2012/6/23 南蔵王、ガスの中の稜線歩き
この週末の天気予報は、梅雨の晴れ間が覗く、とな。
北アルプスあたり行ってみるかな・・・と思っていたところ、ブロ友のIKさんから、東北に花を見に行こうとのお誘いが。
ハクサンイチゲはちょっと盛りを過ぎてしまっているけど、こりゃもう行くっきゃないっしょ♪
早速、東北在住のブロ友、Tobyさん隊にもお声をかけて、金曜深夜に急遽、コラボ山行決定~(^^
お楽しみのコラボは日曜日。
というわけで、土曜日は、足慣らしに南蔵王へアタック。
横浜を1時半頃に出発し、登山口の白石スキー場に到着したのは6時頃。
だだっぴろい駐車場には、数台が停まるのみ。
まきchin隊がのんびり準備してる間にも数台が来ましたが、まぁ、こっちから登る人は少ないよね。
ゲレンデ下の休憩所(冬場はスキー学校)でトイレを済ませて、いざ、登山道へ。
最初は初級者ゲレンデをゆる~りと。
ゲレンデって、意外と斜度があるのよねぇ。初級者コースなのに、結構キツイ。
ゲレンデを登りきると、左手に延びる廊下へ。
ここ、暑い上に虫が多い。。。
虫を払いつつ歩いて行くと、ちょっと開けた白石女子高小屋跡に到着。
ここから山道の始まり、です。
最初はミズナラの林の中をゆる~りと。
ゴツゴツしわしわの幹も、なかなか味がありますな。
足元には、段差のように絡み合った木の根。
そんな林をしばらく歩いて行くと、樹相が変わってブナ林に突入。
うん、いいねぇ。
ブナ林って、なんだかやっぱり他の林とは色が違う気がする。(o^-^o)
この道、いろんな木にこんな感じで名札がついておりまして。
なかなか勉強になりますな。
そしてこの日はかなりの強風、ブナの梢は頭上でざわざわ揺れまくり。
いったい稜線はどんだけ風が強いんだ?!と思いながらゆるりと歩いて小さな沢を渡り、いよいよ傾斜が増してきた道へ。
段差が・・・キツイ・・・。
所々で赤土が露出した道は、やはり所々で水がじゃばじゃば流れており。
足の置き場を間違えるとつるりと滑る道は、いやはや、なかなかに難儀ですな。
その足元には、いろんなお花達。
昨年(2011/7/2)はわさわさ咲いてたガクウラジロヨウラクも、今回はまだつぼみ。
来週、再来週あたりは満開かな。
色とりどりの花に混じって、青虫くんもコッソリがんばってます。
そして背後には、真っ青な下界。
強い風に吹かれて、山並みも空も雲もクッキリと美しい。
小さな立て札の立つ弘法清水(水場ではない)を過ぎると、不忘山の山頂までは一登り。
岩ごろの道を登り、岩場を回り込んで歩いて行くと
ここから山頂へは、ガスの中のガレた道を一登り。
強風にあおられつつ、稜線を登って
不忘山山頂(1,705m)、到着。風がかな~り強い。
岩陰で風をよけつつ、寝不足でバテバテのごろ太君と、この先の行程をしばし協議。
天候の回復はあまり望めそうになし。
が、この先の稜線はいくらか花も咲いてそう?!
もうちょっと行ってみますか、と腰を上げたところで、ちょうど登ってこられた方とご挨拶。
・・・どこかでお見かけしたような?と顔を見合わせたところで、お互いに
「あれ?昨年も南蔵王でお会いしましたよね?」
そう、昨年、芝草平でお会いした方でした!(≧∇≦)
いやぁ~、こんなことって、あるんですねぇ。
昨年は、震災で大変だったお話を伺いましたよね。
今年も元気に山でお会いできて、よかった♪
来年またお会いしましょうね、と手を振り合って、まきchin隊は山頂を後にして先に進みます。
山頂直下、岩場のガッツリ下りの道沿いには
そしていよいよお待ちかね、
ガッスガスの稜線の中。
数日前の台風で、花はだいぶやられてしまった模様。
ハクサンイチゲも、花びらが落ちていたり、花が痛んでいたり、というのが多かったけど、意外とたくさん咲き残っていてくれました(≧m≦)
真っ白なガスの中、真っ白に咲くハクサンイチゲ。
なかなかにオツな眺めではあります(いや、でもやっぱりスカッと晴れた稜線で眺めたい)。
岩場の道を下り、南屏風岳へ向けてゆる~りと稜線を歩いていると
お~! Tobyさん隊とバッタリ!!(*≧m≦*)
実は前夜、メールやりとりしてたら、土曜日はお互いとも南蔵王狙い、ということが判明しまして。
稜線でお会いできたらいいですね~、なあんて(メールで)話してたところだったのでした。
が、まさかほんとに出会えるなんて。
いやはや、こりゃ楽しいねぇ。
刈田峠から登ってこられたお二人は、これから不忘山まで往復されるとのこと。
まきchin隊は屏風岳までの往復なので、また後でお会いしましょ、とここでは一旦お別れ、です。
さて、まきchin隊は屏風岳目指してGo!
