« 2011/4/29 GW遠征第一弾・燧ケ岳BC | トップページ | 2011/5/3 GW遠征第二弾(1日目)・岩木山BC »

2011年5月 2日 (月)

2011/4/30 GW遠征第一弾・三ツ岩岳BC?

燧ケ岳の翌日は、会津駒ヶ岳の隣に聳える三ツ岩岳へ。

201104300
山頂までは到達せず、途中敗退。
遥かに仰ぐ山頂に、再訪を誓いつつ。

===三ツ岩岳(BC)===
2011/4/30(土):小豆温泉駐車場(7:10)~NTT電波塔(7:55)~1,308mピーク(10:05-10:40)~NTT電波塔(11:55)~小豆温泉駐車場(12:25)
累積登高:580m
======

201104301
赤が登り、青が下り。

実は以前から気になっていた山、三ツ岩岳。
会津駒ヶ岳の隣、というところがまたシブい。

登山口から山頂への標高差は1,300mくらいあり、かなりの長丁場。
この日は、10時から14時頃にかけて天気が崩れる予報ってこともあり、途中で引き返す前提でアタックです。

201104302
桧枝岐へ向かう途中の小豆温泉スノーシェッドの途中に、小豆温泉へ向かう道があり。
その分岐のたもとにある、登山者用の大きな駐車場に駐車です。
#駐車場にトイレはなし。

広い駐車場には、車が4台程。
こんな日でも三ツ岩岳に入っている人がいるってことで、ちと一安心。
まきchin隊も準備して、出発です。

201104303
板を担いで、桧枝岐とは反対側にシェッドを歩き

201104304
シェッドの入口横の斜面から取付きます。
#駐車場のとこからも、三ツ岩岳への沢沿いの登山口はありますが。
#残雪の状況とか不安なので、今回はこちらから。

ほんとは、もうちょい道を下れば夏道の取付きがあるんですけどね。
(夏道取り付きのところにも、数台分の駐車スペースあり)
ここからショートカットしちゃおう作戦。

201104305
・・・とは言いつつも。
板かついで、この雑木だらけの急斜面を登るんですかい。

201104306
枝が板にひっかかるし・・・斜面もキツイ!
汗だくだく、足つりそう。(@Д@;
素直に夏道の取付きから登ればよかった、と後悔するも、時すでに遅し。
もう帰る~~とゴネつつも、息をきらして登ることしばし。

201104307
60mほど直登してようやく夏道に・・・ってこっちもかなりの急坂。

落ち葉を踏み踏み、急な登山道を70mほど登っていくと、NTTの電波塔に突き当たりました。

201104308
ふう、やれやれ。
前半戦で、すでに体力使い果たし気味。

道はここからちょいと穏やかな尾根歩き。

201104309
あ~、それにしても、なんでこんな明るい道を、板かついでスキーブーツで歩いてるのかしらん。

2011043010
足下にはイワウチワもたくさん咲いてるし。BCっちゅうか、春山歩き。

所々で残雪を踏みつつ、尾根道をゆるゆる歩いて行くと

2011043011
お、木立の隙間から、山名の由来の三ツ岩(たぶん)が。
・・・しっかし、山頂、遠いねえ。

ゆるゆる登る尾根道は一旦少し下り、そこから再び急坂へ。

2011043012
このあたりで、後から来た二人組に追い越されました。
お二人とも超快足、まきchin隊は先を譲ってゆっくり登ります。

2011043013
落ち葉がいっぱいの滑りやすい急坂は、ほどなく残雪の斜面へ。
覆いかぶさる枝をかき分けつつ、キックステップで斜面をよじ登り。

斜度がゆるくなったところでいよいよシール登行開始。
ここまでで、標高差で300mほど登っちゃいました。とほほ。(;´д`)

2011043014
いや~、このまま板を使わずに下山するんじゃないかと思ったよ。
とりあえずスキーで登れてよかった。

針葉樹の多い尾根をゆる~りと登り、斜度が再び急になったあたりでブナ林へ突入。

2011043015
ああ、ブナ林はいいね。癒されるねぇ。

2011043016
・・・にしても、急ですな。
雪は全体的にざくざくザラメ、急斜面にずるりと滑りつつも、ジグ切って雪を踏み踏み登ることしばし。

2011043017
は~、ようやくゆるい尾根に出た。
そしてここも大きなブナの木がたくさん。

ブナの木肌に癒されつつ、ゆるゆると尾根を歩いて1,308mピークに到着。

2011043018
目の前、というか頭上には三ツ岩岳の山頂。
そこに行くには、ここからちょこっと下り、右側から尾根を登っていくのだけど。

天気も下り坂だし、板担いで300m登ってきたってとこでもう力使い果たしたまきchin隊。
登山口からの標高差も歩行距離も、山頂までの半分も来てませんが。
今回は、ここまで。

