2010/7/31-8/7 立山・黒部・裏銀座大縦走!(5日目・黒部五郎~水晶)
1日目(7/31):室堂~龍王岳~獅子岳~五色ヶ原(テン泊)
2日目(8/1):五色ヶ原~越中沢岳~スゴ乗越(テン泊)
3日目(8/2):スゴ乗越~薬師岳~薬師峠(テン泊)
4日目(8/3):薬師峠~北ノ俣岳~黒部五郎岳~黒部五郎小舎(テン泊)
5日目(8/4):黒部五郎小舎~三俣蓮華岳~鷲羽岳~水晶小屋(小屋泊)
6日目(8/5):水晶小屋~野口五郎岳~三ツ岳~烏帽子小屋(テン泊)
7日目(8/6):烏帽子小屋~烏帽子岳~船窪岳~船窪小屋(小屋泊)
8日目(8/7):船窪小屋~七倉岳~蓮華岳~針ノ木雪渓~扇沢
日を追うにつれ、だんだん出発時間が早くなってるまきchin隊。
この日は、空が薄明るくなってきた4時半過ぎにテン場を出発。
さて、小屋の裏手から三俣蓮華に向けた登山道へ。
木立の中の石ごろの道を登ります。
登っていくうちに朝日が昇り・・・
太陽はみるみる昇り、黒部五郎のカールもお日様の中。
地球の自転を感じるひと時です。
刻一刻と移り行く景色を眺めつつ、なので石ごろの急坂もあっという間。
直登の急坂コースと、ちょっと巻くのんびりコースの分岐を何度か過ぎつつ(もちろんのんびりコースを選択)登っていくと、木立を抜けて緩やかな道へ。
マブシイ朝日に人も山もクッキリ照らされて、何とも気持ち良い!
太陽、万歳です。
登るうちに、鷲羽、水晶、雲ノ平の山並みも。
ああ、もうこんな近くまできたのね。
重厚感タップリの黒部の山並み、近くで見るとますますよいねえ。
ハイマツの中の道をゆるゆる登り、ちょっとザレたトラバースを過ぎると、三俣蓮華岳への山頂コースと巻き道コースの分岐、黒部乗越に到着。
まきchin隊は、山頂コースを辿ります。
山頂に向けての稜線登り。
ちょっと急だけど、道もしっかりしてて歩きやすい。
穏やかでよい道です。
稜線を歩いて行くと、どんどん鷲羽が近くなってくる。
山頂からの大展望を想像するともう、ウッキウキ。(o^-^o)
足取り軽く、稜線を一登りで
三俣蓮華岳山頂(2,841m)、到着!
ヤリホもくっきり、大展望!!
黒部五郎岳、北ノ俣岳も。
黒部五郎の後には、白山も雲海から顔をのぞかせてました。
はあ~、よいねえ。(*≧m≦*)
五色ヶ原からず~っとご一緒だった方たちも山頂に到着し、景色を眺めつつちょっとおしゃべり。
・・・が、まだこれから鷲羽の登りが控えてることだし、そろそろ行きますかね。
また山で会いましょう!!とお別れし、三俣山荘に向けて下ります。
そしてなんとビックリ、三俣蓮華の斜面は、ハクサンイチゲとシナノキンバイの大花畑。
これでコバイケイソウも咲いたら、きっとますます見事だねえ。
三俣山荘からの道と合流する三俣峠まで下ったら、あとはハイマツの中をゆるゆると下ります。
暑いハイマツの中の道を歩いて行くと、目の前が開けて
お~、小屋とテン場が見えてきた!
三俣のテン場はよい、とみんなが言うけど、たしかに水も豊富で立地も良く、小屋も近くて居心地よさそう。
今度はここに泊ってみたい。
テン場の横を通り過ぎて、三俣山荘に到着。
さすがにここは人がたくさん。
小屋の前の水場で水を補給がてら、山荘で水晶小屋の混雑状況を確認。
混んでるけど予約しなくても大丈夫、とのことだったので、とりあえずそのまま水晶小屋へ向かうことに。
(ほんとに混んでるときは、三俣山荘か野口五郎小屋まで行くように言われるらしい。。)
さて、ここからいよいよ鷲羽への400mほどの登り。
白ザレの道を登りますよ~
・・・しっかし、目の前に聳える鷲羽の大きなことといったら。(;´Д`A ```
どこまでも続く、白ザレの九十九折りの道。
どんどん傾斜がキツくなってくる。
眺めは、なんともスバラシイ。が、キツイ。しかも暑い。
いや、でもこの簡単には登らせてくれないところが、またよいのだ。
振り向くと、いつの間にか三俣山荘があんな下に。
結構登ってきたねえ。
何度も立ち止まって一息つきつつ。ちとへばってます。膝、痛くなってきたし。
下ってくる人達に「大きなザックね~、頑張って!!」と声かけられつつ登ることしばし。
ようやく山頂直下の緩やかな道に到着。
そして目の前には
うお~、鷲羽池!!
空の色を映して青く透明な鷲羽池と、青い山並み、青い空。
ああ、夢のよう。(*≧m≦*)
鷲羽岳山頂(2,924m)、到着!
