« 2011/8/6-13 表銀座~裏銀座縦走!(2日目・横通岳) | トップページ | 2011/8/6-13 表銀座~裏銀座縦走!(4日目・東鎌尾根~西鎌尾根) »

2011年8月18日 (木)

2011/8/6-13 表銀座~裏銀座縦走!(3日目・赤岩岳、西岳)

3日目は、ヤリホを眺めながらの爽快稜線歩き+α。

201108080
喜作新道から眺める槍ヶ岳は、とんがりクッキリ、大迫力♪

===赤岩岳、西岳(百高山)===
2011/8/8(月):大天荘(4:45)~大天井ヒュッテ(5:25-5:35)~▲赤岩岳(7:35-7:40)~▲西岳(9:00-9:10)~ヒュッテ西岳(9:20-9:50)~赤沢山敗退~ヒュッテ西岳(10:50)
累積登高:355m
歩行距離:6.5km
======

201108081_2 
1日目(8/6):合戦尾根~燕山荘~大天荘(小屋泊)
2日目(8/7):大天荘~横通岳~東天井岳~大天荘(小屋泊)
3日目(8/8):大天荘~喜作新道~赤岩岳~西岳(テン泊)
4日目(8/9):西岳~東鎌尾根~西鎌尾根~樅沢岳~双六小屋(テン泊)
5日目(8/10):双六小屋~抜戸岳~双六小屋(テン泊)
6日目(8/11):双六小屋~双六岳~三俣蓮華岳~三俣山荘(テン泊)
7日目(8/12):三俣山荘~鷲羽岳~野口五郎岳~烏帽子小屋(テン泊)
8日目(8/13):烏帽子小屋~ブナ立尾根~高瀬ダム

この日の夜も、時折ざあっと雨が降ったりして不安な天気。
それでも早目に起きて外の様子をうかがってみると。

201108082
お。雲海に浮かぶ槍穂が、明け方の空にクッキリ。
北穂の小屋、槍の肩の小屋、涸沢の小屋の明かりがキラキラ、まぶしいっす。

201108083
雲海の端っこ、アップ。
谷間にもけもけと溜まって、ゆらゆらと形を変えていく雲は、見ていて飽きません。

201108084
・・・と、東の空も徐々に飽きない眺めに。
昇りくる朝日に、オレンジと青のグラデーションに染まる空。

201108085
さあ、出発しますかね。
いつも憧れの目で眺めていた、喜作新道へ向かう道へ、いざ。

201108086
大天荘から大天井ヒュッテまでは、大天井岳をトラバースしながら下る道。
石ころゴロゴロのちょいガレ気味の道を、ヤリホ眺めながらゆるゆる下ります。

201108087
お、雲が茜色に染まってきた。
大天井岳の向こうの東の空から、朝日が昇ってきましたかね。
この道からは、大天井岳の稜線が邪魔して日の出は見えないのですが。

ガレのトラバース道は、所々に木のハシゴもかかっており。
あんまりよそ見をしてると谷に落っこちそうになるので、注意注意。

201108088
とは言いつつも。
目の前の、朝日に輝く槍穂に目が奪われる。。。
日が昇る一瞬のこの色、この輝きには、美しいを通り越して荘厳さを感じます。(o^-^o)

そんな景色をウットリ眺めつつ、滑りやすいハシゴを登り降りしながらトラバース道を下っていくと

201108089
ど~ん!朝日に輝く鷲羽岳!!
いやあ、お美しいですわぁ。(*≧m≦*)
三俣蓮華と水晶は、雲をかぶってますな。それもまた、なんともイイ感じの景色。

鷲羽が見えるあたりで、表銀座からの道と合流し、九十九折りに下っていくと、大天井ヒュッテに到着。

2011080810
大天井ヒュッテ、上から見るとこんな感じ。
3階建ての大きな小屋。

さて、小屋でトイレ借りたりフリース脱いだりして身支度整えて、いざ、喜作新道へ。

2011080811
「お気をつけて」の標識に見送られて。れっつらごー!

林の中をゆる~りと下る道沿いには、お花がたくさん。

2011080812
ニッコウキスゲがたくさん咲く斜面があったり。

2011080813 2011080814
2011080815 2011080816
エゾシオガマ、クルマユリ、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロ。

2011080817 2011080818
ミヤマコウゾリナ、ミヤマリンドウ。

いや~、いいね。
そこかしこに花々が咲く木立の中の道は、なかなかに気持ち良い。
いったんゆる~りと下り、登りに転じる道をゆるゆると登っていくと

2011080819
ビックリ平に到着。
林の中から、稜線上に出てきました。
そしてここで、黒部方面の山並みが一望!

