2011/12/4 展望の乾徳山へ
大荒れの土曜日の翌日、日曜日の天気予報は西高東低の冬型。
関東地方はスッキリ青空が期待できるということもあり、展望のあの山へ。
横浜を3時半頃出発し、登山口の乾徳公園駐車場には6時半頃に到着。
20台以上停められそうな駐車場には、まきchin隊の車以外には地元の方の車2台のみ。
みなさん、遅めの出発なのかしらん。
あまりの静かさにちと不安になりつつも、ゆるゆる準備して出発。
※乾徳公園内に水洗トイレあり。
徳和の集落の中を登る道をきゅ~っと登っていくと、道はそのうち未舗装路になり。
石畳の階段を登ると、ヒノキ林の中の急坂へ。
朝日は林の上部を照らしてますが、林の中にはまだ射しこまず。
薄暗い林をがしがし登り、一旦林道を横切って再び登っていくと
銀晶水、到着。
ここはいつも、ちょろちょろ~っと流れてるんだよね。
銀晶水を過ぎたところで、ヒノキ林から明るい雑木林へ。
落ち葉踏み踏み、明るい林の中をゆる~りと。
木立を透かして向こう側の尾根が見えたりして、なかなかイイ気持。(o^-^o)
ゆるりと歩いて林道跡を2回横切ると、岩がごろごろした九十九折りの急坂に。
はぁ~、先週の山スキーとは違う筋肉使うよねぇ、とぐちぐち言いながら登ります。
木立の隙間から見える空は真っ青。
・・・と、一息つきつつ足を止めて、空を眺めていたら。
おお?! 富士山! 近い!!(≧∇≦)
前日の雨が富士山では雪になってたのか、すっかり真っ白に雪化粧したお姿♪
ん~、やはり富士山見えるとテンション上がるねぇ。
富士はにっぽんイチのヤマ~♪だものね。
勢いづいたまきchin隊、九十九折りの道をぎゅ~っと登っていくと、少し傾斜が緩やかになってきて
錦晶水、到着。
いつも水がじゃばじゃば出てるのですが、この日はちょろちょろ~っと地面を辛うじて流れているのみ。
さて、ここから国師ヶ原まではしばらく、笹原の中の緩やかな道。
日差しもほんわか暖かく、鼻歌交じりにのんびり歩いて行くと
おお! 目の前には、目指す乾徳山の山頂♪
スッコ~ンと晴れた青空に聳える三角形、いい形してます
のんびり歩いて、道満尾根との分岐を過ぎると、ここから扇平へ向けて再び九十九折りの急坂。
石ころや木の根がごろごろしてますが。
頭上に広がる青空に引かれるように、ぐい~っと登ります。
木立が切れたあたりで振り返ると、青空に聳える富士山。カッコいいねぇ。( ^ω^ )
そして富士山の右手に見える、ひときわ真っ白に輝く山並みは・・・
南アルプス!(≧∇≦)
鳳凰三山の後には北岳・間ノ岳・農鳥岳、そして悪沢・赤石・聖も♪
あ~、今年は南ア歩けなかったなぁ。。。
月見岩、到着。
広々した扇平に大きく聳える月見岩、確かにここで月見したら素晴らしいに違いない。
月見もよいですが。富士も素晴らしいのです。
いやぁ、ウットリ。
のんびり富士山を眺めたら、さあ、山頂へ向けてGo!
が、そんな穏やかな道もすぐに終わり、岩ごろごろの急坂へ。
鎖場も登場。
岩を斜めに登ったこの上にも、垂直に近い壁を登る鎖があり。
まあ、手をかける場所も足をかける場所もしっかりあるので、問題はナシ。
(が、なぜだか岩が滑る!)