水晶に延びる稜線が美しい~♪ 白く大きな薬師岳も、ステキ!!
水晶岳から続く稜線の先には、野口五郎岳、烏帽子岳の裏銀座の稜線。
道はどこまでも続いてますな。
稜線をつないで歩くのって、楽しい~♪ どこまでも歩いていってしまいたい!!
黒部五郎岳、北ノ俣岳と黒部源流の谷。
このあたりも、実は大好きな眺めです。
はあ、やっぱり鷲羽岳からの眺めが一番好きかも。
もうあとは水晶の小屋まで行くだけなので、ここでしばしのんびりしましょ。
10時を回ると、だんだん雲が湧いてくるねえ。
この雲が湧く様子をただず~っと見てるのも、またゼイタクな時間。
黒部五郎、雲ノ平方面をぼんやり眺めつつ、お日様にぽかぽか照らされてついウトウト・・・。
ああ、シアワセ。
気が付くと、1時間以上も山頂でのんびり。
う~~ん、むちゃくちゃ名残惜しいが、そろそろ出発しますかね。
水晶小屋までは、ビミョウに細かいアップダウンを繰り返す道。
まずは手前のワリモ岳。
ザレた道と岩ごろの道が、意外といやらしい。てか、膝にくる。痛いぞ~(><)
所々道が細くなってたりするけど、まあ気を付けていけば問題なし。
岩ごろの道を登っていくと、ワリモ岳に到着(標識と道は山頂のちょい下にあり。ごろ太君は山頂まで岩をよじ登って往復です)。
雲ノ平からの道と合流するワリモ北分岐までは、またまた一旦下ります。
そしてこの道、意外とお花がイッパイ♪
チシマギキョウ、シロウマオウギ、イワギキョウ、タカネヤハズハハコ。
しばしゆるゆる歩いて行くと、ワリモ北分岐に到着。
みんなここにザックをデポして、水晶岳往復してるみたい。
まきchin隊は、一息ついたら(もちろんザック担いで)水晶小屋目指してGo!
まずは斜面をトラバース気味にゆるゆると。
がっ、ここにきて膝の痛みがMAXに。。。(。>0<。)
う~、小屋を目の前にして、足が進まない。
昨日の黒部五郎越えは、ほとんど痛くならなかったんだけどな~。
やっぱり標高差があるところは膝にくるのかな。
で、この道も小さな花がたくさん。
しゃがむと辛いけど、やっぱり花の写真は外せない(だからますます痛くなるんだってば)。
ミヤマミミナグサ、イブキジャコウソウ、ミヤマオダマキ、チョウノスケソウ。
振り返ると、鷲羽から続く歩いてきた道。だいぶ登ってきたぞ。
花を見ながら赤ザレの道をゆるゆる登り、ようやく
時間が早いので小屋はまだ空いてたけど、後から後から人が到着し、最終的には定員30名のところに60名近く泊ってたかな。
一枚の布団に2名、です。
小屋の中はこんな感じ(まだ空いてるときにパチリ)。
数年前に建て替えられただけあって、とってもキレイ。
小屋泊は荷物を解く必要もないのでラクチン。
夕飯までの時間もタップリあるので、小屋の前でビール飲みつつ膝マッサージしつつのんびり、です。
小屋の正面に広がるはずの裏銀座の稜線は、残念ながら雲の中。
水晶岳は、辛うじて見えてます。
小屋から山頂まで往復1時間ほどだけど、今回は寄り道せず。膝、痛いし。
・・・まあ、今度読売新道アタックするときに登りましょ(いつだ?!)。
夕食(おかわり自由のカレーライス。具もたくさん入ってて、超美味!!)の後、まきchinは小屋の中でお隣さんとおしゃべり。
ごろ太君は外で夕日をゲット、と思いきや、雲が多くて残念ながら夕日は断念。
でも代わりに、こんな景色をゲット。
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コメント
はあぁ~~!すごい。ため息もの。。まきchinさん、すごいです。
どの景色も美しく、雄大です!
3泊4日以上は歩いたことのない私には7泊8日というのが想像もつかないのですが・・・
この辺り、いつかは行きたいなぁ~、と思ってますが
どんなコースでどう歩いていいんだかわかりません。
広すぎますね!
お膝、その後大丈夫ですか??
投稿: eri | 2010年8月18日 (水) 01時29分
eriさん>
黒部源流域、ほんとどの景色も雄大です!
3泊くらいかけないと、のんびり歩くことができないのがネックなんですが・・・ぜひ、eriさんも!!
新穂高から双六経由で入って周遊、という方が多かったですヨ。
確かに広すぎるので、今回は黒部五郎方面、次回は鷲羽・水晶方面、と分けて楽しんでおられる方が多いように思いました。
何度行っても、いろんな楽しみがある山域です!
…膝、ご心配おかけしまして。(^^;
湿布やサポーター、筋トレ等々対処しつつ、先週末はおとなしくしてたので、今のところ大丈夫そう?!
今週末で、とりあえずお試ししてみようかと。。。
歩き方にも、問題あるのかも。
痛めてみてわかることって、ありますね。う~ん。
投稿: まきchin | 2010年8月19日 (木) 00時06分