2011080820
双六、三俣蓮華、鷲羽、水晶、裏銀座。裏銀座方面は雲かぶってますが。
まきchinの大好きな山域が一望。ああ、シアワセ。(≧m≦)

2011080821
さあ、こんな景色を背に、稜線を歩きましょ。
稜線上の道は、緩やかに白く長くのびていて、なかなか気持ち良い。

2011080822
槍ヶ岳も、大迫力の大きさ。
いつも遠くから眺める槍ヶ岳が目の前にど~んと聳えてて、なんだか距離感覚がおかしくなりそう。

2011080823
槍ヶ岳を眺めながらゆるゆると歩く稜線上には、チングルマのほわほわもそこかしこに。
さっき林の中にたくさん咲いてたお花達も、所々に群落を作ってたくさん咲いてます。

青空の下、展望の素晴らしい稜線歩き。
いやはや、やっぱり青空の下の展望はよいですねえ。

岩ごろの道をゆる~りと登って小ピークにたどり着くと、前方に百高山の一つ、赤岩岳の山頂が。

2011080824
右の緑のピークが赤岩岳。
歩いている道の少し先に「赤岩岳山頂」の標識があるにはあるけど、そこは実は山頂ではないんですね~。

2011080825
ほんとの赤岩岳はコチラ。
小ピークから先、赤岩岳山頂の標識を過ぎて一旦下ったところから、道なき急斜面をよじ登ったところが三角点のある山頂。
青線が登山道、赤線がよじ登りルートです。

さて、さすがにたくさん人が通る中で道なき斜面をよじ登るのは気がひけたので。
あとからやってくる何組かをやりすごし、ザックをデポして、いざ、急斜面へ。

2011080826
取付き地点から見上げると、こんな感じ。
う~ん、踏み跡らしき踏み跡もないし(急斜面過ぎて)、いったいどこをよじ登ればよいやら。

最初、右側のひらけた斜面をよじ登っていったのだけど、ひっつかむ草は引っこ抜けそうだし、ごろごろころがる岩は崩れるし。
危うく斜面をずり落ちそうになり、ほうほうの体で左側の藪沿いに移動。
ハイマツやら灌木やらをひっつかみかき分けて、ひたすらよじ登り。

2011080827
こんな感じ。
急斜面の藪登り。いやもう、マジで、急斜面。
こんな思いするなら、百高山なんてもういいよ~~と弱音吐きつつよじ登ること20分弱。

2011080828
三角点の転がる(!)狭い山頂に、到着!!
百高山80座目、赤岩岳(2,768m)です。

2011080829
三角点は、三等三角点。
狭い山頂はどんどん崩れているようで。
この三角点も、設置された場所が崩れてしまってたのを、誰かが引き上げたみたい。

崩れゆく狭い山頂からは、大展望の山並みが。

2011080830
槍ヶ岳。
翌日歩く東鎌尾根の急なアップダウンっぷりに、早くも萎え萎え。

2011080831
北穂と奥穂。
だんだん雲が出てきたかな。

2011080832
お、高瀬ダムと船窪岳、そしてその上には三角形の針ノ木岳。

2011080833
ちとひいてみた。
右側には、今にも雲に隠れそうな大天井岳、そして左側には裏銀座。

ん~、苦労して急斜面をよじ登った甲斐ありまくりの眺めですな。
・・・ここに再び来ることはないだろうな~と思いつつ、展望を目に焼き付けて。

2011080834
さて、下りましょ。

下りも灌木の茂み沿いに、木をひっつかみつつ足を滑らせつつ急斜面を降りて行きます。
いやはや、百高山やってる方って、みんなこんなとこ登ってらっしゃるんですね。
こりゃ~、かなり、大変。

2011080835
途中でトリカブトをつかみそうになってビビりつつも、なんとか無事に下り切り。
再び登山道上の人に。

花でいっぱいの斜面をゆるゆると、アップダウン繰り返しつつ小ピーク越えつつの~んびり歩いて行くと、ほどなく西岳への分岐に到着です。
ここも百高山の一つでもあり。
またまた、ザックをデポして山頂アタック(今度はちゃんと道ついてます)。

