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2011年8月20日 (土)

2011/8/6-13 表銀座~裏銀座縦走!(4日目・東鎌尾根~西鎌尾根)

4日目は、東鎌尾根と西鎌尾根、槍ヶ岳をはさんでの縦走路歩き。

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大きく聳える槍ヶ岳、まるで壁ですな。

===東鎌尾根~西鎌尾根===
2011/8/9(火):ヒュッテ西岳(5:00)~水俣乗越(6:15)~ヒュッテ大槍(8:15-8:30)~槍ヶ岳山荘(9:30-9:55)~▲樅沢岳(13:55-14:00)~双六小屋(14:25)
累積登高:945m
歩行距離:11km
======

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1日目(8/6):合戦尾根~燕山荘~大天荘(小屋泊)
2日目(8/7):大天荘~横通岳~東天井岳~大天荘(小屋泊)
3日目(8/8):大天荘~喜作新道~赤岩岳~西岳(テン泊)
4日目(8/9):西岳~東鎌尾根~西鎌尾根~樅沢岳~双六小屋(テン泊)
5日目(8/10):双六小屋~抜戸岳~双六小屋(テン泊)
6日目(8/11):双六小屋~双六岳~三俣蓮華岳~三俣山荘(テン泊)
7日目(8/12):三俣山荘~鷲羽岳~野口五郎岳~烏帽子小屋(テン泊)
8日目(8/13):烏帽子小屋~ブナ立尾根~高瀬ダム

穏やかな夜が明け、テントの外に出てみると。
常念小屋、蝶ヶ岳ヒュッテ、北穂高小屋、槍ヶ岳山荘など、稜線の小屋の明かりがキラキラと。
常念岳や槍ヶ岳にも、山頂でのご来光ゲットを目指して登る人々のヘッデンの明かりがキラキラ輝いてます。

ああ、今日はいい天気になりそうね。(o^-^o)

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常念岳と横通岳の向こうの空がオレンジ色に輝いて。

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見る間に朝日に照らされて、槍ヶ岳も茜色。

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同じく穂高も茜色♪
西岳から見る槍穂はあまりに近すぎて大きすぎて、いっぺんにはファインダーにおさまりません。

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さあ、茜色に輝く槍ヶ岳に向かって延びる東鎌尾根へ、いざ!

正面に槍を眺めつつ下っていくと、ほどなくハシゴのかかる急坂に。

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こんな感じで、長~いハシゴをいくつも下ります。
荷物大きいし、ちと緊張しますな。

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長~い鎖場もありまっせ。
浮石ごろごろで滑りやすい道を、足元注意で下ります。

途中、高校生?大学生?の新人君がでかザックかついで立ち往生していたり。
足場がしっかりしたところまで新人君が下るのを待って15分ほど待機して、先に進みます。

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ヒュッテ西岳から水俣乗越までは200mほど下りますが、その間こんな登り返しもあり。
白ザレの細い道を登って小ピークを越え、ハシゴやザレの道を下っていくと

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水俣乗越に到着。
ここから槍沢に下ることもできるのね~、と槍沢方面を見ると。
うん、たしかに遥か眼下に槍沢のキャンプ地が見える。

さて、ここから槍ヶ岳山荘まで600m近くをぐい~っと登る道。
気を引き締めていきましょ~。

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・・・そしていきなりの岩よじ登り。
急坂・・・キツイっすねえ。しかも暑い。

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急坂をぐい~っとよじ登っていくと、傾斜が少し緩やかになり、前方に槍ヶ岳が♪

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ニッコウキスゲ咲き乱れる斜面もあったり。

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右手の天上沢の先には、高瀬ダムと裏銀座、船窪岳と針ノ木岳。
だんだん近づいてくる槍ヶ岳を仰ぎつつ、こんな眺めも楽しみつつ。
いいねぇ、東鎌。展望最高。(≧∇≦)

