けの大きな富士山、荒川岳、どかんと塩見岳、白峰三山から南嶺に続く尾根、等々と圧巻の大展望でした。
悪天でもあきらめなくて良かったです。
楽園でしたよ!蝙蝠岳は

では北の大地の続き楽しみにしています。

投稿: ヘッタン | 2012年8月23日 (木) 22時34分

ぷーさん>
ありがとうございます!
クマさんには、実はこの3日後、林道入り口で(車の中から)バッタリ出くわしまして(^^;
でもリアルバッタリはなくて、ほんとよかったです。

ぷーさんは、車で北海道一周されたことあるんですねぇ。
壮大な旅ですね!
時間があるときにゆったりのんびり、行きたいトコですよねぇ。美味しいものもいっぱいですし。
来年、楽しみですね♪
(花を楽しむなら、7月です!)

投稿: まきchin | 2012年8月24日 (金) 01時14分

ヘッタンさん>
北海道はやっぱりいいですねぇ。
山は、ヒグマに会いそうでドキドキでしたが、下界の景色も素晴らしく、美味しいものもいっぱいで。
久しぶりに観光も楽しんじゃいました(^^

そしてヘッタン隊は、やはり蝙蝠岳だったんですね!
3日目の朝は、さぞや素晴らしかったでしょうねぇ。
山頂で素晴らしい景色をゲットとは、ほんとに素晴らしい。
楽園の蝙蝠岳。益々行きたくなってしまったまきchin隊です(^^

北海道レポは、なかなかもりだくさんで牛歩状態ですが、がんばりまっす。

投稿: まきchin | 2012年8月24日 (金) 01時18分

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