2011080836
ハイマツの中の急坂を一登りで

2011080837
西岳山頂(2,758m)、到着。
百高山、81座目♪
ここからも槍穂が大展望と思われるのですが。残念ながら、雲に隠されちゃいましたね。。。

てなわけで、早々に退散し、西岳直下のヒュッテ西岳を目指します。

2011080838
赤い屋根の小屋がヒュッテ西岳、その先の茶色い更地がテン場。
岬の突端みたいなとこがテン場なのね。ロケーション的には最高。

ヒュッテ西岳に到着したのは9時半前。
早速テン場の受付をして(もうテント張るの?!と小屋のオヤジさんには言われてしまった)テントを張って、と。

目指すは本日のメインイベント、赤沢山!
事前の情報によると、テン場のさきっぽの大岩の下に踏み跡あり、とのことで。

2011080839
ありますねぇ~、踏み跡。
赤テープも付いてるし、ばっちりじゃん。

快調快調、とハイマツの中の急な踏み跡を下っていくと。

2011080840
あり?! 踏み跡の先には、大規模ながけ崩れ・・・。∑(゚∇゚|||)
大きな岩がごろごろ、そして木も根こそぎ倒れてたりして尋常ではない様子。

ごろ太君がちょこっと偵察してみましたが。
この先のハイマツの中にも、どうにも踏み跡は見当たらない。

眼下に見える、山頂手前のコルと登り返しの斜面にはわずかに踏み跡が望めるのですが。
どうもこっち側の斜面を下るには、踏み跡もないハイマツの中を手さぐりで下るしかない模様。
(踏み跡があったところが、がけ崩れで流れてしまったっぽい)

一旦登り返してみたりして、しばらく逡巡してましたが。
こりゃ~私らには無理じゃ、ってことで。
残念ですが撤退。
ま、あと2~3年もすりゃ、どなたかが踏み跡をつけてくださるのではないかと。。。(超他力本願。オハズカシイ)

はあぁ。
赤沢山登頂が、今回の縦走の目的の一つでもあったのですが。
こんなんじゃ、しょうがない。安全第一。

てなわけで。

2011080841
テン場に戻って、小屋で仕入れたビールで乾杯~♪
この時点でまた11時半。会社の皆さま、昼からゴメンナサイ。
※ヒュッテ西岳は、水場はないけど小屋で天水(消毒済)購入可。(1L200円)
※トイレは宿泊者・テント泊者とも1回100円。トイレットペーパー完備・洋式のキレイな(山にしては)トイレです。

の~んびりビールを飲むうちに、テン場のテントもだんだん増えてきて。
そしてこの日も、13時半ころから1時間半ほど、雨がざあっと襲来。
まきchin隊はテントの中でお昼寝タイム。

16時過ぎにのんびり起き出して夕飯を食べると、山はいよいよ夕焼けタイム。
1日目、2日目と夕焼けが見られなかったので、お待ちかねの景色です。o(*^▽^*)o

2011080842
常念岳と横通岳。おかしなくらい、赤く染まる空。

2011080843
北穂、奥穂、前穂。こっちもすごい。

2011080845
槍ヶ岳方面は、残念ながら雲の中にて。
でも油絵で描いたような雲の色と形がすごい。印象派みたい?!

2011080844
テン場も真っ赤っか。
まるで、赤いセロハン通して見てるみたい。
これ、ウソみたいだけどほんとの色。

2011080846
日が沈むにつれ、小豆色になっていく空。
蝶ヶ岳もだんだん、小豆色の空に沈みつつ。

そしてこの頃になると、常念岳の向こうの安曇野方面では雷がゴロゴロ鳴りだして。
こちらから見ると、稲妻がジグザクピカピカ光って、谷間に雷鳴がごろごろ響いてちと怖いですが。
しばらく鳴り続けた雷も、それ以上近づくことはなく、ようやく穏やかな夜を過ごしたまきchin隊でありました。

> 4日目へ

人気ブログランキングへ ← 参加してみました。

|

« 2011/8/6-13 表銀座~裏銀座縦走!(2日目・横通岳) | トップページ | 2011/8/6-13 表銀座~裏銀座縦走!(4日目・東鎌尾根~西鎌尾根) »

登山」カテゴリの記事

コメント

赤岩岳・・・大変でしょ~(汗)
よじ登りましたよ~~!
下りるのがまた、大変で、うちらは逆歩きやったんで
もっと先に下りようとしたら、ハイマツに。。。
そうれでも無理やり下りて、気がつけば、ザックにつけて
あった新しいスリッパが・・・いずこ~~(笑)
100高山やってる人は・・・そう、みなこんな事しました(笑)

もうひとつの難関、赤ちゃん・・・崩壊ひどい!ですね0--0
ココでは、逆にテープに惑わされ  プチ滑落で怪我(軽い)したとこです(苦笑)
ハイマツにも、古いのから新しいのからテープがあり(@@:)
一旦、どんと下るんでそこがミソ!でも、そこが崩壊なら当分無理かな?