そして、眺めは良いが、足元の急坂は続きます。
これから先、急坂・ハシゴと展望尾根との繰り返し。

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どこまでも続くハシゴをよじ登り。

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登ったと思ったら、今度は下りかい!(@Д@;
がっつりハシゴで下った先は細~い尾根だし。気が抜けません。

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そして再び、どこまでも続く岩の尾根。
一息つきつつ、ゆっくりと歩を進め。背中の荷物は重いし、なかなかキツイ。
が、景色はもちろん、足元の花々にも励まされます。

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ミヤマホツツジ、エゾシオガマ、シモツケソウ、ミヤマシャジン。

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コガネギク、ミヤマダイコンソウ、ヨツバシオガマ、ウサギギク。

さて、お花達に癒されて一息ついたら、もう一頑張り!

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左手には槍沢、その向こうにはステゴザウルスの背中のぎざぎざみたいな前穂。
その後方には、なんと中央アルプス! 木曽駒かな。

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それにしても目の前の槍ヶ岳。でかすぎでしょ。
途方にくれちゃうくらいでかくてとんがってて。
なんでこの山だけ、こんな形なんだろうね。

こんな槍を眺めつつ岩場をよじ登り、九十九折りの坂を黙々と登っていくと

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ヒュッテ大槍、到着!
いや~、キツかった。暑かった~~。

そしてヒュッテ大槍の前のテラスからは、この眺め。

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ど~ん。槍ヶ岳!
いやあ、大迫力。(≧m≦)
続々と登山者が登ってくる槍沢も、殺生ヒュッテも槍ヶ岳山荘も一望。

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穂高に向かう稜線、大喰岳と中岳も大迫力。
ここまで来ると、岩の筋やでこぼこまでクッキリ見えて、かなりの迫力です。

さて、ここから槍ヶ岳山荘までは1時間ほどの登り道。あと一頑張りだ!

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ますます大きくなってきた槍ヶ岳目指して、出発!

相変わらず、というかますます岩がちになってきた道は、足元が槍沢に向かって落ちているので注意注意。
そして岩場になると、足元の花々もそれにあわせて変わってきますね~。

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シコタンソウ、イワギキョウ、イワオウギ、タカネシオガマ。
ん~、高いとこまで来た! 岩場の花々を見て実感。

殺生ヒュッテへ下る道を左に分け、さらに岩場を登っていくと

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ありゃ、またハシゴ。
ハシゴ登り、もうちかれたよ~~。まきchin、ハシゴにもたれてしばしぐったり。

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・・と言いつつもハシゴを越えて、岩ごろの尾根をゆるゆると登っていくと

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お、槍ヶ岳直下の斜面ですな。
真っ白なザレ道が、槍ヶ岳山荘へずい~っと延びてます。

いつも遠くから眺めている槍ヶ岳の下を巻く道って、なんだか変な気分。
頭上の槍は大きすぎて見えないので、足元の槍沢を見下ろしつつ、槍ヶ岳山荘を仰ぎ見つつ、トラバース道をゆるりと登って

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槍ヶ岳山荘、到着!
いや~、4年ぶりかな。お久しぶりです。
さすがにここは、大きくて立派な小屋ですなあ。

みなさん山荘の前にザックをデポして槍ケ岳に取りついているようで、小屋の周りには色とりどり、大小のザックがずら~りと。

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おや、山頂でバンザイしてる人が見えますな。めでたい。

せっかくここまで来たので、槍に登りたい気もちょこっとしつつ。
なんだか雲も出てきたし、これから西鎌尾根を下らなくちゃいけないし。
ま、さっくりスルーですかね。

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てなわけで、腹ごしらえして一息ついたら、いよいよ西鎌尾根へGo!
この尾根も、一度歩いてみたかった憧れの道。ワクワクしますね~~o(*^▽^*)o

