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2010年8月24日 (火)

2010/7/31-8/7 立山・黒部・裏銀座大縦走!(7日目・烏帽子~船窪)

7日目はガスの中、急坂の連続する道を船窪岳へ。

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不動岳の山頂に着く頃、雲の中から船窪岳が登場。

===烏帽子小屋~烏帽子岳~船窪岳~船窪小屋===
2010/8/6(金):烏帽子小屋(5:00)~▲烏帽子岳(鞍部より:5:35-6:15)~▲南沢岳(7:15)~▲不動岳(8:45-8:55)~▲船窪岳(12:35-12:45)~船窪岳水場(13:55-14:15)~船窪小屋(14:40)
累積登高:1,135m
歩行距離:13.5km
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1日目(7/31):室堂~龍王岳~獅子岳~五色ヶ原(テン泊)
2日目(8/1):五色ヶ原~越中沢岳~スゴ乗越(テン泊)
3日目(8/2):スゴ乗越~薬師岳~薬師峠(テン泊)
4日目(8/3):薬師峠~北ノ俣岳~黒部五郎岳~黒部五郎小舎(テン泊)
5日目(8/4):黒部五郎小舎~三俣蓮華岳~鷲羽岳~水晶小屋(小屋泊)
6日目(8/5):水晶小屋~野口五郎岳~三ツ岳~烏帽子小屋(テン泊)
7日目(8/6):烏帽子小屋~烏帽子岳~船窪岳~船窪小屋(小屋泊)
8日目(8/7):船窪小屋~七倉岳~蓮華岳~針ノ木雪渓~扇沢

さあ、道のり的には一番キツイ一日の始まり。
昨日水晶からご一緒だった方は、今日ブナ立尾根を下られるとのこと。
お互い気を付けて~、とご挨拶してお別れです。

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まずは小屋の前を通って烏帽子岳へ。
前方の、雲に隠れてるのが烏帽子岳かなあ?と思いつつ。

小屋を通り過ぎた所に、ブナ立尾根と烏帽子岳方面への道の分岐がありました。
まきchin隊は、烏帽子岳方面へ。

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道は、こんな白ザレの道。
ハイマツの中をくぐりつつ、大きな岩の間を歩きつつ。
ゆるゆると歩いて行くと、烏帽子岳分岐に到着です。

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ここにザックをデポして、烏帽子岳往復。

最初はしばらく、同じような白ザレの道。

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もうガスガスでよくわかんないんだけど。
前方に聳えるあれが、烏帽子岳か?!

白ザレの緩やかな道を過ぎ、林の中の岩がちの道を登っていくと

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お、鎖場登場!
でも足場はしっかりしてるし岩は滑りにくいので、登りやすい。

まっすぐよじ登って⇒トラバース⇒再びまっすぐよじ登り で、烏帽子岳山頂(2,628m)に到着。

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まあ、こんな感じで。
大きな岩が積み重なった山頂は、よじ登って一人がやっと立てるスペースのみ。
ガスガスなので、さっくり下山です。

そしてここから、同じく船窪へ向かうお兄さんとご同行。
前日は烏帽子にテン泊、本日は船窪小屋泊とのことで、心細かったこの道のりが一気に心強くなった!!
まきchin隊は写真撮りつつのんびりなもので、お兄さんを追いかける形にはなりましたが。

さてさて、烏帽子岳からしばらくは、池塘と花畑の中のゆるゆる歩き。

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烏帽子田圃、ですかね。
池のほとりには、チングルマやアオノツガザクラがいっぱい。
晴れてたら、気持ち良い眺めだろうなあ。これはこれで幻想的ですケド。

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チングルマの綿毛も、霧に濡れそぼってます。

こんな道をしばし歩くと、池塘を抜け、南沢岳に向けた白ザレの道に。

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ガスの中、白い斜面に延びる道沿いには

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コマクサがたくさん♪
ここのコマクサは、昨日の三ツ岳下のコマクサよりも活きがよい。

白ザレの緩やかな道が段々急になり、ハイマツの中にロープがかかる急登を抜けると、再び白ザレの尾根道へ。

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ん、前方にぼんやり見えるのは、南沢岳の山頂か?!

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はい、てなわけで山頂到着。
「南沢」って書いてある岩と、三角点があるのみ。シンプルですな。

そしてここから先の道は、もうずぅ~っと急坂の連続!
鬼のようなアップダウンが続きます。

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まずは手始めに、ザレたガケの上の道。
ハイマツや草はらの中の白ザレの道を、南沢乗越へ向けて200mほどガッツリ下ります。

ガスで展望もないので、道端の花を見て気を紛らわせてみますかね。

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イワオトギリ、ハクサンフウロ、エゾシオガマ、ゴゼンタチバナ。
他にも、ウラジロタデ、アキノキリンソウなどなど。

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下っていくと、ガスが晴れて目の前に次なる大斜面・・・(^^;
あの一番低いのが南沢乗越で、その先が不動岳への登り道、ですな。やれやれ。