もっと雪があるときにリベンジだ~と思いつつ、しばし山頂を眺めて腹ごしらえです。

2011043019
さて、天気が悪くなる前に下りますかね。

2011043020
ブナ林の中の尾根を、気持ち良くゆる~りと。
ここ、意外と気持ちいいザラメ。前日の燧ケ岳よりも楽しいかも。

が、すぐに斜面は急になり。

2011043021
ざくざくザラメの斜面をしゃ~っと、ブナの木をぬいつつ滑り降り。

2011043022
斜面が緩やかになり、針葉樹が増えてきたような?と思いながらのんびり滑ってたら、再び急斜面に突入。

2011043023
行きは板を担いで登った斜面に、帰りは滑りで突入しちゃったのでした。
なんとか残雪をつないで、へっぴり腰でクリア。

登り返しの手前で、再び板を担ぎます。

2011043024
これこれ、この道。
なんで私、板担いでるの?!って自問自答しつつ下ります。
絶対、普通に歩いて登って下ったほうが楽しいって。この時期は。

電波塔を過ぎ、滑りやすい急坂を夏道に沿って下って、この日の行程を終了。
(帰りはショートカットせず、素直に夏道下りました)

2011043025
夏道から登るときは、この標識から登りましょうね。

2011043026
てなわけで、またスノーシェッドを歩いて戻り、駐車場へ。

駐車場について、板や荷物を片づけて車に乗り込むのと同時に、雨がざあっと降ってきました。セーフ。

~~~

さて、お腹も空いたので、まずは腹ごしらえ。
桧枝岐の裁ち蕎麦やさん、丸屋さんへ。

2011043028
天盛り蕎麦。
天ぷらは、イワナ、フキノトウ、舞茸などなど地の味がタップリ。
桧枝岐の裁ち蕎麦も、歯ごたえあって蕎麦の香りが香ばしく、ウマ~♪

腹ごしらえしてブラブラ散歩してから、本日のお宿、旅館ひのえまたへGo!
実は前日に予約の電話を入れたのですが、全然余裕で予約取れちゃったのでした。
日本秘湯を守る会の宿、でもあります。

お宿の若旦那によると、いつもならGWは数か月前から予約でいっぱいだとか。
今年はいつもの3割くらいの予約しか入ってないそうです。
やはり、地震の影響ですかね。

というわけで、まきchin隊は空いてるお宿での~んびり。
お風呂もほぼ貸し切り状態、かけ流しのさらりとしたお湯をタップリ満喫。(*≧m≦*)

お待ちかねの夕食は、掘りごたつ式の個室でイタダキマス♪
山のものを使った「山人(やもーど)料理」です。

2011043029
はっとう(そば粉と餅粉を練り、エゴマをまぶしたもの)、マスタケの煮付け、鹿の舌(キノコ)の炒め物、サンショウウオの唐揚げ、山人鍋(タップリキノコと鴨肉、野菜の味噌味鍋)。

2011043030
これですよ、サンショウウオの唐揚げ。∑(゚∇゚|||)
なんかリアルなので、よく見ずシッポからガブリといただきました。
・・・血行促進の効果があるそうで。
漢方薬と思って食べれば、怖くない。

このほかにも、地なめこの煮物、イワナの塩焼き、里いもと蕎麦米の蒸しもの、田楽が出てきて、もうお腹イッパイ。

2011043031
裁ち蕎麦も再び登場。
女将さんが裁った、そば粉100%の蕎麦は、蕎麦の香りが高くて美味♪
そばつゆをつけずに食べて蕎麦の香りを楽しむ、なんてこともしてみたり。

2011043032
美味しい食事には美味しいお酒も♪
イワナの骨酒、濃いですわぁ~

はあ、大満足。o(*^▽^*)o

~~~

翌朝5/1も、独り占め状態での~んびり朝風呂に浸かり、コゴミやフキノトウなど山菜たっぷりの朝食をいただいて、これまた大満足。
たまにはこういうのも、いいもんです。
宿の方のあったかなおもてなしにも、心癒されました。(o^-^o)
また泊まってみたいですね~。冬の時期なんか、のんびりできそう。
ウチの親にも勧めてみたい。