・・・が、千丈沢乗越までひたすら続く白ザレの九十九折りの下り坂は、ず~っと濃い霧の中。
ザレた道は滑りやすく、足元見ながら延々と下っていくと

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千丈沢乗越に到着。
天上沢方面にも矢印が書いてあるものの。「通行不能」とな。

さて、まきchin隊は西鎌尾根を辿ります。

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ココから先、鎖のかかる長~い下り坂がいくつか。
道がザレてて細いので、鎖がかかってると安心ですな(鎖頼りによじ登り、という道ではない)。

鎖場の合間の岩場には、これまたお花がたくさん。
東鎌ではお目にかからなかったお花達ばかりですね~。植生が変わるのかな。

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ミヤマダイモンジソウ、チシマギキョウ、クモマミミナグサ。

岩場を抜け、ハイマツの中の稜線のアップダウンを越えていくと

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む、雷鳥!
登山道の真ん中で、のんびり砂浴び中。

この下にはちょうど登ってきた人もいて、雷鳥を挟みうちにした格好ではありますが、全く逃げる気配もなく。
う~ん、人間サマのほうが遠慮しちゃいますな。

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砂浴びの後にハイマツにもぐりこんだかと思ったら。
再びハイマツの上にご登場。
あのね、ちょっとは警戒しなさいね。

雷鳥をやり過ごして再び稜線を下っていくと

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お、ちょっと雲が晴れてきたかな。
左側に延びる西鎌尾根のその先は、なかなか見えませんが。右前方には裏銀座の稜線が。

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振り向くと、北鎌の稜線。ギザギザですな。
あれを登っちゃう人がいるってんだから、すごいもんです。
加藤文太郎は、冬にあそこで遭難したんだね~、とごろ太君。

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雲はどんどん晴れてきて。
真っ赤な硫黄尾根と裏銀座、なんとも素晴らしい眺めです。

ああ、北アルプスど真ん中。
これまでは槍を眺めながらの道だったけど、これからは黒部の山々を眺めながらの道。
ん~、これはこれで、テンション上がる!!(*≧m≦*)

しばらく岩ごろ&ザレの稜線をゆるりと下っていくと、今度は左俣岳へのザレた登り坂。

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あ~、またガスってきちゃったな。
先が見えずに、どこまで登るやらわからずちとキツイですが。
ガスに包まれた登山道は、ひんやり涼しくてこれはこれで助かる。

そして左俣岳への道は、もう花がすごいことになってまして。一面花畑。

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チングルマ、ヤマハハコ、タカネシオガマ、タカネナデシコ。

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イブキジャコウソウ、ミヤママンネングサ、ミネウスユキソウ、イワオウギ。

他にも、ミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロ、ヨツバシオガマ、ミヤマオトコヨモギ、イワギキョウなどなど。
いやはや、西鎌尾根は花がすごい、と聞いてはいましたが。
これほどまでにすごいとは。ビックリ。

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左俣岳のピークを巻き、砂ザレの道をゆるゆる下っていくと、右手には硫黄沢。
ここも花いっぱいね~。ウラジロタデやコバイケイソウ、シナノキンバイ、ハクサンボウフウがてんこもり。

こんな花畑を抜けて、ゆるゆる下っていくと、硫黄乗越のあたりで再び・・・

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砂浴び雷鳥!!
またも緊張感なく、道のど真ん中で、親子で砂浴びしてます。
う~、どいてくれない。。。が、気持ち良さそう。。。

雷鳥さんの周りには、ハクサンイチゲやチングルマ、アオノツガザクラやコイワカガミがたくさん咲いてました。
このあたり、雪渓が遅くまで残っているようで。

さて、乗越を過ぎたら、樅沢岳へ向けて最後の登り。

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うう。。。100mちょいの登りではありますが、そろそろ足がキツくなってきた。。

樅沢岳手前の小ピークをトラバース気味に登り、コルを過ぎて九十九折りに登ったその先に

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樅沢岳山頂(2,755m)!
いやぁ~、長かった。

山頂標識のウラにヤリホの展望台がありましたが、相変わらずガスの中で展望はなし。
反対側の裏銀座方面も、ガスの中で展望はなく、ここはさっくり通過。

あとは双六小屋のテン場まで、200mほど下るのみ! がんばるぞ~!!
気合を入れ直して、ザレた九十九折りの道を下っていくと

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ん?なんかガスが晴れてきたような・・・?

