2011/4/10 守門岳BC

大雪庇を見に、守門岳へ行ってきました。

雪庇はばっちり、雪も上々。青空の下、春山スキーを満喫♪

===守門岳（BC）===
2011/4/10（日）：二分（7:05）～保久礼小屋（8:40-8:50）～▲大岳（10:35-11:15）～保久礼小屋（11:40-11:50）～二分（12:40）
累積登高：1,070m
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赤が登り、青が下り。

この週末は、日曜日のみの出撃。
行き先は、東洋一の大雪庇の守門岳。
昨年5月（2010/5/16）の残雪歩き、10月（2010/10/24）の紅葉歩きの次は、やはり雪庇を見に山スキーでしょう。(o^-^o)

関越道の小出ICで降り、40分ほど走ると登山口の二分の集落に到着。
除雪最終地点に車を停めて出発です。

最終地点のちょっと広くなっているところに8台ほど駐車可。
あとは道路沿いにずら～りと。

早速スキーはいて歩き始めますが。

なんか、前方の守門岳は雲の中・・・。雲、晴れるかしらん。（；ω；）

しばらく開けた道（と思われる）沿いに歩き、橋を渡ったところで木立の中へ。

道をショートカットしてるんでしょうな。
このあたり、朝なのに雪はすでにざくざく。
でもおかげでシールがよく効いて、所々の急坂も歩きやすい。

急坂を越え、林の中の細い尾根へ。
木々の隙間を抜けて歩いて行くと、いつの間にか谷に突入。長峰の谷ですな。

は～、木影が涼しい。

踏み跡に沿ってず～っと歩いて行くと、踏み跡は谷の右岸の長峰へ。
斜面をトラバース気味にゆるゆる登って長峰へ上がり、尾根上をゆるゆる歩いていくと、再び林道に出てきました。

尾根の上をゆる～り伸びる林道。
春の日差しに照らされてポカポカ、というか暑いっす。

前方には守門岳。
山頂直下の小ピークが、雲の中からお出ましに。
・・・ちょっとお天気良くなってきたかな？( ＾ω＾ )

振り返ると、越後三山。
ぼんやりと春霞がかかってますね～。

しばらく林道に沿ってのんびり歩き、鞍部へ少し下ると、保久礼小屋に到着です。

雪の上に出てるのは、2階部分かな。
小屋の上に積もった雪が、なんだか豚の角煮みたい。。。

さて、ここまでゆるゆるの歩きだったけど、いよいよここから本番。
標高差650m近くをぐい～っと登りますよ～

ブナ林の中を、ひたすらまっすぐ。
この辺、秋に歩いた時はひたすら続く階段だったっけね。

ヤセ尾根を抜けて。

再びブナの疎林の中に入り、ザラメ雪を踏み踏みまっすぐ登っていくと

お、キビタキ避難小屋に到着。ここもすっかり雪の下ですな。
今回、ひたすらまっすぐ登ってるので、なんだかあっという間に登ってきちゃったような気がする。
雪質がこんなザラメだから、ジグ切らずとも登れちゃうのかな。

さて、一息ついたらまた登りますよ～。

ザラメ雪の斜面をぐいぐいまっすぐ登っちゃう。なんか楽しい。

登っていたら、4人組のオジサマに、お、GOTAMAとKIKUだ！と声かけられました。
来年GOTAMA買っちゃおうかな、とおっしゃるオジサマと、板談義でちょこっと盛り上がってみたり。
さすが守門、登ってる方も山スキー好きばかりですね～( ＾ω＾ )

そんなこんなで盛り上がりつつ、100mほども林の中を登っていくと

出た！下からも見えてた、山頂直下の真っ白な大斜面。
まっすぐ伸びる踏み跡に沿って、人が登っていくのが見えますね～

さあ、行くぞ～

開けた斜面なので雪が硬くなっているかと思いきや、さすがにこの時期は全面い～い感じのザラメ雪。
こりゃ、帰りが楽しみ♪

うんせ、うんせ。
越後の山並みを背に、一歩一歩踏みしめて。

お、大岳の山頂が見えてきた！

右手には、守門岳の雪庇も覗いてます♪
テンション上がりますね～～(≧∇≦)