そしてよお~く見ると、さっきのお兄さんが斜面に取りついてるのを発見。
お互い「お~い」と手を降り合って写真を撮ってみたり。(o^-^o)

さて、がんばりますか。

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雲の切れ間からは、針ノ木岳も見えてきた。
展望が出てくると、なんとなく気分は盛り上がる。

・・・が、道を下りきった南沢乗越からは、再び林の中の急坂の連続。
またまた200mほども登ります。

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う~、林の中は暑い。

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ミヤマキンポウゲやらトリカブトやらキヌガサソウやらハクサンフウロやら。
所々にもっさり密集してる花達に励まされ。
林の中を抜け、ハイマツの中のザレザレの急坂をよじ登っていくと

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おお!雲の中から、立山、五色ヶ原、越中沢岳の稜線!!
先行してたお兄さんに「歩いてきた稜線が見えますよ~」と声をかけていただき。
なんともウレシイお声かけ。
さすが山ヤ、「歩いてきた稜線」と言うあたり、心のくすぐりポイントをわかってらっしゃる(^^

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そしてようやく平らになった道は、一面のコマクサが見事♪
コマクサを眺めつつ、ゆるゆる歩き、不動岳山頂(2,595m)に到着です。

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ちょうど、船窪小屋から歩いてきた人たちが一休み中。
先行のお兄さんとも一緒に、おしゃべりしつつまきchinも一息。

さあ、一息ついたら、ここからが正念場となる道へ突入です。
まずは船窪岳第二ピーク手前のコルまで、300mの下り。

ハイマツの中の道を下っていくと、樹林帯の中の道へ。

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ミヤマママコナがみっしりと咲く、穏やかな針葉樹の中の道もありつつも。

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足下が切れ落ちた急坂が圧倒的に多い。

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下り一方かと思いきや、ビミョウに繰り返すアップダウン(しかも急坂)。
こんなガケの上も歩かにゃならんわけで。

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いやぁ~、キツイ。気も抜けない。(><)

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ふと顔を上げると、雲の隙間からは、翌日歩く七倉岳、北葛岳、蓮華岳の稜線が。

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針ノ木岳と、船窪第二ピークも。ああ、まだ遠い。

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そして道は、ロープとワイヤー、丸太のかかったコルを通過。
ここからまたまた、ガッツリ250mの登りです。
膝もそろそろ痛くなってきたけど、そんなことは言ってられない。

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あ~、しんど。(;´Д`A ```
ロープも岩も木の根も、つかめるものはなんでもつかんでよじ登る。
見事なまでに、超急坂か、超平坦かのどっちかの道しかない。
なんなんだ、この山は。

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時折木々の隙間から覗く、立山方面と黒部ダムの眺めが(なぜか)恨めしい。

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そしてようやく、船窪第二ピークに到着、です。

で、まだまだ続く急坂の道。
と言うか、ここから船窪岳への道が、ハシゴ、ロープ、ワイヤーてんこ盛りなんですな。

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目指すは、あの白いガケの上のさらにもっと向こう。
どんだけアップダウンを繰り返すんだ?!

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ロープがかかってるものの、崩れやすいザレ道の下りは、なんともいやらしい。
歩きづらいし。

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かと思ったら、ロープのかかる道を登ったり。

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ハシゴをよじ登ってみたり。

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タテヤマウツボグサ、ニッコウキスゲ、シロバナハナニガナ、ホタルブクロ。
急坂にも花はたくましく咲いてるわけで。

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負けちゃ~おれん、とザレ道をよじ登ることしばし。

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は~、船窪岳山頂に到着。まきchin、もう疲れて顔が呆けてます。
一応、ここでいやらしいロープ&ワイヤーの道は終了。やれやれ。

ここでのんびりしたいところだけど、午後になって雲行き怪しくなってきたので先を急ぎましょ。

針ノ木谷からの道と合わさる船窪乗越までは、斜面をゆるゆると九十九折りに下る道。
まだまだロープのかかる急坂が続くと思ってたのに、意外にも歩きやすい。

そして船窪乗越を過ぎると、あとは船窪小屋に向けて登るのみ。
(と言っても、また250mくらい登る)
道端には花もたくさん咲いてます。

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シモツケソウ、マツムシソウ、オヤマリンドウ、ミネウスユキソウ。

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最後の登りにして結構急だったりするのですが。

花に気を紛らわせて登ることしばし、ようやく船窪のテン場に到着。
ここで、水を補給しにごろ太君は水場へ。まきchinはテン場で待機。

・・・ここの水場、ガケの中にあってなかなかキケンだそう。

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こんなロープを伝って行くと

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水場はこんな感じ。
ごろ太君曰く、足を踏み外したら高瀬ダムへまっさかさま、だそうな。
でも、水はとっても美味~♪ ごろ太君ありがとう。

さて、水も補給したらいよいよ船窪小屋へ。
テン場からハシゴをよじ登り、20分ほども歩いて行くと、ようやく小屋に到着!