ゴゼンタチバナ、コイワカガミ、ミツバオウレン、ハクサンチドリ。
足元に咲く小さな花々を眺めつつ、ガスガスの稜線をゆる~りと。
途中、南屏風岳で腹ごしらえして、ハイマツとシャクナゲの道をさらに歩きます。
相変わらずガスガスの稜線は、展望もなし。
黙々と歩くのみ。。。ってごろ太君、顔、疲れてますよ!
途中、ハクサンチドリがわさわさ咲いてるところもあり。
展望はないが花はたくさん、そんな道をゆる~りと登って
屏風岳(1,817m)、到着。
そう、ここは一等三角点の山だったりするのであります。
ハイマツに囲まれた広い山頂では、たくさんの人が一休み中。
そういやここに来るまでも、刈田峠から歩いてきた人とたくさんすれ違ったっけ。
前回(2011/7/2)はここから芝草平往復したけど、今回はここでおしまい。
にぎやかな山頂を後にして、水引入道への分岐に引き返します。
そしてちょうど分岐に到着したところで、再びTobyさん隊と遭遇。なんてグッドタイミング♪
明日の予定を確認しつつ、今夜も道の駅でコラボっちゃおう計画を急遽立ててみたり。
時折覗き始めた青空に歓声上げつつ、話に花が咲いちゃって立ち去り難し、ではありますが。
また後でね!
芝草平へ向かうTobyさん隊と別れて、まきchin隊は水引入道への道へ。
ここ、200m近くもガッツリ下る急坂です。
ヤセた尾根上の急坂、足を滑らさないように一歩一歩下っていくと
お、ガスの中から水引入道が姿を現した!
意外と大きいのよねぇ。
そしてちんまりと青い池のある水引平も、意外とまだまだ下にある。(;´д`)
でも、青空が見えてきたとなれば俄然テンションは上がりまくり。
急坂をガシガシ下って
振り返ると、池に映っているのは屏風岳へつながる稜線と、下ってきた尾根道ですな。
新緑がまぶしいねぇ。
そしてこの水引平、チングルマがてんこもり!
道沿いにみっしり、咲いてます。
迫力満点♪(≧∇≦)
この水引平の周辺だけ、ぽっかり取り残されたようにチングルマが咲き誇ってました。
さて、ここから水引入道へはちょいと登り返し。
ここまでくれば、あとは下るのみ。
ハイマツの中を下り、ザレた道を下って岩を回り込み、さらに下っていくと
尾根上のジャンボリーコースと沢コースとの分岐に到着。
どっちの道を行くかは、ここから沢コースの降り口を覗いてから決めようと思ってたのですが・・・
予想外に急坂で、どうも降りる気になれない。。。
ちょうど分岐に居合わせたおじさんも、沢コースを下るのは大変だよ~、と。
う~ん、こりゃ今回も、ジャンボリーコースで下山、ですかね。
さあて、そうと決まればさくさく下りましょ。
トラバース気味に下る道は、ほどなくロープのかかる急坂に。
そこをクリアしたら、あとはブナ林の中の緩やかな下り坂。
ブナ林を吹きわたる風も涼しく、新緑も目に鮮やか。いやぁ、イイ気持。(o^-^o)
所々ぬかるんでる箇所もあり、道の上を水がさらさら流れている箇所もあり。
が、ほとんどは落ち葉が積もった歩きやすい道、ゆる~りと下り、ブナ林がカラマツやミズナラに変わってきた頃に
ここから白石スキー場の駐車場までは、林道をゆる~りと登って戻ります。
ああ、ここまで快適に下ってきたのに、なぜここで登る。
若干げんなりしつつ、砂利の林道をとぼとぼと30分弱歩いてスキー場に戻ってきました。
やれやれ、お疲れ様。
下山後のお風呂は、来るまで20分ほど走ったところにある「ゆと森倶楽部」へ(一人1,000円)。
ホテルの温泉だけあって高いけど、その分脱衣場もお風呂も広くて超快適。
建物もウッディで雰囲気あって。
ここ、一度は泊まってみたいねぇ。ラウンジの暖炉のそばでの~んびり、とかよさそう♪
さて、この日はまだまだ終わりません。
本日のお宿は、道の駅かわさき。
そして道の駅かわさきと言えば
じゃ~ん。門崎丑!!