しばし足を止めて見入っていると、見る間にガスが取れていき

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出た!鷲羽岳!!(*≧m≦*)
三俣の小屋も、祖父岳もクッキリ♪

まきchin思わず「帰ってきたよ~♪」と鷲羽岳に声をかけ、感涙。。。(なぜかマジ泣き)
大好きな山域に戻ってきたこのタイミングで晴れるなんて。
山の神様って、ほんとにいるんだねぇ。。。
鷲羽岳への想いが通じたにちがいない。うん。

というわけで、足取り軽く心も軽く、双六小屋へ向けてれっつらご~。

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目の前には双六岳も登場。デカイ。

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足元には双六小屋。こちらもデカイ。
さすがは北アの入口、テン場も小屋も広いっすねえ。

さくさく下って小屋に到着。
早速小屋でテン場の受付をして、まずはおうちの設営に。

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ほ~、広い広い。
平日火曜日なので、テン場は割と空いてますな。
※トイレは小屋の前にあり。(トイレットペーパーはナシ。自前です)
※水場も小屋の前。美味しい水が汲み放題♪

全体的に平らで水はけもよく、良いテン場です。
谷間にあって強い風が吹き上げてくるので、荒天時は風にあおられそうですが。

で、テントを張って一息付いたら、小屋の前のベンチに移動して。

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鷲羽岳に、カンパ~イ♪
いやぁ、山で生ビール。やっぱ最高。( ^ω^ )

のんびり歩いてたせいで、ちょっと長い行程ではありましたが。
東鎌の大展望、西鎌の花々、そして最後の大展望と、大満足の稜線歩きに、ビールも進んじゃいますねぇ。

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翌日もよい天気でありますように。

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コメント

おぉ!表銀座ってこんななんだぁ。
三俣山荘から双六がちらっと見えり、東鎌尾根が見えたりして、あっちの方もいつか行ってみたいなぁとヨダレ垂らしてました(´ρ`)
こりゃあすげぇ参考になりますいつか使わせてもらいます。

鷲羽岳かっちょいいですよねぇ。なんか「おっとこまえ」(男前では足りません)って感じです。ワタクシもすげぇ惚れちゃいました。

それにしても槍さまをさっくりスルーって意味がわかんないですけど、一度詣でていれば、許される特権階級ならではのワザですな(^_^) それもまたうらやましい。

「ん〜槍ね、いいんだ。何回も来てるから」
…言ってみてぇ。

投稿: Toby | 2011年8月20日 (土) 23時04分

Tobyさん>
表銀座。
今まで燕から大天井、常念しか歩いてなかったのですが。
大天井岳からの喜作新道+東鎌尾根、もうほんと素晴らしかった!!
Tobyさん隊も、ぜひ晴れた日に歩いて下さい~~!!

槍をスルーって。わたしらも、正直意味わからんです。
(ってこのあたり、1回しか来たことないし。今回は時間もなくやむなく。)
「何回も来てるから」
・・・う~、言ってみてぇ~~~!!(ごろ太君今になって絶叫してます(笑))

黒部の山々。ほんと、惚れますよね。
ワタクシの心の想い人(山?)、鷲羽サマのおっとこまえっプリ。
Tobyさんにも伝わりましたねぇ~、すっごいウレシイ(^^
また長い休みのときに、是非!北アへ!!

投稿: まきchin | 2011年8月20日 (土) 23時17分

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