2010/11/20-23 四国遠征2日目・東赤石山
この日の天気予報は下り坂。
朝もなんとなくパッとしないお天気だけど、まあ、予定通り東赤石山へ。
道の駅南国から高速で移動し、東赤石山の登山口の筏津には7時頃到着。
駐車場は、登山口から道と川を挟んだ向かいにある、筏津山荘の駐車場を使います。
#駐車場は結構広い。トイレあり。
さて、出発。
まずは舗装路をとことこと、橋を渡って大きな道へ戻ります。
登山口からしばらく、階段状に整備された道を登っていくと、杉の植林帯へ。
ゆるりと登っていくと、植林帯を出て落ち葉がふかふか積もった雑木林へ。
この道、右側が切れ落ちたガケになってて、道幅が細くなっているところもあり。
油断ならん道ではありますが、フッカフカに積もった落ち葉も頭上の紅葉も、なんとも気持ち良い♪
右側のガケの下に流れる沢や滝を見降ろしつつ、落ち葉を踏んでゆるりと登っていくと、瀬場谷分岐に到着。
この橋を渡った先で、山頂へ登る尾根ルートと、赤石山荘に登る沢ルートに分岐。
まきchin隊は、沢ルートへ。
尾根ルートと分かれてしばらくは、沢を高巻く細い道を登ります。
ここも落ち葉がざっくざく、そしてちょいと急坂。
それにしても静かな道。
耳をすませると、落ち葉を踏む音と、足下から上ってくる沢音のみが聴こえます。
木々の隙間からは、沢や滝が垣間見えて涼やか。
水がほんと澄んでてキレイで、沢も滝もキラキラ、美しい♪
一息つきつつ急な道を登っていくと、なんか頭上が開けて明るくなってきた。
・・・木々の葉っぱが落ちて、明るくなっただけかしらん。
それにしてもこの感じ、晩秋の趣き。よいですな。
明るくなった道をさらに歩いて行くと、第一徒渉点に到着。
徒渉点といっても、ちゃんと木橋がかかってました。
そしてこの沢も、ほんとキレイ。
落ち葉が彩りを添えてるところも、またよし。
さて、ここからはしばらく沢沿いをゆるゆると。
こんな流れとか。
う~ん、夏だったら沢靴履いてじゃばじゃば歩いたり泳いだりしたい感じ。
何度か細い沢を渡りつつ、最後に石を伝って沢を渡ると、そこから再び急な九十九折りへ。
山頂はまだかいな。
あ~、でもなんだか、木々の隙間から目指す山頂方向が見えてるような。
雑木&笹の中の九十九折りを抜け、大きな石がごろごろした道を登りつめていくと
お、林が切れて、開けた草はらに出た!
そして目の前には切り立った岸壁。う~、かっこいい。
林の中から飛び出ると、さすがに風が吹き抜けて寒い。
冷たい風に吹かれつつ、ゆるりと登って赤石山荘に到着。
3月下旬~11月下旬の週末のみ開いてるそうで。
この日はまだ人気はなし。
小屋の入口にかかってた温度計を見ると、気温4℃。
こりゃ寒いはずですわ。
てなわけで、フリース着込んで、山頂目指して出発!
山荘からしばらく、トラバース気味にゆるゆると歩いて行くと、ほどなく山頂への道の分岐に到着。
ここから、大きな岩がごろごろした急坂を登りますよ~。
頭上には時折青空が覗くものの、雲の流れが速くてあっというまに山頂付近がガスに包まれたり。
寒風に吹かれつつ、岩を伝ってよじよじ登っていくと、尾根道に合流。
ここからはもう一登り。
東赤石山山頂(1,706.7m)、到着!
晴れてれば、石鎚山や笹ヶ峰、そして海まで見えるという山頂は、残念ながらガスの中。
お、八巻山方面に続く稜線も♪
この山も、稜線をずい~っと歩いたら気持ち良さそう。
山頂は、灌木に風が遮られて思ったより寒くない。
晴れ待ちがてら、腹ごしらえして一休みしてたけど、どうもガスはすっきり晴れそうになし。
大岩を越え、急坂を下ってトラバース道に戻り、赤石山荘と反対に少し進むと
筏津へ下る尾根道への分岐に到着。
ここから、ひたすら下る道へ。
何組か、登ってくる人とすれ違いつつ、落ち葉の道をゆるゆる下ります。
登りに使った沢沿いの道より、明るくて穏やかな道。
ひたすら下っていくと、道沿いに石垣が。
このあたり、日本三大銅山の一つ、別子銅山も近いので。
その関連の跡地かしらん。。。しばし、昔に想いを馳せてみたり。
そして沢音がどんどん近くなり。
うあ、気持ち良さそう!