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小屋に着くと、入口の鐘を鳴らしてくれて、そしてあったかいお茶までいただけて。
ああ、心に沁みる。(o^-^o)

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囲炉裏のきられた居間は、なんともあったかく居心地がよい。

そして小屋についてしばらくすると、ざあっと夕立が。
雨が上がると、小屋の前からは山々の大展望♪

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立山、五色ヶ原、越中沢岳方面。

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三ツ岳、烏帽子岳、不動岳。だいぶ歩いてきたね。

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こっちは、明日歩く北葛岳、蓮華岳の稜線。

ん~、よい眺めではないですか!
お兄さんと山を眺めつつ、ああでもないこうでもないと山談義。
いやはや、もう、こんな話ならいつまででも話せちゃいますね~♪

そして宿泊者一同、雲の切れ間を縫って飛んできたヘリの荷揚げのお手伝いをした後、お待ちかねの夕食♪

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古代米のご飯に山菜の天ぷら、お母さん手作りの凍み大根の煮物や蕗味噌、酢の物等々。
もう山小屋の食事とは思えません。
ボリュームもあるし、どのお料理も美しく、美味しい!!

美味しい料理とスタッフの方の和やかな雰囲気にすっかりリラックス。
同席の方とも、針ノ木古道の話や黒部の衆の話やらで大盛り上がり!

いやはや、満足&感謝。

そして夕食のあとは、ネパールティでのお茶会。
荷揚げされたばかりのゆでトウモロコシをお茶うけに、DVD鑑賞・・・と思いきや、バッテリー不足でDVDプレーヤーが動かない?!
・・・が、ここはさすが山小屋、単3電池16本で動く仕組みになってるらしい。
宿泊者全員で予備電池を持ち寄り、見事DVDプレーヤーは稼働、です(動いた時には、思わず一同拍手喝采)。

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ランプの明かりも、なんとも心温かい。

この日は比較的空いてて、寝場所もゆったり。
あったかな羽毛布団にくるまって、久しぶりに伸び伸びとオヤスミナサイ。。。

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コメント

このルートを歩く予定でしたが、今回は雨のため船窪でやめてしまい行けませんでした。秋か来年に挑戦したいと思います。
なかなか厳しいルートですね。
船窪小屋は、皆様があったかくて、食事も美味しかったですね。また行きたい山小屋のひとつです。

投稿: えいじ | 2010年8月24日 (火) 06時55分

えいじさん>
あ~、雨が降ってしまったのですね。。。
雨が降ってるときには、歩きたくないコースですものね。
空気が澄んだ秋であれば、眺めも迫力満点では!

ヘタレのまきchin隊には、なかなか厳しいルートでありました。
でもそれだけ、歩きごたえも満足度もたっぷり!
また船窪小屋泊りで、是非挑戦を。
#船窪小屋は、ほんとにあったかくてよい小屋ですよね。私も、ぜひまた行きたいです。

投稿: まきchin | 2010年8月24日 (火) 22時46分

烏帽子~蓮華間はあまり歩きたくないな~って区間ですが、やっぱりかなりのアップダウンですね~。
M的登山には良さそうなとこですかね(笑)

投稿: お気楽 | 2010年8月24日 (火) 23時10分

お気楽さん>
そうそう、でも歩く人も少なくて、とても静かな山歩きを満喫(?!)できます。
アップダウンも激しいし、何といってもこの急坂っぷりがキツかった・・登りも下りも、なぜ急坂しかない?!という感じです。

・・・確かに、M的登山にはヨイですね(笑)
(というわけで、文句タラタラな割には嫌いではない。船窪小屋の存在も、大きいです)

投稿: まきchin | 2010年8月26日 (木) 02時15分

もー、これだけ登ると記事を書くのも一仕事ですよね!
お疲れ様です!!

船窪小屋、泊まってみたい小屋の1つです。
まきchinさんのレポートみて、ますます 行きたく
なりました。

投稿: ぽっか | 2010年8月26日 (木) 22時26分

ぽっかさん>
いや、ほんと一仕事です。
ようやっと8日間分、終わりました~(^^;

船窪小屋、今回道中ご一緒した方もみなさん、いい小屋だよ~とおっしゃってましたが。
ほんと、あったかくてステキな小屋でした。
ぜひここは、テン泊ではなく小屋泊で行ってみてください!

山好きが集まるこの小屋、私もまたぜひ行きたいです。

投稿: まきchin | 2010年8月27日 (金) 00時38分

ここはもう手に汗握るコース、こうして読んでいても昨日のことのように思い出されます。
あぁ、船窪小屋までたどり着きたかった(笑)

投稿: sanae | 2010年9月 3日 (金) 15時53分

sanaeさん>
いやほんと、手に汗握りました(;;;´Д`)
事前にsanae隊のレポを熟読してたので、sanaeさんが転んじゃったのこのへんかしら、とか思いながら、ドキドキの道でした。

船窪小屋、今度是非!
私もまた行きたいですが、あのシンドイ道はちょっと。。。(別ルートで行くかな)

投稿: まきchin | 2010年9月 3日 (金) 21時17分

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