この日は生憎の雨模様でもあり、桧枝岐の歌舞伎舞台をさっくり見学したら一路横浜へ。
高速の渋滞が始まる前、13時には帰宅できました。

<今回の山行>
桧枝岐近くの山と言えば、有名どころは燧ケ岳や会津駒ヶ岳。
そこを敢えて、三ツ岩岳にアタックしたのは、前から興味持ってた山だったというのもあり。
人がたくさんいるところは避けたい、というヒネクレ虫が騒いだというのもあり。

今回の短い行程の半分以上を、板担いで歩き、なんだか修行のような山行でしたが。
ここ、雪がタップリの時期に来たら、楽しそうですね~~。
急坂と緩やかな道が交互に出てくる道は、ほぼず~っと尾根の上。
ブナ林もあり、涼やかです。

今回敗退した1,308mピークから400mほど急坂を登れば、あとは緩やかな開けた尾根歩き、みたい(たぶん)。
天気のいいときに、そこまで登って滑れたら、どんなにか楽しかろ。
山頂からの展望も、スカッと気持ちいいだろうな~~。
静かそうだしな~~。

山頂に避難小屋があり、今回も避難小屋泊装備の人がいたので、山頂1泊で行ってもよいのかも。

なんにせよ、ここはリベンジ決定です。
3月末ころの天気のいい日を狙ってBCで行くか、新緑の時期に歩きで登るか。
いつか、山頂からの展望をゲットするのが、楽しみです♪

|

« 2011/4/29 GW遠征第一弾・燧ケ岳BC | トップページ | 2011/5/3 GW遠征第二弾(1日目)・岩木山BC »

◇山スキー」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

おお~三ツ岩岳。
渋いセレクトですね。通好み!
メジャーコース以外にも桧枝岐周辺には
良い山がいっぱいありますよねー。

私も人の多い山より静かな山が好きです。

投稿: 儚月 | 2011年5月 3日 (火) 07時11分

なんと(^_^)

先日、風邪で意識が朦朧としたなかで、遠くから見たとき三ツ岩岳を燧ヶ岳だと思っていました(^_^;)
ちょっと恥ずかすぃ(*^_^*)

このエリア、もうちょっと早い時期に来られると気絶するほど楽しそうですね。地震がなけりゃもうちょっと早い時期に狙ってたのになぁ。

ぼくらの連休後半はおふたりが遊んだこのエリアをウロウロしちゃいました(^_^)

投稿: Toby | 2011年5月 6日 (金) 08時58分

イワウチワが咲いているのにスキーを担いでいるのが不思議だ。
これは・・修行ですか!

GW後半はどこまで行っているのか、楽しみです。

投稿: しょもも | 2011年5月 7日 (土) 13時06分

儚月さん>
こんにちは!
三ツ岩岳、渋いですよね~~。
実際登ってみて、この渋さにヤラレました。
来年は、もうちょっと早い時期に再アタックするぞ!と心に決めた次第。

桧枝岐付近、ほんとヨイ山がイッパイです。
儚月さんも、静かな山がお好きなんですね♪
静かな山狙いとしてはこの付近、開拓の余地がいろいろありそうでワクワクします(あ、でも、滑り狙いは来年か・・)。

投稿: まきchin | 2011年5月 8日 (日) 00時48分

Tobyさん>
三ツ岩岳、下から見えますよね~。
とは言いつつも、どれがどの山だか、私も定かではなかったりしてますが(^^;

このエリア、ほ~んと、もうちょい早い時期に来られたら、気絶しちゃいそうです(^^
来年、マジで狙います! 桧枝岐でバッタリしそうですね~~通っぽい♪

そしてTobyさん、連休後半はめでたく山頂ゲットされたんですね!さっすがです(^^
あとでおじゃましますね~♪

投稿: まきchin | 2011年5月 8日 (日) 00時53分

しょももさん>
はは(^^; 修行です、ハイ。
この急登といいイワウチワ咲き乱れる早春の道といい、なんでやねん!と突っ込みつつの登り道でした。

来年は、もうちょっと早い時期を狙います。

そして本日、連休後半戦から帰還しました~
レポはぼちぼちアップしますね♪
しょももさんの好天レポも楽しみ(^^

投稿: まきchin | 2011年5月 8日 (日) 00時56分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2011/4/30 GW遠征第一弾・三ツ岩岳BC?:

« 2011/4/29 GW遠征第一弾・燧ケ岳BC | トップページ | 2011/5/3 GW遠征第二弾(1日目)・岩木山BC »