2011/11/26-27 立山初滑り♪（BC・2日目）

2日目は、穴場狙いで室堂山へ。

室堂平を見降ろしつつ、ノートレースのパウダー斜面をゲット♪
開けた展望も、かなり気分爽快です。

===立山BC（室堂山）===
2011/11/27（日）：室堂（8:20）～▲室堂山（9:15-9:45）～室堂（11:45）
累積登高：350m
歩行距離：4.5km
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赤は歩き、青は滑り（1本目、2本目）、緑も滑り（3本目）。

> 1日目（雷鳥沢）はコチラ

2日目、朝起きると空はなんとなく高曇り。
お天気大丈夫かな～、と思いつつ、バイキングの朝食をたらふくいただき、のんびり準備して出発。

山崎カールに行くか、浄土山を滑るか、昨日に引き続き雷鳥沢にアタックするか。
・・・室堂から見える斜面は、どこもほぼ滑りつくされてぎったんぎったん。

というわけで、意外なところに新雪が残ってるんじゃないか、と、室堂山へアタック決定♪

そうと決まれば、しゅっぱ～つ（＾＾

室堂山と浄土山の間の斜面を登ります。
滑りやすそうな斜面はどこも、昨日のシュプールでぎったんぎったん。
下りは、別のところを滑りますかね。

ふと右手を見ると、尾根を登る人多数。
あの斜面も、新雪たっぷりで気持ち良さそう。。。あっちに滑り降りるかな。。

昨日はずっと気温が低かったので、今日になっても雪はまだパフパフのまま。(*^-^)
パウダーなりにも締まって歩きやすい斜面を登っていくと

眼下に広がる室堂平には、色とりどりのテント村。キレイだねぇ～、すごいねぇ。( ＾ω＾ )
そしてその背後にそびえる毛勝山は、堂々たるお姿です。

所々に吹きだまった雪を踏みつつ登っていくと、浄土山がだんだん近くなってきた。
あの斜面を登って滑っちゃってる人も結構いますが。。。えきすぱーとさんですな。。。

途中、室堂山の西側に、雪が吹きだまって気持ち良さげな斜面を発見。(≧ｍ≦）
帰りに寄り道してみようかな～、と思いつつ、まきchin隊は室堂山の東斜面へ回り込んで歩きます。

ここまでくれば斜度は緩やか。
東斜面にも結構雪が吹きだまっていて、気持ち良さそう。

わくわくしながらゆる～りと歩きます。

緩やかな斜面の先に昨日登った雷鳥沢、そしてその後には剱岳。
さすがの剱岳も、ようやく雪化粧ですな。
やっぱり、こうこなくっちゃねぇ。

景色眺めながらの～んびり歩いて

室堂山山頂、到着♪

夏の間は道もない室堂山（ってすぐそこに展望台があって、そこまでは道がある）、小さなピークからの眺めは

北アの山々、大・絶・景！(≧∇≦)
薬師岳に黒部五郎、笠ヶ岳、雲ノ平、赤牛岳、槍ケ岳、野口五郎がずら～っと並ぶその前には、真っ白な五色ヶ原。
ああぁ・・・私が一番大好きな山域。
間もなく厳冬期を迎える北アの山々を目に焼き付けます。

薬師岳に黒部五郎岳。
今年は歩けなかったけど、来年は行くぞ～♪
GWにスキーで歩きたい、と密かにねらってたりして。。。

三俣蓮華に赤牛岳、槍ヶ岳、野口五郎岳。
ここは今年ガッツリ歩いた山々。

黒部の山々は、静かで雄大で、厳しく美しく、いつ何度歩いても、何度見ても飽きることはなし。
また来年ね～♪

鍬崎山の向こうには、この日も白山が真っ白なお姿を。
来年は行きたいなぁ。南北縦走、したいもんねぇ。

山々を眺めつつ、なんとなく今年の山行を振り返ってみたりして。
・・・が、この日は結構風が強く、室堂山の山頂は吹きっさらしでかなり寒い。
山頂直下で風を避けつつ、シールはがして滑降準備。

さて、名残惜しいですが。
ゆる～りと滑りますよ～。

室堂山の山頂から緩やかに伸びる広い稜線を滑ったら、雪が吹きだまった東斜面へ滑り込み。

いやぁ、ここはまだ新雪が残っててイイ気持。
前方に広がる景色も素晴らしい。( ＾ω＾ )