道の駅の目の前にある、門崎丑の焼肉屋で、景気付け~
Tobyさん隊とも合流して、またまた話に花が咲きまくり。コラボ夜の巻。
東北の山、北アルプスの山、南アルプスの山。
歩く山、滑る山。
夜通ししゃべれちゃうくらいですね、よくしゃべってよく笑い、よく食べて、大満足!
さてさて、翌日はいよいよ、コラボ山行でありますよ~♪
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コメント
いやぁ、ほんと楽しかったです。
肉も山もルービーも最高\(^o^)/
また一緒に遊んでやってください。
ゆと森倶楽部ゴージャスですよねぇ。泊まらないと入れないお風呂の方に入ってみたいんだけど、近すぎてなかなかね〜(¥o¥)
遠刈田あたりだと青根温泉の不忘閣もオススメですよ。たしかちゃんと体も洗えたはず(^m^) ごろ太くんもオッケーでしょ。なんちて。
投稿: Toby | 2012年6月27日 (水) 00時43分
土日はお疲れさまでした。
南蔵王って全く頭になかったのですが、花もたくさんあるんですね~。地図でチェックしてみます。
来年土曜日はここかな?
それにしても速報アップ速すぎ!
投稿: IK | 2012年6月27日 (水) 19時44分
Tobyさん>
週末はお疲れ様でした&ありがとうございました!
南蔵王、花もたくさん、コース取りによってはガッツリ歩いてお花もゲットなんてことも可能ですし。
来年も引き続き、たくさん楽しめそうですねぇ♪
肉も山もルービーも。
また来年、行きましょう!!
投稿: まきchin | 2012年6月28日 (木) 01時18分
IKさん>
南蔵王の稜線も、1~2週間前はハクサンイチゲ花盛りだったようです。
歩きごたえもあるし、なかなかヨイですよ~。
花の盛りの芝草平は、もうすごいことになってるようなので。
来年の土曜日は、ココ、ですかね♪
速報アップは早かったのですが、そのあとが力尽きてます。。。(汗)
投稿: まきchin | 2012年6月28日 (木) 21時12分
初めまして。sharizakaと申します。Tobyさんのブログから飛んできました。
同じ日、ほぼ同じコースを私も歩いておりました。ちょっと後ろだと思います。
Tobyさん隊とは不忘山のちょい先でお会いしました。
沢コースですが、結構急ですね。でもそんなに長くないので、トータルでは
ジャンボリーより楽かも?
ほとんど一人で登ってますが、山でお会いできましたらヨロシクお願いします。
投稿: sharizaka | 2012年7月 4日 (水) 22時24分
sharizakaさん>
初めまして、コメントありがとうございます!
南蔵王は全く同じコースだったのですね、亀足まきchin隊はオハズカシイ限りです(^^;
不忘山までの道、そして水引入道への分岐から先は、歩く人も少なく、お花も意外といっぱいで雰囲気良かったですよね。
沢コース、一度は歩いてみたいと思いつつ。。。次回は登りでチャレンジかしら?とか思ってみたりしています。
東北の山は、ほんとうにとってもお世話になっています。
これからもまだまだたくさん、遊ばせてくださいね(^^
山でお会いできましたら、こちらこそ、ヨロシクお願いいたします♪
投稿: まきchin | 2012年7月 4日 (水) 22時49分
久しぶりのコメントです。
ご無沙汰しております。
南蔵王…白石スキー場。。。。ここ俺のホームゲレンデでした。中学高校と、ドップリスキーにはまって。朝から晩まで滑りまくったスキー場ですW
投稿: ken | 2012年7月 4日 (水) 23時47分
kenさん>
ご無沙汰しております!
なんと、白石スキー場はホームゲレンデでしたか・・・!
初級者コースでも、足で歩いて登ると意外と急だなぁ、とか思いながら歩いてました。
夏のスキー場って、なんだか妙な気持になりますね。
雪が融けたばっかりなのに、ここ滑ったらどんなにか気持ちよかろ、とか思っちゃったりしてました(^^;
投稿: まきchin | 2012年7月 5日 (木) 00時13分
ですよね~
手ごろな広さのスキー場なんで‥
朝一は気持ちよかったですよ~
一番上からカットンで行ったりとか♪
懐かしい^^
今度は冬に是非♪
投稿: ken | 2012年7月 5日 (木) 23時48分
kenさん>
一番上からカっ跳んでましたか(笑)
kenさんの健脚と超カッコいい滑りは、ここが原点だったんですねぇ。
ほんと、手頃な広さですよね。
上部の斜度も魅力的。
こりゃ、冬にも行かねば(^^
投稿: まきchin | 2012年7月 6日 (金) 22時56分