※ちなみに、「気持ち良さそう」な沢や滝は、登山道からは上から眺めるのみ。
あまりの気持ち良さそうさにヤラレ、登山道から沢に降りて撮ったのが↑です。
いやあ、相変わらずこの美しい沢には、やられっぱなし。
水も澄んでて美しく、水面に漂う落ち葉も美しい。
癒されます、ほんと。(o^-^o)
沢を渡り、落ち葉がフカフカ積もった道をざっくざっく下っていくと、瀬場谷分岐で沢コースに合流。
ここからは、来た道を下ります。
紅葉に目を奪われ、足を停めつつゆるりと下り、筏津に降りてきました。
さて、下山後の温泉は、筏津から1時間ほど車で移動し、西条市の武丈の湯へ(大人500円)。
街中にあり、地元の人でにぎわう温泉はなかなかの泉質。
鈍川温泉からお湯を運んできてるそうで、ヌルっとするお湯はなかなかgood。
お風呂も脱衣場も露天も広くて、の~んびりできました♪
そしてこの日の夕食は、高松へ。
最近流行ってるというウワサの、骨付き鶏ゲット。
行ったお店は、なんとなく目に付いた「めんめ焼きとさか2号 鍛治屋町店」。
ニンニク、塩、胡椒をたっぷりすりこんだ骨付き鶏のモモを、備長炭でじっくり焼いてイタダキマス!!
お店のお姉さんが目の前で焼いてくれて、食べやすく切ってくれるので、シロートにも安心でござる。
お姉さんによると、高知や愛媛は観光客でにぎわってるけど、高松は静かなんだよね~、と。
さぬきうどんで賑わってるのも一部、だとかで(確かに高知より静かな感じ)。
今年はNHKのドラマで四国全般賑わってるのかと思ったら、意外とそうでもないらしい。
鶏モモの他にも、もも・ムネ・ハツなどの鶏各所の盛り合わせ、鶏ソバなどいただきました。
特に鶏ソバ、旨し。
いやはや、満足。
そして本日のお宿は、高松市から程近い、道の駅香南楽湯。
併設されてるレストランや温泉が21時頃まで開いてるということもあってか、100台弱停められる駐車場はほぼ満車でありました。。。
<今回の山行>
沢沿いルートも尾根ルートも、沢の眺めが美しい!!
紅葉に彩られた、澄んだ沢にやられっぱなしでありました。
前日に登った笹ヶ峰とはうってかわって、岩がごろごろした急坂が多い道。
それでも、沢の眺めは美しく、降り積もった落ち葉も美しい道に大満足です。
花の咲く時期は、山頂直下の草はらには花が咲き乱れるみたい。
その頃に訪れる機会は、まきchin隊にはなかなかなさそうだけど。
季節を通して魅力たっぷりの山ですな。
ここも、のんびり稜線をつなげて歩いてみたいです。
別子銅山跡から銅山越、西赤石、東赤石と歩くとか。
交通手段をどうするか皆目見当はつかないけど、山頂で地図を見ながら、そんな夢を描いてみたり。
(思い描くのは、際限なく自由だもんね)
天気の良いときに、また歩いてみたい山、です。
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コメント
いいでしょ~いいでしょ~♪
大好きなんです~^-^ココ。。。
赤石山荘、なつかしい!
ココのトイレ改装為、ペンギンと角材ボッカした事も
あります~^^
八巻山~東赤石の稜線も変化があり面白いし
春は西赤石方面へ歩くと、アケボノツツジがたくさん!
いや~♪紅葉もいいとは。。。^-^
懐かしく楽しく拝見しました~あんがと~♪
投稿: みい | 2010年11月29日 (月) 10時54分
みいさん>
いやぁ~、良かったデス!
沢もキレイだし、味がある山ですよね~~
みいさん達にも、とってもご縁がある山なんですね。
角材ボッカまでされたとは・・・すごい!!
そうか、春は花がキレイなんだ♪
八巻山からの稜線、歩いてみたかったなぁ~~また来なくっちゃ。
投稿: まきchin | 2010年11月30日 (火) 00時40分