鎖場をクリアし、展望のよい道を歩いて行くと
山頂直下の鎖場へ。
下から見上げると、いつも「う~ん」と唸っちゃいますが。
取りついてみると、意外と足場もしっかりしてて(1か所だけ困るところあるけど)、今回もなんとかクリア。
や~、結構高度感ありますけどね。
※山頂直下の鎖場には、迂回路あり。
というわけで、めでたく乾徳山山頂(2,031m)ゲット♪
背後には真っ白な南アルプス~(^^
というわけで、反時計回りに山頂パノラマ、いきま~す。
右奥の白い山並みは、中央アルプス・木曽駒ヶ岳。
その手前には、甲斐駒と仙丈ヶ岳。
右から、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳。
ひときわ真っ白なお姿がマブシイ。
右端にちょこんと見えてるのは蝙蝠岳。
そしてその左には、悪沢岳、赤石岳、聖岳、上河内岳。
あ~、この辺の山々は、来年ガッツリ歩きたいなぁ。
言わずと知れた富士山の前には、十二ガ岳、黒岳、三ツ峠。
なんか懐かしい山々。
奥多摩の三頭山、御前山と、飛龍山、雲取山。
秩父の山々のしわしわっぷり、おもしろい。
こちらは、奥秩父最高峰の北奥千丈岳と、五丈岩がぴょっこり飛び出ている金峰山。
ごろ太君、「北奥千丈岳は、アルプス・八ヶ岳・白山以外で唯一2,600mを超えてる山なのだ!」と(なぜか)興奮気味。
いやはや、ぐるりと大展望。(*≧m≦*)
山頂は思ったより風がなく、おひさまポカポカいい気持。
日向ぼっこしつつ景色眺めつつ、腹ごしらえ。
ここまで歩いてきた道には全然人がいなかったのに、扇平から上には結構人がいてビックリ。
岩だらけの狭い山頂にも、続々と人が登ってきてます。
さすが、人気の展望の山。
大平から登ってくる人も多いんだろうねぇ。
というわけで、1時間ほどものんびりしたら、にぎやかな山頂を後にして下山開始。
山頂直下の鎖場は迂回路でパスし、あとは来た道を下って再び扇平へ。
木立の中の緩やかな尾根を下っていくと、落ち葉がフカフカ積もった急坂へ。
急坂をガッツリ下っていくと、林道に出てきまして。
ここが、大平への分岐ですな。
まきchin隊は、ここからまだまだ下りますよ~。
というわけで、徳和へ向かって伸びる道満尾根へ突入。
しばらくヒノキ林の中をゆるりと歩き、木立の中の道満山を過ぎると、再び急坂へ。
いやもう、ほんと、豪快な量の落ち葉です。
金銀財宝・・・じゃなくて、フカフカ落ち葉がざっくざく~♪
落ち葉を蹴散らして400mほどもガッツリ下り。
そろそろ膝が疲れてきたよ~、徳和の集落はまだか?!と待ち遠しくなってきた頃
鹿避けの柵を抜け、あとは標識に従って道を下って、乾徳公園駐車場に到着。
行きには車が全然停まってなかった駐車場には、10台弱の車が停まってました。
そしてこの日は、中央道の渋滞が始まる前に高速を抜けるべく、下山後の立ち寄り湯は省略。
作戦は成功、17時台に帰宅です。
<今回の山行>
山頂からの360°の展望が素晴らしい乾徳山。
なんといっても、甲府盆地の先に聳える富士山の眺めが圧巻。
真っ白な南アルプスも美しく、連なる秩父の渋い山並みも心楽しく。
やっぱこの時期、空気がスッキリ澄んだ時に登るとヨイですねぇ。
そして歩く人も少なく、静かな山歩きを堪能です♪
(山頂にはさすがに人が多かったですが。。。)
徳和の集落から登る道は、意外と標高差があったり、山頂直下には鎖場があったりと、登りごたえもあり。
晩秋の山、満喫しました♪
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024/9/8 八幡平・八幡沼周回(2024.09.13)
- 2024/9/7 滝ノ上温泉から乳頭山周回(2024.09.11)
- 2024/8/24 霧ヶ峰・八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰(2024.08.30)
- 2024/8/10-11 北ア・立山ぐるり縦走(2日目)(2024.08.16)
- 2024/8/10-11 北ア・立山ぐるり縦走(1日目)(2024.08.15)
コメント
いつもの口調で楽しいコメント…、自分も久しぶりに
乾徳山に登って見たくなりました。
この日は赤城山に登って来ましたが、北寄りの冷たい
風の中で初めてとなる東京スカイツリーを見ることが
出来ました。
遠くに見える山々も白くなり、次回辺りは雪山からの
レポになるのでしょうか?…
投稿: ひまじん | 2011年12月 6日 (火) 18時49分
ひまじんさん>
お褒めいただき・・・ありがとうございます!(*^.^*)
乾徳山の、このスッキリ爽快な開けっぷり。。。ひまじんさんにはきっと伝わりましたね~♪
スッコ~ンと晴れた日に、是非!
甲府盆地と富士山の眺め、素晴らしいです。
ひまじんさんは赤城山だったのですね。
上州のからっかぜ、でしょうか。つめたい風がキ~ンと沁みそう(><)
赤城からスカイツリーが見えるとは、ビックリです!w(゚o゚)w
そろそろ雪山歩きもいいなぁ~と思いつつ、私レベルが行ける山にはまだあまり雪も積もってない様子。
しばらくは、雪化粧の山を眺めながらの山歩き、ですかねぇ。
投稿: まきchin | 2011年12月 7日 (水) 00時22分