青空に向けてまっすぐ伸びる道、ほんと気分爽快。
つるりと滑らかな斜面をぐいぐい登っていくと

大岳山頂（1,432m）、到着！
目の前には雪庇がど～ん。立派です♪

雪庇、アップ。大迫力。(≧∇≦)
この雪庇を、この時期にここから見たかったのだ♪

中津又岳方面。こっちの雪庇もすごい。
その奥には、粟ヶ岳がうっすら見えてます。

山頂からは、うすぼんやりと越後三山方面も見えてました。

山頂は風が強いけど、日が射してるのでそれほど寒くはなく。
雪庇眺めつつ、しばし腹ごしらえ。ああ、至福。

広い山頂には、続々と人が登ってきて大賑わい。
山スキー3.5割、歩き6.5割ってところかな。

さあ、一休みしたら、いよいよお楽しみのオープンバーンへGo！

中津又岳から延びる尾根を右手に。

登ってきた尾根を滑りますよ～

このザラメ雪、もうサイコウ！(*≧ｍ≦*)
程よく締まって軽～いザラメは、この時期、この斜面だからこそ、かも。

眼下に広がる景色を見ながら、の～んびり。
ああ、楽しい。(≧ｍ≦）

上部は幅が細い尾根も、下部に行くにつれて広く開けて、ゆったり大回りするには最適♪

いや～、もう、アドレナリン出まくり。(*≧ｍ≦*)
標高差250mくらいのオープンバーンを、一気に滑り降りちゃいました。
こんなに楽しい斜面がこんなに長く続くのって、そうそうないですね～～。

も一度登り返して滑りたい！！と思いつつも。
まあ、大人しく下山しますかね。

オープンバーンの下に広がる林の中は、ざくざくのストップスノー。
板が止まる。。。

重いザラメにびびりつつ、木々の間を抜けて滑っていくと、あっという間に保久礼小屋まで降りてきちゃいました。

ここで再びシールをつけてちょこっと登り返し。

背後には、滑り降りてきた大岳の斜面。
ああ、もうこんなに下ってきちゃったのね。。。

さて、尾根に登りきって林道に出たところで、再びシールはがして滑降開始～

さらば、大岳。また来年、滑りに来るよ～

林道の上の雪は、トレースをはずすとまったく滑らない。
汗をかきかき先行者のトレースを辿って滑り降り。

長峰の谷は、左岸をトラバース。
谷に滑り降りて、登ってきた道に合流し、たら～りと下り

いや～、戻ってきましたね。
それにしても、ざっくざくのザラメが重くて滑らなくてキツイっす。
しかも暑いよ～～

雪がてんこもりに積もった橋を渡って

振り返ると、青空に聳える守門岳♪
ん～、キレイ。

そして汗をかきかき、最後の平地をゆるゆる滑り

戻ってきました！
出発したときよりも車がかなり増えて、道沿いにずら～りと。
確かに、滑り降りてくる途中、登ってくる人とかなりすれ違ったものね。。。

二分の集落を後にして下る途中、守門岳がきれ～いに見えてました。

さて、下山後の温泉は、小出IC近くのいつもの神湯温泉へ。
時間が早いこともあり、空いててのんびりできました♪

帰りの関越も大した渋滞もなく割と空いてて、19時頃には帰宅、です。

＜今回の山行＞
昨年の5月の残雪歩き、10月の紅葉と歩いた次は、ぜひ一度雪庇を見に、スキーで登りたかった守門岳。
今回、ようやく念願がかない、中津又岳、大岳、守門岳の大きな雪庇をタップリ眺めてきました。

保久礼小屋までの道は、景色を眺めつつ緩やかに登る道、そして小屋から先はブナ林の中の直登の道。
どちらも、歩いて楽しいいい道ですね～。
特に小屋から先の道、それほど急坂もなく、林の中をグイグイ登っていくところがヨイ。

山頂直下のオープンバーンも、この時期ならではのザラメ雪が歩きやすかった。
（冷え込んだりしたら、凍って大変そうだけど。。。）
そしてこのオープンバーンのザラメ雪、もうほんと滑って楽しかった～～
小回りも大回りもなんでもコイ！です。いやあ、もうサイコウ。
今度は登り返して滑っちゃおうかな。。。

この時期定番の山になりそうです。
あ、紅葉の時期も、ね。