2011/5/6 GW遠征第二弾(4日目)・鳥海山BC
この日は、朝からどピーカンの青空。いやが応にも期待が高まります。
鳥海山祓川口へは、通常この時期であればフォレスタ鳥海の前を通って猿倉口の前を抜けていく道か、矢島町花立からの県道58号(象潟矢島線)を通るかのいずれか。
が、今年は雪が多かったことと、震災による燃料不足による除雪困難により、象潟矢島線のみの開通、とか。
しかも祓川ヒュッテの駐車場まで除雪できず、その下にある駐車場までのみの除雪、だそうで。
鳥海ブルーラインも、大平山荘までしか行けなかったりするそうなので、もしかしたら祓川混んでるかも?!と思いながらでしたが。
7時頃に駐車場に着いたら、停まってるのは10台弱のみ。
・・・そっか、今日は平日だったか。
さて、そうとなれば急ぐこともなし。
のんびり準備して出発。
祓川ヒュッテまでは、雪の上を歩いて10分ほど。意外と近い。
下の駐車場にはトイレがないので、祓川ヒュッテのトイレを借りることになるらしい。
斜面に立ってるポールは、歩きの人向けに直登気味。
スキーのまきchin隊は、斜面の様子を見ながら、ゆるいところをつないで登ります。
ヒュッテ裏の斜面をゆるゆる登っていきますと。
足下には雪の割れ目が・・・なんかビミョウに怖いっすね。
今回、こんな割れ目があちこちにありました。
坂を登りきると緩やかな斜面になり、またいくらか急斜面になり・・・の繰り返し。
いや~~、それにしてもいい天気。(o^-^o)
風もほとんどなく、照りつける日差しと雪面からの照り返しで暑い!!
そしてお日様に照らされ、雪はざくざくザラメ。
昨年は強風にさらされてガチガチアイスバーンだったんだよな~、と思いつつ歩きます。
登山口から300mほど登ってくると、七ツ釜直下の斜面に到着。
正面に見えてる沢状の箇所は、地図を見ると雪渓マーク。
ってことは、夏は残雪歩きなんでしょうね。
この沢、結構急なので、まきchin隊は左側尾根上の猿倉口から上がってくる道に合流し、ゆるゆる歩きます。
雪の上にツンツン出ている雑木をよけつつ、ゆるりと歩いて行くと
前方には、見上げんばかりの大斜面!(≧∇≦)
いやぁ~、すごい! いよいよここからが本番ですよ~~~。
風が強かったり天気が悪くなりそうだったりしたら、ここまでで帰ろうと思ってたのですが。
風もなく穏やかで、全然問題なさそう。
さあ、そうと決まれば行きまっせ~
七ツ釜から急坂を登ると、少し緩やかな斜面へ。
さっきまでぐずぐずのザラメ雪だったけど、このあたりから表面がパリパリに凍ったヘンな雪に。
新雪が吹きだまったところはそうでもないんだけど、汚れた古い雪のところがそんな感じ。
でもそんな雪質にも負けず、ひたすら直登で登ります。
氷ノ薬師過ぎたあたりから、斜度を増してきましたよ~。
標高1,950mくらいのちょっと緩やかなところでスキーアイゼン装着。
いよいよ山頂直下の斜面に取りつきます。
前回は、この斜面を直登しちゃって、途中敗退したのよね。
今回は、左側の尾根に向かって、回り込んで登ります。
標高差にして300m弱の登り。結構あるぞ。
下から見上げてると、そんなにキツそうに見えない斜面だけど。
登ってみれば、かなりな急斜面。
いや~、でもスキーアイゼン付けてると勇気百倍。
がっしがっし登れますな。
風もほとんどないので、風に煽られることもなく安心。
うわ、でも下を見ると怖っ! (lll゚Д゚)
振り向かずに、ひたすら歩を進め。
前回辿りつけなかった、憧れの山頂が目の前に!
あと一頑張り~~
山頂からは、火口が一望。
そして新山の山頂。
山頂からのなめらか~な斜面にも、シュプールがついてました。
山頂直下のわずかなスペースは、なぜかほぼ無風。
景色を眺めつつ、しばしのんびり腹ごしらえ。
目の前に広がるのは、登ってきた大オープンバーン。
これまた爽快~♪ (≧∇≦)
風もなくお日様ぽかぽか、いつまででもいられちゃいそうですが。
1時間近くものんびりしちゃったし、そろそろ下りますかね。
ザラメが重いかな?と思いきや。
硬めの雪でそれほど荒れてもなく、板がよく走って楽しい~~(*≧m≦*)
これだけの斜度と雪質が続く大斜面は、そうそうないでしょう。
まきchin隊、アドレナリン出しまくり。
ああ、あんなに苦労して登ったのに。
あっという間に下ってきてしまった。
でも、ここからまだまだ広~い斜面は続きますよ~。
高度が下がっても、相変わらず硬めのザラメがイイ感じ。
ん~、今年はなんだか、ナイスザラメですねぇ。
板がひっかかることもなく、停まることもなく。快適。
なんせ斜面が広いので。
ゆる~りと大回りしつつ、ナイスザラメを満喫♪
さすがに下のほうはざぶざぶの雪でしたが。
板を取られることもなく、停まることもなく、最後まで気持ち良く滑って終了。
さて、下山後はフォレスタ鳥海へ。
立寄り湯・・のつもりで空室状況を聞いてみたら、空室あり、とな。
こりゃもう、ご宿泊決定でしょう!!