でも、名文句=山は逃げない!・・・から^-^

西岳のテン場は、1日いても飽きませんよね~^^
贅沢な1日を過ごされましたね^^v

あっ~♪また、行きたいなっ!

  週末の天気の馬鹿野郎~~♪

投稿: みい | 2011年8月19日 (金) 10時48分

みいさん>
そうそう、みいさんも登ったんですよねぇ~。
みんなこんなことやってるんだ。
ワタクシ、途中で「もういいよぉ~」と半分泣きが入りました(^^;
逆歩きだったなんて、そりゃ大変ですわぁ。

そして赤沢山。む~ん、残念。
ペンさん、滑落ですかっ?! そりゃまたキケンな。。
行って行けなくもないのか?!とも思いましたが、そう、「山は逃げない」!
また機会があれば来るでしょ~、と今回は撤退デス。

西岳のテン場。ほんとヨイですね!
静かだし展望も素晴らしいし、携帯の電波も入りまくり。
思いもかけず、ここでの~んびりすることになりましたが。ヨカッタ♪

週末。。天気イマイチですねぇ。
短い夏が、終わってしまう! うぅ

投稿: まきchin | 2011年8月20日 (土) 16時15分

いやぁ、まきchin隊が9:20に行動終了って、いったいなにが起こったのって感じですが………

でもいいですね、ちょっとワタクシ先日の北アで急ぎすぎてしまいました。せっかく遠くに来たんだから目一杯歩きたいと思ってしまう貧乏性がでてしまいました。いけませんね。

それにしてもこのテン場ほんとよいですね。槍さまにガスがかかってなかったらぼくなら失神してますよ(^_^)

投稿: Toby | 2011年8月20日 (土) 22時32分

Tobyさん>
いやいや、今回は超ヘタレでオハズカシイ。
ほんとはこっから、2時間ほど赤沢山への往復があるはずだったんですが、撤退したため、事実上9時20分で行動終了。。。(さっき、撤退の記録も追加しましたが)
昼過ぎからまた雷雨になりそな予報だったので、あっさりテント張ってマッタリでした(^^;

北ア。よいのです。
急いでどんどん歩いても、のんびりあるいてもよいのです!!
Tobyさん隊のガッツリ歩きっぷり、よいではないですか♪
また歩きましょう。気絶しそうな景色でいっぱいの北アルプスを。ぜひ!!(^^V

投稿: まきchin | 2011年8月20日 (土) 22時50分

はじめまして。
僕も息子と100高山をやっているのですが、
赤岩岳の登り方、とても参考になります。
それにしても赤沢山、非常に困りました。
まさか崖崩れとは・・。

投稿: 夢追人 | 2011年10月 6日 (木) 17時28分

夢追人さん>
初めまして、コメントありがとうございます!
息子さんと100高山ですか・・・すごい!!夢イッパイですね♪

赤岩岳は、西岳から稜線を辿っていく方もいらっしゃるようですが、そちらからだとキレットに阻まれて三角点には到達できないようです。
我々の直登ルートも、かなり崩れやすい急斜面でしたので、ハイマツや灌木沿いに、木をひっつかみかき分け登ることをお勧めします。。。

赤沢山。どうも、崩れてるところを超えてさらに下っていくみたいですが。
我々、ザイルも持ってなかったので、諦めました。
あと何年かしたら、踏み跡もできるかしらん、なんて(;´▽`A``

息子さんとの100高山、完登。楽しみですね!
これからもよろしくお願いします♪

投稿: まきchin | 2011年10月 6日 (木) 23時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2011/8/6-13 表銀座~裏銀座縦走!(3日目・赤岩岳、西岳):

« 2011/8/6-13 表銀座~裏銀座縦走!(2日目・横通岳) | トップページ | 2011/8/6-13 表銀座~裏銀座縦走!(4日目・東鎌尾根~西鎌尾根) »