顔を出してる岩を避けつつ、さっき室堂山の西斜面を見上げていたあたりまで滑ったら、ここでまたシール装着。
せっかくなので、気持ち良さげな斜面を登っちゃいます。

途中、ちょこっと寄り道して、室堂平へ滑り降りる谷のドロップポイントを下見。
斜面の下見はともかくとして。
大日岳の眺めに、ウットリ～♪(≧∇≦)

山崎カールと立山も、カッコいい～♪(≧ｍ≦）
アルペンルート開通したら、あっちを滑ろう。

さて、景色を堪能して斜面の下見も済ませたら、取りあえず室堂山の西斜面へ。

ゆるやか～な斜面には、ほとんどトレースはなし。
・・・まあ、緩やか過ぎるから、ってのはあるかも。
そしてここ、風の通り道になってて寒い～～（＞＜）

歩くほどに近くなってくる国見岳も

山頂は雪煙が。寒そう。
・・・この国見岳の斜面、ものすごく気持ち良さそうなとこにシュプール付いてますが。。。結構急斜面。。。
まきchin隊には、ちとキビしそう。

景色眺めながらのんびり歩いてたら、結局、室堂山の山頂が間近に見えるところまで歩いちゃいまして。
そろそろ戻るかね、とシールはがして、再び滑りますよ～。

・・・って、ちと緩やか過ぎましたかね。
ほとんど直滑降で、広～い斜面をゆる～りと。

でもノートレースだし、雪もいいし、これはこれで楽しい～♪(≧∇≦)

滑りながら、さっき下見をした急斜面のドロップポイントのちょい下まで移動して

新雪の急斜面、ファーストトラックいただき～♪

雪煙もしゃぁ～っと。超～～気持ちいい！！

もうちょっと雪が積もっちゃうと、コンディションを選びそうな斜面ではあるのですが。
この日はもうほんと、雪も良く、ほどよく多く、斜面も良く。もう最高♪

さて、まだまだ続くよ、室堂平に向けての大斜面。
最後は、室堂ターミナルに向けて延びる谷を滑ります。

ここはそれほど斜度もなく、開けて広い斜面。
前日のトレースがたくさんついてるけど、雪が良いのでパフパフいい気持ち♪

いやぁ～、楽しい。ヤバい。どうしよう？！(*≧ｍ≦*)
滑り終わっても、なんだかなかなか室堂には足が向かず、なんども斜面を見上げてしまうまきchin隊。

・・・この斜面だけでも、もう一本いっとく？

行く行く～♪ψ(｀∇´)ψ

てなわけで、最後の斜面を登り返して、もう一本。

しゃぁ～っと上がるこの雪煙。タマランです。

はあ、満足。
室堂山、短いながらもシークレット斜面があちこちに隠れてて、かな～り楽しめました。

室堂には日帰りBCの人も続々と上がってきてますが、まきchin隊はここまで。
12:15発の立山トンネルトロリーバスにのり、ロープウェイ、ケーブルカー、トロリーバスと乗り継いで、扇沢には13時半ころ到着です。

土曜の朝には雪にすっかり覆われてた扇沢の道路は、雪が融けて歩きやすくなってました。

下山後の温泉は、いつもの大町温泉薬師の湯へ（大人600円、割引券で500円）。
ノンビリ浸かって、満足～♪

帰りの高速道路はかなり混んでたものの、横浜には21時頃に帰着です。

＜今回の山行＞
山スキー始めてからの恒例だった、立山スキー。
今年はアルペンルート閉鎖前に滑れるのかな？と心配しちゃうくらい、2週間前は雪がなかったのですが。。。

さすが北ア3,000m、2週間でガッツリ降ってくれました！！

あまり降りすぎてしまうと雪崩が心配なんだけどな～、と思ってたのですが
今回は雪崩るほどの雪もなく、かといって岩の隙間をぬって滑る、てな小雪というわけでもなく。
谷筋にはた～っぷりとパウダーが積もってて、かな～り楽しめました。

土曜も日曜も、ピーカンの青空の下で滑った立山。
青くて白くて、どこまでも澄んでるこの季節がまた巡ってきたんだなぁ、と実感した2日間でありました。

春まで雪に閉ざされる立山や北アの山々に、また来年、雪融けの頃に会いに来よう。
想い人にしばしの別れを告げるような、そんな切ない心もちになりつつ。
いよいよ雪山シーズンの始まりです！！

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