晴天の鳥海山を滑り降り、もうイベント終了感タップリのまきchin隊、この日はの~んびりホテル泊決定♪
部屋の大きな窓からは、鳥海山もバッチリo(*^▽^*)o
部屋も広くて、大満足~。
そしてここのお風呂、内湯も露天もたっぷり広くて、ちょっとヌルっとした弱アルカリ性のお湯がタマラナイ。
枯れ草のような香ばしい香りもするし、癒されますね~♪
お風呂の中で、地元の方と鳥海山の話で盛り上がったりして、の~んびり浸かっちゃいました。
そして夕食は、地元の旬の味タップリのフルコース
はあ、山も温泉も宿も、大満足。
<今回の山行>
満を持しての鳥海山アタック。
天気の読みが大当たり、この日は一日中青空が広がり、風もほとんどない素晴らしいお天気でした。
鳥海山は、登り口から山頂までほとんどオープンバーンなので、風が強いと辛いのよね。
風が強いと、山頂まで行くのはちょっと難しくなる(というか怖い)のだけど、今回は全く問題ナシ。
ガシガシ登って、念願の山頂をゲットできました。
そしてこんなにお日様が照ってるにも関わらず、雪はかなりのナイスザラメ。
下部はストップスノーになってるかと思いきや、全く問題なし。
上部は硬め、下部は柔らかめのザラメは、板がよく走って楽しかった~♪
この日は、連休狭間の平日だったためか、登ってる人はかなり少なかったです。
除雪が追い付かずに道路があまり通ってないということもあったのかな。
(今年は鉾立までも行けないので、こっち側は混んでるかと思ったのだけど)
ただ、休日はかなり混むみたいです。
鳥海山、こりゃもう毎年恒例になっちゃいそう。
今回の好天を胸に刻み、また来年も来るよ~♪と、下山後も鳥海山に熱い視線をそそぎっぱなしのまきchin隊でありました。
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コメント
ん〜、完璧とこういうことをいうのでしょうかね?
南八甲田、岩木山と来て鳥海。しかも祓川。
ワタクシ個人的にも今一番あこがれの大斜面。
しかも青空の下で風もないとくりゃ言うことナシでしょ。
いいなぁ、このこの~ ( ≧▽≦)σ
投稿: Toby | 2011年5月16日 (月) 15時42分
おお~、鳥海山!! 絶好の天気の中、リベンジおめでとさんです! しかもスキー履いたまま登頂ってところがスゴイですな。
いやはや、何度みても垂涎モノのの広大大斜面~。
我家は今年、お休みしてしまいましたが、毎年行って色んな方面から登ったり滑ったりしてみたいです。
そして、昨年ニアミスに終わったこの山でまきchinさん達と再会したいなぁ~。
ってことで、来年GW、鳥海山で!(笑)
投稿: たかや | 2011年5月16日 (月) 22時59分
Tobyさん>
いやもう、この日はホントラッキーでした。
こんなに青空が続いて、風がない日って、そうそうないですよね。。。
狙ってゲットできるもんでもなし。
もお、感謝です。(*^m^)
この大斜面、もうホントおすすめです。広大で、眺めもスカッと開けて気分爽快。
鳥海山は、いろいろ滑りたい斜面も多いけど、ここは毎年の定番にしたい感じ。
ぜひ!Tobyさん隊も!!
投稿: まきchin | 2011年5月17日 (火) 00時05分
たかやさん>
昨年は山頂まで行けなかったので。
今年、お天気にも恵まれ、山頂ゲットすることができました~♪
雪も良かったので、スキーで登れたのも良かった(^^
鳥海山、ほんといろんなとこから登って滑りたいですよね。
今年は開通してる道が少なかったのですが、来年のGWは・・・?!
こりゃもう、鳥海山で待ち合わせするっきゃないっすかね(^^v
投稿: まきchin | 2011年5月17日 (火) 00時10分
大オープンバーン も牛フィレも旨そ過ぎます。
今時季から これから初夏にかけての鳥海、一度行ってみたいなあ。。
ところで。
先日 nifty宛にメールしていたのですが、
まきchinさん、ごろ太さん ご覧になっていないです?
投稿: ぽっか | 2011年5月18日 (水) 13時23分
ぽっかさん>
鳥海山。
ほんとにキレイなお山です。
梅雨明け後は人も多くなりそうなので、人の少なそうなこの時期、もしくは梅雨の晴れ間を狙うのがおススメです。
・・・で、メール。失礼しました。
土日は合宿があり、やむなく外出してたのに加え、その後放置してしまっておりました。
投稿: まきchin | 2011年5月18日 (水) 22時40分